Strv 102

Last-modified: 2024-01-11 (木) 18:17:06

S23_Strv_102_LE2019.png

Tier 8 スウェーデン 中戦車(プレミアム)

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)76/51/38本体価格(ゴールド)9,750
最高速度(km/h)前進50マッチング範囲(戦闘Tier)8~10
後退20シルバーボーナス(%)50
隠蔽率静止時0.21経験値ボーナス(%)15
移動時0.15搭乗員経験値ボーナス(%)75

パッケージ

Earthshaker
9,750G

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
EarthshakerMeteor Mark IVB105 mm Royal Ordnance L7A1Earthshaker Strv 102Earthshaker Strv 1021,450Ra 400
65032 / [29.09]254/89/89710
12.781.0/1.1/1.934400

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
105 mm Royal Ordnance L7A1APCR
HESH
HESH
1,200
13G
950
236
210
105
390
480
480
4.581,7862.500.36
3.60
2.45
72+18
-10

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier8スウェーデンプレミアム中戦車
    Centurion Mk. 7/1の最終砲を搭載した車輌。
    Cold Steelと銘打たれて実装された3両の内の一両。
     
    Earthshakerとは英語で、地球[世界]を揺るがすもの、極めて重要なものを意味する言葉。
     
  • 火力
    • 105 mm Royal Ordnance L7A1
      Centurion Mk. 7/1の最終砲をTier8並に調整した砲。
      基本的な火力・貫通力はそのままに、精度が0.33から0.36へ、発射速度が5.36から4.58へと調整されている。
       
      単発火力は390、通常弾のAPCRは貫通力236mmとまずまずな性能。
      Centurion Mk. 7/1と同じく高貫通HESHを使用可能。
      貫通力は通常HESHが105mm、課金弾HESHが210mmと装甲の弱点を貫通出来ればAPCRよりも高いダメージを期待できる。
      HEATと同じく空間装甲に弱いものの、非貫通時にも一定のダメージを与えられる。
       
  • 装甲
    基本的にはCenturion Mk. Iと同一。
    耐久値は1,450とまずまずの数値である。
    • 砲塔
      砲塔正面装甲が254mm、防楯も235mmとかなり堅牢。
      前述の俯角もあり、砲塔に限ればTier8中戦車としては破格の防御力を持つ。
      砲塔前上部装甲は88mm。傾斜による実証値は270mm相当でかなりの防御力を発揮し、平地でもAPの跳弾角度に達している。
      HEATで撃たれた場合、撃ち下ろされると抜かれる事がある。
      キューポラは88mmの円筒の弱点であり、可能な限り俯角を取って隠すように心がけよう。
       
    • 車体
      砲塔と比べると貧弱な紙装甲である。
      基本的にこのTier帯では撃ち抜かれると考えて良いだろう。
      Centurion系列の共通の欠点として車体前面左側には脆い弾薬庫が存在しており、かなり破損しやすいので注意が必要だ。
       
  • 機動性
    基本的な数値はCenturion IStrv 81と同じはずだが、体感的わずかに鈍重に感じる。
     
  • 偵察性能
    視認範囲は400mと優秀だが、隠蔽性能は中戦車としてはやや低い部類に該当する。
    無線範囲は同型車輌のStrv 81と同一であり優秀。
     
  • 総論
    立ち回りは同型車輌のStrv 81と同一。
    ただし、あちらと違って高い貫通力がある課金APCRは使えず、通常弾と課金弾HESHでの運用になるのでその点には注意が必要。
    中戦車の基本をこなしつつ側面を取り、堅牢な砲塔を活かしたハルダウンを駆使し、大きな戦果を挙げていこう。
     
    また、搭乗員経験値ボーナスが+75%と搭乗員育成への適正が非常に高い。
     

史実

Stridsvagn 102とCenturionの改修計画

Stridsvagn 102とCenturionの改修計画
1953年から1955年にかけて、スウェーデンは戦車開発の後れを取り戻すためにイギリスからCenturionを輸入しました。
しかし、1958年には将来を見越して新型の主力戦車であるStridsvagn Sの開発を始めます。
並行して、1960年代の戦車の主砲は10cm級のものが主力になると考えたスウェーデン陸軍はイギリスから新型の105mmL7砲を搭載したCenturion Mk. 10を購入しています。
1959~1960年にかけてスウェーデンに到着した110両のCenturion Mk. 10は10cm級の主砲を搭載した1番目の車輌だったことからStridsvagn 101と命名されました。

Stridsvagn_81.jpgStridsvagn_101.jpg
Strv 81Strv 101
 

スウェーデン陸軍は既存車輌であるStrv 81の強化も怠っておらず、主砲を105mm砲L7に換装し、通信機を更新する改修計画を開始します。
この計画によって1964年から改修されたStrv 81がStridsvagn 102、つまり本ページの車輌であり、1966年には全てのStrv 81がStrv102に改修されました。

Stridsvagn_102.jpg
Strv 102
 

その後、1973年からレーザー測量儀を搭載するなどの更なる近代化改修が行われ、Strv 101とStrv 102はそれぞれStridsvagn 101RとStridsvagn 102Rへと改修されます。
しかし、これらは基本的にCenturionの延命治療とでも言うべき改修でした。
当時のスウェーデン陸軍が予算不足と定数維持の板挟みにされた事に起因されるもので、本来はStridsvagn 103へ代替される予定だったCenturionたちも長期延命させる必要があったのです。
Strv 101Rへの改修は1983年まで、Strv 102Rへの改修は1985年まで少しづつ進められました。

Stridsvagn_102R.jpg
Strv 102R
 

1982年、レバノン内戦にてイスラエルが運用したショットを参考に、スウェーデンのCenturionにも爆発反応装甲の導入が進められました。
また、1953年に輸入された最古参のStrv 102に抜本的な改修を施すべく、これまたイスラエルのショットを参考にエンジンをM60と同じアメリカ製の高出力ディーゼルエンジンへ変更しています。
この近代化改修が行われたCenturionはStridsvagn 104と呼ばれ、結果として1953年の導入から2000年までCenturionを延命させる事に成功したのです。
Stridsvagn 105のようにサスペンションを中心に更に改修を施した試作戦車も製作されたが、流石にそれ以上の延命は叶いませんでした。

Stridsvagn_104.jpgStridsvagn_105.jpg
Srtv 104Strv 105
 

そして、2000年頃、ドイツから輸入された第3世代主力戦車Stridsvagn 121 / 122(Leopard 2)の導入に伴い、Strv 101・102・104らCenturionはStrv 103と共に完全に退役します。
退役したCenturionたちはBärgningsbandvagn 81といった回収車になったり、演習用の標的として撃破されましたが、少なくとも1輌のStrv 104がアーセナル博物館に稼働状態で現存しています。

Stridsvagn_104_2.jpgStridsvagn_Centurion_after.jpg
アーセナル博物館に収蔵されているStrv104標的として撃破されたCenturion
 

スウェーデン陸軍におけるCenturionは人気の戦車であり、元搭乗員の中には車内の匂いやミーティアエンジンの音が忘れられないという人もいたそうです。

 

参考動画1 参考動画2
参考1 参考2 参考3

 

コメント

  • 高初速の通常弾で削るのがお財布に優しい。手数に問題が有るのでちょっと後よりのポジションが吉。装甲のあるDraugenそのもの -- 2020-09-18 (金) 13:48:53
  • これ持ってる人に聞きたいんだけどイギリスのCenturion Iと比べて実際の機動力って誤差レベルかな?(このページの説明だけだといまいち分からないので -- 2023-06-02 (金) 21:47:06
    • 同じ条件で乗ってみたけど、このページの説明通りだと感じました。 -- 2023-06-03 (土) 18:03:12
      • ありがとうございます。実際の使用感によって買ってみようか悩んでいたので参考になりました。 -- 2023-06-03 (土) 22:16:51
  • 予想通りクソほど湧いてるな、この車両。 -- 2023-11-20 (月) 18:46:16
    • 使ってみたがまあまあ強いが、めった撃ちされて爆散多数目撃で萎える -- 2023-11-20 (月) 20:34:39
      • スウェーデンのスキル持ち車長がいないと装填速度がネックになるからね。HESHを使えるのは大きいと思うよ。 -- 2023-11-20 (月) 22:37:41
    • そりゃ~どれだけ貢献したか知らんが皆タダで貰えたんだからね。俺は持ってたから390万シルバー還元だったが。敵味方で10両とか暫くは祭り状態だなw -- 2023-11-20 (月) 22:36:45
  • Strv 81と機動力が同等って書いてあるけど、ゲーム内の記述でこっちの方がエンジン出力がかなり低くなってる。向こうだと余裕で登れた場所が全然登れなくなったりしてる。 -- 2023-11-29 (水) 15:45:22
    • アースシェイカーはセンチュリオン系の砲塔だけどStrv 81(同型のPrimo Victoria)と違って動きはもっさりしていてMTというよりHTの動きになってるよ。ツリー車のセンチュリオンⅠと比較したらどっちももっさりしているって感じるかもだが... -- 2023-11-29 (水) 21:34:16
    • 1回だけ使ってみたけどセンチュリオンMk1より明らかに遅いなと思ったけど気のせいじゃなかったか -- 2023-12-01 (金) 20:55:00
      • ↑に同じ全部が遅く感じる -- 2023-12-01 (金) 21:05:26
  • 通常HESHの弾種がゲーム内表記で榴弾に変わってた -- 2024-01-11 (木) 18:17:06