Tier10 - スウェーデン 駆逐戦車 
固定スペック 
車体装甲厚(mm) | 40/30/30 |
---|---|
最高速度(km/h) | 50 [10] |
射撃モードに切り替え(秒) | 1 |
移動モードに切り替え(秒) | 1 |
本体価格(シルバー) | 6,100,000 |
派生元車輌 | Strv 103-0 |
※通常表示は移動モード、[ ]内は射撃モード、以下同一
戦車パッケージ 
Strv 103B E:240,800 S:6,100,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細 
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
Strv 103B | Motoraggregat 9 | 10,5 cm kan strv 103 L/62 | Strv 103B | Strv 103B | 1,800 | Ra 421 | |
730 | 35 [35] | --/--/-- | 850 | ||||
18.11 | 16 | 360 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
10,5 cm kan strv 103 L/62 | APCR APCR HE | 1,160 12G 810 | 308 350 53 | 390 390 480 | 7.89 | 3,077 | 3 [1] | 0.3 [0.25] | 50 | +1°/+1° [-11°/+11°] |
解説 
- 概要
Tier10のスウェーデン駆逐戦車。
スウェーデンが運用していた第2世代主力戦車である。
別名「Strv S」から、諸外国では「S Tank」と呼ばれる事も多い。 - 火力
- 10,5 cm kan strv 103 L/62
Strv 103の史実砲。
通常弾のAPCRは貫通力308mmと非常に高く、同格駆逐戦車の通常弾ではFV4005 Stage IIやFV215b (183)に次ぐ高貫通である。
課金弾のAPCRは貫通力350mmと十分な数値があるが、弾速がごく僅かに低下する。
単発火力390はTier10駆逐戦車最下位だが、その他の諸性能はStrv 103-0から順当に強化されている。
単発火力の低さを補いつつ、いかにその砲性能を活かせるかが重要だ。
HEは履帯切りや対紙装甲に加え、同じStrv 103Bに対して一定の効力があるが、他の砲弾と比べて弾速がかなり遅く、汎用性は低め。
なお、総弾数50発は決して余裕がある訳ではなく、弾種配分には気を使う必要がある。- 射撃モード
俯角は-11°と優秀であり、積極的にハルダウンしていこう。
このモードでは旋回中の照準拡散がほぼ0に近く、それでいて照準時間は驚異の1秒。
さらに精度は全車両中第1位、DPMはTier10駆逐第2位、弾速は第3位をそれぞれ誇る。
総じて単発火力以外はTier10駆逐戦車屈指の凄まじい性能である。
- 射撃モード
- 10,5 cm kan strv 103 L/62
- 装甲
装甲厚が部分的に増厚されたのに加え、新たに車体前方に対HEAT用防護柵が搭載されている。
この防護柵は、他車両の課金弾に多いHEATをほぼ非貫通にする高い防御性能を誇る。*1
正面装甲は上部・下部ともに鋭い傾斜で守られている上に、空間装甲が各所に設けられている事でHEATに対しても圧倒的な防御力を発揮する。
Strv 103-0の弱点であったHEATを克服したことで、装甲により優位に立つことができる相手がより増えている。- 正面上部
Strv 103-0から順当に強化された。
大部分に10mmの増加装甲が装備されて実質50mmとなり、さらに予備履帯の部分は60mmにまで増強されている。
50mm部分は口径150mm以下、60mm部分なら口径180mm以下のAP・APCRを強制跳弾する。
ただし、砲身に沿った中央付近・車体先端は40mmのままの弱点となっている。
加えて前傾気味になると角度が緩やかになる為、貫通の容易な部位が著しく拡大してしまう。
対HEAT防護柵は10mmの空間装甲となっている。HEAT防御力の目安としては、予備履帯の60mmより前まではHEATの減衰は20%程度で柵を超えて貫通の可能性があるが、それより上はHEATをほぼ無効化でき、砲身より上は100%減衰する為にいかなるHEATも貫通することは無い。 - 正面下部
車体下部は一見傾斜が緩く見えるが、これは追加装備された空間装甲扱いの排土板*2である。
その奥にある本装甲には非常にきつい傾斜がつけられている。
とはいえ装甲厚が40mmのままであるため、大口径APには三倍ルールによってほぼ貫通されてしまう。
また排土板から本装甲まではあまり距離が無いため、HEATの減衰は20%~30%程度であり、高貫通HEATには貫通を許してしまう。 - 弱点
明確な弱点は、僅か20mmしかないキューポラである。
もっとも防護柵などで見えづらい事もあり、遠距離で狙うのは容易ではない。
一方、車体先端部分にHEやHEATを撃たれる事は本車両にとって苦手となる。
装甲厚自体は40mmしかないので口径120mm級のHEでもそれなりのダメージが入り、空間装甲の距離が少ないためにHEATも貫通しやすい。
車体正面が被弾するとエンジンが損傷しやすく、時には火災が発生する事もある。
エンジンの損傷は機動力低下だけでなく、油気圧サスペンションの切換時間も倍加させるのでかなり致命的だ。
また、側面は空間装甲があるとは言え30mmしかなく、僅かな露出であっても殆どの攻撃を防ぐことができない。
加えて、耐久力1800はGrille 15と同じく自走砲、軽戦車を除いたTier10戦車で最低の数値である。
傾斜に頼った装甲や横に広い車体は、自走砲の砲撃で甚大な被害を受けやすい。
- 正面上部
- 機動性
射撃モード・移動モードへの移行時間はどちらも1秒となっている。- 移動モード
前進は最高速度50km/h、後進は最高速度45km/h。
履帯性能が少々低いが、強力なエンジンが搭載されている。
出力重量比は良好であり、Strv 103-0から加速力が強化されている。 - 射撃モード
最高速度は10km/hとなる。
移動には全く使えないが、ハルダウン時に必要とされる一定の瞬発力は有している。
旋回性能はそれなりだが、駆逐戦車らしく軽・中戦車との接近戦は不得手。
無砲塔ゆえに一度取り付かれると自力での対処が難しい。
- 移動モード
- その他
視認範囲が360mしかなく、言うまでもなくTier10最下位である。
隠蔽率は高いが、偵察には向いていない。
役職を兼任している搭乗員が多く、救急キットの効果が大きい。
逆に言えば、たった一人の負傷でも性能低下が激しいという事でもある。
特に操縦手と無線手は車体中央左側*3に密集しており、同時に負傷すると車長以外の全能力が低下してしまう。
余裕があれば車長スキルや消耗品で負傷率を下げておくと有事の際に役立つ。 - 総論
Strv 103-0を順当に強化した駆逐戦車である。
射撃モードにおける単発火力以外の砲性能はゲーム内でトップクラスであり、Tier10駆逐戦車としては申し分無い。
防御面も前身の欠点であった口径120mm超の主砲やHEATへの回答として、部分的な追加装甲や防護柵などが追加され、重駆逐戦車にも劣らない堅牢さを手に入れた。
機動性もエンジンの更新により加速力が強化され、迅速な展開や陣地転換が一層やりやすくなった。
しかし、油気圧サスペンション特有の「攻勢時や撤退時にワンテンポの遅れが生じる」という欠点は改善されておらず、とりわけ自分から攻撃を仕掛けに行くのは苦手のままだ。
また、防御を傾斜装甲と空間装甲に頼っている為、被弾箇所や彼我の位置関係、砲弾の性能によって大きく変動するので過信はできない。
全体的に似た性能へ集約されていくTier10戦車の中にありながら、独特の操作感による面白さと一定の強さを兼ね備えており、「迎撃」という目的に特化したスウェーデン駆逐戦車の集大成として相応しい車両と言える。
史実 
Strv 103 の近代化型として 1969 年から 1971 年にかけて開発されました。この Strv 103B では、前型である Strv 103A よりも強力なガスタービン・エンジンが搭載され、レーザー測距計や赤外線デバイスが新たに装備された他、水上浮航装置も追加装備されました。本型は、1970 年に 220 両が部隊配備されました。これと併せて、前型も順次 Strv 103B へと改修され、1971 年までに合計 290 両が部隊配備されました。
コメント 
- ダメージはt10最低でもいいからE4の防盾ですら貫通できる貫通力をお願いします。 -- 2021-01-31 (日) 19:12:45
- 普通に防盾横のほっぺ狙えば通常弾でスパスパだけど -- 2021-01-31 (日) 21:04:18
- 発火しすぎ。くそ萎える -- 2021-10-06 (水) 16:07:46
- 極浅い角度で履帯上の広い空間装甲を見せる豚飯をすると弾吸収や過貫通を狙える。榴弾と彼我の角度に要注意。たまに撃ってこない人がいるけど、大体上手い人だった。 -- 2021-10-22 (金) 16:50:48
- 装填がバフされパワー不足は多少改善された。モード切替が短縮され乗りやすくなった。隠蔽駆逐が好きなら作って損はない。他駆逐以上に、押せ押せ試合で空気になるのはご愛嬌。隠蔽や弾ける相手に無頓着ならばE4などよりパワフルな駆逐に乗った方がよい。自走が未だ強力なこと、茂みの少ない環境が相まって繊細な立ち回りが要求される。 -- 2021-10-30 (土) 05:45:10
- tier10駆逐の中でも天下一品の攻撃性能!特に精度とDPMが効く。車高の低さが大きな強みとなりスペック以上の生存性を感じられた。装甲は限定的だが多少の起伏でもハルダウンが決まり、車体前面を水平にしてしまえばキューポラ以外に目立った狙い所がない。そのキューポラを正確に狙える相手は少なく、射撃モードでも若干の瞬発力があるので十分な回避運動ができる。 -- 2021-11-23 (火) 13:36:01