カイザー級戦艦4番艦 ケーニヒ・アルベルト
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 3 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
国家 | ドイツ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 37,200 | |
装甲 | 10-350mm ・艦首・船尾 16-250mm ・対水雷防御 25-265mm ・上部構造 10-350mm ・砲郭 20-350mm ・主砲 50-300mm ・重要区画 30-250mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 19% | |
機動性 | 機関出力 | 0,000馬力[hp] | |
最大速力 | 21.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 600m | ||
転舵所要時間 | 12.1秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 12.1km | 13.0km | 14.1km | 9.3km | |
航空発見距離 | 9.7km | 15.8km | 12.7km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 13.0km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
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- | 305mm L/50 Drh LC/1909 | 5基×2門 | HE弾 3400(22%) AP弾 8300 | 30.0秒 | 60.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 88mm L/45 MPL C/13 88mm L/45 MPL C/06 150mm L/45 MPL C/06 | 4基×1門 8基×1門 14基×1門 | HE弾 1000(4%) HE弾 1000(4%) AP弾 3700 | 4.0秒 4.0秒 8.6秒 | 3.5km 3.5km 3.5km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 88mm L/45 MPL C/13 | 4基×1門 | 7 | 3.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
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応急工作班 | 無制限 | 消耗品動作時間:15 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 3 回 | 回復:0.5% HP/秒 消耗品動作時間:28 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー右 | |||
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
戦艦ケーニヒ・アルベルトは、典型的なドイツの弩級戦艦であり、極めて厚い装甲により優れた抗堪性を誇っていました。その主砲は極めて高い装甲貫通力を備えており、同口径の他の砲システムに比して射撃速度も勝っていました。
就役:1913
同型艦数:5
解説
- 概要
ドイツTier3プレミアム戦艦。6月初旬に開催されたオークションにて500個分のみ販売された。
- 抗堪性
第一次世界大戦時のドイツを代表する大型の弩級戦艦であり、Tier3カイザー級の初期型にあたる。
Tier3戦艦としては異例の40,000を越える膨大なヒットポイントを誇り、抗堪性は申し分ない。おまけに防郭一帯がドイツ特有の分厚い装甲で守られており、これを貫徹することは困難を極める。中腹部を直角に狙われない限り、防郭貫通はほぼないと考えてよい。
ただし、他のドイツ戦艦と同様、上部構造や艦首・艦尾は脆く、着火や雷撃への耐性も低い。
(本艦のモデルには立派な魚雷よけネットがズラリと並んでいるが、システム的には単なる飾りである)
ダメージコントロールに気を遣い、修理班や応急工作班を適切に用いよう。
- 主砲
連装砲塔5基・計10門の30.5cm砲を備える。初速・貫徹力・砲門数いずれを取っても十分な性能だ。ゲーム登場当時は独戦の砲弾散布界が現在の仏戦・伊戦と同等だったため、砲精度は恐ろしく劣悪であった。しばらく前のアップデートで独戦はすべて米戦と同じ散布界に改められた(ことになっている)が、はっきり言って本艦に関しては顕著な変化がなく、相変わらず精確に標的を狙うのは難しい。角度にもよるが、上下のブレが大きく出る傾向にあるため、挟叉が多いことは覚悟しておこう。とんでもない方向に飛んでいく砲弾に驚いてはいけない。う感じさせるくらい集弾性は劣悪である。
特徴的なのは僚艦カイザーと同様、砲塔配置が独特の左右非対称式になっている点だ。斉射は一応可能だが、第2・3砲塔の射角は非常に限られており、全門斉射するためには、ほぼ船体を90度に傾けなければならない。本艦の装甲といえども、敵に腹を晒すのは自殺行為である。使用可能なのは実質8門と考えるのが妥当だろう。
射程に関しては13kmと、Tier3相応にするために大きくカットされており、物足りなさは拭えない。ボトムマッチに放り込まれると、Tier4戦艦・巡洋艦から悠々とアウトレンジされるため、間違いなく厳しい戦いを強いられる。
最大の弱点は照準の遅さである。ライバル艦は180度の砲塔旋回時間は45.0~51.4秒であり、それに比べると大きく劣っている。当然ながら、少し転舵しただけでも容易に照準がズレてしまい、近接戦闘で著しく不利になる。さらに艦長スキルの刷新により、砲旋回優遇のスキルが実質的に弱体化されたため、ますます状況は苦しくなっている。操艦に苛立つことも多いはずだ。
副砲が豊富に搭載されており、艦長スキル刷新で副砲関連が強化されたこともあって、思わずインファイトを仕掛けたくなる艦長も多いだろう。しかし、鈍重な挙動ゆえ向こう見ずな接近は命取りになりかねない。砲塔旋回が転舵に追いつかないことを考慮に入れて、慎重な立ち回りを心がけよう。
挟叉を避けつつ確実にダメージを与え続けるためには、適切な距離をキープすることが重要だ。
- 機動力
3軸・55,180馬力の強力な蒸気タービンを搭載し、最大速力21ノットを発揮する。このティア帯の戦艦としては普通の性能であり、マップ内を移動するのに特段の不自由はないであろう。
一方、旋回半径は同ティアの戦艦すべてに大きく劣っており、先程も言ったように艦の挙動は非常に鈍い。石鎚やナッサウに慣れているプレイヤーにとっては、かなり鈍重に感じられるはずだ。小回りの利く他の艦と同じ感覚で操作していると、うっかり陸地に座礁させてしまうことも…
さらに、12.1秒の転舵能力はTier4なら順当だが、インファイト必至のTier3では重大な欠点となりうる。砲塔旋回の致命的な遅さもあり、敵に接近しすぎると危険だ。
- 対空
HEを発射する副砲(88mm SK L/45)のうち4門が両用機銃となっており、AA機能がある。しかし、秒間ダメージは極めて小さいものに過ぎず、実質的に対空能力は存在しないに等しい。
低ティアのためAAの重要性はそれほど高くないが、巨艦なこともあり、艦載機には注意する必要がある。特に雷撃機の襲来は深刻な脅威となるだろう。
- 隠蔽性
同ティアにカイザーがいるため見劣りするようにも思えるが、石鎚に比べると大いに隠蔽性が高い。
あわよくば主砲発射を開始する直前まで、自艦の姿を敵の目から隠しておくことができる。
- 総論
基本設計がカイザーであり、他のTier3戦艦とは異なる操船が要求される。ナッサウよりも大型・鈍重であり、照準速度の遅さもあって、より慎重で機敏な判断を必要とする戦艦だ。
一方、最大速度・抗堪性・破壊力いずれも、同ティアのライバル艦を凌駕している。決して操作しやすい艦とはいえないが、海戦の主役を果たすポテンシャルを備えており、慣れたプレイヤーであれば戦線を押し上げることにも貢献できよう。
イベントで配布される特典艦にふさわしい、長所と短所が際立った名艦である。白亜の美しい船体もさることながら、初心者からベテラン艦長まで、様々なプレイヤーに愛されうる資質を持っている。
ただし、わざわざ「オークション」に投資してまで入手する価値はまったくない。T3には隠れた優秀艦も多く(特に米戦・英戦)、そちらのほうが操艦しやすいので本艦を買う必要は認められない。
史実
【SMS König Albert】は、ドイツを代表する弩級戦艦カイザー級の4番艦である。
ドイツ戦艦としては初めて主機に蒸気タービンを採用したクラスで、最高速度22.1ノットを誇った。
本艦はダンツィヒのシーヒャウ造船所で建造され、1913年7月31日、ドイツ帝国艦隊に就役した。他の同型艦と同様、第一次世界大戦中はドイツ海軍の主な作戦行動に随伴している。ただし「ユトランド海戦」時にはドック入りしており、同型艦では唯一、この戦いに参戦していない。その後1917年9~10月には、ロシア占領下のリガ湾にある島々を制圧する「アルビオン作戦」に貢献した。
休戦協定が成立すると、他の大半のドイツ艦艇とともにイギリスのスカパフロー湾に回航の上、武装解除された。協商国による接収が確実視される中、1919年6月21日、戦利品として引き渡されるのを拒んで他の抑留艦とともに英雄的な自沈を敢行した。ヴェルサイユ条約が調印される前日のことである。
1935年7月になって船体は引き上げられ、翌年スクラップ処分となった。