Kaiser

Last-modified: 2022-06-11 (土) 14:02:47

カイザー級戦艦

Kaiser (A).jpg

後方から

Kaiser.jpg
史実と異なる奇怪な形状の艦橋と尖った煙突が特徴。

改装後のB船体

Kaiser (B).jpg
B船体に改装すると、第1・4砲塔に対空銃座、第2・3砲塔に艦載艇の固定用具が取り付けられる。

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier3種別ツリー艦艇
艦種戦艦派生元Karlsruhe
国家ドイツ派生先Rhein
Koenig
生存性継戦能力(A) 39,900
(B) 46,400
装甲13-350mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
対水雷防御ダメージ低減(A-B) 22%
機動性機関出力前期 0,000馬力[hp]
後期 57,000馬力[hp]
最大速力前期 22.3ノット[kt]
後期 23.0ノット[kt]
旋回半径600m
転舵所要時間(A) 19.4秒
(B) 14.2秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離12.5km0.0km0.0km9.6km
航空発見距離10.0km0.0km0.0km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.113.0km0m
mod.214.3km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A305mm L/50 Drh LC/19095基×2門HE弾 3400(22%)
AP弾 8000
26.0秒60.0秒
B305mm L/50 Drh LC/19095基×2門HE弾 3500(23%)
AP弾 8100
26.0秒60.0秒


副砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程
A88mm L/76 Dop.L.C/32
150mm L/45 MPL C/06
2基×2門
14基×1門
HE弾 1000(4%)
AP弾 3700
4.0秒
8.6秒
4.5km
4.5km
B88mm L/76 Dop.L.C/32
150mm L/45 MPL C/06
4基×2門
14基×1門
HE弾 1000(4%)
AP弾 3700
4.0秒
8.6秒
4.5km
4.5km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A37mm Flakzwilling 303基×2門83.5km
B88mm L/76 Dop.L.C/322基×2門164.0km


・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界
Secondary Battery Modification 2-min.png副砲改良2+20%:副砲最大射程
-20%:副砲弾の最大散布界

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(4,800)
モジュールスロット2
(7,200)
モジュールスロット3
(12,000)
Konig
(24,000/-)
 
船体
Hull-min.pngKaiser船体B17,000
主機(エンジン)
Engine-min.png推力57,000馬力2,120
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 Typ3 mod.22,120

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:15 秒
消耗品の準備時間:80 秒
十字キー上
修理班I.png修理班3 回消耗品の動作時間:28 秒
消耗品の準備時間:80 秒

回復:0.5% HP/秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

戦艦カイザーは、その装甲厚においては当時のあらゆる戦艦の中で最高を誇っており、蒸気タービンの採用により、戦艦としては優れた速力を有していました。そしてその主砲の装甲貫通力は、当時の超弩級戦艦の主砲に匹敵するものでした。

解説

  • 概要
    ドイツティア3戦艦。
    第一次世界大戦時のドイツを代表する大型の弩級戦艦。イギリスとの建艦競争の産物である。
     
  • 抗堪性
    最大350mmの舷側装甲や、防郭を守るドイツ特有の亀甲式二重装甲によって、他のライバル戦艦を圧倒する異例の抗堪性を備えており、それは35.6cm砲を持つ格上戦艦にも余裕で対抗しうるほどの信頼性を誇る。
    この艦の防郭を貫徹するのは、いよいよもって困難を極めるだろう。甲板装甲は同格他戦艦とほぼ同じ。
    特に雷撃に弱く設定されており、当たり所によっては容易に爆沈するので注意が必要である。また火災にも弱く、巡洋艦からの集中砲火で着火されると、あっという間にHPを失うことになる。
    なお、初期船体のままでは心もとないHPだが、改装することで応分の強化をすることができる。
     
  • 主砲
    連装砲塔5基・計10門の30.5cm砲を備える。射撃管制装置を改良すれば、射程を16kmまで延伸可能だ。初速や貫通力も含め、カタログスペック的には「まずまず」な性能といえるであろう。
    リロードの速さは本艦のアドバンテージで、これを生かさない手はない。相手の艦種や船体の角度に合わせて、HE弾とAP弾を巧妙に使い分け、敵艦を翻弄すべきだ。HE弾の着火力は相変わらず低いが、それでも弾の数を考慮すれば十分に火が付く。
    しかし、ドイツ戦艦ゆえの宿命だが、砲精度は劣悪を極める。初めのうちは、あさっての方向に悠々と飛んでいく弾道を見て、ゾッとするかもしれない。かなりの近距離で発砲しても相当な弾が挟叉し、きちんと狙ったとしても命中弾を得ることは困難である。
    ワイオミングに乗艦したことのある艦長は、ほぼ同じ扱いだと思えば参考になるはずだ。手数で勝負するしかない。
    さて、砲塔配置が独特の左右非対称式になっている点は、本艦最大の外見的特徴である。
    斉射は一応可能だが、第2・3砲塔の射角は非常に限られており、全門斉射するためには、ほぼ船体を90度に傾けなければならない。この艦の装甲といえども、敵に腹を晒すのは自殺行為だ。使用可能なのは実質8門と考えたほうが得策であろう。
    致命的な欠点は砲塔旋回の遅さである。
    何故このような設定にしたのか定かではないが、30.5㎝という決して大きな砲口径ではないにもかかわらず、180度旋回は60.0秒と、もう絶望的に劣悪と断定するしかない値である。これは、三連装35.6㎝砲12門を備えるTier5米艦ニューメキシコと同値である。
    当然ながら、少し転舵しただけでも容易に照準がズレてしまうだけでなく、数km内の近接戦闘では著しく不利な形勢となる。副砲が強力なためインファイトを仕掛けたくなるところだが、鈍重な挙動も相まって、敵艦への向こう見ずな接近は命取りになるだろう。
    なので、アップグレード購入で砲の取り回しを強化した方が良いだろう。
    なお、この砲塔旋回の遅さは次艦ケーニッヒでも同じなため、慣れておいたほうがよい。
     
  • 機動力
    3軸プロペラ推進式で、機関改装前でも55,180馬力、改装後は57,000馬力という強力な蒸気タービンを装備し、最終的には速力23.0ノットを発揮できるようになる。速さが売りの日本戦艦には及ばないが、ある程度の機動性は確保されている。
    旋回半径も600mと、ティア帯を考えれば悪くはない。艦の反応は決して機敏ではないが、魚雷攻撃を回避できる可能性はある。
    ただし、初期船体の転舵能力は劣悪というほかない。フリーEXPを投じるなどして、早いうちに船体を改装してしまったほうがストレスを溜めずに済むはずだ。
     
  • 対空
    初期船体のままだと、対空装備はないに等しい。
    ところが、B船体に改装することで至近距離の航空機迎撃能力が飛躍的に増す。このティア帯としては優れた対空性能であり、敵への抑止力として十分に通用する。
    もちろん敵編隊の全滅は不可能だろうが、いざというときには頼りになるはずである。
     
  • 隠蔽性
    ワイオミングには若干劣るが、Ishizuchiに比べれば相当な優位に立っている。
    大型の弩級戦艦という立場からすれば、この隠蔽値は優れている部類に入るだろう。ただし、敵駆逐艦の索敵によってライバルのIshizuchi金剛にアウトレンジされる恐れが大きい。甲板装甲の脆さを考えれば、遠距離AP弾による防郭貫通を警戒すべきである。
    やはり中距離戦闘に持ち込むのが、本艦の持ち味を発揮する最高の選択肢であろう。
     
  • 総論
    頑強な船体を自慢とする、典型的なドイツ戦艦である。
    操艦に癖があり、実際のところ扱いやすい船とは言いがたい。突飛な外見からも連想されることだが、全体的に粗削りな面が目立つ艦である。ただし、砲精度の悪さや砲塔旋回の遅さに目をつぶれば、その尋常ならざるタフさを信頼して、初心者でも粘り強く戦い続けることができるはずだ。
    本艦にストレスを感じた艦長も、次のケーニッヒまで我慢である。砲の精度が飛躍的に改善し、かなり狙った通りに着弾するようになるので、ここでドイツ戦艦を投げ出すことなく頑張ってほしい。

史実

ドイツ帝国海軍の1909~10年度計画で立案された、常備排水量24,000トンを上回る大型の弩級艦。ドイツ戦艦としては初めて主機に蒸気タービンを採用したクラスとして知られる。
同型艦は全部で5隻だが、それぞれ外見はともかくとして機関出力などにかなりの差があった。うち「フリードリッヒ・デア・グローセ」はドイツ高海艦隊の旗艦を務める目的で建造されたため、仕様が姉妹艦と顕著に異なる。また、5番艦「プリンツレゲント・ルイトポルト」は中央軸を先進的なディーゼル式にして航続距離を稼ぐ予定だったが、途中で技術的に実現不可能であることが分かって中央軸なしのまま竣工したため、結果として機関総出力・最大速度ともに劣ってしまった。
5隻とも第一次世界大戦の主要な戦いに参加し、ユトランド沖大海戦でも活躍した(4番艦「ケーニッヒ・アルベルト」のみドック入りしていたため参戦していない)。
大戦終結後、他の残存ドイツ艦艇とともにイギリスのスカパ・フローで抑留されたが、協商国による接収を避けるべく、ヴェルサイユ条約の調印直前に壮絶な自沈を敢行した。

小ネタ

実のところ、このモデルは実際に存在したカイザーとは大きく違う形態である。
トーテムポールを連想させる異様な艦橋に始まり、煙突や艦首などの形状、主機のスペックに至るまで、よく見ると史実のカイザーとは似ても似つかぬ船であることが分かる。
恐らく本艦が第一次世界大戦を生き抜いて、1920~30年代に近代化改装を施されたという仮定に基づいてモデリングされているのだろう。

編集用コメント

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コメント欄

  • こいつどうやって使えばいいん… -- 2019-12-18 (水) 18:38:36
  • ゴミ過ぎて辛い -- 2020-08-14 (金) 22:35:59
    • こいつは砲が非力なうえ、精度もウンコだからな・・・。砲旋回もクソ遅いので接近戦もあまりできない。が、船体の装甲が厚いのと装填が早いのを活かして、チリアクス艦長にして距離10キロを維持しながら戦うとなんぼかマシになる、かもしれない。砲が非力なので射程や精度を延ばしてもあんま意味がないんだよねこいつ。あと、戦艦だけど対戦艦は苦手な部類。とくに同じドイツ戦艦同士の撃ちあいは不毛になる。素直に巡洋艦を狙っていこう。 -- 2020-08-17 (月) 13:20:11
  • 砲の配置からほのかな英国の香りがする、ドイツ艦なのに -- 2021-02-27 (土) 15:17:39
  • こいつで2連続ドレッドノートとれた。多少動きを間違えても、何とかなるレベルの装甲がある。でも射角はまじで嫌い -- 2022-06-10 (金) 18:26:07
  • 砲旋回の遅さと散布界の酷さが目立つがHENRY J.HIDEを艦長にすればそれらを改善することが出来るので高貫通・高速装填・それなりに優秀な対空・堅牢な防御力とめっちゃ優秀な艦に化ける。但し魚雷には注意。 -- 2022-06-11 (土) 14:02:47