LV14 転移

Last-modified: 2014-07-06 (日) 20:46:59

[LV14] 転移
「転移」-わずか数年前までは存在しなかった言葉だが、もうこの言葉なしで異常現象の説明ができないぐらい重要なキーワードになってしまった。その意味を分かっている者はいるか?人々に知られているのは「モンスターがどこからともなく現れる。」ことぐらい。そしてそれが原因かはわからないが、大火事やモンスターの凶暴化、魔法陣の弱体化などの異常も起きているということ。はたして「転移」現象は何故起きるのか。でなければ誰が、何の目的で起こすのか。…しかし、この転移への関心は本当の物なのか。でなければただ、全ての出来事への都合良い言い訳として使えるからか。

シンダとハンマーの神隠し

・シンダ
なんたることか!師匠からお譲りいただいた鍛冶のハンマーをどこかで失くしてしまったんじゃ。亡くなられた師匠が知ったら、お怒りになって墓から起き上がってくるかもしれん。
すまんがお主、わしを助けてくれんかのう?ハンマーは新しい鉱石を探しにグランプロリスへ行った時に落としたようじゃ。
鉱石を見つけて嬉しすぎて周りが見えなくなっとったみたいでのう。夢中で鉱石を調べてたんじゃが、突然グールたちが地中から出てきおってな。大慌てでこの石だけ持って逃げ出してきたんじゃ。
その後、何度も記憶を頼りに探してみたんじゃが、ハンマーどころか失くした場所さえわからなくなってのう……。
今はこの石だけが唯一の手がかりじゃ。物知りのロトンにこの石を見せたら、何か分かるかもしれん。ちょっと手伝ってくれんかのう?

  • 不思議な石をロトンに持っていく
  • 完了

・ロトン=マクシマーグ
いらっしゃい。何の用事でこの錬金術師、ロトンを尋ねたのね?

不思議な石

・ロトン=マクシマーグ
ふむ。この石はずいぶん前に見たことがあるのね。
これは古代遺跡から発見される非常に貴重な石なんだけど…。
私の知る限り、この石は闇の属性が強い所でしか見つからない一種の魔力石なんだな。
魔力石とは言え、魔法の道具ならなんでも利用できるわけじゃなくて、ただの闇の魔力が込められているだけの石なのね。
ええと、研究によると、こういう石がある所は簡単には行けないのね。石のある場所は時空が歪んでいて人間の目にははっきり見えないのね。
一定周期で人間の目にも見えるようになるようなこともあるらしいけど、それはとっても珍しいことなのね。
シンダはまったくの偶然でこの石を発見したのね。普通だったら人間には見えない場所なのにね。それこそ鼻の先にあっても見えないのね。
私がその場所が見つけられる道具を用意するから、ちょいと待ってるといいのね。

  • ロトンに話しかける
  • 完了

・ロトン=マクシマーグ
はい、できたのね。このダークネックレスであの不思議な空間が見えるようになるのね。さらにそこに満ちている闇のオーラにも抵抗できる能力まで持ってるから、そこに行く時には必ず身につけるといいのね。
そして!ここまで手伝ったんだから、何か面白い物が見つかったら私に知らせて欲しいのね!約束なのね!

闇のサンダーランド

・シンダ
ロトンめ、ここまでしてくれたのか……後でお礼をせんといかんのう。
まあ、それは後でやるとして、頼むぞい!必ずやあのハンマーを見つけてきて欲しいんじゃ。あのハンマーはわしにとって命同然の、かけがえのない物なんじゃよ。

  • 闇のサンダーランドをクリアして、ゴルアの鍛冶ハンマーをシンダに返してやること
  • 完了

・シンダ
ありがたや、ありがたや!なんとお礼を言ったら良いのか…師匠…この馬鹿弟子の不甲斐なさをお許しくだされ…。

亡者達

・ロトン=マクシマーグ
シンダが入っていったあの空間のことなんだけど、我々錬金術師はあそこを「闇のサンダーランド」と呼ぶことにしたのね。
あそこの特異な点はね、現実の物質世界とは違う、死後世界の一部の可能性があるらしいのね。そんなところであるから、科学に従事する者の意地を刺激するところがあるのね。
君があそこに行って、何か生きて動いている物がいたら、詳細に観察しておいて、私に話して欲しいのね。

  • 闇のサンダーランドでフォレストゾンビとハロウアイを倒す
  • 完了

・ロトン=マクシマーグ
ほお…そんな物が…まさに黄泉の世界なのね。よく解ったのね。もっと研究してみないといけないのね。

暗い記憶

・ロトン=マクシマーグ
私の研究によるとあのゾンビはただのモンスターではなく、かつては人間、もしくは人間に似た種類の何かだった可能性があるんだな。
まだ確かな証拠は掴めていないけど、そんな予感がするのね。
非論理的な推測だけど、以外とこんなのが当たる場合もあるんだな。
それで、闇のサンダーランドに行って、彼らの記憶を集めて来て欲しいのね。
君の持っているダークネックレスに新しい機能を追加しておいたから、彼らの記憶を集めて来ることができるはずなのね。
ひょっとしたら、物凄い秘密が発見できるかもしれないのね!

  • 闇のサンダーランドで滅亡の記憶を集めてくる
  • 完了

・ロトンマクシマーグ
おお~持って来たのね!ありがとう、お疲れさまなのね。どれどれ…?
ぬほっ!?ま、まさか…!?いやいや、こんなはずはないのね…。
落ち着け、落ち着くのね…これはただ事じゃないのね。君、この事は秘密にしておいて欲しいのね。今は何も聞かないでそのまま行って欲しいのね。

滅亡の跡

・ロトン=マクシマーグ
……。
これまで君が集めてくれた材料と研究結果を元に、私はひとつの結論を出すことができたのね。まだ誰にも言っていないけど…。
かつて、あのゾンビ達が人間と似たような存在だったと言ったことがあったのね?結局、あの推測が当たっていたみたいなのね。
私の考えだけど、闇のサンダーランドのゾンビこそ、グランプロリスの大火事でなくなった妖精達かもしれないってことなのね。
それより恐ろしいのは、いま闇のサンダーランドが段々その領域を広げてるってことなのね。このままだとグランプロリス全域が闇のサンダーランドに飲み込まれるのも時間の問題なのね。
全部推測だけど、あのゾンビたちの長を倒せば、これ以上広がるのは阻止できるかもしれないのね。
とにかく、君は先に行ってこの問題をどうにかして欲しいのね。私はベルマイア公国にこの事実を知らせるのね。

  • 闇のサンダーランドでグールグウィシを倒す
  • 完了

・ロトン=マクシマーグ
信じられないのね…公国、いや帝国もこのことをすでに知っていたのね?
私がこのことを公国に報告した後、急に帝国の連中が錬金術師協会に迫って来たのね。
それで研究資料を全部持って行ってしまったのね。なんてやつらなのね、本当に…私の仮説を立証する資料はもう何も残っていないけど、これで確信できたのね。
今闇のサンダーランドを彷徨っているゾンビこそ、かつて最も優秀であった種族、妖精そのもので、同時に帝国はこの事件に何らかの形で関わっていたのね。
ふう~これは私達だけの秘密にしておいた方がいいのね。証明もできないことを言ったって、他人に疑われるばかりなのね。うかつに帝国を刺激する必要もないし。
それでも私は嬉しいのね。誰にも分かってもらえないけど、知られていなかった真実に接近できたのね。