LV54 千年の怨念

[LV54]　千年の怨念
昔と違い、直接村を襲っては来ないスカサだったが、眠りにつく時期がとうに過ぎているにもかかわらず絶えず響くその咆哮で生への活力まで失われ、危機を覚えたバントゥ族。彼らはついに決断をくだし、スカサとの決戦を覚悟する。倒せることはできないが、せめて後代のための時間稼ぎにはなる。長い時を経てスカサとの決戦の火蓋がついに切り落とされる。徐々に弱体化しつつあるスカサの力と共に、バントゥ族を取り囲んでいた咆哮もまた、生命の喜びと未来への希望へと変わってゆく。

眠らない竜

・バレナ
…ア…アンタかい。アンタも酷い顔してるナ…あの狂った竜のやつメ、なんで眠らないのかナ？
長老達の話を聞くト、眠る時期もとうに過ぎているそうだガ…。
緊張してならないよ。あいつに噛まれて死ぬ前ニ、この張り詰めた空気のせいで心臓が破裂して死ぬかもネ…。
それにしても何デ！あの狂った竜は眠らないノ？かといって村に攻め込んでくるわけでもないシ…。

• リノを訪ねる

• 完了

・リノ
…ヒック…何のようだネ？キミも一杯飲むカ？ヒック。

忍耐の限界

・リノ
オレは酒好きではあるがヨ、こんな昼から飲んだりはしないんだヨ。みさかいもないのんべえだと思ってもらっては困ル…ハハ…。
でもヨ、こう飲んだくれていないと耐えられなくなったのも事実だ…日々を極限の緊張の中で生きていル…。
生きていても生きている気がしなイ。見ての通り、オレやバレナだけでなく、村人全員がもうこれ以上耐え切れない状態ダ。
皆、極限状態でピリピリしていル。ちょっとした刺激でもすぐ爆発しちまいそうダ…これ以上耐え切れる自身がないんダ。
これがあの竜の望む結末なのカ？オレたちをいじめ続け、徐々に死なせるのガ、あの化け物の望みなのカ？

• オルカを訪ねる

• 完了

・オルカ
…よく来てくれタ。実はお前に話があル。

決断

・オルカ
まず一杯飲んでから話そうカ。…そういえばオマエと飲むのハ、これが初めてなんだナ。理解してくレ。村人に酔っ払った姿を見せるわけにはいかないのダ。
回りくどいことはやめよウ。単刀直入に聞こウ。オマエはどう思うカ？あの狂った竜が再び眠りにつくと思うカ？その時期はとうに過ぎていル。
そしてそれ以外のことも考えてみロ。とんでもない雪崩と共に現れたリクの天井。ホワイトランドで起きタ、あの温厚だった雪人との死闘…。
現実世界にその姿を現したロージーの伝説まデ…ありえないことの数々が一気に起きているんダ。偶然にしては絶妙すぎル。
何かがあル。何かガ。それデ、我々に協力を約束してくれた帝国の皇帝に送る親書を書いていル。
エルブンガードにいる壺人間に伝えればいいとのことだっタ。頼ム。この手紙を壺人間に伝えてくれないカ？

• ダンジンを訪ねる

• 完了

・ダンジン
へーい、らっしゃい！お金は賭けに！手紙は壺に～！まいどっす！

帝国への手紙

・ダンジン
ハッハ～皆さん、ちょいと休憩、休憩！やれやれ、壺を被っていると目が汗に入ってもぬぐえなくて…あれ？

• ダンジンを再度訪ねる

• 完了

・ダンジン
ははあ、そういう事情っすか。じゃ、ここで暫くボクを待ってもらえます？何日かかかるっすけど。
モチ、ボクのいない間、ボクの代わりに壺を被って商売を代行していただけてもよろしいでっせ。ウヒヒッ。

帝国からの手紙

・ダンジン
お待たせっ！皇帝陛下の御親書を賜って来ましたっす。ご安心召され！帝国もバントゥの善戦を祈ってるっす。

• オルカに皇帝の親書をとどけること

• 完了

・オルカ
オオ、かたじけなイ。どレ、なんと書いてあるカ。

必生即死、必死即生

・オルカ
よシ…バックアップは万全だナ。誰かいるカ！長老会議を招集すル!長老全員は我のテントに集うようニ！
すまン、オマエは暫く外で待ってくれるカ？

• 再度オルカを訪ねる

• 完了

・オルカ
生を求むものは死ニ、死を決意して戦うものは生き残るろいウ。我々であの忌々しいやつを倒せるかは定かではないガ、このまま枯れて死ぬわけにはいかなイ。
心を決めタ。あの狂った竜と雌雄を決すル。兄上がいてモ、同じ決定を下しただろう。オマエもそう思うナ？

決戦、スカサ！

・オルカ
常に我がバントゥの問題を自分のこと同然に思って助力してくれたこト、感謝していル。だガ、今回のことをオマエに頼むのは気が進まないナ。
…そうカ？ありがとウ。命を賭けることになるかもしれないことなのニ、そこまで言ってくれるのカ…何と礼を言えばいいだろウ。
強いていうなラ、我らの戦士達は遥か昔から竜への漠然たる恐怖を意識の奥に持っていル。
ゆえニ、やつの前で実力を出し切れぬのかもしれないガ…もしもオマエがその強い力を意志で竜と戦イ、生き残った姿を我が戦士達に見せれバ！
何よりも心強いだろウ。これをやル。雪山の魂と勇猛、そして我らの友情がオマエの前途を照らしてくれル。必ず生きて戻レ。

• スカサの巣をクリア

・冷竜スカサ
かように脆弱であった人間が我に対面する日が来るとは…。
ここはもうすぐ、あのお方に支配される世界。あのお方がいらっしゃるまで、このスカサは己の任務を果たすのみ。

• 完了

・オルカ
見たカ、皆の衆！スカサと戦イ、生き残った英雄がいま我らの前にいル！

死闘の証

・オルカ
…意外だナ…。これを愛憎というべきカ？恐レと恐怖をもっていテ、それが誰かによって破られたということをどうにも信じようとしなイ…。
バントゥの戦士を決起させるためにハ、何か彼らが自分の目で確かめ、信じれるような物証が必要だと思ウ。
伝説によるト、竜は強力な攻撃を受ければ隙をみせるそうダ。やつの倒れているつかの間。その角に立ち込めている冷竜の魂をすこしでも持って来ることができれバ…。
そうすれば皆も勇気が持てるはズ。そしテ、何時になるか分からないやつの睡眠を早めることもできるだろウ。無くした分を回復しないト、例え竜なれども死に行くしかなかろウ…。

• 冷竜の魂を集めて来ること

• 完了

・オルカ
これガ…スカサの持っている魔力の根源なのカ。周りの空気まで凍りつかせるような感じダ…戦慄を感じル…。

最後の一撃

・オルカ
最後の攻撃を加える時が来たようダ。冒険者とバントゥの絶え間ない攻撃デ、さすがのスカサも疲れ果てたようダ。
やつを眠らせに行こウ！今回は我も同行しよう、我が戦士達と共に先制攻撃を行ウ。止めはオマエに任せル。
全力を持ってスカサの根源を叩くのダ。さすればやつモ、再び居眠りにつくだろウ。

• 氷竜スカサを倒す

・オルカ
お前！！やっと来たな！スカサに最後の一撃を加えてやろう！！

• 完了

・オルカ
やつの鳴き声が止んダ…これで我々も眠れるナ…。やっタ、我々がやったんダ！ハハハハ！