LV46 夢の宮殿、氷の涙

Last-modified: 2014-07-03 (木) 18:28:43

[LV46] 夢の宮殿、氷の涙
昔から代々伝えられるバントゥの民謡、「ロージーの歌」。美しい雪の宮殿を夢見る無邪気で幼い少女が夢の中に宮殿を建てその中で生きてゆくという内容だったが、その裏には恐ろしい真実が隠されていた。ついに民謡や伝説ではない現実の存在としてその姿を現した氷の宮殿の前に多数の冒険者やバントゥの子供達が行方不明となり、夢を現実の区別のつかない幻のような戦いの中で、人々はスカサの脅威が目の前の現実として迫っていることを感じる。伝説が伝説ではなくなる時、バントゥと人の心の中で無言の連帯感が形成されつつあった。

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バントゥの伝承民謡

・ミンタイ
こレ、ステキじゃありませんカ?隣のおじさんに作ってもらったんでス。氷の宮殿ですヨ。
エ?冒険者サン、我が部族との付き合いももう長いじゃないですカ。なのにこれがなにか分からないのですカ?
掴むことができないからもっと大事~消え行くから儚くて切なくて~白くとてもおぼろ気で~どうでス、いい歌でしょウ?
バントゥ族ならみんな知ってる歌でス。幼い時かラ、おばあさん達から聞かされていた歌なのですヨ。
ア、オルカさんが誰かを呼んでいるようです。冒険者さんじゃないでしょうカ?

  • オルカを訪ねる
  • 完了

・オルカ
すまんガ、ちょっといいカ?

ロージーの歌

・オルカ
竜の咆哮が止まズ、少しイラついていル。大声で呼んだのは理解してくレ。
用件は他でもなイ。最近村から幼子達が1人、2人と神隠しになっている事件のことダ。
始めては大したことではないと思イ、とにかく注意するよう皆に言いつけていタ。
だが子供達の神隠しはいまだに止んでいなイ。大雪が降っテ、真っ白い霧が立ち込めた日には必ずだ。
オマエ、ロージーの歌と言ウ、バントゥの伝承民謡を知っているか?その歌ニ、こんな部分があル。
「耳をすませば聞こえる、私の歌が。深く目を閉じれば見える、私の姿が。霧の白い暁に、夢見る君を迎えに行くわ。」どうダ、妙に当てはまるではないカ?
子供達の消えた時間ハ、霧の白く立ち込めていた明け方だっタ。これ以上はリノさんが説明してくれるだろウ。
リノさんを訪ねてみてくレ。これはオマエにしかできないことだそうダ。

  • リノを訪ねる
  • 完了

・リノ
オ、来てくれたナ。ちょうど用意していたところダ。これを見てくレ。

信じられない

・リノ
これがお柄の言っていた伝承、ロージーの歌が書いてある村でも唯一冊の本ダ。
我らの記録はほとんど口伝で、このように本の形にしている物はほとんどないんだヨ。
しかシ、最近この本の何ページかが破られていることに気づいタ。そしテ。それに気づいた時から子供たちが失踪し始めたんダ。まるで何か関連のあるかのように思えル。
前の部分は歌で歌われていたんで皆憶えているガ、破られた部分は分かりづらい詩と散文でできていたんで皆には知られていなかっタ。
事件が起きているのニ、この無くなった部分が気になってならなイ。キミ、ちょっと探してみてくれないカ?残っている最後のページの文章の一部を教えてやル。
「白い雪は微塵になり、空のに消え、雪の霧は目前に広がる。見えるようで見える物は何もない。これは一体なんだろう?」
今まで誰も言った見たことのないホワイトランドの底に峡谷があル。我々はあそこを「雪霧の峡谷」って呼ぶんだヨ。
あそこに何か手がかりがあるではないカ?頼むゾ。難しいことだろうガ、戻ってきたら特製馬乳酒をおごるワ。

  • 氷の宮殿をクリアする
  • 完了

・リノ
…これは驚いタ。この伝説、ただの言い伝えじゃなかったのカ!

一抹の希望

・リノ
確かにあの伝説と関係があるそうダ。あのいまいましい竜めが眠らないかラ、こんなとんでもないことも起きるのダ。
誰かこの次のページの内容を覚えていれば助かるのにヨ…。アア、そうダ!ミンタイが幼かった頃、何回か読んでやったことがあったんダ。
聡明なやつだからナ、何か覚えているかも知れン。怪しまれないようニ、さりげなく聞いてみるんダ。あの子に気づかれないようにナ。

  • ミンタイを訪ねる
  • 完了

・ミンタイ
え?冒険者さんもあの伝説に興味がありますカ?う~ン。それなら知っていまス。

夢を守るために

・ミンタイ
リノおじいさんが読んでくださったことがありまス。詳しくは覚えていないけド、大体のことなラ。何の意味なのかはわかりませんガ、このような内容でしタ。
「風が私の意志たる氷となって夢を守って泳ぎ、夢見ることは簡単ではなかった。」
「かけらは集い、集えば消える。我が友の中に深く深く、密かに密かに隠した。もう二度と、永久に目覚めない。」
その次は何だっケ?よく覚えだせないナ…う~ん。ちょっと待ってくださル?もうちょっとで覚えだせるかも知れませン。

  • リノを訪ねる
  • 完了

・リノ
あの子ガ、そんなことを言ったのカ?

手がかり発見

・リノ
こうなったラ、わらにでもすがりたくなるんだナ。考えてみるト、かけらが破られた後ろのページのことを示す可能性もあル…。
どうダ?あの峡谷のどこかに、破られたページが隠されているような感じがしないカ?
この伝説を知らないほうが安全だと思っテ、キミには迷惑をかけて悪いナ。

  • 氷の宮殿で破られた5枚の紙を入手
  • 完了

・リノ
これは驚いたナ。こうなったらもう信じるしかなイ。

明かされた内幕、ロージーの宮殿

・リノ
こんな内容が書いてあるんダ。「もはや夢が現実か、現実が夢か分からない。ならば全ては美しい夢の中に、夢の中で歌い続けよう。」
やれやレ…これ以上はなんのことが分からン。ロージーの歌が現実化されたのなラ、あの宮殿の主をロージーと呼ぶべきだナ。
キミがあのロージーたる女性の夢を覚めさせてやるのダ。彼女の夢を我々に押し付けるなんテ、まっぴらゴメンだろウ?我々には彼女の夢じゃなク、自分の夢を見るための現実が必要なんだからナ!

  • 氷の女王ロージーを倒す
  • 完了

・リノ
無事戻れたナ。本の後ろのページが勝手にくっついてくれタ。不思議なことだナ、ハッハッハ。ヌッ!?何だこれハ!ちょっと待ってくレ!

最後の夢を叶えて

・リノ
本の最後のページニ、文字が書かれていル…ちょっと待ちナ。だんだんはっきりしてきたナ。
「私は夢を見た…真っ白い、透明な綺麗な宮殿に住む夢を…」「悪夢も夢なら…それでもう一度目覚められるなら…目覚めさせて。」
「初めてはそのまま夢を見ていたかった…私は女王だったもの…美しい舞踏会に宮殿…」
「風になびく雪の歌に…魂は旋律になって散らされて。もう耐えられない。私を雪の中にやさしく眠らせて。」…キミの手で彼女の最後の夢を叶わせてやる番のようダ。

  • 氷の女王ロージーを倒す
  • 完了

・リノ
どうだっタ、目覚めた彼女は美しかったカ?でもまた誰かが悲しい夢を見続けて行くだろウ。
そうダ、失踪していた子供たちはみんな無事に戻って来タ。それにしてモ、ミンタイのヤツ、大したものだナ。すごい記憶力ダ…キミにもお礼を言わねばナ。お疲れサン。
ム?なんだこれハ…本の上に指輪が乗せてある…多分ロージーからキミへの感謝の気持ちだろウ。しまっておくんだナ。でも本当に綺麗だネ。

  • ロージーの氷の指輪