概要
【王立アルケミア】によって作成された魔導具のひとつ。
エテーネ王家の秘宝目録によれば、正式名称は「レイミリア幻想機」といい、使用者の思念を現実とは異なる空間に実体化させる機能を持っているとされる。
かつてアルケミアの所長であったレイミリアは、これの開発に多額の費用を投じた責任を取り辞任したという。
王家の秘宝として扱われるような代物だが、それで辞任に追い込まれるほどとなれば、アルケミアが傾くくらいの高コストだったのだろうか。
【王都キィンベル】の王国軍区画にある【転送の門】の内部に仕掛けられており、門を使用した者の思念を幻影の【ドミネウス邸】に実体化させていた。
この空間に捕われた者たちはそれぞれ操られているように変貌した様子だったが、影魔レイミリアの正体を暴いたときに【クオード】と【ザグルフ】が正気に戻ったことから、幻灯機の効果ではなく、影魔レイミリア本人の術だった可能性が高い。
目録によればコストの割に生成された空間は広くなかったとあるが、かなりの広さを誇るドミネウス邸ほぼ丸ごとに加え、【イル・ラビリンス】を生成している。
転送の門の事件が解決した後は、【ディアンジ】が研究のために持ち帰り、自宅の2階に置いている。
ここから再度、幻影のドミネウス邸やイル・ラビリンスに行くことができる。
Ver.4.5前期
ストーリーをクリアした後の現代では故障しているらしく、どこへも行くことができない。
幻影のドミネウス邸やイル・ラビリンスに行くには古エテーネ王国からしか行くことができない。
【転送の門】と違い復旧の見込みは低いと思われる(復旧したところで行ける場所に新たな用事が生まれるとも思えないが)。