・職業
【戦士】-【僧侶】-【魔法使い】-【武闘家】-【盗賊】-【旅芸人】
-【バトルマスター】-【パラディン】-【魔法戦士】-【レンジャー】-【賢者】
-【スーパースター】-【まもの使い】-【どうぐ使い】-【踊り子】-【占い師】
概要
攻撃呪文と属性を強化する後衛職で 竜にも変身して 敵を屠る。両手杖 鎌・スティック・弓を装備可。
習得呪文
習得方法 | 習得呪文 |
初期習得 | 【ジバリア】 【ドガン】 【リレミト】 |
Lv103 | 【ジバリカ】 【ドガント】 |
Lv105 | 【マホトラ】 |
Lv107 | 【ジバリーナ】 【ドガンテル】 |
Lv111 | 【ジバルンバ】 |
ドラゴン 【150スキル】 | 【ドガンタロス】 |
取得スキル
解説
Ver.7.0で実装された職業で、2職目の【マスタークラス】。公式での略称は「竜術」。
マスタークラス自体の特徴は当該頁に譲るが、竜術士固有の転職解禁条件としては【魔法使い】と【魔法戦士】がそれぞれLv100に達し、職業クエストを両方クリアしている必要がある。
初期レベルは100。
呪文攻撃と味方の火力支援ができる後衛職。性能や設定的には魔法使い風の要素が強めだが、属性を用いたサポートを行う魔法戦士風の要素も持つ。
攻撃呪文は【土属性】特化で、本職業と同時に実装された単体土呪文【ドガン系】、および同時期に上方修正された【ジバリア系】を操る。
【職業スキル】は敵の耐性を下げる【マッドブレス】【火球ブレス】や味方の属性火力を増強する【エレメントブースト】、呪文の追撃を確定で発生させられる【やまびこの陣】を習得する。
一般的なバフ技や【フォース】のような属性の後付け手段は持たないためバッファーとしてできる範囲は狭いが、元から属性攻撃を使えるアタッカー(特に呪文アタッカー)との親和性が高い。
また、職業名の通り竜のチカラを操る職でもあり、攻撃呪文と補助技以外では後述のゾーン技でドラゴンに変身できるのが大きな特徴となっている。
職業特技のエフェクト上も、ドラゴン系モンスターの体の一部を召喚して【ブレス】を吐かせたりチカラを借りたりする形をとっている。
なお、変身前は土属性呪文主体だが、変身後は土属性特技主体であり、呪文カテゴリまたは特技カテゴリに絞って属性強化する【輝石のベルト】では基本的に一方しか強化できないため注意。
メイン武器に対応した効果を持っているか【覚醒の鬼石】で付与できるなら、属性強化のベルト枠はカテゴリを問わない【戦神のベルト】を用いた方が取り回しが良いと言えるだろう。
ドガン系は基礎威力が【メラ系】よりも少し高く、後述のように【こうげき魔力】は魔法使いを上回るので、対単体の呪文アタッカーとしては魔法使い以上の火力を持つ。
一方で変身前は魔法使いにおける【ヒャド系】のような癖のないサブウェポンを持たず、ほぼドガン系一本で戦わざるを得ないという一面も持つ。
実際に(パラメータ的に追加効果目当てでしか運用できない鎌や弓の物理技を除いた)他の攻撃技を見てみると、武器種不問のものはジバリア系とブレス2種、武器スキルでは鎌の【冥王のかま】や【CT】付きの【ハデスの宴】程度しか存在しない。
このうちマッドブレス以外は範囲攻撃ができるが、ジバリア系は範囲が狭いうえに動き回る敵には当てづらく、火球ブレスや冥王のかまは追加効果付きの小技相応の基礎威力、かつ竜術士の専門と属性が異なるため特化させ辛い。
土や呪文が通らない場面はそもそも竜術士自体が適さないので諦める他ないが、範囲火力が貧弱で集団戦が苦手なのは明確な弱点となる。
但しドラゴラム中は一転し、自分中心で半径15mを薙ぎ払うなど、威力・範囲どちらを取っても最高クラスの範囲アタッカー足り得る。
また、ドラゴラム中の技も大半は呪文と同じ15mの射程を持つため、変身後も後衛として立ち回ることができる。
もっとも咄嗟の【ツッコミ避け】や【ぼうぎょ】ができない分、通常攻撃特化でもしない限りは後ろにいたままの方がいいとも言えるが。
武器は両手杖・鎌・スティック・弓、防具はローブ系と小盾を装備可能。【武器スキル】はスティックのみパラディンと共通、他は全て独自ラインを持つ。
【パラメータ】傾向は魔法使いとほぼ同等で、攻撃魔力が高く【ちから】などは壊滅的。
実装時点で魔法使いと比較すると、【すばやさ】は同じで【MP】で劣る点以外はすべて上回っており、あちらから攻撃魔力トップの座も奪っている。
レベルアップで【かいふく魔力】が成長するが、影響があるのは【しゅくふくの杖】と【復活の杖】程度で、どうしても復活の杖に頼らざるを得なくなった時ぐらいしか影響はない。
所持スキル考察
- 【ドラゴン】
魔法使いと同じ【魔力かくせい】と威力は低いが耐性低下効果のあるブレス2種の他、【やまびこの陣】【エレメントブースト】と言った味方も活用できる独自の補助効果、そして初の攻撃手段不問のダメージ上限突破効果を持つ【竜の脈動】が目玉。
特にやまびこの陣はCT呪文にも適用できるようになったことで、自身だけでなく他の呪文職と組むことで実質的に強烈な火力増加手段として使えるようになっている。
ただし、やまびこの陣は2回詠唱のモーションの長さがネックとなり、エレメントブーストはシンプルに効果量が控えめで、竜の脈動はCTがやたらと長く、どれも無視できない欠点は抱えている。
2系統の最上位土呪文うち【ドガンタロス】はこのスキルラインで覚える。一方で【ジバルンバ】はレベルアップでの習得となる。
共通のパッシブは攻撃魔力とさいだいMPとそこまで汎用性はない。
ちなみに、既存職の職業固有特技となっている技を他職も覚えるのは竜術士の魔力かくせいが初。
- 【両手杖スキル】
例によって呪文火力特化。メイン属性が土になるだけでほぼ両手杖魔法使いと変わらない立ち回りとなる。
魔法使いのように【超暴走魔法陣】が零になっているわけではないが、Ver.7.0で陣の効果時間が伸びたため単独でも扱いやすくなっている。しかし、昨今の足を止めての攻撃が難しい戦闘において陣の張り直しが自由にできないのはやはり少なくない痛手。
また、竜術士独自の要素としては「復活時早詠みの杖」のパッシブがある。戦線復帰した際に早詠みの杖を掛け直す必要がなくなるため、魔法職にありがちな「バフのかけ直しに時間がかかる」問題を緩和することができる。
なお当初は「蘇生時早詠みの杖」と表記されていた(Ver.7.0.1で修正)。
- 【鎌スキル】
ゾーン発動率アップと「ドラゴラム強化」のパッシブにより、ドラゴラム重視と位置付けられた武器種。
もちろん鎌自体は両手杖に次ぐ魔法武器なので、変身前の呪文攻撃も問題なくこなせる両刀アタッカーになれる。
…と言いたいところだが、他職のものと異なり竜術士の鎌には【180スキル】を除いて攻撃魔力や呪文火力に寄与するパッシブが存在せず、若干チグハグな印象を受けるスキルでもある。
武器特技の面でも【冥王のかま】【ハデスの宴】は【闇属性】付きなので竜術士の得意分野とは異なり、それ以外の技は純物理のため【ちから】が最低クラスの竜術士では相性が悪く、【状態変化耐性低下】がある【厄災の滅撃】が使えるかという程度。
ただし、職業スキルの火球ブレスはブレスの例に漏れず【テンション】が最初に当たった1体にしか適用されないことから、冥王のかまを持つ鎌は竜術士においては唯一といって良いテンションの乗る範囲攻撃が可能な武器種でもある。
ドラゴラムでの範囲火力の強力さもあって【アストルティア防衛軍】に参加する場合は鎌がメインとなるだろう。うまく闇属性強化も両立したベルトを入手できれば冥王のかまは範囲火力としては割と馬鹿にできない威力となる。
ドラゴラム時の専用と割り切って普段は両手杖で呪文攻撃をメインに戦い、ゾーンに入ったら鎌に持ち替えてドラゴラムをする、という運用もアリか。
行動時【血吸いの守り】もドラゴラムや冥王のかまとは相性がいい。
- 【スティックスキル】&【盾スキル】
唯一の片手武器なので盾を持て、【キラキラポーン】による状態異常予防や【ティンクルバトン】による火力補助もできるなど、より補助を重視した立ち回りができるようになる。
高レベルのスティックには高い攻撃魔力が付いているので最低限の火力も出せるが、踊り子などのように独自調整されていないためスキルラインのパッシブは回復魔力を上げるものしかなく、回復魔力に依存する特技を持たない竜術士では完全に腐ってしまうのが難点。
- 【弓スキル】
火力周りの補助技に特化した武器種。独自パッシブでやまびこの陣や竜の脈動の効果時間を延ばせるほか、弓としては初の【チャージタイム短縮】や【状態異常成功率アップ】を持つ。
また、【シャイニングボウ】が闇耐性ダウン付きの【セイクリッドボウ】に差し替えられており、元々持つブレスや【ダークネスショット】と合わせて炎・土・闇・光の4属性の耐性ダウンを掛けられる。
状態異常成功率アップを乗せた【マジックアロー】や属性耐性ダウン技で相手を弱らせ、CT短縮されたエレメントブーストや延長されたやまびこの陣で味方の呪文アタッカーをサポートするデザインになっている。
半面、弓は竜術士の武器の中でも特に攻撃魔力が低く、唯一通常錬金で呪文発動速度を付けられない(上にそれらを補う方面のパッシブは持たない)ため、自身の術士性能に支障が出やすいのが難点だろう。
更に竜術士自体、ちからが低いので鎌同様弓スキル自体の威力にも全く期待できず、各種耐性ダウンを入れる為の補助的な役割にとどまる。
総じて、サポーター寄りの役割となる武器種である。
ただしCT特技を回して戦うドラゴラム中はCT短縮と相性が良く、1回の変身中に【大岩ふらし】などの強力な特技を複数回使えるため実は鎌以上にドラゴラム中のダメージが上がる場合もある(特にダメージブーストが重なりやすく「ドラゴラム強化」が無くてもカンストダメージを狙いやすい防衛軍で顕著)。
所持ゾーン技考察
【ゾーン】中効果は共通効果(【移動速度上昇】+10%、【行動間隔短縮】)を得て以下のゾーン技が使用可能になる。
他職と比べてゾーン中の固有効果を持たず、ゾーン技自体も一つだけだが、その分ゾーン技を使った際の性能変化が大きい職となっている。
- 【ドラゴラム】
ドラゴンの姿に変身し、パラメータが変化。
独自の特技を使用できるようになるが、呪文や道具などは使えなくなる。一定時間で解除されるが、任意でも解除可能。
サポート仲間について
関連クエスト
特殊コンテンツでの扱い
実装時点では【コロシアム】への参加不可だったがVer.7.1で解禁された。
変遷
Ver.7.0
実装。
Ver.7.1
【妖炎魔女のドレスセット】のセット効果に土属性強化が付いた完全上位互換である【陰陽博士のころもセット】の登場によって相対的に強化された。
また、今バージョンで登場した【悲愴のウィリーデ】に於けるメインアタッカーとして注目を浴びる。
魔法使いが【常闇の竜レグナード】戦でメインアタッカーを務めたように、竜術士もパラディンが壁をしている間にやまびこの陣を展開、維持して後方からドガン系を詠唱する戦法が人気になっている。
ドラゴラムも有効ではあるものの、事故が起きた際の立て直しに使う復活の杖ややまびこの陣の再展開を咄嗟に発動出来なくなることもあるため必須というわけでもない様子。
Ver.7.2
呪文攻撃職の強化の一環として、各種攻撃呪文の威力上昇、魔法陣系統の硬直時間短縮といった上方修正を受けた。
さらにやまびこの陣がCT呪文にも有効になったことでその価値を大きく上げた。
魔法使いが【超暴走魔法陣・零】、竜術士が【やまびこの陣】と、分担して使用することでCTの制約もなくなり非常に強力。
また、魔法使いには連続詠唱の対象になるCT呪文が2つあるため、やまびこの陣の効果をより強力な効果として利用できる。
本アップデートによって、魔法使いとは席を奪い合うライバルではなく互いが真価を発揮し合うつがいの関係となった。
余談
呪文アタッカー+魔法戦士から派生する更なる呪文アタッカーというポジションは、【ドラゴンクエストウォーク】における特級職「大魔道士」と共通する。
(ただしあちらではまず魔法使いから賢者と魔法戦士に派生するという上下関係が明確に存在するため、賢者と魔法戦士から大魔道士に派生するという形である)
攻撃呪文による高火力を主軸としつつ、味方の属性火力も強化するという職能もウォークの大魔道士とは似ており、あちらをこちらのマスタークラスの位置付けに合うようにアレンジしたものが竜術士と思われる。
また、竜術士は辰年の2024年に実装された職であり、ウォークもまた同年に特級職【ドラゴン】(DQ6の同名職をモデルにした物理&ブレス主力のアタッカー)を実装している。
辰年に竜の要素を持つ職を実装するという発想も共通していると言えるかもしれない。
竜術士の成り立ち
数百年前、ラギ雪原には魔法使いの里があった。
そのうちの一人の娘が、ある時事故で瀕死になり、その娘に【バウギス】が自らの血を与えたことにより、蘇っただけでなく強大な魔法の力を得ることになった。
しかし元々落ちこぼれだった娘が誰より強力な魔法使いになったことを知った里の魔法使いたちは、娘を人質に取りバウギスに血を与えるよう求めた。
バウギスはその要求に応じて血を与えたが、娘を除いて誰一人竜の血に適応できず、【虚竜】となってしまった。
封印した虚竜の復活に備え、娘は血を介さずに竜と契約する方法を編み出した。それが竜術士の起こりであり、その娘こそが【竜術士ランジェ】である。
…という話から分かる通り、竜術士の真の使命は虚竜たちがこれ以上罪を重ねる前に殺すことである。
ランジェとバウギスに直接の非は無いものの、竜術士という職自体が彼女達の元関係者の尻拭いをするために命懸けの修行と戦いを強いられる、呪われた宿命を背負った存在と言っても過言ではない。
竜術士の修行で姉【シーロア】を失った【ルーイン】が、一度はルーツであるバウギスの殺害を企むほどに竜術士の存在そのものを憎むようになってしまったのも無理のない話であろう。
職業クエスト最終話では、【虚竜王グリーデル】を打倒すると同時に開祖ランジェが死亡してしまうものの、バウギスや他の竜術士は生き残り、弟子達が志願者の受け入れを続けている模様。
バウギスに何かがあった際に流派が存続できるかという問題は先送りとなったが、目前の危機を回避して長年の使命も果たした竜術士の一門は、当面は使命に縛られない魔道の一派として存続していくことであろう。
竜術士の呪文や特技が土属性に特化しているのも、大地の竜であるバウギスとの契約に基づくものであるからと考えられる。