【Wii U版】

Last-modified: 2022-08-08 (月) 09:20:48

概要

2013年3月30日に発売。DQ10の2番手となるプラットフォーム。
DQ10が公式発表された2011年9月5日の「誕生25周年 ドラゴンクエスト新作発表会 ~いま開かれる新たな扉~」にて、既に明らかになっていた【Wii版】と合わせて発表されたため、次世代機で遊びたいがためにWii U版のサービスが開始されるまで我慢したという人も多かったようだ。
Wii Uプレミアムセット購入者を対象とした2013年3月6日から28日までのベータテストを経て発売。

Wii Uとは

任天堂が2012年12月8日に発売した第8世代ゲーム機。読みは「ウィー ユー」。
発売時は本体内蔵フラッシュメモリー容量や付属品などが異なる「ベーシックセット(8GB・shiro)」と「プレミアムセット(32GB・kuro)」の2種類だったが、後にベーシックセットは終売となり、2013年7月13日からはプレミアムセットにshiro版が追加された。
発売当初のプレミアムセットには、前述したDQ10ベータテストのダウンロード番号と【レジストレーションコード】を印刷した「Wii U版ベータテスト登録証」が特典として同梱されていた。
DQ10発売に合わせ、プレミアムセットにパッケージ版DQ10とPROコントローラ、その他特典を同梱したセットも限定供給された。
 
本体のほかにタッチパネル画面付きコントローラ「Wii U GamePad」が付属しているのが特徴で、据え置きでありながらニンテンドーDSやニンテンドー3DSのような二画面連携ゲームや、寝ながらプレイが可能になったアイデア機である。
 
「Wii」の名を継承している通り、前世代機Wiiとの互換機能を持ち、Wiiリモコン等のWii専用周辺機器がそのまま使える。もちろんWii UにWii版DQ10をインストールしプレイすることも可能だった。この場合、Wii U本体のストレージは利用できず、Wii本体でのセットアップ時同様USBフラッシュメモリーを接続する。
当初GamePadの画面でWiiソフトをプレイすることはできなかったが、2013年10月の本体アップデートで対応した。ただしモニター代わりとなるだけでGamePadのボタン操作には対応していないため、別途Wiiリモコンなど対応コントローラが必要となる。
 
本体発売と同時に独自のSNS「Miiverse」(ミーバース)を開始。ソフトごとに設けられた掲示板「コミュニティ」を中心とした交流サービスで、文章だけでなくGamePadで書いた文字やイラスト、プレイ中のゲーム画面も投稿できた。しかしDQ10のコミュニティではゲーム画面の投稿はできなかった。
 
ゲーム機としての性能はXbox 360やPlayStation 3を上回るものの、クセが強くソフト開発が非常に難しいことや初期の販売不振による静観などによって参入したサードパーティが少なく、深刻なソフト不足を招いてしまった惜しいハードでもある。国内売り上げ台数も450万台ほどとWiiの1/3まで落ちてしまった。
DQシリーズも結局Wii U用として発売されたソフトはDQ10関連のみだった。
 
現在はNintendo Switchに役目を譲っており、本作もVer.5以降はダウンロード版のみの提供となっている。そのため、2018年7月26日に発売された「DQ10オールインワンパッケージ(Ver.1~4)」が日本のWii Uで発売された最後のパッケージソフトとなった。

特徴

【利用券】はWindows/Nintendo Switch版と共通。さらにサービス終了のWii版とも共通だった。
Wii U版の特徴として、GamePadを活用した使いやすいソフトウェアキーボードや、GamePadのみでのプレイが魅力。この他にはWiiリモコン(Wiiリモコンプラス含む)+クラシックコントローラPROまたは初代クラシックコントローラ、Wii U PROコントローラにも対応。
Wiiリモコン+ヌンチャクの【リモヌン】プレイも依然可能だが、Ver.4からはサポート対象外となった。対応コントローラ数では随一のバリエーションを誇る。
 
【シンセサイザー音源】から脱却したのもWii Uベータ版が初めて。
DQ10の画質は1280×720(GamePadの画面だとWii並みの854×480)、16:9、30fps。Wii版より画質が向上してHD解像度になり、メッセージウィンドウもほどよい大きさになった。一方、Wiiから移行したプレイヤーの中には文字が小さいと感じた人もいたようだ。
さすがに人の多いところでは処理落ちするものの、Wii版と比べて快適さは格段に上昇。GamePadの使い勝手の良さからサブアカウントに利用する人も多く、後続のNintendo Switch版が出るまではWindows版と並んでユーザー数が非常に多かった。
パッケージ版はゲームデータをインストールしたあとも、起動時にVer.1を含んだディスクがキーディスクとして必要になる。
ちなみに2016年3月に実施された【Splatoon】コラボでのVer.1無料DL配布を利用してキーディスク不要になったプレイヤーも少なくない。
 
Ver.5以降はパッケージ(ディスク)版の販売はされず、ダウンロード版のみ供給されている。Ver.5はニンテンドーeショップでの直接購入に加えスクエニ公式通販サイトでのコード販売もされたが、Ver.6はニンテンドーeショップのみとなった。 
ダウンロード版の追加パッケージは「追加コンテンツ」扱いとなっており購入方法がわかりにくい為、Ver.5・6導入にあたって詳細手順が広場にて公開された。

 
Ver.6開始時点では64GB以上のUSB記録メディアが必要。なお運営側は当面64GB以内での動作を想定しつつもバージョン6期間中に64GBを超える可能性を示唆しているため、128GB以上のものを用意するなど容量には余裕をもたせておいたほうが安心。
スクエニおよび任天堂の確認によると、本作のプレイに限れば、利用する記録メディアは本機で本来推奨されていない「USBフラッシュメモリー」でも可能とされている。

問題点

クラウド版を除いたサービス中のゲーム機としては2022年時点で最も古く、エリア遷移などのロード時、ウィンドウの開閉・メッセージ送りにもたつきが見られる。
また前述のとおり、当初本体容量のみで足りたプレミアムセットでも追加のUSBストレージが必須となる【容量不足問題】も抱えることとなった。
 
前述のSplatoonコラボによる期間限定のVer.1無料DL配布を除き、通常の無料体験版は存在しない。
ダウンロード販売も他機種に比べて不遇で、セールが行われてもWii U版はセール対象外とされるほか、オールインワンパッケージのダウンロード販売は行われず各バージョンの単体販売しか用意されていない。
 
2017年の本体生産終了により、同年11月のMiiverse終了を筆頭に動画サービスやクレジットカード・交通系ICカード決済など、関連サービスも終了が続いている。
2022年2月16日には任天堂が3DS・Wii Uのニンテンドーeショップを段階的に終了すると発表。2022年8月30日に残高追加終了、および2023年3月下旬に各種ダウンロード購入終了が予定されている。
ただし3DSやWii Uの「ニンテンドーネットワークID」とSwitchや任天堂HPから無料作成できる「ニンテンドーアカウント」を連携し残高をまとめれば2023年3月まで利用券を購入できるほか、スクエニの入国管理局で利用券を支払う場合はそれ以降も引き続き購入が可能。しかし、仮に今後Ver.7が出たとしても購入することが不可能なため、事実上Ver.6でWiiU版のサービス終了が確定的となった。