概要
DQ8とDQ9における【スキル】の一つ。その通り、【剣】を武器に戦うためのスキル。
DQ10以降では【片手剣スキル】と【両手剣スキル】に分化した。
DQ8
主人公とククールの2人が持つ武器スキル。
かえん斬り、メタル斬り、はやぶさ斬りといったシリーズお馴染みの使いやすい特技に加え、武器の種類も最も豊富な、定番かつ優秀なスキル。
単体攻撃は主人公・ククール共にはやぶさ斬りが主力となる。MP0で使用できるのは利点だが、一方でどちらも槍や弓のさみだれ系特技に比べて倍率が劣っているのは欠点である。
もう1つ欠点として、SP100になるまで集団攻撃の手段が無いことも挙げられる。槍や弓に比べると対応できる幅は狭いので、派手に戦おうとせず、1匹1匹着実に仕留めていくことが必要だろう。
主人公
習得SP | 称号 | 習得特技及び特殊能力 |
---|---|---|
4 | 剣の基本動作 | 剣装備時攻撃力+5 |
9 | 実力派剣士 | 【ドラゴン斬り】 |
15 | 名うての剣士 | 【かえん斬り】 |
22 | 上級剣士 | 剣装備時攻撃力+10 |
30 | パワーブレイダー | 【メタル斬り】 |
40 | エースブレイダー | 剣会心確率上昇 |
52 | マスターブレイダー | 【はやぶさ斬り】 |
66 | ブレイドスター | 剣装備時攻撃力+25 |
82 | 伝説の剣聖 | 【ミラクルソード】 |
100 | 剣神 | 【ギガスラッシュ】(※) |
(※)【ゆうき】スキルで習得していた場合、【ギガブレイク】に進化する
解説
ストーリーを進める上でより有利なのは【ヤリスキル】とされることが多いが、「主人公は剣じゃなきゃ」というこだわりを持つ人も多いだろう。
特徴的なのは、ククールの剣スキルには無い、【ドラゴンぎり】と【ギガスラッシュ】という2つの特技を覚えること。
特にドラゴン斬りは必要SP9という非常に早い段階で覚え、【王家の山】や【竜骨の迷宮】、【竜の試練】などで猛威を振るってくれる。
【ドラゴンスレイヤー】と合わせれば、ドラゴン系の敵限定だが【ヤリスキル】の【さみだれ突き】にも負けない火力を出せる。
【竜神族】の血を引くからこそ、竜を断つ術を持っているということだろうか。あるいは父親【エルトリオ】の影響か。
しかし、序盤はどうのつるぎ以上の剣を一切入手できず、剣スキル一本で行こうとすると、アスカンタではがねのつるぎを買うまでは攻撃力不足に悩まされる。
その後も武器の種類は多いものの、錬金を駆使するとヤリの方が強い武器を入手でき、特技の攻撃倍率もさみだれ突きに勝るものがないため、基本的な火力はヤリに劣る。
グループ攻撃手段を覚えるのも遅く、全体攻撃手段は一切無いので、様々な状況への対応力もヤリに劣る。
Lv75以上になると【はやぶさの剣・改】×【はやぶさぎり】の方が強くなるが、それまで長い間雌伏することとなる。
ギガスラッシュはゆうきスキルを極めても習得できるが、ギガデインも覚えるのでゆうきスキルの方で覚えるのがほとんど。ギガブレイクも使いたい人は剣スキルも極めると良い。
3DS版
早期購入特典の【いにしえのロトの剣】を入手できた場合は、どうのつるぎ以上の攻撃力をもって敵を穿つ事ができたため、主人公の攻撃力不足に関してはやや緩和されていた。
余裕があるならギガブレイク最速習得を目指して剣一本で頑張るのも良い。
Lv75以上になると【はやぶさの剣・改】×【はやぶさぎり】の方が強くなるのはPS2版と同じ。
ククール
習得SP | 称号 | 習得特技及び特殊能力 |
---|---|---|
4 | 剣の基本動作 | 剣装備時攻撃力+5 |
9 | 噂の騎士 | 【かえん斬り】 |
15 | そよ風の騎士 | 剣装備時攻撃力+10 |
22 | 白百合の騎士 | 【メタル斬り】 |
30 | 薔薇の騎士 | 剣装備時攻撃力+20 |
40 | 紋章の騎士 | 【はやぶさ斬り】 |
52 | 太陽の騎士 | 剣装備時会心率上昇 |
66 | 奇跡の騎士 | 【ミラクルソード】 |
82 | クィーンズナイト | 剣装備時攻撃力+25 |
100 | ロイヤルナイト | 【ジゴスパーク】 |
解説
【メタルぎり】を覚えるが、スキルポイントの成長が遅いため全振りでも習得はLv18と結構遅い。一応、中盤のメタル狩りには使えるだろう。
ククールはメタルを狩る手段に乏しいので、メタル斬りを覚えておかないと、メタル狩りの際に手持ち無沙汰になりやすい。
メタル斬りがあれば、はぐれメタルくらいまでならはやぶさの剣とテンションを組み合わせて確実に仕留めることも可能である。
主人公に比べるとドラゴン斬りが無く、その枠に攻撃力パッシブが入っている。その影響か攻撃力+20が早い段階で得られ、これが意外と大きい。直後に【はやぶさぎり】もサクッと覚えてくれる。
剣スキルを40まで振るだけでも相当に強くなるので、剣を使っていくならまずはここまで上げるのが目安となる。
同じく物理攻撃である【弓スキル】と比較すると、主人公と同じく【さみだれうち】に勝る倍率の特技がない。
また、初期装備の【レイピア】より強いククールの剣は【トロデーン城】の【テンペラーソード】までない上に、その後もククールが装備できる剣の種類は乏しく、攻撃力の高い剣がなかなか出てこない。
そのため、中盤までは主人公の剣と同様に厳しい立場である。
しかし終盤に移りかけた頃、【ライトシャムシール】を最速のタイミングで作れば、【三角谷】に到達するまでの短い期間だが弓を大幅に上回る火力を出せるので、剣を使っているなら是非作ろう。
三角谷に到達すると【オーディーンボウ】の作成が可能になるため、再び弓に火力負けすることになる。
最終的には、Lv85以上で【はやぶさの剣・改】×【はやぶさぎり】の方が強くなる(【黄金の巨竜】や【黒鉄の巨竜】が相手の場合を除く)。
そして剣スキルを極めると、主人公のヤリスキル最強特技であるジゴスパークをこちらで習得。AI任せにしてしまうと、ジゴスパーク馬鹿と化してあっという間にMPを消費していくので注意。
しかしながら本作のカジノは稼ぎやすく、祈りの指輪や魔法の聖水が山ほど手に入るので、大量に準備して連発するのも面白い。もちろん、合間に精霊の矢などでMP補給しても良い。
ジゴスパークの劣悪な燃費を嫌うのであれば、【シャイニングボウ】や【みわくの眼差し】を使っても良い。どちらもLv37~38ではやぶさ斬りと両立可能。
ただし、【はやぶさのけん】系統の装備中は【みわくの眼差し】の威力が減退するので要注意。どちらを使うにしても頻繁な装備変更を求められて面倒。
いずれにせよ、剣で戦うと全体攻撃手段には難儀することになる。
3DS版ではスキルポイントが上がりやすくなったため、より早くメタル狩りに参加できるようになった。
しかしククール用の剣の乏しさはそのままなので、主人公とスキルが被るのが嫌なら他を選択するのもいいだろう。
DQ9
【戦士】【盗賊】【旅芸人】【バトルマスター】【魔法戦士】に割り当てられている武器スキル。
習得SP | 獲得称号 | 習得特技及び特殊能力 |
---|---|---|
3 | 剣の使い手 | 【ドラゴン斬り】 |
7 | 一人前剣士 | 剣装備時攻撃力+10 |
13 | 実力派剣士 | 【メタル斬り】 |
22 | 名うての剣士 | 剣装備時会心率UP |
35 | 剣の達人 | 【ミラクルソード】 |
42 | (♂)剣豪 | 剣装備時攻撃力+20 |
(♀)華麗なる女剣士 | ||
58 | 剣聖 | 【はやぶさ斬り】 |
76 | (♂)剣王 | 剣装備時攻撃力+30 |
(♀)剣姫 | ||
88 | (♂)不敗の剣王 | 【ギガスラッシュ】 |
(♀)無敵の剣姫 | ||
100 | 剣神 | 全ての職業で剣装備可 |
秘伝書 | - | 【ギガブレイク】 |
解説
前作と違い、短剣スキルと完全に区別されるようになったので剣を装備できる職業についた者全てが最初から剣スキルを高められるようになった。
剣は装備できる職業が最も多く、またスキルで習得する特技も強力なものが多いので装備可能武器が厳格化、細分化した今作においても、やはり剣が最も使いやすくポピュラーな武器と言えるだろう。前衛を担当させるキャラで上げるスキルに迷ったなら、とりあえず剣スキルを上げておけば間違いはない。
また【はやぶさのけん】やゲーム中最高クラスの攻撃力を誇る【ロトのつるぎ】をラスボス戦前に比較的簡単に入手できるのも嬉しい。
剣で攻撃した時にダメージが増加するモンスター種はドラゴン系。今作ではヘビやトカゲのモンスターもドラゴン系で、ボスにもドラゴン系が多いのでストーリーの最初からエンディング後まで非常に役立つ。
特に重要なのが、はやぶさの剣や【はやぶさの剣改】を装備してから繰り出すはやぶさ斬りで、バイキルト+フォース状態から放つこれは今作では最も強力なダメージソースとなっている。ただしはやぶさの剣系は素の攻撃力が低いため、相手の守備力が高く、こちらの攻撃力が低いと効き目が薄いことは覚えておこう。
他にも攻撃すると同時に自分のHPを回復できるミラクルソードや、メタル狩りに使えるメタル斬りなどを習得でき、回復や経験値稼ぎなど育成面についても如才が無い。
ギガスラッシュや、秘伝書で使えるギガブレイクも高威力でグループ攻撃かつ、光属性なので使いやすいのだが消費MPが高く、最初から剣を装備できる戦士やバトルマスターとは相性が悪い。しかも攻撃魔力+力でダメージが計算されるため、結局のところ最高の威力を出せる職業は魔法戦士となる。
また、これらは覚えているとAIが見境なく連発する特技でもあるので、戦闘をAI任せにしたい人はこれらを乱用させないよう注意を払う必要がある。
剣は本編・クリア後共に強力な武器が手に入るため、早めに極めておけば相当な戦力になる。はやぶさの剣以外にも便利な特殊効果を持つものが多く、強敵揃いのエンディング後のボスに対しての性能も他の武器よりも頭一つ抜きんでている。
武器性能&スキル性能
ドラゴン系特効(1.2倍)のドラゴンキラー・ドラゴンスレイヤー以外の全ての剣にもドラゴン系に1.1倍の特効がついている。
2回攻撃の「はやぶさの剣」又は「はやぶさの剣改」、HP回復効果を持つ【きせきのつるぎ】、お馴染みのメタルシリーズ、最強錬金の武器は敵の守備力を1段階下げる効果とどれも使いやすく性能も高い。
特殊武器 | 攻撃力 | 特殊効果 |
---|---|---|
はやぶさの剣 | 12 | 敵一体を2回攻撃 |
はやぶさの剣改 | 26 | 敵一体を2回攻撃 |
さびついた剣 | 35 | たまに攻撃がミス |
ドラゴンキラー | 73 | ドラゴン系に1.2倍 |
ドラゴンスレイヤー | 88 | ドラゴン系に1.2倍 |
きせきのつるぎ | 77 | 与えたダメージの1/4をHP回復 |
きせきのつるぎ改 | 93 | 与えたダメージの1/4をHP回復 |
メタスラの剣 | 110 | メタル系にダメージ+1 |
はぐれメタルの剣 | 124 | メタル系にダメージ+1 |
メタルキングの剣 | 137 | メタル系にダメージ+1 |
ほしくずのつるぎ | 145 | 攻撃した敵の守備力をたまに1段階低下 |
りゅうせいのつるぎ | 155 | 攻撃した敵の守備力をたまに1段階低下 |
すいせいのつるぎ | 168 | 攻撃した敵の守備力をたまに1段階低下 |
ぎんがのつるぎ | 180 | 攻撃した敵の守備力をたまに1段階低下 |
- アイテム効果でダメージの武器と特殊な効果の無い武器は除外
名前 | MP | 範囲 | 属性 | 倍率 | 依存ST |
---|---|---|---|---|---|
解説 | |||||
ドラゴン斬り | 0 | 敵単体 | - | 95~100% | 攻撃力 |
ドラゴン系に1.5倍のダメージ | |||||
メタル斬り | 0 | 敵単体 | - | 95~100% | 攻撃力 |
メタル系に1~2ダメージ | |||||
ミラクルソード | 4 | 敵単体 | - | 120~125% | 攻撃力 |
敵にダメージ+回復。ダメージの25%回復 | |||||
はやぶさ斬り | 2 | 敵単体 | - | 70~80% | 攻撃力 |
敵に素早く2回攻撃 はやぶさの剣又ははやぶさの剣改では4回 | |||||
ギガスラッシュ | 15 | 敵1グル-プ | 光 | - | 力+攻撃魔力 |
140~180から最大340~380ダメージ | |||||
ギガブレイク | 30 | 敵1グル-プ | 光 | - | 力+攻撃魔力 |
185~335から最大445~595ダメージ |
単体大ダメージ技、対メタル技、HP吸収、光属性グループ技と必要なものは大体揃っている。
はやぶさの剣改で攻撃回数が強化されるため、はやぶさぎりの攻撃力は0.75倍×4=3.0倍と、今作で最強の攻撃倍率の特技に進化する。
ただし、ミラクルソードだけははやぶさの剣改で2回攻撃出来ない。
またきせきのつるぎで回復量は上がったりもしない。
ギガスラッシュ・ギガブレイクは力+攻撃魔力でダメージ量が変化し、攻撃力は無視される。
力は職業によって大きな差があるが、補強は難しいため、威力を上げたければ攻撃魔力を強化していこう。
ちなみに、力と攻撃魔力の合計値が最も高いのは魔法戦士だが、最大威力まで引き出すには大量の種が必要となる。
よって上記で書かれているスペックほど威力は出ない。しかしそれでも光属性なのでMPをどうにか出来ればかなりの活躍が期待できる。
他の武器と比較した場合の性能比較 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
時期 | 単体 | グループ | 全体 | メタル | MP効率 | ||
単体 | グループ | 全体 | |||||
本編(はやぶさの剣入手前) | C+ | A+ | - | C | B | D~E | - |
はやぶさの剣入手後~クリア直後 | A | A+ | - | D | B | D~E | - |
はやぶさの剣(改)・宝の地図~魔王戦 | A+ | A~A+ | - | D | A | C~D | - |
※はやぶさの剣の入手時期は終盤、グループ攻撃は光属性のため+補正
(補足:E苦手 Dやや劣る C平均的 B得意 A大得意 +ランクで上位 ー劣る部分がある -使用不可)