【ギガブレイク】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:11:08

概要

初登場は漫画【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】
主人公の父親である竜騎将【バラン】の必殺技であり、名称の「ギガ」は【ギガデイン】が由来。
 
後にゲームに逆輸入され【ギガスラッシュ】の上位技として登場することが多い。
ギガスラッシュとは雷エフェクトの色が違い、こちらはピンク色で、演出や効果音も総じて派手になっている。
また近年では映像による演出が進化した影響で、DQ10・11では発動時の構えから振り下ろしまで、元ネタを意識したものになっている。
 
攻撃できる対象は敵【グループ】である作品がほとんど。

DQ8

【ゆうき】【剣スキル】を極めると取得できる。主人公のLv+222~282のデイン系ダメージを1グループに与える。消費MPは20だが、勇気スキルのボーナス効果により実質は10。
攻撃アクションは単純にギガスラッシュのエフェクトが色違いになっただけであるがSEが若干違い、画面が揺れる。
 
Lv49で威力が最大となり、その場合は271~331のダメージになる。また、ギガスラッシュとは違って剣を装備していなくても使うことができる。ただスキルポイントの獲得量や上限の関係上、習得レベルは最速でも大体40前半辺りになるので習得時点でほぼ最大ダメージを出せるだろう。
テンションを貯めた際のダメージ上限は2010。
しかし最速で習得させるとなると【メタル狩り】に必須な【雷光一閃突き】が後回しになってしまうので注意。

リメイク版

なんとモーションが変化している。まず主人公の腕に紫色の雷が落ち、雷が2つの剣状に展開し、その2つの剣を水平に振り抜き、攻撃する。この際「斬撃が∞のような軌跡を描く」という豪華な(ちょっと長い)演出となっている。イメージとしては、DQ9の「ギガスラッシュ+ギガブレイク」といったところか。スマホ版にて、PS2版の感覚でこの技を放ったプレイヤーは驚いたのではなかろうか。
しかし、ギガスラッシュに比べて効果音が控えめで、主人公のアクションも若干もっさりしているのでギガスラッシュの爽快なモーションと比較されることも。
 
3DS版では新メンバーのモリーやゲルダのメタル狩り適正が高いので、主人公に雷光一閃突きを覚えさせずギガブレイクを優先させる方針でもアリである。ただ、モリー、ゲルダは有用なスキル特技が他に山ほどあるので、両者をメインに使いたい場合は主人公には今まで通り雷光一閃突きを覚えさせたほうが良いかもしれない。

DQ9

【剣の秘伝書】を持たせたキャラが剣を装備している状態で使用可能に。空中に飛び上がり身長の数倍はある紫色の光の刃を両手に発生させ、思い切り振りかぶって斬撃を放つ。剣を装備していないと使用できない特技なのだが、攻撃アクションは丸腰で行っているような…。
 
敵1グループに対し185~335のダメージを与えるが、力と攻撃魔力の合計が高いと威力が上昇し、最大で445~595までダメージが増える。属性は【光属性】
しかし消費MPが30とかなり高く、最大MPの低い戦士やバトルマスターにはおいそれと使わせ辛い。攻撃魔力の関係上最もこの技の威力を高められるのは魔法戦士となるだろう。
今作では剣スキルの需要が高く、スキルポイント稼ぎもし易いため、早めに【思い出のバッジ】に挑むことができるだろう。
実際クエスト難度も高くない…のだが、魔法戦士でもMPが100越えになるのはレベルが40近くは必要なので、本編クリアまでならギガスラッシュで十分である。
そのため使う機会が増えるのはクリア後になるだろう。
 
敵側の使用者もおり、大魔王の地図で登場する【エスターク】がLv57以上になると使用してくる。光属性なので威力を軽減し辛い上に、酷いことにテンションを溜めてからぶっ放してくるから始末に負えない。
エスタークがギガブレイクを使うようになると対策が万全でも一瞬で全滅することがありえるので今までの戦法は通用しないと心得よう。

DQ10オフライン

【主人公】【片手剣スキル】で習得する【必殺技】。習得に必要なスキルポイントは13。
消費テンションは75。
敵全員に光属性ダメージ。ダメージ量は【こうげき力】【こうげき魔力】の合計に依存し、(520~1080)±20となる。
【スキルアップパネル】による補強でダメージが5%・10%・20%・30%と増加する。

全体固定ダメージ系の必殺技の中でも、消費テンションが100(連発できない)のものと同じ最高クラスの威力が出る高性能技。バトルマスターなら二刀流で放てるので更に大ダメージが出せる。

Ver.2

【アンルシア】【勇気】スキル(ひみつパネル)で覚えられる。必要スキルポイントは25。

DQ10オンライン

片手剣スキル140ポイントで習得。消費MP12だが、60秒のチャージタイムがあるため連発はできない。
後述のダイ大におけるモーションを再現していると話題になった。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

【主人公(DQ11)】【スキルパネル】拡張後に【剣神】で習得する特技。
片手剣装備時のみ使用可能で、消費MPは32。攻撃範囲は敵全体に強化された。
ダメージは使用者のちからに応じて変化し、ちから250で390~430ダメージに達する。
さらに片手剣のドラゴン系特効、【ゾンビキラー】【ドラゴンキラー】の特効、【二刀の心得】の追加攻撃も乗る。
モーションは帯電した剣を飛び込んで振り下ろすが、こちらも後述のダイ大での構えを再現している。
 
片手剣側の剣神スキル最終奥義だけあって使い勝手は抜群。終盤の雑魚戦はとりあえずこれを連発しているだけでも問題ないだろう。
 
ただし片手剣の単体火力としては、同じくちから依存でより威力の高い【アルテマソード】や、【バイキルト】の乗る【つるぎのまい】に軍配が上がる。
こちらは全体攻撃であることを強みとして使っていくことになる。
勇者の剣技が強化された後でも、貴重な雷属性であることから【連武討魔行】で活躍の場がある。

DQMJ

【ゆうき】【キャプテン・クロウ】のスキルなどで習得可能。DQ8と同じく、使用者のレベルで威力が変動する。計算式はLv-1+161~201。ギガスラッシュとの違いは単体攻撃か全体攻撃なだけで、同じLvなら威力は変わらない。
 
ただしDQ8と違ってLv99まで威力が上がり、最終的には259~298になる。一見威力は高いが、威力最大のイオグランデなどに比べると明らかに威力が劣っている。その上、消費MPが55と絶大なので威力の割にコストは高い。
AIが大好きな特技の一つで、覚えていると連発することがあるので注意。

DQMJ2

ダメージは変更がないが、属性がイオ系に変更された。分類は斬撃だが、ギガスラッシュとは異なり必ず当たるうえに、アタックカンタで反射されず、カウンターで反撃もされない。
呪文の威力上昇に必要な賢さが激増したこともあり、AIの使える最強の全体攻撃として高い使用率を誇った。
特にシャイニングやアークデーモン、神鳥レティスの繰り出すギガブレイクは全体に400超、闘神レオソードにいたっては600オーバーという凄まじいもので、AI戦ではメタルと共に対策必須の技である。消費MPは相変わらず55だが、MP自動回復のスキルが強力すぎるので大した問題にはならず、しょっぱい威力の上にくろいきりで無効化されるイオグランデとの立場は完全に逆転した。

DQMJ2P

素早さの差やマヌーサでかわされることがある上に、アタックカンタで反射され、カウンターで反撃される。 さらに呪文の威力上昇に必要な賢さが減少したり、呪文以外にもてんぺんちい獣王げきれつしょうといった特技が追加。
ダメージに変化はないものの相対的に弱体化したため、あまり使われなくなった。

テリワン3D

習得前に必ず【強者のよゆう】などのマイナス特性が入るようになり、さらに相対的な弱体化が進んだ。
一番マシなので【バトルロードマスター】【ダメージ増ボディ】だが、マイナス特性を得てまで習得するぐらいなら他に使える技はいくらでもあるので、もはや使われることはないだろう。

イルルカ

習得にマイナス特性を要さなくなったが、威力はともかく使い勝手がイマイチな(と言うか使い所が見出せない)のでやはり使われることがない。
一応この技もギガスラッシュやギガクロスブレイク共々攻撃力に依存しないのにバイキルトが乗るという強化を施されており、ゆうきの入手も早いので、雪と氷の世界の時点でイオコツ、ブレイク持ちのモンスターに消費MP半減を得られるスキルとゆうきをつけ、消費MP14にしたこれを味方のバイキルト込みで連発する(ちょっとレベルが上がるとブレイク込みで約500~600の全体ダメージを簡単に出せる)というお手軽コンボがある。
 
…のだが、相変わらずアタックカンタで跳ね返され(テンションで貫通できるが)、レベル1前提のリバースでは威力が低すぎて使い物にならず、頼みのバイキルトが黒い霧で封じられたり、赤い霧でギガブレイク自体が封じられる、と、対戦での使い勝手はやはり悪い。実際誰も使わない。竜の騎士は泣いていい。

DQMJ3

仕様そのものに変化はないが、属性の大幅整理によって【雷属性】に変更。つまりは本来の属性であるデイン系に戻った。

今回悪魔系は軒並み電撃弱点であるため、一応その対処には使える。また、いきなり霧系やリバースが消滅し若干弱体化したため、相対的に使いやすくなった。
今作で追加された【はだかいっかん】との相性が良く、弱点のモンスターに対しては600近いダメージを叩き出せる。
ステータスに依存しない全体攻撃では群を抜いて高く、AI○回行動やスモールボディとの相性も良い。ただしいてつくはどうに弱い点に注意。

ソード

主人公とバウドの合体必殺剣。 Wiiリモコンを頭上に突き立て、バウドが放った電撃を剣に充填し、敵全員を切り裂く。

バトルロード1

【とどめの一撃】でSPカード【ギガデイン】【光の玉】をスキャンすると発動。【伝説の勇者】が剣に雷を落とし、横に構えて振りきるという原典により近い演出になっている。

バトルスキャナー

【伝説の勇者】【スペシャルチケット】として登場、斬&雷属性ダメージ。勇者とマスターによる連携攻撃。チュートリアルではチケット仮面がこのチケットを貸してくれ、その際は会心の一撃が必ず出る。

ヒーローズ1

【アクト】の必殺技。天高く掲げた剣に雷を落とし、落雷を纏わせた剣で周囲を薙ぎ払う。
ギガスラッシュは前方にいる敵なら、どんな遠方の敵でも攻撃できるほどの超判定のため、一般的に劣化ギガスラ扱いされているが、もともと接近戦がメインのキャラなのでどのみち敵に近づくし、死角が無く照準合わせの必要がないため、ハイテンションモードで限界まで暴れられるからギガブレイクの方が扱いやすく優れているという意見もある。リーチを取るか、乱戦力をとるかは好みだろう。
 
ボイスの収録当初はアクトの必殺技はギガスラッシュで録られていたようだが開発途中で変更された模様。

ヒーローズ2

アクト、【ラゼル】の必殺技。アクトのものは前作同様。ラゼルのものは使用している武器によってモーションと攻撃判定が異なる。

シアトリズム

レアリティ【S】のコレカで習得することにより使える【勇者】限定の剣スキル特技。BMSでボス出現中に発動し、究極の必殺剣でダメージを与える大技。消費MPは45。

トレジャーズ

【さまようよろい】族の【ロマン技】。周辺の敵に光属性の大ダメージを与える体技。

星ドラ

王者の剣のメインスキルで、Aランクの補助特技。
追加効果は敵のCT-30%、最大威力が520%の割にCTが最短30秒と重い。錬金して超ギガブレイクにしないと使いにくい。
ダイの大冒険コラボで登場するバランが使うものは「秘剣ギガブレイク」名義。【真魔剛竜剣】のメインスキルにもなっており、Sランクの攻撃特技で最大威力650%と既存のスキルと差別化された。

ライバルズ

第1弾「スタンダードパック」に収録された戦士専用のスーパーレアカード。

5コスト
縦1列にいる全ての敵ユニットに4ダメージを与える
味方リーダーのHPが15以下の場合代わりに6ダメージ

特にHPが15以下の時の効果は強力で、相手の配置次第だがこのカード1枚で戦況を大きく変えることもあった。

ウォーク

【真魔剛竜剣】をレベル30以上に強化すると修得。消費MPは43。
バランの幻影とともに攻撃し、敵1体に威力620%のデイン系の斬撃ダメージを与える。
この技にはまれに敵の守備力を無視して攻撃する「直撃」が発生することがあり、守備力が高い相手にも大ダメージが乗る事もある。
 
威力では最大火力の【ドラゴンソウル】には及ばないが、あちらの竜気3段階目よりも少し高めの威力で安定するのがこの技の利点。
同日実装のメガモンスターの竜魔人バランは守備力が猛烈に高いため、直撃が乗ればそれを貫通しての大ダメージを狙える。

DQタクト

Aランクとくぎとして登場。射程1・消費MP60
「敵1体に威力320%のデイン属性物理ダメージを与える」
最大強化で 消費MP48・威力480%まで強化可能。
【バラン】が使用可能。

ダイの大冒険

本作が初出。主人公【ダイ】の父親、竜騎将【バラン】の代名詞とも呼べる必殺の技。
デイン系最強呪文【ギガデイン】を、【竜の騎士】秘伝の【魔法剣】と組み合わせたものである。
力を溜める際、刀を右に寄せ左肩を前に出す、いわゆる「八相の構え」を取るのが特徴。
 
武器に受けたギガデインの落雷を剣先に圧縮して突進し、そのまま思い切り振りかぶって敵を叩き斬る、シンプルながら強力な一撃。
魔法力の残量等の問題でギガデインが使えない場合は【ライデイン】で代替することも可能だが、そのぶん威力は落ちる。
 
本編での初登場はダイとの初戦。ダイ最強の技であるライデインストラッシュを受け止め、若くして竜の紋章の力をコントロールできた事を称えつつ、熟練の竜の騎士が極めた技として反撃に用いた。
この時は加減した一撃にもかかわらずダイの新装備【騎士の鎧】を粉々に破壊し、そのまま戦闘不能に追い込んでいる。
主人公の必殺技を同系列の技で上回るという対比もあって、真の竜の騎士の実力をダイたちと読者に思い知らせたシーンである。
原作者によればバラン編は「突然場違いな強敵に遭った画面真っ赤なイメージ」だそうで、勇者ダイを圧倒する場違いな破壊力は意図どおりの驚きと脅威を演出した。
 
後に【超魔生物】と化した【ハドラー】に追い詰められたダイは「闘気と魔力を一度に爆発させることのできる技」として、見よう見真似ながらこの技を使っている。
ダイはライデインまでしか使えず、土壇場での不完全なものだったが、【超魔爆炎覇】をギリギリで相殺することに成功、双方ノックダウンの形に持ち込んだ。
ダイは過去に闘気剣術である【アバンストラッシュ】を融合した魔法剣『ライデインストラッシュ』を繰り出したことがあるため、この時のライデイン級ギガブレイクはストラッシュの力を含まない下位互換的な技となっていた。
後に【ロン・ベルク】の作った鞘の魔法力増強効果でギガデイン級の威力にチャージが可能となり、双方の威力を兼ね備えた超必殺技『ギガストラッシュ』を編み出している。
 
バランの必殺技ではあるのだが、決め手になったシーンは案外少ない。
最初のダイとの戦いではライデインストラッシュを剣で受け止め、ライデインの威力を吸収したところに自身のギガデインを上乗せしているので、魔法剣にのせた呪文の威力のみを見れば作中でも最大の一撃だったと思われるのだが、実の息子であるダイを仲間に引き入れるつもりだったのもあって手加減を加えており、命までは奪っていない。
作中唯一、万全の条件でギガブレイクを直撃させた【クロコダイン】は、防御に専念した上で【レオナ】【ベホマ】の回復をかけたため、2発連続で食らいながら、なんとか耐え抜いている。
超魔ハドラーとの戦闘では首筋に直撃して仕留めかけたものの、【真魔剛竜剣】【キルバーン】の血液で腐食していたため、首を落とすに至らず致命打にならなかった。
バランはクロコダインに「二発も受けて生きていた相手はいなかった」と驚愕し、ハドラーも「オレの首一つ落とせない訳が無い」と不思議がったほどなので、本来なら文字通り必殺の技であることは間違いないのだが…。
 
漫画製作の現場では原作者の【三条陸】から「想像を絶する一撃」を描いてくれとの指示書きがあって、作画担当の【稲田浩司】を悩ませたというような逸話も知られている。
この話は週刊少年ジャンプ平成4年23号掲載の『実況中継「ダイの大冒険」ができるまで STAGE1』(新装彩録版第10巻に再録)が出所らしい。
『怪物の軍団』という作画指示に稲田が「…この一行に原作者はいいなあと思わされます」と書いているのに対し、三条は

原作者も決してラクな商売ではない。でも「身長100mくらいの巨人が大型船をワシづかみ!!」とかいうのを描いた後には少々心が痛む。ひどいときには「想像を絶する一撃!!」とかいう一文がある…。

と書いている。
後にダイ好きTV#3(45:00頃)で質問を受けた三条が「ギガブレイクかギガストラッシュどっちかだったと思います」と発言していることと、ギガストラッシュの登場タイミングはジャンプのインタビュー記事よりずっと後なのを照らし合わせると、この「想像を絶する一撃!!の指示で稲田が困った」という話はギガブレイクの描写だったということになる。

ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ

14巻で登場。
エルフの冒険者「ギガスラッ主 やや」の片手剣特技。
体勢が崩れたゴオウに向けて放たれるも、ゴオウが「ガチムチフルアーマーレスリング シュペーア」を盾にすることで不発に終わらせる。
作中唯一のギガブレイクが不発で、なおかつ作中唯一のギガブレイク使いが名前付きモブ(読者投稿キャラクター)という珍しい作品。