【かえんぎり】

Last-modified: 2024-10-29 (火) 03:52:48

概要

DQ6以降に登場する【特技】
剣に炎の力を宿らせてモンスター1体に斬りかかる、古今東西のファンタジー作品ではメジャーな設定の特技。
登場当初はメラ系やギラ系で作品によってブレが見られたが、近年の作品では火属性で統一された。
モンスター専用になりつつある【いなずまぎり】【しんくうぎり】【マヒャドぎり】と違って本編で主人公達が使用できる作品は多い。
モンスターの特技としての地位は確立できたのか、本編での主人公達の特技としての定着に先駆けて、モンスターズでは絶えず活躍できている。

DQ6

ほのおの
ちからをかりて
きりかかる

【魔法戦士】★1で習得できる特技として登場。
「メラファイター」で習得できるが、実際の属性は【ギラ系】だったりする。ややこしい。「ギラファイター」にするか、それとも属性を【メラ系】にするんじゃダメだったんだろうか。
相手の耐性に応じてマスター時に修得する【メラゾーマ】と使い分けが…と言いたいところだが本作にはメラ系よりもギラ系に弱いという敵はほぼおらず、具体的には【オンディーナ】【キングマーマン】の2種のみ。
どちらもギラ系に弱耐性持ちなのでダメージが通常攻撃よりわずかに増えるのみで、前者は他の魔法剣の方が良く効き、後者も火炎斬りと同等ダメージなので仮に火炎斬りがメラ系だったとしても実質的に困ることはない。
 
魔法剣系特技は、敵の攻撃呪文耐性によって威力が変化し、ギラ属性に耐性を持たないモンスターには、与えるダメージが約1.3倍になる。
弱耐性を持っているモンスターには、与えるダメージが約1.125倍になり、強耐性を持っているモンスターには、与えるダメージが約0.75倍に下がる。
そして完全耐性を持っているモンスターには、与えるダメージが約0.3倍にまで下がってしまう。
 
武器に備わっている特殊効果も発生し、ちからためやバイキルトなどとも併用できるので、使いこなせれば強いのだが、使いこなすのが難しいため忘れられがちな特技。無条件でとにかく強い【せいけんづき】などに目を取られて、あまり使われないことが多い。
むしろ、AIに任せたほうが有効活用してくれる場合も多い。
ただし、本作のギラは炎ブレスとも別属性になっており、弱耐性以上の敵は多くほとんど使うことはない。
 
敵が使ってくることも多く、魔法剣の中ではダントツで使用者が多い。
【スカルライダー】【てっこうまじん】といったザコの他、【ゾゾゲル】【アクバー】、敵として登場する【テリー】といったボスまで使用する。
また、精霊サムシンが【しょうかん】された際に使用することもある。

DQ7

基本的な性能は変わっていないが、表記が「かえん斬り」になった。
【キーファ】がLv5、【アイラ】が初めから習得している他、【しょうかん】によって現れる精霊サムシンも使う。
前作では作中で【魔法戦士】が扱う【魔法剣】と明言されていたが、なぜかMP0で魔法とは全く縁のないキーファが覚える。
登場2作品目にして早速設定のブレが見られるが、便利なので気にしてはいけない。
 
序盤も序盤、少なくとも最初の石版世界【ウッドパルナ】編のボスに挑むまでにはまず覚えているので序盤からキーファが離脱するまでの間ずっと主力特技として重宝する。
特にAI任せにしておくとキーファはとにかくかえん斬りを連発するので、「キーファの技」として印象に残っている人も少なくないと思われる。
またキーファの装備できる武器が【どうのつるぎ】を除けば鈍器やハンマーが多いため「剣どころか刃がないのにかえん斬りができる」とネタにされることも多い。
 
職業で習得する場合、魔法戦士★2、【バーサーカー】★4、【エビルエスターク】★3のいずれかで習得可能。
魔法戦士の専売特許でなくなったのはまだいいとして、よりによって脳筋のバーサーカーで覚えられるので、「武器に魔法の力をこめる」という設定はほぼなかったことになっている。バーサーカーが持っているのは剣じゃなくて斧だし…。
速攻で魔法戦士かバーサーカーに向かわない限り、あえて使われることは少ないだろう。
また、DQ6から習得技が変化した関係で、魔法戦士が「メラファイター」で習得できなくなっている。
キーファ離脱後もギラと炎の両方に完全耐性持ちが少ないのもあって、大半の敵には通常攻撃を繰り出すよりも期待値は高いので使えないこともないが。
 
敵モンスターでは、【マジックアーマー】【サタンメイル】といったザコの他、【ガルシア】【さんぞく兵】【アントリア】といったボスが使用する。やっぱり使用者が多い。

リメイク版

魔法戦士★2のバイキルターで覚えるまま。モンスター職での習得も変更なし。
人間上級職で覚えた特技を他に引き継げなくなった仕様の関係で【勇者】★2でも習得するようになった。
 
相変わらずキーファがかえん斬りマシーンしてくれるお陰で序盤の頼れる主力というのも変わっていないが、アイラについては【自力習得特技消失バグ】の被害を受ける特技の一つであり、
更新パッチを当てていないソフトでは魔法戦士か勇者の職レベルを上げていくとこの特技を忘れてしまう。
そこまで大きな実害があるほどではないが勇者職をやることを放棄しない限り回避できないバグなので、気になる人は忘れずに更新パッチを当てておこう。バーサーカーで習得すれば問題ないが。

DQ8

【剣スキル】で使用可能な特技の一つ。
【主人公】が15P、【ククール】が9Pで習得する。
 
やはり基本的な性能に変化はないが、剣装備時限定という制限がついた。
また、他の魔法剣系特技が敵専用になったため、味方キャラクターが唯一使用できる魔法剣となった。
剣スキルの中でも初期に覚えられる特技であり、剣スキルを伸ばすなら序盤にお世話になる。
しかし、【まじんぎり】などの多くの特技がMPを消費するようになった中で、なぜかこれは消費MPが相変わらず0である。
設定からして【一閃突き】【さみだれ突き】よりよっぽどMPを消費しそうな技なのだが…魔法…?剣?
 
使い方によっては玄人向けの技にもなり、主人公の場合、ヒャド耐性のない相手に大きなダメージを与える【ふぶきのつるぎ】との組み合わせが強力。
ギラ系・ヒャド系両方に耐性の無い相手であれば、【はやぶさの剣・改】+【はやぶさ斬り】にも負けない大ダメージが期待でき、
バイキルトの効果を受けた状態で比べた場合では、一撃目にしかバイキルト補正がかからないはやぶさ×2を圧倒する。
【暗黒神ラプソーン】戦で活躍できるのも嬉しいところ。

【ダメージ限界突破】能力を有しているため9999ダメージを超過できるが、【ディバインスペル】で敵の耐性を下げてもこの技のダメージが増えない仕様となっているようで、
【1ターン最大ダメージ】狙いの場合、【烈風獣神斬】に遅れを取ってしまうのはちょっと残念なところである。

3DS版

バグが修正されたため上限ダメージを超えることはできなくなってしまったが、上限ダメージそのものが9999から12800に引き上げられたためダメージ自体は減ることはなかった。
【追憶の回廊】でもふぶきのつるぎ+かえんぎりが有効な敵が多数いるが、とにかく敵の攻撃が激しく【ベホマズン】に忙しい上に、【ゲルダ】【キラージャグリング】【モリー】【ゴッドスマッシュ】等さらに強力な攻撃を持つ新規キャラも登場したり、主人公にまでバイキルトをかけてやる暇がない等の理由からエンディング以降は活躍の場が限られる。
1ターン最大ダメージ狙いにおいても、強化された【ゼシカ】【ライトニングデス】にまたもや抜かれてしまった。
だが、敵の耐性を選ぶとはいえども、消費MP0でこんなとんでもないダメージを出せる技が序盤から習得可能というのは結構恐ろしい話である (PS2の頃から言えるが) 。
歴代最強のかえん斬りと言えるだろう。

DQ9

本作ではダメージ系属性付きの剣技の類は完全に敵専用特技となった。
代わりに【フォース】の力によって打撃に属性を付与できるようになった。
ザコモンスターでは【ウパパロン】が、ボスでは【ギュメイ将軍】が使用する。

DQ10オフライン

表記は「かえん斬り」。
【主人公】【ヒューザ】【片手剣スキル】で習得。習得に必要なスキルポイントは1。
【ゲストキャラクター】では【オーディス】が使う。
消費MPは2。
敵単体に通常攻撃の1.2倍+10の炎属性ダメージ。
【スキルアップパネル】による補強でダメージが15%・30%・60%・90%と増加する。

Ver.2

【アンルシア】【正義】スキルで覚えられる。必要スキルポイントは1(初期習得済み)。

DQ10オンライン

炎属性。消費MPは2。【片手剣スキル】3ポイントで覚えられる。
通常攻撃の1.2倍の威力に10を足した数値がダメージとなる。
詳細はこちらを参照。

DQ11

【主人公(DQ11)】【カミュ】【シルビア】【グレイグ】がいずれも【片手剣スキル】の最初の3ptで習得可能。
消費MP2。ようやく魔法剣らしくMPを消費するようになった。というより本作の特技は物理的な剣技や格闘技も含めてほとんどがMPを消費する仕様になっただけだが…。
通常攻撃の1.2倍の威力に5を足した数値がダメージとなる。
最序盤に習得できる特技としては強力な性能。コスパも良いため、乱発してもMPは枯渇しにくいが、MPの残量は一応気にした方が良い。
主人公のものは【お宝ハンター】【爆炎斬り】【氷炎乱舞】と3つの【れんけい技】にも対応しているため、両手剣を中心に戦わせる場合でも、先に習得させておいて損はない。
カミュも二刀の心得を最速で取りに行く場合でも、短剣スキルの特技はやや使いにくいので習得させやすいこの技を最初に取っておけば安定した火力を得られる。【ヴァイパーファング】【タナトスハント】のコンボを使えるようになるまではボス戦でもカミュのダメージソースとなってくれる。
また片手剣ルートの場合でも、攻撃力アップのパッシブスキルを活用しつつこれをダメージソースとする戦い方もある。ただし対抗馬に消費MP4で相手の耐性に関係なく2倍ダメージを与える【はやぶさ斬り】があるため、普通は素直にそちらを選択したほうがよい。
中盤以降はより高倍率の特技が登場するため、出番は少なくなる。
 
敵では【スカルライダー】【サイデリア】などが使用する。

DQM1・DQM2

本編シリーズとは異なり、影響を受ける属性がメラ系になっている。消費MPは3。
【グレンデル】【ずしおうまる】【スカルライダー】【デビルアーマー】【ドラゴン】【やまたのおろち】がLv11で習得する。
GB版DQM1では【ベビーサタン】も習得できたが、DQM2及びPS版DQM1では【ひのいき】に差し替えられている。
また、【ちからをためる】+【メラミ】【思いつく】こともできる。

キャラバンハート

デビルアーマー、やまたのおろち、【ドラゴンマシン】【キラーマシン2】【さまようよろい】【ギガントドラゴン】【ドラゴンライダー】が習得する。
習得レベルは変わらず11で、消費MPも同じく3。

ジョーカー1

【火炎】やメラ&○○系といったスキルでメラ系呪文と一緒に覚えられる。
また、さらに倍率の高い上位互換【れんごくぎり】が登場。

ジョーカー2~

メラ・炎ブレスの複合属性となり、さらに扱いやすくなった。

ジョーカー3

火属性の単一属性となり、使いづらくなった。
上位のれんごくぎりもなくなった。

少年ヤンガス

【イエティ】系統などの寒そうなイメージのある相手に対して通常の2倍のダメージを与える。
有効な相手以外でも1.2倍のダメージを与えられる。
さらに【秘密の通路】を囲っている氷柱を破壊できる。
炎なんだから植物系にも有効そうな技だがそんなことはない。【炎の剣】は有効なのに…。
 
味方側では【オルテカ】が最初から習得している他、【マジックリップス】【かげのきし】【ガニラス】がレベルアップで習得する。
特にこだわりがないなら、攻略の簡単な【いにしえの闘技場】にいるかげのきしを捕まえて鍛えるのがおすすめ。

ヒーローズ1

表記は「火炎斬り」。
スキルポイント6Pを消費して覚える【アクト】の特技。
炎を纏った剣を地面に叩きつけて攻撃する。
さらに20Pを消費して強化するとボタン長押しで連続で当たるようになる。
ただし追加攻撃の威力は低くてダメージ効率が悪くなるので、MPを節約する意味が大きい。
とくにMP消費がないハイテンション中は長押ししないほうがよい。

星ドラ

Dランク剣専用こうげきとくぎとして登場。表記は「かえん斬り」
【バスタードソード】のメインスキル。
最大強化CT : 15秒
最大強化効果 : 敵1体に威力145%のメラ属性こうげき。

ライバルズ

第3弾カードパック「不死鳥と大地の命動」にて「かえん斬り」表記で実装。戦士専用のノーマル。

コスト2
ユニット1体に味方リーダーの攻撃力と同じダメージを与える

テンションスキルを使うか武器を持たないと効果を発揮しないが、武器を強化しまくった終盤では驚きの火力を発揮する。
特に【きせきのつるぎ】を強化して戦う奇跡テリーでは必須クラスで愛用され、天敵【デスタムーア】対策としても活躍していた。
似たような効果を持つカードに1コスト上がって横一列に範囲が広くなった【しんくうは】がある。
 
ソロバトルアドベンチャーでは、高火力の勇者専用武器と組み合わせる事で新たな活躍の場を得た。

タクト

Cランクとくぎとして登場。表記は「火炎斬り」射程1・消費MP3。
「敵1体に威力120%のメラ属性ダメージを与える」
最大強化で威力180%まで強化可能。
【おばけキャンドル】【キラーマシンライト】【ストーンビースト】【アームライオン】が使用可能な他、とくぎ書でも習得可能。

ドラけし!

【どうのつるぎ】【はがねのつるぎ】などのスキルとして登場。
表記は「かえん斬り」スキル使用可能回数・7回
「炎をまとった刃が1匹の敵をめがけ 物理攻撃でダメージを与える」

スマブラSP

【勇者(スマッシュブラザーズ)】の下必殺で出る技の一つ。
炎を剣に纏わせ、縦に一閃する。
派手なエフェクト通り攻撃範囲に優れ、発生も早い、%も高めと優秀。追撃・迎撃・バーストと広い用途に使える。
見た目通り炎属性が付いているので爆発物に当てると即誘爆する点だけには注意が必要。

蒼天のソウラ

「火炎斬り」表記で登場。
【戦士】である【<盟友>ユルール】【フーゴ】の片手剣スキルの1つ。
 
ユルールの場合は振り下ろす剣技として主に使う他、【マルチナ】の作った氷の舞台を壊す為にも使用した。
フーゴの場合は大きな拳に対して片手剣が短い為に剣も火炎もどちらも当たらず、燃えた剣を握る拳で殴る…要するにただのパンチとなっており、表記さえも「火炎斬り(打撃)」となっている。