概要 
DQ1から登場し続ける建物。
ストーリー中で重要な位置づけにあることが多い。
DQ1~3までは【国王】がセーブの役目を担っていたので、拠点としてよく利用された。
人口も多く、様々な施設や宝物庫などがあるので、探索には十分な時間を費やそう。
フィールド上のシンボルはFC版1が1マス、DQ2以降は2×2の4マスである。
城の形式としては様々なものがある。
城の姿をしたモンスターに【ヘルクラウド】がいる。
1.城+城下町 
最もオーソドックスなパターン。
国産RPGだけあって、DQシリーズでは日本式の城下町型が主流になっている。
基本的にはフィールドから入るとまず城下町に出て、その奥に城塞(宮殿)があるパターンが多く、町を囲う城壁は特にない場合が多い。
【アリアハン】や【ラインハット】などが好例。
イレギュラー的に、【ラダトーム】(DQ1)や【サントハイム】、【イシス】など、城下町が離れた場所にあり、フィールド上での移動を要する城もある。
2.城内城下町 
城塞そのものの屋内に、居住区や施設など町が取り込まれているパターン。
【デルコンダル】や【グランバニア】、【アークボルト】などが好例。
城壁で町と城を守る城郭都市とは異なる。
城下町型をベースに、魔物に対する守りを堅固にしたパターンと言える。
町と城が一体になっているため外側からの侵攻に強い反面、逆に言えば町部分と城の中枢部の距離が近くて行き来しやすい構造という大きな問題点を抱えており、スパイや内通者など一度侵入に成功すれば内部から攻め落とされてしまう恐れがある。
内乱など仮に人同士の戦争になった場合は町並みを盾に出来ない分だけ、むしろ城下町型よりも脆い。
基本的に魔物相手にしか戦わない=外敵がわかりやすいDQならではの形態かもしれない。
3.城郭都市 
広い意味では周囲を囲む城壁や塀と警備によって守られた町を指す。
城というのは中国では城壁のことを指すため、いわゆる『宮殿としての城』については別に無くても構わないのである。
DQでは【メルキド】などが該当する。また、DQ8は最初に訪れる【トラペッタ】を始めほぼすべての町村が城郭都市の形をしており、堀を備えている場合も多い。
さらに城塞や砦(宮殿)を内包しているものもあり、狭い意味ではそちらを指す。
その入口の警備は重要で、町並みとはさらに別個で独自の警備を敷いており中まで怪しい者を通さないよう注意を払っている。そのため夜には入れないことが多い。
DQでは【レイドック】や【サザンビーク】などが該当するが、これらは非常に現実的な構造といえるだろう。
4.城・宮殿のみ 
ほとんど施設はない。
中にいるのは城の主とせいぜいがその側近程度の城もある。
名前も固有名詞+城といった具合のものが多い。
【メダル王の城】や【ポセイドン城】、【ルビスの城】などが好例。
町を持たずとも城単体でかなり大きなタイプもある。
例えば、DQ2の【ローレシア】と【サマルトリア】。【リリザ】は中間点の宿場町。
他には【レヌール城】や【グレイス城】など。
5.魔城 
城を建造するのは人間だけではない。当然魔族の城もある。
【竜王の城】のように完全に【ダンジョン】となっている城が多いが、【デスパレス】のように魔族の中での秩序が保たれている城もある。
また、【キングレオ城】のように、魔族が乗っ取った城も、広義の魔城と呼べるかもしれない。
6.廃城 
魔物の脅威のある世界なので、滅ぼされたり放棄され住民のいなくなった城も登場する。
【ムーンブルク】、【レヌール城】、【グレイス城】、【ルディアノ城】、【捨てられた城】、【ユグノア城】などが該当する。
人がいなくなったあとに魔物が住み着き、ダンジョン化しているものも多い。
【トロデーン城】については、廃城としていいのか微妙なところ。
7.その他 
【ダーマ神殿】のように、厳密には城ではないが便宜上城のシンボルが使われている施設もある。
神殿が特に多い。
DQB2 
【玉座の間】と【王さまの寝室】を隣接させることでできる組み合わせのレシピ。
完成させると周囲のBGMが【王城】に変わる。
本作ではこれ以外にも組み合わせで完成するレシピがあるが、城は【からっぽ島】のあおの開拓地で作成しなければならないため、唯一ストーリーを進める上で必須のものとなっている。
なお、見た目は指定されていないので、どう見ても民家にしか見えない建物であっても条件を満たせばしっかり城になる。