概要
DQ4やモンスターズなどに登場する、小型のドラゴンというか、小型の恐竜(獣脚類?)のモンスター。
名前はまんま「小型ドラゴン」からだろう。
上位種に 【テラノザース】、【はしりとかげ】、モンパレでは「テラノワール」が、更にスーパーライトでは味方として【スタドラ】がいる。
ちなみに馬より早く走れるらしい。スーパーライトの図鑑説明文には、「体格差のある【ダッシュラン】を相手に互角のかけっこ勝負をしているらしい」とある。そのダッシュラン系とは耳の位置、鼻の頭の角、背ビレなど外見上の共通点が見られるが、たまたま似通ってしまったのか、ダッシュランがコドラの近縁種もしくは成長した姿としてデザインされたのかは不明。
名前は似ているが【コドラン】とは無関係。
英語版での呼び名はKomodoであり、実在するコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)に由来すると思われる。紛らわしいが、決して「コドモ」ドラゴンではなく、そこも間違われ易いため上述の別モンスターと混同されがち。
後に同じ名前のポケモンも登場し、単にコドラと検索するとあちらの方が上位に引っかかるようになった。そのため、検索には「コドラ ドラクエ」などと入力することを推奨(登場自体はこちらのほうがずっと先)。
同様に知名度の関係で検索でポケモンの方が優先的に出てくるモンスターは他に【ゴースト】や「デスバーン」、「【ブーバー】」、「【ピクシー】」がいる。
なお、【キメラ】、【ガーゴイル】、【マタンゴ】、【アトラス】のように元ネタが有名もしくは一般的用語だと、ドラクエモンスターとしてそれなりに知名度があっても検索で上位に出ないことはしばしばある(ゴーストやピクシーはこれに該当)し、逆にマイナーモンスターでも名前が特殊だと検索ですんなり引っかかる(上位種のテラノザースやはしりとかげなど)ので、コドラのように特に元ネタがあるわけでもない特殊な名前なのに検索で引っかかりにくい例はやはり珍しい。
ポケモン恐るべしと言ったところか。
DQ4
2章の【砂漠のバザー】周辺で登場。5章では【大灯台】の下層のみに細々と生息する。
本作では【さそりアーマー】と並んで雑魚の中では【痛恨の一撃】を繰り出してくる最初のモンスターである。第一章ボス戦の【おおめだま】とは違う「会心の一撃タイプの痛恨」。
HPや攻撃力、素早さが高く、痛恨で30以上ものダメージを与えてくるので結構危険。ただし【判断力】は低いのでこちらのレベルに関係なく逃げることもある。
最下位種ながら同系統で唯一痛恨を繰り出すこともあってプレイヤー目線では相対的に一番強く感じられる。上位種の登場がかなり後なのであまり比べられることはないが。
砂漠のバザーで初めて出会う頃のレベルでは【アリーナ】でも先攻が難しく、先手を取られて痛恨で後列が殺られるというのは割とよくある光景。
直接攻撃をかわすこともあるので、確実に効くヒャドを織り交ぜつつできるだけ早く倒したいところ。マヌーサは当たりにくいので対策としてはおすすめできない。
リメイク版では【ブライ】が【ラリホー】を覚えるようになったのでこれで動きを封じるのが有効。
第5章で出会う頃にはこちらの戦力が充実していることもあり、特に警戒する必要もないだろう。
落とすアイテムは【モーニングスター】(リメイク版は【ホーリーランス】)。確率は1/128。
【格闘場】では【ひとくいサーベル】、【おにこぞう】と対戦するカードと【はえおとこ】、【ポイズンリザード】、ひとくいサーベルと対戦するカードがある。
ひとくいサーベルとは同じようなステータス、行動パターンを持つが、痛恨率がこちらの方が高いためオッズがやや低く設定されている。
実際に勝率はひとくいサーベルよりやや高いので儲けの期待値は同程度。少なくとも上述の後者のカードでは倍率も高く賭ける価値はある。
FC版の公式ガイドブックを見る限り、天空城でNPCとして仲間になる【ドラン】はコドラとよく似ている。
リメイク版では頭部のデザインなどでコドラとは差別化されているが、DQMSLにおいてはコドラが転生によって最終的にドランに進化するので関連はあるのかも知れない。
発売前のファミコン通信で【ミナデイン】にやられていたのが実はこの子だったりする。
見た目大型で、強そうなので終盤のモンスターと勘違いした読者もいただろう。
小説版では【おうごんのうでわ】の洞窟に登場。負傷した【アリーナ】を残し、腕輪の捜索に赴いてきた【クリフト】と【ブライ】の前に現れる。【マヌーサ】の霧を鼻息で吹き散らし、【ヒャド】の矢を尻尾で打ち返し、ゲーム以上の強さを見せつけたが、二人を追いかけてきたアリーナにあっという間に蹴散らされた。
ゲームブック版
乗り物としてキャラバンが販売している。
【キラーパンサー】よりも前にモンスターを乗り物として使った前例である。どうやら意外に人懐っこいらしい。
乗馬の得意なアリーナは難なく乗りこなしたが、お供二人は悪戦苦闘していた。
DQM・DQM2
ドラゴン系として登場。
DQMでは【まもりのとびら】、【とまどいのとびら】、【がんこじいさんのとびら】に、DQM2ではルカ編のみ水の世界のフィールドに出現する。
こいつだけ周りと比べて強さが突出しており、その高い攻撃力とすなけむりを駆使してプレイヤーを苦しめる。
ドラゴン系×【ピッキー】、もしくは【ドラゴンキッズ】×【トドマン】の配合で生み出せる。
習得する特技は【すなけむり】、【たいあたり】、【なかまをよぶ】。
ステータスは攻撃力、賢さ、素早さがよく伸びる。特に素早さはドラゴン系の中でも一番成長する。
だが成長が遅めであるため、序盤で仲間にできるモンスターではあるが、経験値が少ない序盤では育てづらいのがネックか。
また、+値が低いとレベルがすぐ頭打ちになるため、使いたいならかなり配合を繰り返す必要がある。
実は最終的なステータス上昇量は全モンスター中でも上位に入っていたりするのだが、カンストが早い賢さ・素早さを中心に伸びるせいで大体無駄になってしまうという哀しい運命を背負っている。
密かに会心率が高いという換えのきかない強みを持っているが、ザキ・眠り・混乱・麻痺・ルカニ系が無耐性(=最大限強化したとしても強耐性止まり)とかなり致命的な耐性の穴があるので、対戦に持ち出すのはよっぽど愛がないとちょっと厳しい。
なお、コドラを用いた特殊な配合はないので仲間にしたら別なドラゴン系か【キメラ】への配合素材にでも使ってやろう。
ジョーカー1
ドラゴン系Fランクのモンスターとして登場。
同系統では最も位階が低い(位階2)。野生のものは【サンドロ島】に昼間の間登場する。
特に拘りが無ければプレイヤーが最初に手に入るドラゴン系となるだろう。
HP、攻撃力はそれなりに伸び、守備力と素早さもぼちぼちだが、MPと賢さがまるで伸びない上に、賢さの限界値はたったと40と全モンスター中ぶっちぎりの最低値。
かしこさが低すぎて呪文は全くむいておらず、MPもかなり低いので通常攻撃を主体に戦うしかない。
特性は無く、耐性はマヌーサ無効のみ。所持スキルは【ぼうぎょ】。
配合でさっさと他のモンスターを生み出してしまったほうがいいかもしれない。
【物質系】と配合すると【いっかくりゅう】ができる。角…?
ジョーカー2
引き続き登場。やはりドラゴン系Fランク。
最初に仲間になるモンスターの一体にもなっている。
名前はコードランで、【コドラン】と区別するためだろうが、卵のブランドみたいな響きである。
野生のものは【平原】に出現する。
位階はドラゴン系の最下位で、【スライム】×【カバシラー】など、簡単な配合で作れる。
【炎ブレスブレイク】の特性を持つ。
ジョーカー2プロ
ランクは変わらないが、ドラゴン系最下位および最初に仲間になるモンスターの座は【ドラゴンキッズ】に奪われた。
特性に【にげあし】が追加され、強化で【ラッキー】、最強化で【AI1~2回行動】がつく。
【リザードキッズ】・【アルゴリザード】との配合で【ダッシュラン】が新たに作れるようになった。
テリワン3D
まよいの扉、まぼろしの扉、ねむりの扉に生息。
まよいの扉では【キリキリバッタ】を追いかけ回していることがあるが、まさか餌なのだろうか。まぼろしの扉では4体ほどの群れで行動していることがある他、走り回るこいつの後ろを【ダッシュラン】がついて行く様子も見られる。
馬より早く走れるという割にはこうどうはやいを持たず、特性は【スタンダードボディ】、【会心出やすい】、【炎ブレスブレイク】、+25で【ラッキー】、+50で【AI1~2回行動】。
元々目立った特徴のないテラノザースはともかくとして、痛恨を「会心出やすい」、はしりとかげの要素(1~2回行動)はまんまAI1~2回行動で再現していると取れる特性だが、残念ながら回復のコツまでは持ってない(その上かしこさやMPが泣けるほど低く、200台しかないワーストレベル)。
初期スキルは相変わらず「ぼうぎょ」なのでポイントが十分なら【ホイミ】や【ベホイミ】くらいは覚えられるものの、かしこさが低いためかろうじての応急処置にしかならない。
一方攻撃力が高いので【レッドファイター】を持たせてかぶとわりとれんごく斬りでも覚えさせればまあまあ使えるだろう。
テリーとサイズが近いためか3DSホームメニュー時のソフト画ではコドラがテリーの顔を舐めるイラストが使われている。
イルルカ
位階11、ドラゴン系のFランク。
ドラゴン系としては【ドラゴンキッズ】の一つ上、【リザードキッズ】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は爪と杖。所持スキルは【ぼうぎょ】。
特性は【スタンダードボディ】、【会心出やすい】、【炎ブレスブレイク】。
+25で【ラッキー】、+50で【AI1~2回行動】、【新生配合】で【こうどう はやい】。
さらに【メガボディ】化で【いきなりピオラ】、【ギガボディ】化で【ロケットスタート】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-7。
特性はそれほど悪くないが器用貧乏な印象もある。
1~2回行動からの炎ブレス属性攻撃で、シナリオでは攻撃役として使えるか。
新生配合やサイズアップでは速攻タイプの特性が解放される。
状態異常系のブレイクなどを持たせてやると活躍の場が増えるだろう。
ステータス成長率はランクの割に攻撃力と素早さが高め。
賢さは底辺だがシナリオ序盤なら気にならない。
限界値も攻撃力と素早さは悪くないが賢さはやはり底辺。基準値の合計はかなり低い方。
耐性はごく普通。素でマインド無効なので、
こうどうはやいが付いても敵のマインド系攻撃に耐えられる……かもしれない。
今回は野生では出現しない。ドラゴンキッズからの位階配合で作ろう。
イル用の【魔物の着ぐるみ】のモデル(?)になっている。
(レアバージョンはテラノザースモデル。ちなみにルカは通常がももんじゃ、レアがメイジももんじゃ)。
SP版では【超ギガボディ】化で【ショック攻撃】を習得。
DQM3
ドラゴン系ランクG。
野生では【人間界】、【甘味楼の魔界】初級に出現。
ドロップアイテムは【くさったにく】、レアドロップは【すばやさのたね】。
ドラゴン系と魔獣系の系統配合で生まれる。
特性は【いきなりピオラ】、【ロケットスタート】(Lv20)、【火ブレイク大】(Lv40)
Lサイズ化で【1~3回行動】、【幻惑ブレイク大】、【ラストスタンド】(Lv60)。
所持スキルは【ぼうぎょ(スキル)】。
【いっかく竜】との配合で【ダッシュラン】、【はじけドーラ】との配合で【デンデン竜】が生まれる。
初期スキルに反して特性は非常に攻撃的で、特にSサイズの速攻アタッカーとして全く無駄がない。
ステータスも攻撃と素早さに優れており、先手で火ブレイクの乗った【灼熱斬】を叩き込むのは単純ながら非常に強力。
こんな外見ながら下手な魔王よりも完成されたスペックを誇る。というか本作は魔王が弱いというイメージを持つ人もいるくらいちぐはぐ魔王が多い。
バトルロード2
第1章から登場。
ステータスはHP:642 ちから:73 かしこさ:57 みのまもり:68 すばやさ:79。
使える技は「のうてんちょくげき」と「バーニングテール」。
前者は全速力で敵1体に頭突きをかます打撃技で、
後者は燃えさかる尻尾を振り回して敵全体を攻撃する灼熱属性の攻撃。
主人公の職業が魔法使いだとバーニングテールが灼熱の呪文「ギラ」となる。
バランスが良く、会心の一撃が出やすいため使いやすいモンスターである。
ライバルズ
4/4/4 ドラゴン系
召喚時:このターン中に使うドラゴン系のユニットカードのコスト-2
「モンスターもりもり物語」で登場した共通のスーパーレア。
ドラゴン系を軸としたミネアのデッキで採用された。実装当初は
「自分の最大MPが相手の最大MP以下なら自分の手札のドラゴン系カードを1枚選ぶ
そのカードのコスト-2」
という効果だったため次のターン以降に使うカードのコストを下げておくことで有利にゲームを進めることができた。
まほうのせいすい実装を機にこの性能に調整された。
ウォーク
2019年10月24日から11月21日まで開催されたイベント「試練の扉」にて、3週目の初級の扉の最終戦などに登場した。後に2020年9月に実装されたバトルコンテンツ「ほこら」でははしりとかげの取り巻きとしても再登場している。いずれもピオリムとはね飛ぶ攻撃を使う。
こころの色は青でコストは27。高グレードのものは斬撃・体技ダメージアップに、メラ属性と毒に耐性がつき、ガード率も上がる。
また、「コドラウィップ」というコドラの尻尾を模した武器も登場した。