【魔術師の塔】

Last-modified: 2022-03-26 (土) 14:35:51

DQ6

【フォーン城】にある、鏡の中に封じ込められた姫、【イリカ】を救い出すべく向かう、【夢の世界】の砂漠の中にそびえる【塔】
DS版以降の英語版での地名はSpiegelspire。
 
下層部の広い構造と、中段の半螺旋状の階段が備え付けられた細長い構造、そしてその最上階にそびえ立つ庭園と一軒家が特徴的。
フォーン城の学者たちは「この城の北に塔があるという伝承があるが、北には何もない」と悩んでいるが、ここまで進んでいるプレイヤーなら「こっちにないならあっちの世界だ」とすぐさま気付くだろう。
しかし、実際には【現実の世界】のフォーン城の位置と上の世界のこの塔の位置は全然違う場所にあり、北と言うより南東である。
だが学者の情報が全く役に立たないわけではなく、現実のフォーン城の北には【井戸】があり、そこにいる老人が「砂漠の中にそびえ立つ塔の夢を見る」と教えてくれるので、地図を見て場所の見当はつくようになっている。
ちなみに、この情報を聞かずにいきなり上の世界に行くと、塔を見つけるのに相当苦労することになる。
これまでだと、井戸をくぐればそこに目的地が、というパターンが多かったが、この井戸は上の世界とは繋がっていないため、自分で塔を探す必要がある点に注意。
 
塔の入口には少々変わった仕掛けがあり、扉の前で【インパス】を唱えないと開かない。
もっとも、これはフォーン城ではっきり教えてもらえるので、詰まることはないだろう。
インパスは主人公がLv6で習得するため基本的には必ず覚えているだろうが、【低レベルクリア】や主人公以外での【一人旅】をしていて覚えていないという場合は、【商人】の★1でも習得できるのでちゃっちゃと覚えれば良い。
転職縛りとかもしているなら大人しく主人公をレベル6まで上げるしかないが。
 
インパスで開くことさえ知っていれば、【ひょうたん島】を手に入れた段階で訪れ最上階に行くことも可能。
ただフォーン城のイベントを進めないとここに住んでいる人物が【ミラルゴ】とわからない為か「よく扉の開け方がわかったの」と怪訝な対応をされるだけでイベントが進まず戦闘にならない。
しかし、何の前情報もなく来た場合、扉を開いて中に入るまでは【ルーラ】登録もされず、【フローミ】も効果がないので何の塔なのかはわからないようになっている。
扉を開けるとフラグが立ち、ルーラとフローミの使用が可能になるという処置になっている。
 
内部は1階には階段が4つあり、手前の左側の小部屋の階段以外はフェイクとなっている。
また、2階は細長い外周部を通っていく必要があり、そこで足を踏み外して落ちたら登り直しになるので、最初は戸惑うかもしれないが、慣れてしまえばどうってことはない構造。
登場モンスターでは大量に現れて【さみだれけん】や2回行動で猛攻してくる【エビルドライブ】が印象的か。
【旅人の洞窟】で悪夢を見せてくれた【かくとうパンサー】【ホラーウォーカー】も再登場する。
タフな上に3体で出て【かえんのいき】を連発する【フーセンドラゴン】まで出てくる。
とにかく全体攻撃手段を持つ敵が多く、魔法構成で固めていると苦労するかも。
また上記の敵と比べるとそれほどの強さでもないが、同じく旅人の洞窟で見かけた【ヘルバイパー】も出てくる。
 
ちなみに、中層部へ差し掛かる屋外エリアには宝部屋に続く下り階段があるので、忘れずに探索しておこう。
最上階では1000年に及ぶ拉致監禁犯・ミラルゴとの戦闘が待っている。
 
ちなみに、ここは【熟練度】のレベル制限がないエリアになっているため、DQ6を代表する熟練度稼ぎスポットとして有名。
つまり、ここで戦い続ければレベル99でも熟練度は上がるのだ。
DQ6のダンジョンにしては珍しくルーラ登録され、さらに【ダーマ神殿】と同じ上の世界に存在する場所のため、いつでも手軽に訪れて稼ぐことができるのが人気の秘密である。
馬車にいる控えメンバーはダンジョン内ではレギュラー4人とは入れ替えられなくても熟練度が上がるのでレベルの低いメンバーは控えにいるか、入れ替えたいなら入り口付近で戦うのがオススメ。
なお誤解されがちであるが、レベル99まで熟練度を上げられるのは魔術師の塔に限った話ではなく、むしろここより後に訪れることになる地域の大半でレベル99まで上げられる。
ここの最大の特徴は、「熟練度のレベル制限のない地域の中で断トツで早く訪れることができる」という点。
上述の通り、来るだけなら【ジャミラス】を倒してひょうたん島を入手した直後、つまり、【ホルストック】【クリアベール】の前に来ることができる。
DQ6の人間キャラは中盤以降はレベルアップで特技を覚えなくなり、強力な特技を覚えるには職業レベルを上げる必要がある。
しかし、中盤は熟練度のレベル制限があり、かつ行動範囲が極端に制限されているため、従来作でできた「過剰にレベルを上げて強力な呪文・特技で楽に突破する」ができず、むしろ早いうちに中途半端にレベルを上げすぎると職業レベルが上げられなくてかえってそのあとの難度があがる。
また職業選択に失敗したことに気づいて他の職業で上げなおそうとすると行動可能範囲内ではレベル上限に引っ掛かっていて思うように職業レベルが上げられず、目的の呪文・特技が習得できないなどという事態も起こりうる。
そのため、この行動範囲が制限された時期に訪れることができ、レベル制限を気にせず職業を極められる魔術師の塔は、高レベルでのパワープレーを好むプレイヤーにとっては非常にありがたい存在なのだ。ちなみに、同時期に訪問可能になる上の世界の【ダーマ神殿南の井戸】も熟練度のレベル制限がないが、ルーラ登録されることや、そもそものアクセスしやすさの点で魔術師の塔の方が優れている。
ただし、ひょうたん島入手直後だとシナリオ2つ先のダンジョンなので順当に進めていた場合、この時点では多少苦戦する。レベル制限に引っかかるまではここよりも適正レベルの地域で上げた方が早い。
 
また、これも誤解されがちだが、レベル制限のない地域の中で最も敵の平均経験値が低いのは、ここではなく【ジャンポルテの館】の周辺。
少しでもサクサク戦闘を終わらせたい、なるべく低レベルを維持したいなどの目的ならばそちらの方が効率がよい。
もちろん、純粋なパーティ強化目的なら、【メタル狩り】ができる地域や、【マウントスノー】周辺など種をドロップする敵が多く出現する地域で鍛えた方が良い。
 
加えて、SFC版では下の世界のダーマの南の海沿いの1マスの敵出現エリアのはみ出しが発見されており、実はこれを利用すれば、もっと早い時期にレベル制限のない敵と戦うことができる。魔術師の塔よりも敵が強いが、ここなら【ブラスト】やジャミラスと戦うより前に無制限にレベル&熟練度上げができる。
1マスのみなので、【くちぶえ】はほぼ必須。

リメイク版

上の世界の地図も白地図形式に変わったため、地図を見ただけでは場所の検討がつかず、自分の足で探さなければならなくなった。
一方、塔を訪れるだけでルーラの行先に登録されるようになったため、知らずに訪れても名前がわかるようになった。
 
また、扉の前で【アモス】に話しかけると、インパスを唱えようとして「私はインパスを唱えられませんでしたね!」とジョークを言う会話がある。
しかし商人職でインパスを覚えさせていてもやっぱり「唱えられませんでしたね!」と言う。
 
スマホ版では熟練度アップ上限Lvが全体的に緩和されたため、よほどLvを上げていない限りは、ここを訪れなくても普通に熟練度を稼げる。

DQ7(リメイク版)

トクベツな石版として登場。同名であるだけでDQ6との繋がりは無い。
詳しくはこちらを参照。