DQ6
【現実の世界】における【城】。北には【井戸】や【小屋】。西にも【小屋】がある。
【公式ガイドブック】での英語表記はCastle of Fohn。
周辺では【キメイラ】や【ダークホーン】を仲間にできる(リメイク版除く)。
現実の世界で【空飛ぶベッド】を入手した後、夢の世界の【井戸】経由で訪れることになる城である。
【ホルストック】から海を挟んで西に位置し、代々内海への水門を【すいもんのカギ】と共に管理している。
当然、水門を開けるまではルーラしても船は着いてこない。
カガミ姫と呼ばれる、鏡の中で生きる女性【イリカ】がいることで有名で、以前はそれを見世物にしていた。
しかし、そのカガミ姫に恋をした当代の【フォーン王】が地下の「鏡の間」に安置してからは、一般人の目に触れることはなくなっていた。
姫を助けたい一心でフォーン王は鏡から出すための呪文も見つけ出したものの、唱えてもなぜか何も起こらず絶望していたところに主人公一行が訪れる。
その主人公が真実を映す【ラーのカガミ】を持っていたことからこの事件に関わることになる。
事件解決後、カガミ姫はフォーン王に求婚され、そのまま【王妃】となる。
なお、SFC版のフォーン王のグラフィックは【ランド】。格好もタンクトップと実にフランクな王様である。
一度使えば用済みなことが多いイベントアイテムの中で、ラーのカガミが再登場する珍しい場所である。
そして、ラーのカガミを使っても事件解決の糸口が掴めるだけで、すぐ解決するわけではないという点も珍しい。
構造
地下1階
「鏡の間」があり、カガミ姫の映る鏡が安置されている。鏡は【あくまのカガミ】そのものの見た目。
また、「鏡の間」の右隣にある小部屋の【ゴールド銀行】には宝箱が二つ置かれており、それぞれ150Gと【うつくしそう】が入っている。
宝物庫になっているからあまり歩き回るなと兵士にたしなめられるが、堂々と入って取って問題ない。
しかし宝物庫にしてはずいぶんシケている。
1階
なんと、町としての機能は、入り口の両サイドに【武器屋】と【防具屋】があるのみ。
商品リスト | 価格 |
---|---|
【バトルアックス】 | 4300G |
【まどろみのけん】 | 6300G |
【まふうじのつえ】 | 6000G |
【のこぎりがたな】 | 9800G |
【みかわしのふく】 | 3000G |
【ぎんのむねあて】 | 3200G |
【あつでのよろい】 | 5000G |
【まほうのたて】 | 5000G |
【てっかめん】 | 3500G |
なお、【宿屋】・【道具屋】がないため、どう頑張ってもレベル上げの拠点とするには不向きである。
品揃えもパッとしない。まどろみのけんのような便利なものは普通購入してるだろうし。
あつでのよろいくらいしか買う価値のあるものがなく、しかも【沈没船】で一着はタダで拾える。
国王が鏡姫にかまけて内政を怠っている証拠かもしれない。
もしかしたら、鏡姫目当ての観光客が滞在するのを防ぐ目的でもあるのかもしれないが、結果として国が衰退することになっているのがなんとも…。
というより、城下町に該当する町がどこにもない。
城を構えて王を名乗り、兵士も雇ってはいるが、どちらかというと代々水門を管理しているだけの田舎の領主のイメージが強い。
城下町が存在しない城で言うと、前作の【レヌール城】がイメージに近いかもしれない。
2階
玉座の間がある。
南西の部屋のタンスには【ちいさなメダル】が入っているので、取り忘れのないように。
また、南東の部屋のツボの中には【ふしぎなきのみ】が入っている。
南端の大きな扉から外に出ると、屋上庭園がある。
フォーン王を愛する嫉妬深い婦人と見張りの兵士、【教会】の神父がいる。
3階
国王の寝室。こちらのタンスにもちいさなメダルが入っているので、ありがたく頂戴しよう。
なお、王と姫の結婚式が済んだ後、ここにいる召使いの女性はいつも夫婦のベッドを眺めており、話しかけると
*「ほんとに おふたりの
仲の良いことといったら……。
と言ってくる。なんだか意味深である。
話している時には主人公たちのほうに顔を向ける彼女であるが、話が終わるとまた振り返ってベッドに目をやる。
アモス「この方…… どこを見て
そう言っているのでしょう……。」ミレーユ「うふふ。」
上記はリメイク版における【仲間会話】である。
リメイク版
英語版での地名はSwanstone。
教会とゴールド銀行が入口付近に移動した。しかし相変わらず宿屋は無いまま。
地下の鏡はごく普通の縦長の鏡になっており、ラーのかがみを使うと実際に姫の背後にミラルゴの姿が現れる。
それにしてもリメイク版の室内の柱、なぜにこんな形をしているのか…。