【一人旅】

Last-modified: 2024-01-15 (月) 00:30:21

概要

【縛りプレイ】の一つ。
その名の通り、【プレイヤーキャラクター】1人のみでのクリアを目指すこと。大抵、【主人公】(勇者)の単独行動という形で行われる。
主人公は原則パーティから外せないため、主人公以外のキャラで一人旅を行いたい場合は主人公を【棺桶勇者】にする必要がある。
 
DQ1は当然一人旅なので、これがやり込みとして成立するのはDQ2以降である。
だが、DQ2・DQ7・DQ8は仲間を外すことができず、DQ6においても【バーバラ】【ルイーダ】に預けられないので、これらの作品で一人旅をする際は、対象キャラ以外を棺桶に入れておかなければならない。さすがにゲームとはいえ多少気が引ける部分がある。
DQ4は馬車に入れてしまえば済むが、馬車内でのレベルアップのメッセージ送りが面倒なら棺桶に入れてから送り込もう。
一方DQ3・DQ9では固有の仲間PCではない【キャラクターメイキング】を採用している仕様上、そもそも仲間を一人も作らないという選択肢も有り得るため、(難易度は別として)一人旅をしやすい環境が整っている。
 
基本的に壁となるのはDQ3から登場した【麻痺】
一人旅の場合、喰らったら多くの作品において即全滅扱いになる恐ろしい状態異常である。しかもFFなどと違って確実に回避する手段がないのも厳しい。当然、【ザキ系】などの即死攻撃や【ラリホー】なども脅威となる。
数の暴力や2回行動で攻めてくる敵も通常とは危険度が段違いで、たとえ【スライム】相手でもLv1で7~8匹の大集団に出くわしたら死を覚悟した方がいいだろう。
いずれにせよ通常なら分散する被弾ダメージが否が応でも1人に集中するのだから、非常に危険なプレイだということは認識しておくべきである。

逆に、全体攻撃については1人の方が脅威度は下がる。普段パーティを組んでプレイしていても、特定のダンジョンや特定のボス戦は単騎の方が難易度が低くなることも。
回避率が上がる装備などは、単騎だと存分にポテンシャルを発揮するようになる。

DQ2

ゲーム開始時は前作同様必ず一人旅。
以降は仲間を増やさないと【ローラの門】【ムーンブルク西のほこら】が通過出来ない。
主人公である【ローレシアの王子】だけでなく、【サマルトリアの王子】でも【ムーンブルクの王女】でも可能。
仲間は【棺桶】に入れておくことに。
呪文での自己回復だけでは厳しいので、【ちからのたて】は必須。
 
邪道だが、復活の呪文を捏造して最初から船を持った状態で始めれば、上記のポイントをスルー出来るのでローレに限り完全一人旅が可能になる。
意外な盲点として、【みずのはごろも】は王女の道具欄に優先的に入る仕組みのため(どちらかの王子一人旅の場合は)入手出来ないので一層難易度が上がる。

DQ3

主流となったのは本作から。
ただ難易度が上がるだけではなく一人旅ならではの利点も存在するため、「【ルイーダの酒場】で仲間を加えずに全編勇者のみでクリア」というやり込みに挑戦するプレイヤーが続出した。

ただし【○○○○バーク】を作るために、一度は【商人】を加えないといけない。
逆に、【ちきゅうのへそ】攻略の際は通常プレイでも必ず一人旅となる。
またレアケースだが、バシルーラを連発されて強制一人旅になることも有り得る。
 
本作のボスは【カンダタ】(1戦目)を除き、すべて【自動回復】持ちのため、ボス戦が最大の山場となる。
まず、最初の壁として立ちはだかるのはカンダタの2戦目。
毎ターン50回復するので、70~80程度のダメージを安定して与えられる状況でないとまず勝てない。
コイツを倒さないと船も手に入らないため、必然的に装備も限られ、かなりのレベル上げを要する。
幸いにも船入手前から【メタル狩り】はできるし、【あやしいかげ】とも戦えるほか、【エンカウントエリア】のはみ出し地帯で【エジンベア】【竜の女王の城】付近の敵と戦うこともできるので、戦闘相手にはそれほど困らず、あわよくばドロップアイテムで装備の強化を狙うこともできる。それでもかなりのやり込みが必要になるが。
【ボストロール】【やまたのおろち】【バラモス】はHPを毎ターン100回復するので千日手状態になってしまう。
【ギガデイン】によって一気にダメージを与えなければほぼ撃破不可能である。
特にバラモスはHPが高く、仕様上般若の面を装備出来ないので最大の壁と言われている。
ギガデインを主力とする場合、特にFC版ではレベルアップ直前にセーブしてMP吟味に重点を置く必要がある。
その他のステータス(後述のように、特に最大HP)も【ドーピング】で補うことになるだろう。
逆にドーピングに頼って力や最大HPを最大近くまで伸ばす物理攻撃主体の作戦であれば、必要な呪文はベホマ程度であり、それほどMPに拘る必要は無い。
力を255にして【いなづまのけん】を装備し、【くさなぎのけん】でバラモスの守備力を2回も下げれば、3回攻撃して1回ベホマというペースでも自動回復を十分上回るダメージが出せるだろう。
いずれの場合にせよ、前述のようにバシルーラとメダパニが完全無駄行動になるという利点もあるが、こちらが混乱するとメダパニはスキップするので注意。
本来バラモスは完全二回行動の8回(丁度4ターン)でローテーションが一周するのだが、なぜかメダパニはスキップしてもバシルーラはスキップしない。
そのためメダパニを喰らった後はローテーションが奇数になってしまい、二回行動が一周するのに7ターンかかるようになる。
【まほうのよろい】の耐性込みなら最大HPを最低でも450程度、出来れば500以上にドーピングしておけば、まず4ターンは耐えることが出来るだろう。
 
FC版では、武器と防具の店で装備出来ないものを選択すると無限ループが発生し、強制購入するしかないという地味な制限もある。
買い物の会話の無限ループはアッサラームの【ぼったくり商店】が有名だが、正直それよりも性質が悪いので気をつけたい。
 
勇者はパーティから外せないため、勇者以外での一人旅は勇者をわざと殺して棺桶を引き連れた疑似的なものになる。
クリア後の冒険の書であれば勇者を預けられるので、勇者抜きの一人旅が可能。ただしクリア前に最後にセーブしたところからになる。
そのため勇者以外で「最初から純粋な一人旅」をするには一度ノーセーブでクリアする必要があるが、○○○○バークに商人を預ける際に強制セーブされるため正攻法では不可能(【棺桶バグ】などを駆使すれば一応可能ではある)。
いずれにせよ、勇者以外での一人旅ではギガデインが使えず、転職を経なければベホマも使えない職業が多いため、かなりの鬼門となるはずである。例えば自動回復100を持つやまたのおろちはメラゾーマやイオナズンに完全耐性があるので、ギガデイン以外の攻撃呪文ではまず自動回復には追い付くことはできない。たとえ非力な職業であっても、HPと力を大幅にドーピングして物理攻撃に特化するくらいしか突破する手段は無いだろう。

リメイク版

自動回復持ちのボスがバラモス、【バラモスゾンビ】闇ゾーマしかいなくなり、【複数攻撃武器】の導入によって、一気にハードルが下がった。
ただし、バラモスは相変わらず毎ターン100回復するため、ゾーマ以上の壁と言われる。
また、勇者1人でバラモスを倒すと【アリアハン王】からご褒美を貰えるので、これにより一気に知名度が上がった。
ご褒美が嬉しいかは別として、縛りプレイにゲーム側から反応が返ってくるのはやりがいがあるものである。
ちなみにゾーマを一人で倒しても【ラルス王】とラダトーム大臣からお褒めの言葉がもらえる。もちろんその後はEDなのでそれ以外に何もないが。

GBC版

自動回復持ちのモンスターがいなくなったので、ボス戦の難易度は下がっている。
しかし、状態異常のかかりやすさはFC版と同じに戻ったので、ザコ戦の難易度は上がっている。
したがって、SFC版と比べて総合的な難易度はどっこいどっこい。

DQ4

章ごとに分かれているが、1章と3章は前半必ず一人で、仲間を加えなければ最後まで一人でクリアすることが可能。2章は【武術大会】【アリーナ】一人で戦い、5章は序盤のみ必ず一人旅となる。【裏切りの洞窟】の2度のイベント戦も一人で挑む。
2章は上述の格闘大会があるのでアリーナでのみ可能。
4章は【オーリン】が生きていないと【キングレオ城】に入れないので、前作の商人同様最低でも一時的に2人旅になる必要がある。
5章では使わないキャラは【馬車】に入れてしまえば良い。
また、6章では【ピサロ】がいないと【エビルプリースト】に挑めないため、ピサロかピサロと目的の一人で挑みピサロを見殺しにする必要がある。
しかしエビルプリーストの【あやしいひとみ】が回避出来ないため、とてつもない鬼門と化す。
 
なお、リメイク版の【称号】には一人旅関連のものもありそうなものだが、実際には全く無い。
唯一【孤独なヒーロー】だけは馬車外に勇者一人になる(+一度は【全滅】する)のが条件だが、クリア等は絡んでいないので通常プレイでも(全滅回数に拘らなければ)達成可能。

DQ5

幼年時代は仲間のHPを0にしても戦闘終了後に復活してしまうため、厳密な意味で一人旅出来るのは青年時代からとなる。しかし、中には戦闘が始まる度に他の仲間が気絶するまで防御し続けるという猛者もいる。
【仲間モンスター】無しという縛りプレイを導入すると、

の期間は必然的に一人旅になる。
青年時代前半はルイーダの酒場が使えないため、人間の仲間がいる時期は棺桶に入れておく必要がある。
 
敵全体を攻撃出来る【ブーメラン】系の武器、長期戦に強い【しんぴのよろい】、攻撃力が2倍になる【ファイトいっぱつ】などを駆使すれば、通常攻略と同じくらいのレベルでクリア出来たりする。
 
ただし【迷いの森】だけは子供たちのどちらかが馬車外にいて生きている状態でなければクリア出来ないため、完全一人旅は事実上不可能。
ここも出来る限り一人で攻略したいというのなら、死んだ子供を棺桶に入れて引きずりながらイベントの発生する場所に入る直前に蘇生する、という方法を取るしかない。
父親としては鬼畜を通り越して外道の所業だが。

ちなみに必ず主人公一人で挑まなければならない戦闘として、ゲーム冒頭の【スライム】戦(パパスが来るまで)・【サンタローズの洞窟】内でのザコ戦・【工事中の神殿】での【ムチおとこ】戦(SFC版のみ)がある。
ただし冒頭のスライム戦はパパスが来るまでに死ぬようなことはまず無く、ムチおとこ戦は負けても問題なくストーリーが進むため特に壁になるようなことはない。
サンタローズの洞窟内では理論上は敵に遭遇せずに切り抜けることも可能だが、【TAS】でも使わない限りはまず有り得ないのでここだけは一人旅の辛さを嫌でも味わうことになるだろう。

PS2版

【オープントレイ技】及び【スティックバグ】を利用すれば迷いの森をスルー出来るため、子供たちを連れていく必要がなくなった。
具体的な手順は以下の通り。

  1. 幼年時代のうちにスティックバグを利用して【サンタローズの洞窟】にある【やみのランプ】を回収
  2. 幼年時代の【妖精の村】でランプを使うと村が青年時代のマップに変化。この時点で妖精の村がルーラの行先に登録される
    (ちなみに【ドワーフの洞窟】を出入りすると幼年時代に戻れる)
  3. 青年時代後半に【地下遺跡の洞窟】をクリアするまで進めたら妖精の村にルーラして【ようせいのホルン】入手

闇のランプの代わりに【ラナルータ】でも良いのだが、そちらは主人公には使えないので必然的にそれを使える仲間モンスターを加える必要があり、完全一人旅に拘るのであれば闇のランプ一択となる。
 
なおオープントレイ技を使えば幼年時代から馬車が入手出来るため、仲間を馬車に引っ込めておけば幼年時代も完全一人旅が可能なのでは?と思うかも知れないが、ストーリーイベントの殆どは本来いるはずの仲間がいない状態で起こすと【フリーズ】するので残念ながら不可能。
 
その代わり青年時代では主人公以外のメンバーはほぼ自由。
やろうと思えば【ビアンカ】【ヘンリー】【パパス】【ベラ】を青年時代開始直後~最後まで連れ回せるので、主人公の代わりに彼らで一人旅ということも可能。
ビアンカ及び【フローラ】の結婚後の長期離脱も(下準備が大変だが)スルーしようと思えば出来たりする。
誰も【ベホマ】を使えないので難易度は非常に高いが。
この場合事あるごとにに自動で生き返る主人公をいちいち棺桶に入れる必要があるが、彼は【メガザル】を覚えてくれるので歴代主人公の中では自殺もとい自主退場が楽な方。
主人公以外での一人旅に挑む場合は、まずは下準備として主人公一人でダンジョンに籠るなどしてメガザル修得までレベルを上げるといいだろう。時間は掛かるが。

DQ6

【バーバラ】主人公は仲間から外すことが出来ず、片方を棺桶に入れておかなければならない。
【しあわせの国】に行くと勝手に生き返ってしまい、馬車にいても【ジャミラス】の経験値が入ってしまう。
【ベストドレッサーコンテスト】はランク2、5が男性限定、ランク4が女性限定、ランク7がモンスター限定なので、クリアに必須なランク3までの間一時的に主人公が必要となる。
 
【スカラ】【ベホマ】はほぼ必須なので僧侶に転職して覚えておこう。
勇者に転職してしまえば、【ギガスラッシュ】連発で結構楽に進めるようになる。
 
SFC版で【隠しダンジョン】に挑むには全ての職業を★5まで極める必要がある。
これを一人でやるのは大変なので、一時的に仲間の力を借りても良いかもしれない。

DQ7

最初からいるメンバーのうち【キーファ】は永久離脱、【マリベル】も中盤戦で長期離脱が入るため、全編一人旅は【主人公(DQ7)】のみが可能……と思いきや、一時的に【メルビン】による強制一人旅期間がある。
そのため主人公一人だけしか育てていないとそこで詰みかねないので、ある程度はメルビンも育てておくか、PS版ならエンカウントリセットを駆使する必要がある。
メルビン一人で挑む強制戦闘はないので一回も戦わずに進めることも可能なのが救い。
 
DQ6同様、転職できるようになるとかなり融通が利くようになる。
転職するまでが大変だが。

DQ8

スキルシステムに変わったこともあり、やや難易度は高い。
また、ストーリー上主人公一人で行動する場面がエンディング中ぐらいしかない。

DQ9

DQ3以来久々に仲間キャラがストーリーに絡んでこない。
天使界などの描写を考えると、いない方が自然なくらいとも考えられる。
DQ9からドラクエを始めたプレイヤーは【ルイーダ】の名前にピンと来ずに、
そのままスルーして【ベクセリア】【エルギオス】まで行ってしまうこともありえなくはない。
(まあ、そんなド素人プレイヤーが人の話を全く聞かずに進めるとは考えにくいが)
そこまではなくてもDQ9の主人公はデフォルトでムチスキルを持っているので、戦闘もしやすく
転職を上手く利用すればスキル100振り等の強化もかなり楽な為、縛りプレイとして一人旅を楽しむプレイヤーは他作品に比べて多いだろう。
もっとも【ダーマの塔】クリアまでは転職が出来ないため、旅芸人1人で戦わなくてはならない【なぞの黒騎士】【病魔パンデルム】が鬼門となりがちである。
DQ3と同じく、【経験値分配システム】のおかげで、1人だと4人パーティの4倍の経験値が得られる。
ただし1人クリアを達成しても、これといったイベントや称号などは発生しない。
また、一人旅だと【パラディン】への転職や【旅芸人の秘伝書】の入手(厳密にはその前段階である【芸人パノンの大特訓!】のクリア)が不可能という欠点もある。
この点に関してはその為に使い捨てキャラを用意するかしないかでスタイルが異なる。

DQ10

オンラインゲームで「ソロプレイ」と呼ばれるプレイスタイルは、当然DQ10でも存在する。
また、DQ10ならではの要素として【サポート仲間】というシステムも存在する。
これは他のプレイヤーのキャラをNPCとして一時的に雇用するというものであり、
「プレイヤーが動かしているのは一人」という意味でこれを活用するのもソロプレイの一種と言える。
とはいえ今作のメインストーリーをサポート仲間なしでクリアするのは不可能の域に近く一部のクエストではどう足掻いても一人旅は不可能なものもある。

DQ11

本作の【主人公】は戦闘終了の度にオートでHP1で蘇生するため、主人公以外のキャラでの1人旅は事実上不可能。
どうしても他のキャラでやりたい場合は、面倒だが戦闘毎に主人公を死亡させて、「戦闘時のみ特定のキャラだけで攻略する」みたいな工夫が必要になる。その場合、途中の【宿屋】での強制回復イベントがネックになる。
また仕様上、加入した仲間は戦闘メンバーが4人の上限に達するまでは強制的に参加させられる(控えには回せない)ため、必ず死亡させておく必要がある。
なお、今作はストーリー上主人公1人で行動する場面が多く、後半になっても主人公1人(+NPC)で攻略するシーンがしばしばある。

DQ11S

新たに追加された仲間たちのストーリー5話のうち、世界に異変が起こった後のシルビアマルティナカミュロウの4人のシナリオ中は該当するキャラのみでの一人旅となる。ただいずれも、
・シルビアはNPC戦闘員が潤沢かつ強力であり、余程の無茶でもしない限りまず死なない
・マルティナは強制的に装備させられる【妖魔のバニースーツ】の呪いによって何度でも復活するため全滅自体が起こらない
・カミュはNPC戦闘員である【ホミリン】が強力であり、また【邪竜軍王ガリンガ】戦時にはホミリンがいない代わりに能力超上昇+HPMP自動回復が起こる
・ロウは【ニマ】以外との戦闘がなく、そのニマとの戦闘で負けても話が進むためこちらも全滅自体起こらない
【ハマり】防止措置のようなものが取られており、どちらかと言うと各キャラクターの合流までの背景を掘り下げるためのイベントという面が色濃い。

ヒーローズ1

ルイーダの酒場で仲間をパーティから外して進行する事が出来るので一人旅が可能。
厳密にはルイーダの酒場が解放されるのはバトシエ解放後になるため、そこまでは仲間も連れていく必要がある。
本作は多くが防衛戦で仲間も連れてはいけるがアクションゲームという関係上AIでその動きも正直居ても居なくても大差は無い。
主人公組は性能が良く、どんな相手・状況にもバランスよく対応出来るのも強み。
アクセサリー、モンスターコイン、ホイミストーン、会心の一撃によるオート補助などもあるので一人でもちゃんと準備すれば戦力自体は全く問題にならない。
状態異常も躱すという選択肢が取れるので脅威にはなり辛い。ただしザキはヒット率が凄まじく高いため食らうとほぼアウト。
主人公は選択式な為、アクトorメーアになるが魔扉の番人の即時撃破がより重要になる一人旅の場合メーアは少々難度が上がる。
アクトは足止めこそ出来ないものの火力が高く序盤から終盤まで殲滅速度でガンガン減らしていけるので問題になる事はない。
逆にメーアは足止めは出来るものの、武器や特技での火力の低さが少しネックになる。
本作はタワーディフェンス要素が強くアクションゲームなので一人旅は割と手軽に楽しめるバランス。

ヒーローズ2

前作同様にルイーダの酒場があるので一人旅が可能。
酒場の利用はゼビオンに到達し、イベントを済ませた後からなので序盤から少し進めると可能になる。
おおよそは前作と同じだが、本作ではRPG色が強くなった事に加え、敵が硬くなり攻勢も激しくなったのでアクション面でも難しくなっている。
アクセサリーの仕様が大きく代わった事もあり、前作と比べると一人旅の難度は高め。
ただし、前作との最大の違いである転職の仕様により次の攻略に向けてどんな戦い方を選ぶかという選択肢が出来たので攻略に幅が出た。
主人公達は性能の差異が無くなり、職業や武器で変わるのでどちらを選んでも違いは無いので好きな方を選んで構わない。
転職が可能になるのはツェザールの撃破後なので、そこまでを戦士でどう乗り切るかがポイント。
ただし転職直後はレベルが下がるのでその都度レベルを上げる必要があるのも中々しんどい。
加えて、一部武器種は主人公達が装備不可能な為、その武器種でしか取得出来ないパーティスキルも取得不可となる。
パーティコンボの使用も不可なので敵に対する対処法は確実に減少する。
また、パーティに空きがある場合、新たに加入した仲間が勝手にそこに入ってしまうのでその都度ルイーダの酒場に戻って外す手間がある。
とはいえ、主人公達は本作で最強とも言われる職業バトルマスターがあるので、そこまでいけば割と何とでもなる。
前作よりも確実に難度が上がった本作をより難しく遊びたいというプレイヤーは是非とも挑戦してみると良いだろう。