【マウントスノー】

Last-modified: 2023-11-30 (木) 14:24:58

DQ6

【現実の世界】【ペスカニ】から西北西の方向に存在する【村】
【公式ガイドブック】での英語表記はMt. Snow、DS版以降の英語版での地名はMt Snowhere。
マウントスノーという「雪山」の直訳そのままの地名。
麓にある宿屋にいる旅人の質問にいいえと答えると「だったらよそに行きな。この先には名もない小さな村があるだけだぜ。」と言われる。
当然だが、この場合の「名もない」というのは「有名ではない(あまり知られていない)」という意味の慣用句なので言葉通りに捉えないように…。まあ、ドラクエシリーズにはしばしば本当に名前がない村も登場するのでややこしい話ではあるが。
イベントが進むとこの人物の質問内容も変わり、以降この台詞は聞けなくなる。
 
【マーメイドハープ】入手後から訪問可能。
北の【海底】には【ほこら】がある。
主人公たちは伝説の剣を復活させる方法を唯一知っている人物ザム神官を訪ねこの村へやってくる事になる。
 
初めて訪れた主人公らを待っているのは全滅時のBGMと共に驚愕の光景。
この村は単に雪に覆われているだけではなく、ただ一人の老人を除き、住民全員が50年もの間生きたままカチンコチンに凍らされてしまっているのだ。
主人公達はその老人から話を聞き、ここからさらに北東にある【氷のほこら】へ行き、村が凍っている理由の真相を聞かされることになる。詳細は【ユリナ】【ゴラン】を参照。
主人公達と同時期に【テリー】も訪れており、伝説の剣について老人に聞いているが手がかりは得られないまま去って行く。
解決して村が元に戻れば、ザムから【氷の洞窟】の合言葉を教えてもらえる。氷の洞窟で【さびたつるぎ】を入手すると【デセオのパス】がザムからもらえる。
 
当然のことだが住人が凍り付いている間は宿屋などの施設を本来の形で利用することができない。
例外的に教会での記録はできるほか、宿屋地下の冒険者に話すことで宿泊することが可能。この際の宿泊料は1人あたり4Gと通常時に比べるとかなり安い。
DQ6の世界での宿屋の相場は1人10~15Gが基本であり、4G(8人なら32G)というのは【タダ宿】を除けば世界一安い。
一方、通常営業になると1人25G(8人なら200G)となる。これは【ロンガデセオ】に次ぐ高額で、結構なぼったくりである。
 
ここでは体を温めることを目的として、子供もお酒を飲むらしい。
 
ちなみに【夢の世界】では【南の孤島のほこら】が同じ位置に存在する。ただのしかばねがひとつ朽ち果てていて、鉄格子の向こうには雪を融かすような【マグマのつえ】がある。
ゴランの心象風景が夢の世界で出ているとしたらかなり切ない話である。
 
また、この町の周辺には、

と、ステータスアップ用の【ドーピング】アイテムを落とす敵が大挙して出現する。
しかもこの地方は熟練度アップレベル上限が無く、どんな敵と戦っても必ず熟練度が上がる。
このため、大量ドーピングでの極限強化を目指すやり込みプレーヤーからは拠点として用いられることも多く、そういった意味でも印象に残る町である。

リメイク版

氷漬けになっている間は雪が猛吹雪のように激しく降っている演出になった。
呪いが解ける前の冒険者も、通常営業になった後と同じ宿泊料金を請求するようになった。
 
また、日本のお屠蘇や、遊牧民族の馬乳酒など、老若男女を問わない飲酒文化は古今東西さほど珍しくはない。
制約付きながら子供でも飲酒できる法律を現代でも維持する国はイギリスなどがあげられる。
しかしそうした背景によらず未成年飲酒に厳しくなったご時勢を反映してか、子供が酒を飲むという台詞は「お茶を飲む」に擦り替えられている。