ストーリー/【DFFのエンディング】

Last-modified: 2021-08-27 (金) 20:03:18

関連項目:音楽/【DISSIDIA -ending-】ストーリー/【Shade Impulse】ストーリー/【知られざる物語】


ここではDDFFのエンディングも記述する。


DFF/DDFF

DFF(及びDDFF)最大のサプライズエンディング。
このストーリーを見て驚愕し、FF1に興味を抱いた人間は多かっただろう。

  • シリーズナンバー1~10の新しい順番から次々と消え去っていく。
    そして、各キャラが去る時にそのキャラを象徴するものが背景に出る。
    • ティーダ:水辺
      • 最初にクリスタルが光り出し、湖へと向かい跳び込んで還って行く。
        何かと海に縁が深いティーダ。
        ブリッツボールの選手だし、海中での戦いも多かったし。
        ユウナとキスしたのも再会したのも水辺だったからね(スピラも南国って感じだしなあ)。
        飛び降り方もFF10本編エンディングとよく似ている。
    • ジタン:森と空(太陽)
      • 木の枝に座り、空に向かって跳び退る。
        イーファの樹のイメージだろう。
        「木」というものは古来から生命の象徴だから、生命がテーマのFF9にはぴったりかと。
        空に向かって飛んでいくのはこの言葉からだろう。
    • スコール:羽根
      • ジタンが去ったところから白い羽根が舞い降りる。
        リノアのシンボル『WING HEART』からだろう。
        もしかするとこれで改めて約束を思い出したのか。
        よく見ると背景も次のクラウドへと続く花畑となっている、
        スコールにとっての花畑とはリノアとの約束の場所イデアの家の庭園だろう。
    • クラウド:花
      • 花畑の中を歩きながら消える。
        エアリスの教会の花畑のイメージであろう。
        のばらに賛同したのもこのためか。
        またディシディア本編にてティナに平和な世界にはきっとクラウドの好きな花も咲いている
        という事をいわれていた。
        好きな花=エアリスの花?
        持っているクリスタルもイベント時は白かったがこの時はあわ~いグリーンに輝いている。
    • ティナ:雪(綿毛?)
    • バッツ:森林
      • 木の枝を投げ、森の中を歩いて去っていく。
        FF5でもムーアの大森林で色々あったし、ここに由来か。
      • さらに言うなら長老の木か。投げた枝切れは長老の枝を連想させる。
        原作でもここからバッツの新たな旅が始まる。
      • FF5のオープニングにて、森での野営から本編が始まる。
        また、EDでは風担当として木々のざわめきという発言をしている。森に始まり森に終わる。
    • セシル:月
      • 消滅すると同時に月が見えはじめる。
        もちろん月にはいろいろ縁があるから出たのだろうが。
        伊達に月の民の血はひいてない。
    • オニオンナイト:大空
      • 大空を見上げながら仲間達に礼を言う。
        原作での主人公達の育った場所であり、
        彼らの最初の旅路でもある浮遊大陸のイメージだろう。
        鳥が大空を舞う場面もDS版のOPを思わせる。
      • 上を見上げるシーンはDS版のED再現も含んでいると思われる。
    • フリオニール:のばら
      • 足元にバラが咲き乱れている。
        もはや理由は言わずもがな。
        でもFF2本編に名前だけしかなかった要素だけにここまでくると立派である。
        その花を見つめ「(夢は)終わらないさ」というのはとても感慨深いものがある。
    • WoL:湖とその先に聳え立つ城
      • 進んだ先にオープニングの湖に掛かる橋とコーネリア城のイメージが見える。
        ここからまた戦わなきゃいけないなんて…。
        しかし彼は一人、城へ歩きだす。

DFF

二つのエンディングを流す条件

  • 通常のエンディング…PrologueとDestiny Odysseyの全てをクリアし、その後に出現するShade Impulseを一度クリアする。
  • シークレットエンディング…コスモスレポートとカオスレポートをコンプリートする。
    レポートを出す条件は、
    • コスモスレポート…コスモスの戦士全員(シャントットを除く)でShade Impulseを全てクリアする。
    • カオスレポート…カオスの戦士全員(ガブラスを除く)でデュエルコロシアムに挑戦し、
      それぞれのナンバリングと同じコスモスの戦士のBOSS(最強・ダブルジャッジ)を倒す。

あらすじ

コスモスの意志をクリスタルと共に継ぎ、
混沌の神カオスを倒して戦いの輪廻を断つと誓ったコスモスの戦士達。
立ちはだかるカオスの軍勢を倒し、それぞれの因縁に決着をつけ、
ついにカオスとの決戦まであと僅かとなった。
だが、最後の宿敵ガーランドの口から語られたのは、
カオスが自分諸共世界を滅ぼすという衝撃の事実だった。
崩れゆく世界と同時に虚ろう戦士達の存在。
しかし、自らの時間が残り僅かとなりながらも、戦士達は決して諦めずに希望を信じ続ける事で
その身を保ち、コスモスから託された未来への思いと共に、新たな未来を創る決意を示す。
そして戦士達はカオスとの決戦の場へ集結し、激闘の末ついにカオスを倒した。

エンディング

混沌の果てと共に崩壊を迎えるカオス。

カオス
「コスモス‥‥‥これが、おまえの残した力か‥‥‥。
 神々の闘争は終わった。
 消え行く運命(さだめ)の者共よ、還るがいい‥‥‥。」

永きに亘る戦いの輪廻についに終止符を打ったコスモスの戦士達は、まるでカオスに導かれるかのように
その場から消え去り、気が付けば自然豊かな別世界へと辿り着いていた。

ウォーリア・オブ・ライト
「全て終わったのだな‥‥‥。」

ウォーリア・オブ・ライトがそう呟いた時、ティーダのクリスタルが輝きを帯びた。

ティーダ
「お別れ、か。
 大丈夫、この先はクリスタルが導いてくれる。
 それに‥‥‥オレはここにいるから。

ティーダはそう言い残し、クリスタルの光に包まれ湖へと向かい消え去った。そして、他の戦士達も‥‥‥。

ジタン
「消えるんじゃない。
 還るんだ。
 約束の場所に。」
スコール
「また、共に任務を果たすのも良いかもな。」
クラウド
興味ないね。
ティナ
「私、これからも頑張れるよ。
 だから‥‥‥さよなら。」
バッツ
「楽しい時って、なんであっという間なんだろうな。」
セシル
「繋いでみせる、みんなに貰った強さを。」
オニオンナイト
「‥‥‥みんな!ありがとう!」
フリオニール
「終わらないさ。
 新しい夢が始まるんだ。」

戦士達は苦楽を共にした仲間に別れを告げ、それぞれがクリスタルに導かれて元の世界へと還っていった。
一人残ったウォーリア・オブ・ライトは、クリスタルを手に湖の先に聳え立つ城へと向かう。

ウォーリア・オブ・ライト
光は、我らと共にある。

そして物語は『Final Fantasy』へ‥‥‥。

▼ NEXT FINAL FANTASY

シークレットエンディング*1

シド
「永き戦いは終焉を迎えた‥‥‥。」

戦いの輪廻から解き放たれた世界。
どこからともなく聞こえるこの物語の語り部・・・・・・大いなる意思の声。

シド
「いや、迎えてしまったと言うべきか。
 まさか、このような結末とは‥‥‥。」

秩序の聖域の存在に語りかける大いなる意思‥‥‥ルフェインのシドの声。

コスモス
「世界は新たな選択を望んだ、という事です。」

そこには調和の女神コスモスが鎮座していた。
一人聖域に佇む彼女に語り続けるシド。

シド
「世界が存在する限り、争いの種は尽きぬ。
 秩序や混沌も、元は人から生まれた『思い』そのもの。」

コスモス
「何も‥‥‥変わりはしない、と?」
シド
「それは、ルフェインの力を持ってしても、未だ解けぬ問い。
 真実を知るのは‥‥‥。」
コスモス
「未来、そのもの‥‥‥。」

その言葉を静かに聞き、答えるコスモス。

シド
「では、参ろう。
 選ばれし神‥‥‥現世(うつしよ)に蘇りし主よ。
 究極の幻想へと続く、物語の旅路を‥‥‥。」

会話を終えたコスモスは、シドの言葉に導かれて歩み出す。

THE END.

DDFF

文字通りDDFFのエンディングとも言える12回目の戦いの結末の他に、DFF(13回目の戦い)のエンディングも当然描かれるが、そのための条件と描写は前作と異なる点が多く、今回初めて明かされる内容もある。

余談

シークレットエンディングにてコスモスの生存が確認されたが、
完全なる消滅を迎えたはずの彼女はどうやって蘇生出来たのだろうか。

それよりシド、息子同然の存在であったカオスの死について、何も思わないとは鬼畜じゃあないか?
カオスはお前のために神竜と戦ったのに…(ifだが)


DDFFではこの続きがある。10人のコスモスの戦士の幻(?)に涙しそうになったのは私だけではない筈だ。

  • 10人の戦士達に限らず、12回目と13回目の戦いで彼らに願いを託した戦士達に対してもそう感じた事だろう。
  • 12回目の戦士達も、出来る事ならこのエンディングに登場して欲しかった・・・・・・。
    • たぶんコスモスが浄化を受けちゃったせいで10人の戦士しか覚えてないからだと思う。
    • 気持ちは分かるが、それを言ったらプリッシュやシャントット、1~11の間に消滅したゲーム未登場な戦士も出ないとおかしくなってしまうから、しょうがない。

このエンディングからしてWoL達はそれぞれがクリスタルに導かれて無事に元の世界に還れたみたいだが、ライトニング達を含める今まで戦い続けてきた戦士達も、自分達の世界に還れただろうか。
この作品自体がパラレルストーリーだったとしても、出来る事なら原作(リメイク版や続編を含める作品)でもその出来事を示唆させるような展開を見せてほしいな。

  • 解説によると自身の力を戦士達にクリスタルとして分け与えたため完全なる消滅を迎えたはずのコスモスが、このEDで消滅していなかった理由は、
    クリスタルを分け与えられながらもクリスタルの誕生を待たずに消滅してしまったライトニング達のクリスタルが残されていたため、その力によってコスモスの完全消滅は免れた、との事である。
  • 原作でジタンが(明らかに偶然ではあるが)DFF世界の出来事を覚えているような事を呟いていた。
  • そういえば他の戦士達はともかく、WoLの方はFF1の戦いの後にどこへと還るんだろう。彼にも還る場所があると良いな……。
    • WoLは戦い後もこの世界にとどまりそう。

コスモスが復活した今、この世界はどう変わっていくんだろう。

  • レポート20では大いなる意思が「均衡を失ったこの世界は次元の狭間に沈むかもしれない」と言っているので消滅する、ってことだろう、たぶん。
  • できる事なら、このまま新しい世界へと生まれ変わってほしい・・・・・・。
  • それこそ、新たな物語の舞台になるのだろう。

その後コスモスはこの世界から姿を消した(ただ、どこかで行く末を見守っているのではという示唆がある)が、その意志を継ぐ神々によって再び戦士たちが呼び寄せられ、世界を再生するための新たな闘争が繰り広げられるようになった。
今やその闘争も終わりを迎えつつあるが、世界そのものの終焉にまでは至らないことを願いたい。
闘争の副産物として別の世界が生まれ、そこでも物語が紡がれ続けてはいるが、それだけに留まらず。


アルティマニアのスタッフインタビューに「キャラクターのセリフは、原作そのままのものだけでなく原作のセリフへのアンサーセリフもいくつかある」と書かれている。例としてティーダの「オレはここにいるから」はユウナへの「キミは、ここにいるよ」に対応しているとあげられている。
ティナのセリフもEDのマディンの「ティナよ。おわかれだ。この世界から幻獣が消える。幻獣の血を引いたお前ももしかしたら…でも、もし人間として何か大切なものを感じとることができたのなら…おまえは人間としてこの世界に…」へのアンサーだと思ってる。このセリフの後にティナが頷いて、魔石が消えるし。


ちなみにDDFFでは、開放条件を満たしてないにも関わらず、シークレットエンディングを見ることができる。


*1 コスモスレポート・カオスレポートの両方を全て取得した時のみ閲覧が可能。