裏技・バグ/【ドアタイマー】

Last-modified: 2020-08-04 (火) 15:56:43

FF6

「ドアタイマー」とは、ジドールにあるアウザーの屋敷の地下のダンジョン内に存在する3枚のドアを開閉するための内部処理に使用されているタイマーのこと。
本項では、2019年に広く知られるようになった、ドアタイマーを用いて起こすことができる様々な現象について記述する。

ドアタイマーの仕様

アウザーの屋敷地下にある3枚並んだドアは、一定時間(約2.5秒)で自動的に開閉を繰り返す。正解の扉のみが先へと通じており、ハズレの扉に入ると1つ前のフロアに戻されてしまう。
このドアの開閉に用いられているのが「ドアタイマー」である。


ドアタイマーは並列する3個のタイマーから構成されている。セットされた1つのタイマーが2.5秒で作動し、対応するドアを開閉した上で次のタイマーをセットするという動作を繰り返している。
重要なポイントは、この「ドアを開閉する」という処理の方法。実は、閉まっているドアの前には通行を妨げるために透明なNPCが配置されており、ドアが開くと透明なNPCが消去される仕組みになっているのである。
3枚のドアの前にはそれぞれ$12、$13、$14のIDを持つNPCが透明な状態で配置されており、これらがタイマーの作動に応じて消失と出現を行うことでドアの開閉を表現しているわけである。(ドアのマップチップの消去と描画はこれと別に処理されている)

  • なお、アウザーの屋敷をクリアしてリルムを再加入させると、ドアタイマーは機能を停止する。

この$12~$14のIDを持つNPCは、アウザーの屋敷以外にもさまざまな場所に存在している。
従って、もしドアタイマーをアウザーの屋敷以外の場所で作動させることができるなら、その場所ごとに特定のNPCの召喚・抹消が可能になる
しかし、実際にはアウザーの屋敷には強固な仕掛けが施されており、アウザーの屋敷の各フロア間を移動するたびに「作動しているタイマーを全て消去する」という特殊な処理が挟まれている。つまり、3枚のドアのフロアから普通に隣のフロアに移動するだけでは、ドアタイマーは消去されてしまい外に持ち出すことはできない。


製作陣自体もタイマーを持ち込まれる事を想定しているため、
「屋敷内でテレポが不可能」、「屋敷から町に出る事を除く、屋敷内の全部屋移動時にタイマーを消す処理を行う」、
「屋敷入口の部屋でメニューを開くとなぜかタイマー消滅」などの工夫をしている。
結局は持ち込む方法が見つかってしまったのだが…。


余談だがニューゲームへのタイマー持ち込みが発見された時点で、アウザーの屋敷に入るとタイマーが消滅する事が発覚していた。タイマーに関する解析が進んでいなかった当時は不思議がられていたようだ。

ドアタイマー持ち出し

ところが、2019年になって、先述したアウザーの屋敷のタイマー消去処理の裏をかく形で、ドアタイマーを屋敷の外に持ち出す手法が発見された。

アウザーの屋敷の特殊な処理は、「カウント中のタイマー」は例外なく消去するのだが、「カウントを終えて効果が発動している最中のタイマー処理」を消去することはできない。
先述した通りドアタイマーは作動時の処理の中に「次のドアタイマーをセットする」ことが含まれているため、ドアタイマーの処理が発動する瞬間にフロア移動することで、移動先のフロアで「タイマー処理により新たにセットされたドアタイマー」を動かすことが可能なのである。


ドアタイマーを持ち出せる条件は、アウザーの屋敷地下がダンジョンとして機能していることである。具体的には以下の通り。

  • 世界崩壊が済んでいること。
  • リルムがアウザーの屋敷にいて、パーティメンバーに再加入していないこと。

詳細な持ち出し手順は以下の動画を参照されたい。
【視聴覚室】

ね、簡単でしょう?
  • 要は「メニューをしばらく開いた後に所定の時間(歩数)を歩いてフロア移動するだけ」。事前の複雑な準備を必要とせず、慣れれば人力でも簡単に実行できてしまう。
  • また、この持ち出し方法はSFC・PS・GBA・スマホ・STEAMを含む全機種で実行可能である。
    ※しかしながらスマホ版(特にAndroid版)については非常に様々な不具合が報告されており、更新も放棄されて長いため近年のスマホ(Android8.0以降)ではそもそも通常通りプレイしているとベクタのイベントでアプリが落ちて進行不可といった重大な問題が存在する。幸いにもクラウドセーブに対応しているため古いスマホやPC上で動作させることにより上記の不具合自体は回避可能だが、アプリのバージョンアップに伴ってキャラクターの移動に必ず方向転換の処理を挟むようになり、数フレームの遅延が発生する仕様上テントバグやジャボテンダーマップへの侵入などは2019年現在のバージョンとしてはコントローラーを用いても行えない。アップデート未実施の端末やネット上で拾える古いバージョンのAPKを用いれば実行可能な可能性はあるが、不正な手段で入手したAPKを動作させることはウイルスの混入や著作権上の問題から控えるべきである

SFC版に限れば、崩壊後でドアタイマーを持ち出したデータを用いることでニューゲームにタイマーを持ち込むことが可能。
それ以外の機種で崩壊前にドアタイマーを使いたい場合は、ドアタイマー入手後に何らかの手法で崩壊前にワープする必要がある。

  • オペラ劇場のダンチョーをを出したり消したりできるので、オペラタイマーの悪用がとても捗るようになった。うまく使えば飛空艇バグもかなり早い段階で起こせるのでとても便利。
  • ドアタイマーを用いてテント回避・魔大陸浮上による崩壊前ワープが可能である。
  • なお、NPCを出したり消したりという挙動は不具合も起きやすく、○○が消えてしまってイベント進行不可という事態に陥りやすい。
    特に帝国陣地イベントでカイエンが消えて進行不可というのが回避しがたいため、まともにシナリオを進めるのはかなり厳しい。
    まるごと保存や巻き戻しの無いSFC実機でプレイする場合は特に注意が必要。
    場合によっては先にジドールへ行ってタイマーを消してしまった方がいいかもしれない

ドアタイマーは3個のタイマーが並列して作動するタイマーであるため、うまくタイマー同士が被らないようにタイミングに注意すれば、他のタイマーによる上書きを受けることなく持ち運び続けることが可能。
崩壊前であれば、ドアタイマーとオペラタイマーを同時に持ったりすることも造作無い。

  • 様々なタイマーをセットし管理するメモリは0~3の4ヶ所が存在し、ドアタイマーはこのうちの1~3を使っている。3のメモリはドアタイマー以外には使用されない。

ドアタイマーで何ができるか

まず、ドアタイマーはそもそも「タイマー」であるため、他のタイマーで起こせるイベントマススキップ技は一通り可能。

  • スキップ技についても特筆事項が。
    ドアタイマーはメニュー画面を開いてる間も動き続け、再びメニューを閉じるまでは再発動しない。そこで、メニューを一旦開いて少し待ってから閉じると、必ずドアタイマーが0fの状態からカウントが開始する。これにより、タイマーの発動タイミングを気軽に調整できるので、シドタイマーと比べるとイベントスキップが非常に楽。
    ドアタイマーを簡単に持ち出す方法と同じ理屈で、イベントマスの11歩手前でメニューを閉じ、ノンストップで歩いてイベントマスを通過すれば、確実にイベントを回避できる(スマホ版は移動のシステムが異なる為、要検証)。

本項ではドアタイマーのみが起こせるNPC召喚&抹消に関連する技を解説する。
【視聴覚室】

本当に色々なことができます

ブルードラゴン無限召喚

古代城に存在する伝説の八竜ブルードラゴンのシンボルはドアタイマーによる生成・消去の対象である。生成されたブルードラゴンのシンボルに話しかけることで戦闘が可能。
倒すとシンボルは消失するが、ドアタイマーでまた出現するので何度でも戦える。


ドロップアイテムの斬鉄剣が何度でも入手できる。
これで、ラグナロク(コロシアムライトブリンガー経由で斬鉄剣に変化させられる)の無限入手ができないSFC・PS版であっても、斬鉄剣の無限入手が可能となった。

さらに、伝説の八竜を倒したカウントも進むので、ブルードラゴンだけを8体倒すだけで八竜の封印を解き、ジハード(GBA版以降なら竜の巣も)を解放することができる。

  • なお、八竜を9体以上倒しても何も起こらない。

なお、がれきの塔にいるスカルドラゴンもドアタイマーで無限に召喚可能。
ただしスカルドラゴンのドロップ品であるマッスルベルトはバグ無しで量産できる代物であるため、ブルードラゴンと比べると旨味はやや薄い。

ロック&カイエン一時加入

ドアタイマーを持ってゾゾの最上部に向かい、ドアタイマーでラムウの魔石を生成して話しかけると、再加入の有無にかかわらず、部屋の中にロックカイエンが現れる。
どちらかに話しかけるとイベントが進みオペラ劇場前のパーティ編成画面となるのだが、この際にロックとカイエンがパーティに加わる。
これで、ゾゾ山フェニックスの洞窟をクリアしなくても、二人を一時的に再加入させることが可能。

  • あくまで正式加入ではないため、ファルコン内部でのパーティ編成画面には現れない。
  • ツェンのイベントを後回しにしている場合、マッシュも先行一時加入できる。
  • シャドウを連れてこのイベントを再発生させると「俺はこれ以上お前たちに付き合ってられないね」とか言ってパーティーから離脱してしまう。飛空艇からもいなくなって再加入できなくなってしまうので注意(加入後であっても飛空艇で留守番してもらってる分には問題なし)。
  • 副産物としてアウザーの屋敷ダンチョーも出現するけど、手紙を調べたところでフリーズするので特に意味は無い。

一時加入ロックであってもナルシェにある鍵のかかった家を開けることができる。
これらの鍵はそもそもドアタイマーが作動すれば勝手に開錠するものが多いのだが、血塗られた盾が手に入る家はドアタイマーでは開錠できないためロックの出番となる。

ラグナロク早期入手(ニューゲーム)

崩壊後のナルシェの武器屋地下にいる、ラグナロク魔石ラグナロックを二者択一でくれる男。
実はこの男はドアタイマーで召喚できるNPCであるため、ニューゲームにドアタイマーを持ち込んだ場合は崩壊前でもすぐに会いに行けるのだ。
崩壊前の段階ではラグナロクの圧倒的なステータス補正はかなりのバランスブレイカーとなる一方で、崩壊前から魔石のかけらに頼らずに思う存分メタモルフォースを連打できるという魅力も捨て難い。

  • なお、ドアタイマー使用時であっても上記の二者択一が一度きりなのは変わらない。

崩壊後になってからドアタイマーを持ち出したデータであっても、ラグナロク/ラグナロックの入手時期はわずかながら早まる。
ナルシェ武器屋のドアの鍵(=ドアを塞ぐ透明NPC)をドアタイマーによるNPC消去で排除できるからである。

ティナ命名スキップ(ニューゲーム)

ニューゲームにドアタイマーを持ち込んだ場合に見られる現象。
ナルシェジュンの家でティナが介抱される際、本来であればジュンに話しかけてティナの命名を行わないと家の外に出ることはできない。
これは、ジュンの家の表口と裏口のそれぞれに透明なNPCが置かれているためであり、このNPCはドアタイマーで消去することが可能。
結果として、ジュンと話さずにさっさと家から出ることができてしまう。


この状態でそのままナルシェ雪原に向かうと、なぜかバナンと見知らぬ仲間たちが勢ぞろいしており、バナンに話しかけることで幻獣防衛戦を開始することができる。
この場合、共に戦うことになるメンバーは金髪で名無しのティナたちになってしまう。

  • なお、この時点ではセリス将軍はおろかモグタン将軍すらお目見えしていないため、ケフカの発言がさらにおかしなものとなる。
  • 雪原に向かう途中でティナが魔導アーマーに搭乗したグラフィックになる。

マップのショートカット及びバグエリアへの侵入

ドアタイマーはその仕様上、マップ上にドアを開閉するためNPCの生成、削除を実施している。
大半のマップではイベントで存在するNPCの生成や削除しか行えないが、一部のマップでは正規の処理通りドアが生成/削除されることがある
また、偶然にもこれがダンジョン内部の壁に接地している場合はその壁(ドア)を通って壁の中に入り込むことが可能になるため
ダンジョン内のショートカットや本来表示されてはいないバグエリアに侵入が可能となる。
一例)瓦礫の塔、初心者の館が該当する

イベントNPCの再生成

ドアタイマーの仕様によるNPC生成にて本来であれば一度消化してしまうと二度と出現しないNPCやイベントフラグが再生成されてしまう。
それを用いた世界崩壊前へのワープやキャラクターの離脱処理、PTへの加入処理が実施されてしまう。
一例)世界崩壊後、フィガロ城の初回イベントのロックを生成しフィガロ城潜航イベントを引き起こし世界崩壊前へワープ、シドの家でのイカダによる出港

世界崩壊前へのワープ

前述の通り、世界崩壊後にフィガロ城にてイベント用NPCのロックを生成し世界崩壊前に戻ることが可能。この状態では街などもすべて崩壊前に戻るが、本来存在しない場所にNPCが配置されたり崩壊前のナルシェにも関わらず敵が出現したり過去のイベントを再度引き起こすことが可能

ジャボテンダー砂漠マップに侵入(GBA版以降)

GBA版追加モンスターのジャボテンダーを倒した後、
魔石「サボテンダー」を得る演出として専用の砂漠マップに飛ばされるのだが、
この際にドアタイマーによって入手マスをスキップすると砂漠を自由に歩き回れるようになる。
このマップを探索すると何故か宝箱判定で拾えるものが大量に埋まっている。
多くは「カラッポ!」だったりするのだが、中にはモンスター入りのものや、果てはバグアイテムを入手可能
特にジョブ名を冠した「モンク」等は優秀な性能を持つ。

  • 性能は変な箇所を参照しているためぶっ飛んだ物も存在し、モンクとピクトマンサーが高性能。
    モンクは防御、回避率、魔法回避率が255カンスト、属性無効化や吸収、没アビリティの瀕死リフレクなど
    凄まじい性能を持っている盾だがインターセプター消滅バグがあるので注意。
  • 一部のバグアイテムについては、後に別のアイテム変化バグでも入手可能であることが判明した。

さらに、これらバグアイテムをコロシアムで賭けることも可能。
戦う相手はテラリウムガーディアン(ベクタ版だが無敵フラグがないため倒せる)など、
終盤の敵が出る普段と異なり、中盤の敵が多い。
当然ながら正常な動作にならないものも多く、勝利しても進行不能になるケースも多い。
GBA版は進行不能でもスマホ版では正常というケースも確認されている。
手に入るアイテムの中には開発スタッフの名前で入手表示されるものまである。


発見者によってまとめられた砂漠マップの詳細はこちら


【視聴覚室】

GBA版砂漠マップ&バグアイテム調査スマホ版でサンダガを賭けると…