「イレース(Erase)」は「消去する」という意味の英語。
FF3では補助魔法、FF11ではステータス異常治療魔法と、両者で効果がまったく異なるが、
「なにかを消去する」という点では共通している。
FF14ではFF11に近い性能を持つものの、習得ジョブは攻撃魔法を主とする
黒魔道士などの魔法DPS(魔法攻撃アタッカー)が中心となっており、FF3に近い形である。
(ある意味、FF14は他2作を組み合わせたかのような感じになっているともいえる)
FF3 
クラス5の「黒魔法」。サロニアの町(その4・北東の町@解放後)とドーガの村の魔法屋で5000ギルで購入可能。
本来の効果は単体或いは複数の相手の「炎・冷気・電撃・大地・空・聖」の属性耐性を消し去る、というもの。基本成功率は60%。
‥‥なのだが、なぜかマニュアル等には防御魔法を消し去ると表記されている。
このため、リフレクを消去する魔法と誤解されることが多い。
- 氷属性を吸収するアイスフライにこれを使用した後にブリザドを使用すると普通にダメージを与えられる。
- さりげなくリフレクを素通りする特性も持っているが、リフレクが消えるわけではない。
その癖まるでリフレクを打ち消したかのようなエフェクトが発生する。これも誤解の原因だろう。
繰り返すが、リフレクは消えていない。 - 普通にプレイしていると、ほぼ使用機会なし。
- 属性耐性消去ということは、FF2のデスペルに近い効果か。
本作の設定上では、敵の属性耐性がバリア(防御魔法)として解釈されているのかもしれない。
召喚魔法が耐性を無視する特性も、作中では「バリアチェンジが効かない」という表現で説明されている。
しかしそうだとしても表現が回りくどいことこの上なく、大半のプレイヤーには意味が理解されなかった。
- FC版のこの系統の魔法は設定ミスばっかりだ…
- 魔法だけではなく装備品の属性強化も効果が反映されない。FC版FF3の属性関連は妙なモノが散見される。
- 前作のバリアが属性耐性を付与するものなので、それを打ち消すものと考えれば辻褄は合う。
これを使えばラグナロクとかホーリーランスがもっと活躍できるってことか?
属性耐性に阻まれる事があるクエイクとは相性が良いかもしれない。
- 残念ながらマサムネもラグナロクも闇属性……。
ホーリーランスは多分そのとおり。 - ブレイクブレイドもディフェンダーを超えられるはず。
- 武器の多くに属性がついてて、足を引っ張る可能性がある竜騎士・狩人・バイキングあたりを各地で使うなら
イレースを使う機会があるかもしれない。が、その事実を聞くと闇属性を対象に含めてくれた方が嬉しかった…。 - 問題は全属性耐性の敵に文字通り闇属性の耐性が含まれてるか否か。
闇属性を耐性として持っていると、全ての属性攻撃を半減するという厄介な仕様があるため、これの有る無しでこの魔法の利用価値が大きく左右される。
ラスダンのザコ敵にこれがふくまれてなければホーリーランスもブレイクブレイドもダメージが通りやすくなるが、含まれていれば……。
FF3には通称ウィンドウイレースバグというバグがあるがこの魔法とは直接関係は無い。
没アイテムの亀の甲羅割りを使うとイレースが発動するが、その名に反して亀の甲羅(プロテス)の効果を消すことはできない。
最上段に書かれてる通り、消すのは「炎・冷気・電撃・大地・空・聖」のみで闇属性の耐性は消さない。
もし、終盤の全属性耐性持ちの敵に放って成功しても属性攻撃が半減されるのだとしたら、その敵は闇を耐性として持ってる可能性が高い。
また、ボスには一切効かない。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
DS版では、マニュアル側に合わせ、「強化魔法全般を消し去る」効果に変更された。
もっぱら敵のヘイストを打ち消すのに活用される。
- リフレクも消せるようになりました。
見た目でも消したことが分かり易いので安心。 - それに伴い、「イレース&しらべる」が使えるようになった後補助魔法を使ってくるボスはかなり増えている。
ウネ、リバイアサン、ガーディアン、くのいち、まおうザンデ等。
なお、ガーディアン以外全員がヘイスト持ち。ルーンの杖でもいいので常備しといたほうがいいだろう。 - プロテスの効果も消えるため、正式アイテムへと昇格した亀の甲羅割りもちゃんと名前通りの効果を発揮するようになった。
他作品でのデスペルに相当。
数少ない有用な黒魔法なのであるが「ルーンの杖」を使う事で
発動するので実はこの魔法自体はほとんど出番がない。(入手時期も全く同じ)
重量は5。
FF3(ピクセルリマスター版) 
クラス5の黒魔法。
プロテス等による一時的な強化状態を打ち消す効果。
ルーンの杖の使用効果がブリザガに戻り学者のしらべるからイレースの効果が無くなった為、
この魔法とこの魔法を唱えられるジョブの価値が上がった…かと言えるかと言うと微妙な所。
何故なら今度は敵がほとんどその手の強化魔法を使わないため。
どうにもFF3の魔法としてのイレースは意味はあるが不遇な立場から抜け出せないようだ……
- リバイアサンのプロテスを打ち消すのが一番の見せ場だろうか?
- くのいちのヘイストもな。
- ぶっちゃけFC版の効果にしてほしかった。ネットの普及により、効果が
確定的明らかになっているFC版イレースの使いどころを見出だせるチャンスだったのだが……。- 誰にかけたいかにもよるが、もし当リメイクが闇耐性=全属性半減の仕様を引き継いでるのなら、闇属性も消してくれる仕様に改善されない限りは多分使いどころに困る。
仮に闇耐性が闇属性のみを半減する仕様であったとしても、闇を消さないからラグナロクや正宗のダメージの通りは悪いままだったりする。
- 誰にかけたいかにもよるが、もし当リメイクが闇耐性=全属性半減の仕様を引き継いでるのなら、闇属性も消してくれる仕様に改善されない限りは多分使いどころに困る。
- 敵の強化魔法使用頻度が低いため、攻撃魔法を使わないなら強化魔法対策は敵へのリフレクでも十分なのが痛いところ。
3DR版の様にバフを消す効果で有り続けるならプロテスやヘイストを使用する敵を増やしてもらうか、
FC版と同じ「属性耐性消去」に戻すなら、ボスにも効く様にして、闇属性も消去してくれる様にしてもらわないと利用価値は上がらないと思う。
FF11 
白魔道士と学者が習得可能な白魔法。強化魔法に分類される。
PCにかけられた弱体魔法を一つ消去する。つまりはステータス異常回復の効果。
スロウやディア、最大HP低下などは早急に治療しないと
戦線崩壊の恐れもあるため、それらを解除できるこの魔法の重要度は高い。
敵のバフを消し去るディスペル、味方のデバフを回復するイレース、似たような効果だった両魔法の住み分けができた瞬間である。
詳細はこちら→イレース
FF14 
パッチ4.0で追加のロールアビリティ。
魔法DPS(呪術士、黒魔道士、巴術士、召喚士、赤魔道士)が、共通で使用可能で、対象にかけられているDoT(継続ダメージ)を全て解除し、同時に対象のHPも回復する。
このアビリティは自分自身には使えない。
DoTがよく複数付くゲームなので、使えると便利。
ロールアビリティなので最初から使えるため、低レベルでも使える。
- DoTがなくともHP回復手段としても使える。リキャストは長めだけど。
- とりあえず分かりやすい所では、毒が消せる。
いまいち有効活用されなかったためか、パッチ5.0で削除されてしまった。