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装備考察も参照のこと。
はじめに
各艦種の説明をする前に、戦前の日本海軍がどんな考え方で軍艦を作っていたのか、について触れます。
- 日本海軍の基本構想:漸減邀撃作戦
- 日露戦争の後、日本海軍が仮想敵としたのはアメリカ合衆国で、海軍の目標は「いかにして優勢な米国艦隊に勝利するか」にしぼられました。
その中で練り上げられた作戦構想が「漸減邀撃作戦(ぜんげんようげきさくせん)」です。
漸減邀撃作戦とは、基本的にこんな作戦でした。第一段階・潜水艦による監視・追跡 敵基地付近に優秀な脚を持つ潜水艦を潜ませ、出撃する敵艦隊を監視・追跡し、隙あらば攻撃して敵戦力を削る。 第二段階・航空機による攻撃 太平洋を通って接近する敵艦隊を空母の航空機隊で迎え撃ち、空襲で削り取る。 第三段階・水雷戦隊による攻撃 日本近海にやってきた敵艦隊へ駆逐艦・巡洋艦で構成された水雷戦隊が襲いかかり、夜襲で叩いて更に削る。 決戦段階・主力艦隊による決戦 水雷戦隊の攻撃後、夜明けとともに戦艦を旗艦とした主力艦隊で、同等以下まで減少した敵艦隊に決戦を仕掛ける。
このような考え方で日本海軍は戦艦から潜水艦まで(及び航空機も)戦力を整え、訓練を重ねていったのですが、
周知の通り日本海軍自身が真珠湾攻撃とマレー沖海戦(併せて『ハワイ・マレー沖海戦』とも)によって世界の海軍思想を一変させ、漸減邀撃作戦を過去のものとしてしまいました。
真珠湾以後、各艦艇は「想定外」の戦場・作戦に投入されてゆくことになります。
1分で分かる艦種ごとの特徴
駆逐艦 | 軽巡 | 重巡 | 航巡 | 戦艦 | 航空戦艦 | 雷巡 | 水上機母艦 | 軽空母 | 正規空母 | 潜水艦 | 揚陸艇 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
先制 | - | - | - | 水上機 | - | 水上機 | 甲標的 | 水上機&甲標的 | 艦上機 | 艦上機 | 甲標的※ | - | ※潜水艦はLV10以上で無装備でも先制する |
夜戦 | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯*1 | ◯*2 | ◎ | △ | - | - | ◯*3 | △ | カットイン・2回攻撃装備が存在する |
潜水艦への攻撃 | ◯ | ◎ | - | △ | - | △ | ◎ | △ | △ | - | - | △ | △は低威力または条件つき |
燃費 | 小 | 小 | 中 | 中 | 大~特大 | 大 | 中 | 中 | 中 | 大 | 極小 | 中*4 | 消費資源が多い≒砲撃戦で強い |
戦艦
漸減邀撃作戦における花形にして大艦巨砲主義の象徴。 主力艦隊の中心的存在に恥じぬ重武装・重装甲の巨大な船体を持つ軍艦で、 「どんな攻撃にも耐え、どんな装甲も打ち破る」ことを目的として建造された艦種(基本的に装甲は「自分の主砲に耐えられるもの」を装備)。 しかし第2次大戦からは航空機の発達により海戦の主役から一気に転落し、21世紀の地球上では保存された物を含めてもほぼ絶滅状態 (とはいえ第2次大戦当時はミサイルが未発達であったため、砲戦用の分厚い装甲を備え、 水中防御も充実した戦艦を航空機だけで沈めることはそれほど容易ではなく、 空母の登場で相対的に攻撃力・機動力で劣るようになっても、耐久力だけは健在であった)。 艦これにおいてもその特徴は顕著で、厚い装甲で敵の攻撃に耐えて大火力で敵艦隊を撃破する。ただし速力は鈍重なものが多く、潜水艦への攻撃能力も無い。 なおこのゲームでは昼間戦闘で戦場に一隻でもいると砲撃戦が全艦二回行動になる。(敵味方問わず)これは砲撃のみでなく空母による攻撃にも適用される。*5 | |||
メリット | 敵艦隊を押しきる圧倒的な砲撃力と安心の防御力が最大のメリット。夜戦のカットイン攻撃や連続攻撃でもその威力に衰えなし。 特に耐久・装甲の高さから来る継戦能力の高さは他艦種にないものである。 圧倒的にしぶとく、長丁場のマップでも撤退に追い込まれにくい。 戦況維持能力が高いため、沖ノ島海域等の広いMAPの攻略に最も適していると言える。 | ||
デメリット | 燃費が非常に悪く、常時多数を運用するとその大食漢ぶりで艦隊の資源を壊滅させる。特に大和型の運用コストは必見。 驚愕の資源消費力と入渠時間。基本的に大破でもしようものなら目も当てられない事になる。 純粋な戦艦の攻撃回数は全艦種最低クラスで、昼の砲撃2回と夜1回の砲撃が限度。 構成とマップをよく考えないといけないのはどの艦でも同じだが、こと戦艦においては消費資源の関係でそれが顕著だろう。 | ||
備考 | 二回行動は攻撃回数が増えるメリットでもあり、被弾の可能性が増えるデメリットでもある。 金剛型は元々巡洋戦艦であり低速の多い戦艦の中で高速だが、徹甲弾を装備できないなどデメリットもある。 また、伊勢型・扶桑型の戦艦は改造すると航空戦艦になってしまうので、完全純粋な戦艦は、長門型と大和型のみである。 |
正規空母
海上で航空機を運用するため、長大な発着用甲板と巨大な格納庫、整備機能を備えた軍艦。空母とは「航空母艦」の略。 繰り出す航空機の攻撃能力は戦艦の主砲の射程距離を遥かに凌駕し、海戦の主役の座を奪い取った。 艦の性格上、自衛程度の砲火力しか備えておらず(初期の空母を除く)、また甲板を損傷すると航空機の運用が不可能になるという弱点を持つ。 艦これにおいては戦闘開始時の開幕攻撃によって巨大な破壊力を示すが、その後は普通に砲撃されるので、史実のような圧倒的な存在感は感じにくいかもしれない。 ちなみに軽空母と違い、潜水艦への攻撃能力は無い。 | |||
メリット | 戦艦の装甲をも打ちぬく脅威の攻撃力。 開幕先制攻撃の利点を生かし、ノーダメージで敵艦隊を撃破することも可能。 偵察機彩雲を装備する事でT字戦の戦況不利を大幅に回避できる。 | ||
デメリット | 夜戦には一切参加出来ず、中破すると最初以外何もできなくなる。なお戦艦同様に潜水艦への攻撃は不可能。 また艦上機の運用をよく考えないと、貴重なボーキサイトがマッハで無くなる。 入渠時間も相当なもので、戦艦ほどではないが恐ろしい大食漢。 弾薬と艦上機で二重に消耗する為連戦するほど加速度的に弱体化していく。(ただし機数減少に伴って落ちるのは開幕攻撃の火力、昼戦時の火力は機数に関係しない) | ||
備考 | 空母の火力は砲撃戦時の航空機の攻撃力に影響を与える。 |
装甲空母
空母は極めて強力な攻撃力と裏腹に、脆弱な飛行甲板という構造上の弱点を抱えている。すなわち広い飛行甲板のどこかに1発でも被弾すると、戦闘力の命である艦上機運用能力を一瞬で喪失するリスクを持つ艦種である。 特に航空機の発達により、命中率の高い急降下爆撃が実用化されるとその懸念は一層強まった。さらに艦上機用の燃料や爆弾、魚雷といった可燃物を満載しているため、実戦でわずか数発の被弾から航行不能、ひいては沈没という例は枚挙にいとまがない。 この問題への解答が、飛行甲板に装甲を張り、爆弾が命中してもはね返す装甲空母である。俗称に過ぎないと思いきや、アメリカ海軍は装甲空母ミッドウェー級を他の空母より一段上のCVB(戦闘空母)に分類しており、一応正式な区分が存在する。 日本海軍の「大鳳」「信濃」、アメリカ海軍の「ミッドウェー」級、イギリス海軍の「イラストリアス」級等が知られる。 高所に重量物の装甲甲板を配置する、誰が見てもわかるトップヘビーな特性を改善するため、できるだけ高さを抑えようとして格納庫の天井を低くしたり、一層だけにするなどの対応をした結果、艦上機数は正規空母より少なくなってしまった。*6 ただし、「大鳳」の場合は元の翔鶴型と比べても面積は僅かしか変わらない為、改になると空母でも最高級の搭載能力を誇る。 なおイラストリアス級は幾度となく被弾するも沈没せず、時には数十分の補修(というか甲板に散らばった爆弾破片の掃除など)で復旧したこともあり、有効性は十分に証明され現在の空母は主要部に装甲を施して何層も隔壁をいれるのが一般的になっている。 | |||
メリット | 他の空母と異なり、中破状態でも航空攻撃が可能。それ以外の点では、正規空母に準ずる。 | ||
デメリット | 正規空母と比較した場合、装甲空母ゆえのデメリットはない。正規空母に準ずる。 強いて言えば(正規空母と比べ)燃費がやや悪く、改造レベルも高め。 | ||
備考 | 2013/12/24に「大鳳」が大型建造にて、実装された。実装艦は「大鳳」一隻のみである。また、海域でのルート決定に際しては、正規空母扱いである。 |
軽空母
正規空母よりも小型、低速、あるいは航空機搭載能力が少なかったりと、正規空母よりも見劣りする航空母艦の一種。輸送や船団護衛に就くこともあった。 日本海軍では軽空母という艦種は公式には存在せず、類別上も赤城や翔鶴といった正規空母と同じ格式を持った「航空母艦」だった。 艦これにおいては正規空母の下位互換と思われているが、正規空母並の航空機運用能力を持つ「飛鷹」型や、一発の破壊力がある「龍驤」など、実は能力のバリエーションが多く、限定的な状況下では充分な働きをしてくれる。また護衛空母の性格を併せ持つのか、艦上機による対潜攻撃能力も備えている。 | |||
メリット | 航空先制が可能であり、艦上機が充実していれば砲撃戦フェイズでも上位戦艦に有効打が十分見込める高火力が売り。 耐久性は低いが空母よりも燃費が良く、一~二戦であれば充分に経済的に戦える。潜水艦にもダメージを与えられるのも特長の一つ。 主力艦隊でも充分使い道のある艦種だが、火力/コスト(夜戦除く)がトップクラスの軽空母は、支援艦隊やレベリングの随伴艦として他を寄せ付けない存在感を放つ。 正規空母同様に、偵察機彩雲を搭載する事でT字戦の戦況不利を高確率で回避出来る。 | ||
デメリット | メリットで述べたように装甲が薄く簡単に中大破してしまうので、広いMAPの攻略などの連戦には向かない。 潜水艦1隻入りのような混成艦隊が相手だと、砲撃戦で潜水艦を狙ってしまうため、火力の高さが活かせなくなってしまう。 対潜攻撃可能と言っても「まったく何もできないよりはいい」という程度。戦術的にまともな対潜攻撃力は期待できない。 | ||
備考 | 軽空母は艦型ごとに能力や性格のばらつきが大きい。 たとえば飛鷹型は低速だが航空機の搭載機数が66機まである、鳳翔は装備スロットが少ないが低燃費、など。 改造で大きく性能が変わる傾向にあり、他艦種から軽空母に改造できる艦娘(千歳型)もいる。 |
水上機母艦
水上機の運用を目的として開発された艦種。初期においては広義の航空母艦に含まれていたが、艦上機の発達とともに区別されるようになった。 航空母艦の発達とともに廃れていったが、日本海軍の「千歳」型は艦隊に随伴した機動的な運用が可能で多数の水上機運用能力を持ち、さらに給油艦の機能をあわせ持つなど特異な発達を遂げた。 艦これにおいてもその成り立ちは変則的なもので、水上機母艦→甲標的母艦→軽空母へ改装でき、軽空母からさらに二段階改造が可能と、大器晩成を地で行く特性を持つようになっている。開発陣の妙なこだわりを見ることができる。 | |||
メリット | 比較的初期に入手可能。 索敵力が高いので、それなりに安定した索敵成功による命中・回避上昇効果を見込める。 改で水上爆撃機「瑞雲」、甲標的母艦になればさらに「甲標的 甲」による先制攻撃が可能になる*7。 単体で先制爆撃・先制雷撃・砲撃・雷撃・夜戦砲撃をこなせるため、全艦種中トップの攻撃回数を誇る(ただし各種パラメータの都合上どれも中途半端)。 空母と異なり夜戦砲撃もできるため、手数を活かした運用ができる。 「瑞雲」を搭載すれば対潜攻撃も可能。 爆雷も装備可能で、瑞雲と合わせて装備することで対潜攻撃力を底上げできる。 「瑞雲」を載せなければ対潜攻撃しないので、雷巡には不可能な「甲標的で開幕雷撃を撃ちつつ潜水艦は無視」という運用も可能である。 | ||
デメリット | 全体的に低いステータスと装備可能な火砲の貧弱さ(小口径主砲と副砲まで)のために、威力不足が目立つ。 特に回避と装甲の弱さは致命的で、後半マップに行くとほとんど歯が立たなくなる。 肝心の「瑞雲」は制空・爆撃両方をこなせるものの全体としての性能が低い。 ……ここまで来るとレベルをあげて軽空母に改造する方が良いかもしれない*8。 | ||
備考 | ステータス最大値は千歳-甲のもの 雷撃戦に参加できるレベル帯が限定されている。 (未改造では不可能*9で、改~甲まで参加できる。軽空母に改装すると再び参加不可能になり、雷装も0になる) |
重巡洋艦
軽巡洋艦から発達し、ロンドン海軍軍縮条約で定義された艦種で、巡洋艦中、艦載砲の口径が6.1インチ(155mm)を超えるものを指す。 巡洋艦の任務は各国によって違い、たとえば英国の巡洋艦は植民地へ派遣され、睨みをきかせるためのものであったので長期間の航海に耐えられるよう居住性に充分な配慮がなされていたが、 日本の巡洋艦は積めるだけの武装を詰め込んでいたため居住性は劣悪であった。英国の観艦式に派遣された妙高型巡洋艦「足柄」が「飢えた狼」と評されたのは有名である(高雄型以降、居住性は改善され、最上型と利根型に至り良好なものとなる。)。 漸減邀撃作戦においては戦艦とともに敵艦隊主力と戦うことを期待され、重武装重装甲をほどこされた。 艦これにおける重巡洋艦は戦艦と軽巡洋艦の中間の艦艇という印象が強い。火力・装甲はそれなりにあるが、戦艦ほどの決定力は…という感じ。 回避は初期値が低いものの、最終的に軽巡と同じくらいまで伸びる。 ちなみに潜水艦への攻撃力が無いので不遇をかこつが、逆に潜水艦に攻撃を吸われないという利点にもなる。 | |||
メリット | 戦艦よりはだいぶましな燃費。それなりの攻撃力と防御力で雷撃戦もこなせる。 能力値のバランスが良いので装備を少し変えるだけで様々な作戦に順応することができる。 夜戦での火力には戦艦以上のものを期待でき、また高レベルになれば戦艦以上の回避力になるので意外に粘り強くなる。 | ||
デメリット | 砲撃戦では戦艦におよばない攻撃力で、敵戦艦クラスに有効打を与えられることは少ない。潜水艦に攻撃することもできない。 高レベルでないと戦艦の代用として使うことは難しい。中途半端で器用貧乏。 | ||
備考 | 高雄型の「摩耶」は防空巡洋艦として改装されたので、レベルによる対空能力の成長率が群を抜いている。 利根型は索敵が軽空母と同等で正規空母に次いで高くなる。 |
軽巡洋艦
大型艦の建造が大変だった時代、戦艦はこんな乾舷の低い状態で、荒天下の作戦には航洋性に不足が有り、行動能力を最重視した軍艦が別に必要とされていた。それが巡洋艦である。戦闘力の貧弱な巡洋艦としてドイツ海軍では商船改装の仮装巡洋艦が二度の世界大戦で通商破壊に活躍しているし、日本海軍は香取型練習巡洋艦を建造している。 戦闘力をそれなりに持った艦隊用巡洋艦の内、小さい方の偵察巡洋艦が発展して(「大きい方」の装甲巡洋艦に比べれば)軽防御の軽巡洋艦となる*10。しばらくすると8インチやそれ以上の大口径砲を積んだ軽巡洋艦も登場するようになった(日本の古鷹型もこの系譜)。ロンドン海軍条約において改めて性能が定義され、主砲口径6インチの縛りが出来上がる。 重巡洋艦が戦艦に代わる準主力艦として、各国毎に特色ある性能となったのに比べ、軽巡洋艦は様々な任務に投入される「何でも屋」であり、重巡への対抗を考えた大型軽巡、最上型の登場まではあまり大きな性能差は見られない。 さらには日本海軍は特型駆逐艦という、巡洋艦並みの航洋性能を持った画期的大型駆逐艦*11を大量整備した事で主力の5500t型はさらに微妙な存在に。 日本海軍は世界でも稀な軽巡洋艦の大量産を行い、短期間で14隻(天龍型と夕張も加えれば17隻)の陣容を充実させた。このため条約時代中は新たに軽巡を追加する必要がなく、重巡補完戦力である大型軽巡「最上?型」の整備に移行する。 無条約時代に入ると、短期間にまとまって就役した反動で今度は短期間に大量に更新する必要が生じたため、後継の阿賀野型は予算圧縮のため極端な小型化が図られた*12結果、かつて5500トン型が持っていた汎用性を失ってしまう。 日本は駆逐艦を率いて水雷戦隊を指揮する旗艦としても運用し、各国の注目を集めた(他国は駆逐艦の内1隻を、やや性能の良い旗艦として配備することが多かった)。 艦これにおいても水雷戦隊を指揮するのに向いており、魚雷発射能力が高い他遠征でも活躍できる。 また、「重雷装巡洋艦」に改造が可能な魚雷発射能力に特化し(過ぎ)たものもいる(現在実装されているのは「大井」「北上」「木曾」の3艦)。 ゲーム中では高い対潜能力を持つが、史実では米潜水艦を撃沈した日本の軽巡洋艦はいない*13。タンカーですら潜水艦を沈めているというのに・・・ | |||
メリット | 燃費はかなり良く、夜戦にも強く、潜水艦への攻撃能力もある。 性能のバリエーションも豊富で、中には重巡に迫る火力・装甲を持つに至る艦娘もいる。 | ||
デメリット | 駆逐艦よりマシとはいえ低耐久なのは如何ともしがたく、継戦能力が低い。 「夕張」以外は重巡よりも装備枠が少ないため、兵装での底上げがしづらい。 | ||
備考 | 長良型の五十鈴は防空巡洋艦に改装された史実もあり、必要改造レベルが低い。 五十鈴と由良は対潜の初期値が高いので潜水艦キラーとしての活躍を期待できる。 ただし最大値は五十鈴と由良も他の軽巡と同じ。 |
駆逐艦
巡洋艦よりさらに小型の艦艇で、漸減邀撃作戦では水雷戦隊の構成艦として戦場を駆け回り、敵艦艇に肉薄して魚雷を撃ち込むことを期待されていた。 実際の働きでも船団護衛や輸送任務、兵員輸送や伝令や警備に偵察、ついでに戦闘など、文字通り海上の裏方役を縦横無尽にこなしていた。 「小型なのになぜ駆逐(destroy)? 駆逐される側じゃないの?」という疑問が思い浮かぶが、実は駆逐艦よりさらに小型の「水雷艇」を駆逐するために開発された「水雷艇駆逐艇」が発展したものなのです! 水雷艇はウロチョロと素早い上に搭載した魚雷で大型艦を狙ってくるため、防御対策として足の速い速射可能な艦が求められたのだ。 しかも「水雷艇の仕事も駆逐艦にさせればよくね?(意訳」と水雷艇のポジションまで奪ってしまい、本当に水雷艇を「駆逐」してしまった。 なお、旧日本海軍では駆逐艦と潜水艦は「軍艦」ではなく、それより格下の「艦艇」として扱われていた事、および船体が小型だと波浪で損傷することも多くおそれ多いということで駆逐艦の艦首には菊の紋章がつけられていない(その割には遣外艦隊に所属する揚子江派遣の河用砲艦には、(対外的な面子の問題で)勢田型(305トン)はおろか熱海型(170トン)にすら正式に御紋章が与えられていたりするが)。 艦これにおいても最序盤の戦力として用意され、そこを過ぎたころその用途は主に「遠征」という名の「おつかい」に限定されてゆく。 しかし遠征の収入、コスパの良さ、育った後の雷撃・夜戦威力は侮りがたいものがある他、更に潜水艦に大打撃を与えられる数少ない戦力であるため、決して軽んじられる存在ではない。 | |||
メリット | 最高の回避能力、夜戦への適性を持つ。特に夜戦では高い命中率により戦艦以上の戦力になってくれる場合もある。 潜水艦への高い攻撃力を持つので、一部のMAPで重宝される。 燃費の良さがダントツなので、遠征艦隊の基幹戦力になる。 | ||
デメリット | 火力が貧弱な上に兵装も小口径主砲しか積めないため、基本的に昼の砲戦時の火力は弱い。 装甲も薄いため、被弾すると簡単に大破してしまう。 活躍できるMAPと活躍しにくいMAPの差が激しく、活躍しにくいMAPでは主に艦隊の燃費軽減と危なっかしい弾避け役を担うことになる。 | ||
備考 | 雪風、島風は例外的に駆逐艦の中で別格の能力を持つ。 また一部の艦は2段階目の改造が可能で(夕立改二、時雨改二、ヴェールヌイ(響?改二))、高レアの二艦に匹敵する能力を手に入れられる。 |
潜水艦
水中潜航可能な艦艇で、潜航時には隠密性が大きく向上し、敵に発見されにくい。水中に潜んで雷撃実行可能な点が最大の特長だが、水上戦闘用の大砲や機銃も備えている。 日本の潜水艦は漸減邀撃作戦において先陣を切る存在であり、敵基地周辺での哨戒から洋上での襲撃、味方基地の防衛と多種様々な任務を要求され、実にバラエティに富んだ数々のタイプが建造された。 代表的なものは ・桁外れに長大な航続力と、他国がほとんど持たない水上機の運用能力を備えた巡潜型*14 ・洋上を進撃する敵艦隊を襲撃するため、20ノットを超える高速*15を与えられた海大型 ・島嶼防衛等の補助的任務を担当する海中型 等がある。この他にも潜水空母として有名な潜特型や機雷潜型など、大東亜戦争中に日本が運用した潜水艦はサブタイプも含めるとなんと40種以上にもなる*16。 これは(戦前からの就役艦を除けば)ガトー級とその発展型ただ1タイプで戦い抜いたアメリカや、700隻以上も建造され文字通りの主力を担ったVII型Uボートを中心に、明確な役割分担を決めた少数のタイプを運用したドイツ等とは全く異なるものである。 また、性能面でもカタログ上は特筆すべき優秀なものを持つも、表に出にくい水中での静粛性等は劣悪で、大戦中盤以降、ドイツUボートとの戦いで鍛え上げられた連合軍の対潜戦術・兵器が本格的に投入されると、完全に活動を封じ込められてしまった。 現代では潜水艦には潜水艦が有効と言われるが、当時の潜水艦の性能では潜航中の潜水艦に攻撃することは不可能であった(艦これの仕様はバグではなく、当時の史実通りの仕様なので注意*17)。 艦これにおいてどの艦種とも重ならない非常に独特な性格を持つ艦種なので、運用には細心の注意をはらいたい。 | |||
メリット | 対潜能力のない戦艦・正規空母・重巡洋艦が相手の場合、一方的に攻撃可能。 LV.10から開幕先制雷撃が可能になる。Lv10未満でも甲標的を装備すれば可能。 開幕雷撃及び雷撃戦の攻撃対象とならない。例外的に攻撃対象が潜水艦しか存在しない場合のみ前者のターゲットとなるが、必ずmissするようになっている。 つまり、潜水艦同士でもダメージが発生しないため、実質的に無干渉となる。 旗艦に据えれば、格上の戦力が相手でも判定勝利をもぎ取りやすい。 夜戦に強く、日中では不利を強いられる軽巡洋艦や駆逐艦相手でも優位に立てる。 駆逐艦に匹敵する燃費の良さを誇り、修理に必要な資材及び時間が極めて少ない。 | ||
デメリット | 潜水艦は、駆逐艦・軽巡洋艦・重雷装巡洋艦・軽空母からは最優先で狙われる(水上爆撃機を搭載した水上機母艦・航空巡洋艦・航空戦艦も含む)。性能面では雷装以外の兵装がダントツで弱く、駆逐艦を余裕で下回る紙装甲・低耐久。 敵は対潜値も意外に高く、対潜に有効な陣形を組んでいることも多い。相手が単縦陣ならまだしも、単横陣、輪形陣なら大ダメージ必至。特にフラッグシップ級の駆逐艦・軽巡洋艦は爆雷ソナーセットを装備している事もある。 この様な敵からの攻撃に晒されると潜水艦は非常に脆いので、慎重に相手を選ぶ必要がある。 また、潜水艦が多くの強力な艦種からの標的にならないということは、裏を返せば他の味方艦が狙われやすくなるということでもある。 装備の選択肢が非常に少なく、スロットも最大で2箇所しかない。対空迎撃に全く貢献できず、夜戦2回砲撃も不可。 | ||
備考 | 最も初期育成に悩みやすく、新米提督が運用ミスをしやすい艦種No.1。 潜水艦を使ったことがない提督は「演習で相手が使う潜水艦や、深海側の潜水艦を見た事だけはある」と言うケースが多く、全然ダメージが通らない潜水艦に過剰な「当たらなければどうという事は無い」イメージを抱いている事がある(実際は陣形と対潜装備の有無が原因なだけなのだが)。 詳しくはデメリットの項を見て欲しいが、駆逐・軽巡の総攻撃を受けると潜水艦はあっけなく大破し、それ以上進撃すれば高確率で轟沈する。 ダメージ確認・撤退判断・旗艦設定・ダメコン装備等、細心の注意を持って運用されたし。*18 繰り返しになるが、対潜攻撃が可能な艦種からは優先的に狙われる。 砲が無いので砲撃戦フェイズでは動かず、中破されないよう祈るしかない。 相手にダメージを与えることが出来なければ敗北する仕様上、潜水艦のみの相手に潜水艦のみで挑むと必ず敗北する。 開幕雷撃→(砲撃戦を耐える)→雷撃戦→夜戦 その特殊な性質を最大限に活用する手法として、潜水艦・潜水空母のみで艦隊を編成することで通常とは全く異なる戦いをすることができる。 敵の戦艦・重巡洋艦・正規空母はただの標的と化し、陣形と軽巡洋艦・重雷装巡洋艦・駆逐艦の質、それらを開幕雷撃でどれだけ無力化できるかが全てとなる。 手軽に燃料を稼げたり、多くの任務を少ない消費で遂行できる事から、伊号潜水艦2隻以上の艦隊で2-3を回す特殊なプレイング(「2-3回し」)*19も存在する。詳しくは下記参照。 | ||
2-3回し、3-2回し、4-2回し | 2-3は基礎経験値こそ200expと少ないが、道中で燃料・弾薬を拾えるため、燃費のいい艦船で周回すればそれらを黒字にさえしてしまえる。また2-3には駆逐・軽巡の強化体がおらず代わりに空母・輸送船がおり、空母狩り・補給艦狩り・南西諸島ボス狩りの各任務をこなすことも可能。これがいわゆる「2-3回し」であり、特に燃費効率を考慮する場合伊168・伊58・伊19・伊8で行うことが有力であると言われている。*20 もちろん相応のレベルが必要であるが2隻でも高レベルであれば回せないことはなく、また3隻居ればそれなりに回る事ができるようになり*21、4隻となればボス戦S勝利の可能性すら増す*22。ただし4隻では燃料・弾薬の消費が増えてしまい赤字になってしまう(特に弾薬)こともある。なお4隻の場合は陣形が選択できるが、雷撃力の高い単縦陣以外を選択するメリットはあまり無い。安定はしないが1隻で回すことも一応可能で、この場合は旗艦・MVPを独占するためキラ付けを兼ねることが出来る。 ちなみに2-3ボスはレアものでは巻雲?・赤城・加賀・飛龍・伊168などがドロップする。 なお、鋼材稼ぎ用に3-2回しという運用法も開発されている。一回ごとに50-150の鋼材は入るため時給は相当なもの。道中で戦艦や蒼龍のドロップも見込める為それらの解体で鋼材を得られる事を考慮すれば更に期待値は上がる。空母狩り任務も同時進行可能。 また、少々難易度は高いが4-2回しというものもある。こちらは東方ボス狩りの任務を達成することが主目的で、ボスルートから逸れても補給艦を狩れる。また途中の資源マスで鋼材を拾えるし、空母狩りも可能。ただし、潜水艦マスで潜水艦同士のみで負けとなる可能性があるため、勝率を気にするなら要注意。 | ||
演習での潜水艦対策 | 2013/12現在潜水艦が計6隻実装され、*23演習で高レベルの潜水艦3隻以上と戦う機会も増えた。 しかし2013/11/27のメンテで戦闘陣形が選べるようになったため、対潜装備をある程度用意して単横陣にし、駆逐艦または軽巡5隻に戦艦(航空戦艦を含む)を1隻だけ入れればまず負けないようになった。*24 三式爆雷投射機?や三式水中探信儀?を2つ積むことで、レベル一桁の駆逐艦がT字不利の状態であってもほぼ一撃で撃沈ないし大破させることが出来るようになったため、以前のように軽空母や対潜に特化した艦すら必要なくなった。 三式~が無い場合は九四式爆雷投射機?や九三式水中聴音機?を使うことになるが、この場合はT字不利を回避するため彩雲を積んだ軽空母を入れておくとなお良い。 潜水艦と水上小型艦の混成部隊が相手のときはバランスを取るのが難しい。S勝利に拘らないなら対潜特化or対潜ゼロの割り切った編成でA勝利を目指すのもひとつの手である。 |
航空戦艦
戦艦の大口径主砲を搭載し、同時に空母のような航空機運用能力をもつ軍艦で、公式な名称ではない。 ミッドウェーでの大敗後、艦隊航空戦力の補強が急務となった日本海軍は、解決策の一つとして既存の艦艇を空母に改装することとした。 検討の結果、旧式・低速の扶桑型と伊勢型が候補となり、実際に伊勢型の二隻が改装されることとなったが、資材や工期の問題から本格的な空母への改装は見送られ、艦体の後部を航空機甲板とする「航空戦艦」が誕生した。 しかし配備予定の「彗星」「瑞雲」の生産の遅れや所属航空隊の他戦域への転用により航空機が配備されることはなく、航空戦艦として運用されることはなかった。 最後まで航空戦艦として運用されることのなかった彼女たちだが、艦これでは存分に航空戦艦として活躍させることができる。 水上爆撃機を配備すれば開幕航空攻撃や対潜攻撃が可能で、砲撃戦においては戦艦としての火力を発揮させることができる。 また、実際には航空戦艦に改装されなかった扶桑型の二隻も航空戦艦に改装が可能だ。 | |||
メリット | 戦艦の火力を有しながら水上機運用も可能となり「戦艦なのに水上機空母!」というロマンを実現できる。 それを差し引いても防御力が底上げされるため、長丁場への適性も向上する。 戦艦としては出撃コストが軽めで、特に弾薬消費が少なく済むのもメリット。 水上爆撃機を搭載していると、潜水艦に攻撃もできる。戦艦の砲撃二回行動特性も持つので、昼戦で最大12回の対潜攻撃が可能になる。 | ||
デメリット | 「瑞雲」の攻撃力は航空戦力と呼ぶには貧弱で、戦艦としての火力も、純粋な戦艦と比べると物足りない。 「試製晴嵐」を搭載できれば航空火力は底上げ出来るが、現在入手手段は期間限定イベントや月間ランキング上位褒賞のみ。 燃料・弾薬の消費は空母以上で、航空機運用能力にも大きな期待はできない。 水上爆撃機を搭載していると、対潜攻撃を優先してしまい砲戦火力が活かせない。 | ||
備考 | 扶桑型の回避は伊勢型よりだいぶ落ちる。逆に言うと、伊勢型の回避は全戦艦中最高を誇っている。 |
航空巡洋艦
通常より多めの水上機を搭載可能な巡洋艦で、公式の名称ではない。 「空母として運用しつつ強力な火砲をはなつ」のが目的であった航空戦艦とは異なり、偵察が重要な任務の一つであった巡洋艦に多数の水上機を搭載する航空巡洋艦は実際の建造例も多く、活躍の機会も与えられている。(史実の日本海軍では水上機6機を搭載した利根型や、水上機11機が搭載可能であった最上、水上機を6機運用可・専用の格納庫も持っていた大淀がこれにあたる) 艦これにおいて航空巡洋艦に改装できるのは最上型のみ。水上偵察機を搭載して索敵能力を強化したり、「瑞雲」型水上爆撃機を積んで航空攻撃を行うこともできる。 | |||
メリット | 巡洋艦の快速と水上爆撃機の開幕航空攻撃、さらに魚雷まで撃てる万能艦。 水上爆撃機を搭載していると、潜水艦に攻撃もできる。 | ||
デメリット | 水上機を搭載できる数が少なく、空母の真似事をするのは難しい。 他は基本的に重巡洋艦のデメリットに準じる。できることは色々あるけれど、すべてが中途半端。 最上改?以外の三隈改?・鈴谷改?・熊野改?は、入手海域が非常に限られているうえ出現率も低く、入手は極めて困難。 | ||
備考 | 耐久こそ低いがステータスのバランスは良いので、器用さを活かして補助に徹すれば良い働きをするかもしれない。 水上機母艦と並び、航空攻撃+高速+夜戦攻撃の条件を満たす。 水上機の対潜性能強化やオートジャイロの登場により、多少硬い昼対潜→夜火力要員としてそれなりに優秀になってきている。 |
重雷装巡洋艦
巡洋艦の中でも特に魚雷攻撃に特化した巡洋艦で、公式の名称ではない。 魚雷発射管十基40門というかつてない雷撃能力を与えられたが、期待されたような艦隊決戦は起こらず、終戦まで活躍の場は得られなかった。 実は老朽化して性能の落ちた艦の、いわば廃物利用。とは言えそこは最大速力36ktを誇った球磨型。下手な駆逐艦より速かったと言う。 ネームシップ球磨は排水量が1,500tも増加する大規模改修の為32ktまで速力が落ちたが、重雷装巡洋艦となった北上、大井は100tほどの増加にとどまり目立った速力の低下は発生しなかった。 むしろ問題とされていたのは性能ではなくその速力故の整備性の悪さだったらしい。 5,500トン型巡洋艦は一斉に更新期を迎えたため、この他にも防空巡洋艦や機雷敷設艦など、様々な転用が検討されている。 また大いに誤解されているのだが、両艦は夜襲に用いられることは考えられていない。配属は第一艦隊(主力部隊)であり、戦艦と共に行動することを前提にしている。 というかこんな危険物の塊を近接・乱戦上等の素敵なパーティーに参加させたら即死フラグ立ちまくりなのは自明の理。 実際には、戦艦同士の砲戦の前に酸素魚雷の長射程を利用してこっそり隠密発射し、敵艦に奇襲雷撃をしかけて混乱を誘い、味方戦艦の砲戦を有利に運ぼうと考えていたのだ。*25 ゲーム内では大井・北上の二隻(と後述の木曾の改二)が重雷装巡洋艦に改装が可能。 艦これでは厚待遇を与えられており、二段階改造して「改二」になれば破壊的な雷撃能力を獲得する。 史実では果たせなかった活躍をさせられるか。 なお史実では構想あるも実現しなかった3隻目の雷巡「木曾」も2013/12のメンテで改二改造での重雷装化が実装された。 | |||
メリット | 一も二も無く破壊的な雷撃能力。成長しきっていれば最終的にフラ戦艦のような高耐久の敵ですら一撃で撃沈させるほどの威力を手にする。 甲標的を積むことで、対空値等での軽減ができない強烈な一撃を開幕に叩き込むことができる。 高めの対潜能力を有する上に、甲標的を付ける事で水上艦への火力も両立できる為、対潜要員としても軽巡や駆逐を凌駕する汎用性がある。 また最強の夜戦攻撃力を誇り、特に大井・北上は中破しても大半の駆逐艦の夜戦火力を上回るほど。 | ||
デメリット | 改の時点では各能力が中途半端で、改二に改造するためにはかなりのレベルを必要とする。 耐久や装甲が低く、昼の砲戦能力もそこまで高くないため、開幕雷撃で敵を撃ち漏らすと中大破する危険が高い。 さらに対空の低さが特に目立ち、敵に空母がいると開幕で中破以上になる危険が高いため、潜水艦とは別の方面で慎重に相手を選ぶ必要がある。 | ||
備考 | 開幕雷撃が可能になるのはあくまで甲標的を装備した場合であって、重雷装巡洋艦自体の特徴ではない。 とはいえ開幕雷撃こそ雷巡が本来想定された運用なので、これはこれでアリ。 |
潜水空母
専用の水上攻撃機を運用する能力を備えた潜特型潜水艦、「伊四〇〇型潜水艦」の俗称。公式の名称ではない。 潜水艦の隠密性と長大な航続距離に水上機の爆撃能力を組み合わせ、従来よりもはるかに遠方の敵を攻撃、さらにはアメリカ本土までも攻撃してしまおうという発想から造られた日本海軍独自の艦種。 パナマ運河を攻撃する計画のために建造されたが、計画は実現せず実戦に投入される寸前に日本が降伏。その発想は後にミサイル潜水艦に受け継がれたとされる。 艦これでは、小型水上偵察機の運用能力を持つ巡潜型潜水艦も改造によって潜水空母に分類されることになる。 | |||
メリット | 潜水艦の性能に加え、僅かながら水上機搭載能力があり、偵察機を載せると偵察飛行ができる。 | ||
デメリット | 搭載量が少なすぎて肝心の偵察成功率が低く、偵察機が未帰還になる例も多い。また空母が相手だと潜水空母だけでは制空権が取れない。 修理資材がリーズナブルである点は変わらないものの、入渠時間が潜水艦よりも長くなる。 改造で弾薬消費量が大幅に増える。とはいえ他の艦種に比べれば依然安い。 | ||
備考 | 当初、任務や遠征で潜水艦扱いされていなかったが現在は潜水艦と同じ扱いに修正された模様。 逆に空母系としては扱われなくなっているので注意。 |
揚陸艇
人員や物資の輸送が目的で戦闘力はあまり無い。 | |||
メリット | 初期装備である大発動艇を搭載していると、遠征での資源獲得量が増える。 改にすることでカ号観測機や三式連絡機など珍しい装備を持ってきてくれる。 改にすることで艦戦も搭載できるようになり、制空権争いに参加できるようになる。 中破・大破していても水上機を飛ばすことができる。 | ||
デメリット | 大型建造でのみ建造可能なので、莫大な資源を投じる必要がある。 その割には戦力的には頼りない。砲撃は出来るものの装備可能な砲は副砲のみ、魚雷も水上爆撃機も扱えず、改にしても艦爆や艦攻は積めない。 燃費はあまり良くない。弾薬消費は少ないものの燃料を重巡並に食う。 | ||
備考 | 現在はあきつ丸一隻のみ。 現状は大発やカ号などの「装備を持ってきてくれるための艦」となっている。 しかもこれらの装備は揚陸艇専用ではない(大発は水母にも、カ号や三式連絡機は軽空母・航戦・航巡にも積める)。 一応、カ号も三式連絡機も対潜能力は高く、更に軽空母と違い中破以上の損傷でも発艦できるため揚陸艇自体の対潜能力にはそこそこ期待できる。 |
もっと詳しくメリット・デメリット
各艦種の対比をしやすくするため、メリットとデメリットをあつめました。
艦隊を編成するときの参考にしてください。
なお、各艦種のメリット・デメリットは簡単に編集することができます。
■編集方法■
各行の右端にある編集をクリック
右隅の角をドラッグすれば編集エリアが広くなり編集しやすくなると思います
こうしたほうが良いとかあれば編集していただいてかまいません。
#table_edit(): No such page: メリット・デメリット/テーブル艦娘建造推移
日本海軍の艨艟たちはどのような考えで整備されていったのでしょうか?
その流れを簡単に理解できるよう、ごく大雑把にまとめました
戦 艦 | ド級艦時代に乗り遅れちゃったよどうしよう?→そうだ英国師匠を頼って技術導入だ | 金剛型 |
---|---|---|
金剛は巡洋戦艦だもんガチンコには不安だな→やっぱ超弩級戦艦欲しいよね | 扶桑型 | |
やべこれ失敗作だよ→建造中の残り2隻とにかく直せるだけ直せ! | 伊勢型 | |
悲願の八八艦隊建造開始だ!世界最強戦艦だ! | 長門型 | |
(ネイバルホリデー・・・)建造計画の残りご破算(´・ω・`) 造っちゃった奴を可能範囲で他艦種に使い回しだ | 加賀型、天城型、紀伊型 ※空母等に転用または中止 | |
条約明けたよ戦艦12隻体制だ→足らずの2隻増強だ世界最強戦艦再びだ!! | 大和型 | |
もう大分ポンコツだよね、取りあえず榛名と霧島更新しよう | 改大和(信濃)型 ※未完成 | |
米帝プレイktkr・・・もうついてけねえorz→勝つには超戦艦しかねえ! | 超大和型 ※計画のみ |
航 空 母 艦 | 師匠から資料もらったよ、航空機の時代ktkr | 鳳翔? |
---|---|---|
建造データも取れたし実用型イってみようか? | 翔鶴型 ※計画のみ | |
なんか条約で大型空母作れるみたいよ?→でもどうやればいいんだろ?とりあえず出来合いの艦を改造して…(試行錯誤) | 赤城・加賀 | |
規制外の小型空母充実させようず→Σ(゚д゚lll)ロンドン条約キタ―― →どうせ規制かかるなら甲板大きくしてもいーや | 龍驤? | |
もう建造枠あんまねーぞ、なんでも詰め込むべ→Σ(゚д゚lll)友鶴事件に第四艦隊事件→こりゃマズイ設計変更だ補強だ | 蒼龍 | |
もう条約(゚⊿゚)イラネ→蒼龍もっとイイフネにするべ | 飛龍 | |
無条約時代(゚∀゚)キタ―― | 翔鶴型 | |
アメも空母作ってきたぞ→同数は要るよな? ついでに長年の懸案事項解決するべ | 大鳳? | |
なんかキナ臭ぇ・・・ヒミツの準備しといた方がいい? | 祥鳳?型・飛鷹?型 龍鳳・大鷹型 ※未実装 | |
こりゃ本格的にヤベぇ・・・急いで増強しないと→新設計の余裕はないな、飛龍量産! | 雲龍 ※未実装 | |
運命の5分間(´・ω:;.:... →再建・・・できるの? | 雲龍型・改大鳳型 ※未実装 千歳型 | |
よく考えてみたらあの船体遊ばしとくのもったいなくね?→雲龍型2隻ほど止めてアレ作ろうず | 信濃 ※未実装 |
重 巡 洋 艦 | オマハとか5500トン型じゃツラいよな→よし20cm砲だ | 古鷹型 |
---|---|---|
アレ使いにくいよね?ちょっとだけいじってい~い? | 青葉?型 | |
なんか条約できちった(゜Д゜)→とりあえず古鷹ベースに制限いっぱいで作ってみようず | 妙高?型 | |
よしだいたいわかった、今度はちゃんと重巡らしいの作ろうず | 高雄?型 | |
これ以上作れん・・・→こっそり軽巡で作っとこう | 最上?型 | |
Σ(゚д゚lll)第四艦隊事件キタ―― →とにかく直せ!直せるだけ直せ!! | 鈴谷?型 | |
数揃ったからちと目線変えよう→艦隊の眼も欲しいよねー♪ | 利根?型 | |
条約明けたし20隻欲しいなあ→なんかヤバそうなので改設計で時間短縮 | 伊吹型 ※未完成 |
軽 巡 洋 艦 | 時代はスピードだ! | 天龍型 |
---|---|---|
さすがに小型過ぎたか>< →大小2型整備は諦めて中型に統一して大量産だぜヒャッハー! | 球磨?型・長良?型・川内型 | |
旦那旦那、ここをちょっとこうしてああすれば・・・おトクなフネができやすぜ?→うーん、まあ1隻くらいやらしてみるか? | 夕張? | |
(ネイバルホリデー・・・) | ||
しばらく放っといたからどいつもこいつもポンコツばかり(´・ω・`)→予算ないし、できるだけ小っちゃくしてね? | 阿賀野?型 | |
潜水艦隊にもまともな旗艦欲しいなあー | 大淀型 ※未実装 |
駆 逐 艦 | 八八艦隊作るよー→頭数全然足りねぇ・・・ | 峯風型・神風型 ※未実装 |
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かわいい娘(61cm魚雷)、来てるみたいよ? | 睦月?型 | |
軍縮条約で戦艦造れなくなったし、強いの欲しいよね→じゃあ二個水戦24隻ほどいってみようか | 吹雪型 | |
ロンドン条約ヒドス(´・ω・`)→1400トンで特型増やせねえ? | 初春?型 | |
Σ(゚д゚lll)転覆事故寸前とか友鶴事件とか→やっぱ武装詰めすぎたかorz | 白露?型 | |
この大きさじゃ俺っちの精神注入棒は収まらないぜ(をぃ→条約(゚⊿゚)イラネ ドーンと2000トン! | 朝潮?型 | |
おいおい、まだまだイケるぜ?→延長(航続力)お願いします | 陽炎?型・夕雲型 | |
米帝の奴ら、今までちょーノロマだったのに、なんか最近違くね?→俺ら、もしかして遅いよね? | 島風 | |
ママ(大蔵省)-米英ちゃん防空艦いっぱい持ってるんだよー僕も欲しいー→駆逐艦で我慢しなさい! | 秋月型 ※未実装 | |
おかしい、思ってたのと違う、なんでこう次々沈む?・・・→数足りねー 急いで造らないと | 松型・橘型 ※未実装 |