システム/運搬クエスト

Last-modified: 2024-06-21 (金) 18:24:53

採集クエストの内、運搬アイテムの納品がメインターゲットになっているものの通称。
運搬状態では様々な行動が制限されるため比較的高難度。

目次

概要

MH~MHXX

  • 各種指定アイテムを納品することでクリアとなるが、指定アイテムが非常に大きいため
    これらを持った状態では移動速度が一気に落ち、高いところから飛び降りる、突進などで吹き飛ばされる、
    スタミナを切らすなどするとその場にアイテムを落としてしまうという特徴がある。
    • 運ばされるアイテムは様々だが、モンスターの卵だったり鉱石の原石だったり、
      持っているだけでHPが減っていくレベルの熱を持ち、落とせば爆発する火薬岩だったりもする。
      中には飛竜の巣に忍び込んで卵を盗んでこいという無茶なクエストまで…。
    • 移動速度に関してはアイテムごとに差があり、
      同じ卵でも肉食竜の卵やガーグァの卵等安価な運搬物は(飛)竜の卵より早い移動速度で運搬出来る。
  • 運搬アイテムを拾うとてけててけててけてん♪と、
    普通のアイテムを拾った場合とは全く違う効果音がなるので簡単に区別が付く。
    • ただ、アイテムの所持数が限界の状態で拾おうとしても回収できない
      (手持ちのアイテムと入れ替えるかどうかの確認がされない)。
      特にサブターゲットとして設定されている場合は、
      回収できないまま採取ポイントが消えてしまい達成できなくなる危険性もある。
      トレジャーでレア運搬トレジャーを引いた場合でも問答無用である。
      これらの場合は必ずポーチの空きは確認しておくこと。
  • 勿論両手が塞がっているため、攻撃できずアイテムを使う事もできない。
    そして、ここぞとばかりに回り道させるように巨大な岩が配置されて最短ルートを塞いでいたり、
    道中に積極的に攻撃してくる小型、大型モンスターが配置されているのがお約束。
    基本的に回避行動を取るとアイテムを落としてしまうため、モンスターの攻撃を避けるだけでも一苦労である。
    一旦置いてからもう一度拾い上げるという気の利いたことも出来ない。何故だ。
    • MHP2(G)ではこの分類のクエストは訓練所の初心者演習のみに見られ、村や集会所クエストには存在しない。
      ただし、トレジャーハンタークエストでの高ポイントのトレジャーの多くは運搬物であるため、
      ハイスコア狙いの場合は下手な運搬クエスト以上に運びまくることになる。
    • MHFではマストオーダーサブターゲットで指定されることが少なくないため、
      「運搬が目標に含まれたクエスト」で探してみると意外と多い。
  • 運搬の意思の有無にかかわらず、一部のクエストでは運搬物を拾ったとたん待っていましたと言わんばかりに
    エリア中の小型モンスターの配置が変更される。
    行きはアプトノスやケルビといった大人しい草食種しかいないエリアで、
    帰りにランポスやメラルーに襲われる事など日常茶飯事である。
    • MHPまでの運搬クエストは小型モンスターの執拗な妨害と無限わきにより、シリーズでも屈指の難易度である。
      運搬物の種類は、飛竜の卵、草食竜の卵、灰(白)水晶の原石、火薬岩の5種類と
      初期作品ながら無駄に豊富で、それぞれについて納品クエストが複数回登場する。
      BCに着く最後の最後まで気が抜けず、ゲネポスやブルファンゴの猛追を受けることになる。
      しかし、集会所の最後の運搬クエスト「極上過酷依頼・火薬岩祭り!」は、皮肉にも
      その設計上1個も火薬岩を納品せずともタイムアップでクリアできてしまうという仕様になっていた。
    • MH2やMHFでは、雪山のギアノス(ランポス亜種)を出現させるためには卵を拾わなければならない場合がある。
      MHFではこの仕様に関係してちょっとした騒ぎが起こったことも。
  • MH3以降では飛竜の卵を拾った場合、リオレウス・リオレイアが反応してプレイヤーを追跡するような
    特殊な挙動をするようになる。プレイヤーが走ってエリアから逃走した場合もエリアチェンジして
    追いかけてくる場合があり、初代から伝統の飛竜の卵を盗むクエストがより作り込まれた内容となった。
    • この挙動を利用してリオレウス・リオレイアを任意のエリアにおびきよせ、エリアチェンジしてきたら
      卵を落として戦闘開始するという非道な戦法が編み出されている。
      リオス種を呼び戻すリオス召喚の儀式と言われることもあり、行われる際は
      特に示し合わせたわけでもなく何故かその場でグルグル回るハンターが多数。
      多人数で回れば楽しい気分になれる事請け合いである。
    • MHXではライゼクスが登場する運搬クエストがあるが、
      これを意識しているのか、ライゼクスが運搬ルートになりやすい2番に飛来しやすい特殊な行動パターンになっている。
    この他にも一部作品ではドス鳥竜種が運搬物に反応してエリア移動をするルーチンを持っている。
    こちらは飛竜の卵以外の卵にも反応する上、灰水晶の原石や火薬岩にも反応して追いかけてくる。
    飛行→着地→飛行を繰り返してエリア移動をする飛竜種と違い、
    ハンターと同じ通路を使って追いかけてくるため、同じエリアにいる時間が長くなり非常に厄介。
  • 小型モンスターによる妨害に関してはMH2をベースとした作品からMH3・MHP3への移行で
    メラルーの移動速度が落ちた上にアイテムを盗む際のモーションが変更され発生が非常に遅くなったことや
    リノプロス・ブルファンゴや鳥竜種の索敵範囲が大幅に狭まったため、かなりの遠距離から
    的確に飛びかかったり突進されて運搬物を落としてしまう事が減った事で大幅に緩和されている。
    MH2以前の作品と比べると運搬クエストの難易度も落ちた。落ちてくれた
    しかし今度は大型モンスターが突如乱入してくるようになったので、やはり油断すると泣きを見る。
  • MH4以降では高低差の概念を導入したことで、フィールドの起伏が非常に激しくなった。
    以前までのシリーズではまともに運搬などできるはずがない状況だが、
    なんと今作では運搬アイテムを抱えたまま、片手で壁を登ることが可能となったのである。
    かつてのハンターがちょっとした段差すら乗り越えられなかったことを思うと大躍進である
    MHXで登場したニャンターに至っては運搬アイテムを頭の上に乗せて壁をよじよじと登る
    • しかし、壁を登る際にスタミナを継続消費して速く登ることができず、
      代わりに壁登り回避を使うことになるのだが、地上と同様回避を使うと運搬物を落としてしまうので、
      壁を登る際は非常に時間がかかってしまう。
      そのため運搬の手間自体は改悪気味であるともいえる。
      特に何回も壁登りさせられる地底火山での火薬岩運びはまさにストレスフル。
  • と、何も考えずにやるとかなり苦労する類のクエストであるが、しっかりと準備をすればそう苦戦しない
    代表的なものはやはりスキルであり、「運搬の達人」やネコの運搬の鉄人/超人が該当する。
    前者は重い運搬物を持っている時の移動速度が上がるだけでなく、
    ある程度の高所であれば飛び降りても運搬物を落とさず移動できるようになる。
    後者は運搬中に限りスーパーアーマー状態になったり、運搬時のスタミナ消費が半減するという効果がある。
    また、セットでネコの着地術や(MHXXに限り)キープランを発動させておけば難易度は更に下がる。
    • MHP3以降はこの手の運搬特化型のネコスキルの組み合わせが用意されるようになった。
      ネコの運搬の超人・ネコの逃走術・ネコの着地術が同時に発動するため大変優秀である。
    • その他、強走薬(グレート)やその効果時間を延長するアイテム使用強化
      モンスターの位置を把握できる自動マーキングや咆哮を防ぐ耳栓・応急耳栓など、
      運搬に役立つシステムは意外と多かったりする。
      どうしてもクリアできないようであれば、これらを詰め込んだ専用装備やアイテムセットを用意するのも手。
  • また、運搬クエストを簡単にクリアするためにはスキル以外に工夫も凝らしたい。
    例えば予め前述の急に沸く小型モンスターたちを枯らしておいたり、
    腕が伴っているならば大型モンスターすらも狩ってしまうのも良いだろう。
    • 運搬の達人が発動していれば、走り続けている限り小型モンスターの攻撃は基本的に当たらないし、
      運搬の鉄人状態ならば攻撃されても怯みもしないので基本的に小型モンスターは無視していい。
      ただ、リノプロスやブルファンゴに正面や背後から突進されることもあるので、
      そいつらがいる場合は一応位置の把握程度はしておいた方が良い。
    • 無論運搬クエストを受注するランクではリオレウスなどの卵を守るモンスター達を倒すのは難しい。
      その時は諦めてなるべく見つからないように運搬物を持ってベースキャンプに向かおう。
      • ただ、初めてこの手のクエストを受注する時に限って目的のエリアの直前で
        一番会いたくないヤツに遭遇することが多い。潜入!飛竜の巣!がいい例である。
        幸い、遭遇ムービーが挿入されていても直後に発見されることはそうないため、焦らず対処しよう。
      • MH4のとある卵運搬クエストではリオレイアが登場するムービーが流れ、
        しかもその後ハンターを待ち構えるかのように巣の中で座り込んで眠るというシチュエーションが存在する。
        まあ、当然というか卵を取っても起きないため見た目程危ない訳ではない。
        こんな目と鼻の先で卵を盗られているにもかかわらず爆睡しているので卵のそばにいる意味が皆無である。
        まぁ、気付かれておいしく捕食されるよりはマシだが。

MHW(:I)

  • MHWorldではハンターが画期的な進歩を遂げ、遂に前転回避をしてもアイテムを落とす事が無くなった。
    遅すぎだろとは誰もが思うだろうが
    これによって運搬中の回避はある程度楽になり、大型モンスターに狙われている状況でも成功率が高まった…
    と言いたい所だが、モンスター側もこれまで以上に執拗にハンターを狙い続けるので、
    これまでの運搬よりも難易度が上がった気がしなくもない。
    加えてエリアの仕様も変わったため、安全圏まで逃げたと思っても追いかけてくることも多い。
    そう考えると、この状況下で従来通り回転回避が不可能だったならばとんでもない難易度であったことだろう。
    • 因みに、この仕様に関しては発売前から明言されていた。
    • スタミナが切れると落としてしまったり、運搬中に移動と回避以外の行動ができないのは変わらない。
      例外的に生態マップだけは運搬中でもきちんと使用できる。
      • 流石に両手が塞がったままでは無理なので、どうやらこの時は一度運搬物を地面に置いている模様。
        置く動作は見られないが、マップを閉じた後に拾いなおすような仕草が見られる。
        しかし一度手放しても拾いなおせるならアイテムも普通に使えるのでは…
    • また、落とさないという事はこの操作では意図的に落とせなくなったという事でもある。
      誤って拾ってしまった場合等でもゆっくり置くモーションをとらないと放棄できなくなった為、
      大砲の弾等を放棄してすぐ発射したい場合等は注意が必要。
    また、キャンプが複数設置できるので、
    一番近いキャンプにファストトラベルして最短ルートで納品ということも可能である。
    ただししゃがんだり掻き分けたりしないと通れない箇所はやはり通れない。
    後者に関しては運搬前に通過しておくことで運搬時も通れるようになる。
    ただ前者に関してはどう見ても通れそうな穴でも通らせてはくれない何故だ
    • またWorldで使える隠れ身の装衣を使うと、なんと殆どのモンスターに気づかれずに運搬が可能。
      リオス種の場合、何故か卵を拾った瞬間巣にこそもどってくるものの、こちらの正確な位置までは把握できず
      ハンターは装衣の効果が切れるまでは何事もなく安全に卵を運搬する事が可能。
      キャンプが複数あることと併せて上手く活用すれば、今作での卵運搬は簡単と言える。
      というよりそれが活用できないと、追って来る大型モンスターを退治しない限りとても難しい。

MHR(:S)

  • MHRiseでも運搬はさらなる進化を遂げる。
    今作の目玉要素である翔蟲に対応しており、運搬中でも疾翔けが使用可能
    瞬間的に大きく移動できるのでモンスターの攻撃への対応はさらに楽になるだろう。
    また、今作でも高所から落下するとやはり運搬物を落としてしまうのだが、
    着地する直前に疾翔けを使うことで落下距離がリセットされ、無事着地可能になる
    今までは高所からのショートカットにネコの着地術が必要であったが、それすらも不要になったのである。
    • さらにどんな壁も登る事ができる壁走りにも対応。
      運搬物を脇に抱えて手を使わず断崖絶壁を疾走する姿はとてもシュールである。
      元々ハンターは超人であったが、ここまで来ると超人なんてレベルでは無い気がする。
      なお、スタミナが尽きたりダッシュを止めると崖からジャンプしてしまう。
      運搬中は翔蟲を使って空中に留まることができないのでちゃんと登る場所は選ぼう。
      また、ツタが生えている場所なら以前と同じく壁走りを使わなくても登ることが可能。
      • 崖を登ったりして行ける起伏の激しい場所にはモンスターが入ってこないため、
        こういった場所を意識して通ることで安全に運搬できる。
    • 地上での運搬中はスタミナが切れても落とさなくなり、ダッシュを継続できる。
    • その場に放棄するモーションが短縮されており、
      どっこいせ、とゆっくり置くモーションからスッ……と素早く置くものになっている。
    • 今作はハンターのボイスが豊富になっており、運搬においても勿論喋る。
      特に必聴なのは運搬物を落としてしまった時のボイスで、
      プレイヤーの心境を代弁するように悔しさ、ショックを最大限に表現した迫真の叫びを発する。
    • なお、長距離をショートカットできる大翔蟲を各地に配置することができるが、
      残念ながら運搬中に大翔蟲は使用できない。
      また、今作ではオトモガルクに乗って高速で移動することができるが
      これまた運搬中には乗ることはできない。重すぎて乗せてくれないのだろうか
  • これだけ快適になった運搬だが、それを実感できる機会は非常に少ない。
    何故なら今作では運搬がメインターゲットのクエストが1つも無くなってしまったのである。
    とはいえ不要になったわけではなく、依頼サイドクエストには運搬物を納品させるものが存在する。

MHF

  • MHFのG級大討伐クエストの支援クエストでは、
    大討伐クエストの状況に応じた特定の石をその都度採掘ポイントから発射台まで運搬する必要がある。
    この要素はG級大討伐クエストをプレイする上で必要不可欠であり、
    運搬クエストの一種とも考えることが出来る。
    なお、支援クエストではコンテンツの性質上、最低限の水準として、
    運搬の達人だけでなく、いたわり+3、絶対防御態勢、氷界創生、移動速度UP、
    磐石の構え、高速剥ぎ取り&採取、状態異常無効、絶倫など、
    運搬クエストで便利なスキル(及びバリスタ関係のスキル)を可能な限り搭載することが求められる。
    まさに極限まで運搬に特化したクエストとなる。

関連項目

スキル/運搬
システム/精算アイテム