特定のクエストでモンスターと初めて対峙した時に流れるムービー。
目次
概要
- 初めて出会うモンスターのクエストで見ることができるムービーであり、
モンスターの行動や脅威の片鱗を垣間見る事ができる。
- 登場ムービーのBGMは様々な種類がある。
不穏なBGMもあればモンスターによっては少々コミカルなものも。
あるいはそのモンスターのテーマBGMのアレンジ版の事例も多い。
また、超大型モンスターでは戦闘BGMがそのまま使用される事も。
過去作のBGMをアレンジした物も多く、
一番有名な例はMH3以降のリオレウス登場ムービーにて流れる「咆哮」だろう。
他にもリオレイア、狂竜化ババコンガなどがある。
何故かMH3系列のディアブロス登場ムービーでは「真紅の角」が流れたが……。- 登場ムービーのBGMは一部の重要なモンスターを除き、殆んどがサントラに収録されていない。
- 初めて挑んだクエストでこのムービーが設定されている場合、
特定のエリアに入ってムービーを見るまでモンスターは行動を起こさない。
つまり初挑戦の時は最初に出現するエリアが決まっている上にそこ以外のエリアにも移動しない。
そのため「このエリアにはどうせ来るまい。」なんて思って入らなかったりすると、
一度も姿を見る事無くタイムアップになったりする(そんな可能性はまずないが)。
…いや、MH4のババコンガなら有り得るかもしれない*1。- 演出上の都合か、普段ではまず見ないエリアが初期位置=ムービー発生ポイントに設定されてたりもするので、
「初見でなかなかモンスターを見つけられなくてイライラ」ということも意外と多かったりする。 - セカンドキャラでチャナガブルを初討伐時、
カエルで釣ろうと思ったらいつもの場所におらず
初登場場所が水中で移動がめんどくさいエリア6のため、
一度遭遇後にあえてリタイアしてわざわざ釣れるようにした…なんて人も意外と多かったり。 - 一方、登場ムービーが存在する=ボスモンスターがエリチェンしないという点を逆手に取り、
あえてそのエリアに侵入しない事でその間採集に全力を注ぐ事も可能である。
有名なのがMHP2(G)でのナナ・テスカトリ登場クエスト「皇妃座すは炎の宮殿」。
火山頂上付近のエリア8にいるのだが、その手前のマップに高いポッケポイントに変換できる火薬岩がある。
古龍の出現するクエストは小型モンスターがほとんど登場しないため掘り放題で、
あとは溶岩で3死と手軽に稼げる。
当然ながら一度でもムービーを見てしまうと道中に現れる可能性が出てきてしまうので、
やると決めたら火薬岩運搬専用クエと割り切って運用するのがお勧め。
また、既に遭遇してしまったというプレイヤーであれば、
MHP2GのG級以降はヴォルガノスの二頭クエストで稼ぐこともできる。
- 演出上の都合か、普段ではまず見ないエリアが初期位置=ムービー発生ポイントに設定されてたりもするので、
- 同期の関係上、最初から戦闘状態となる特殊なモンスターを除きオンラインでは流れない。
全く予備知識を仕入れていない状況でいきなり見たことも無いモンスターが現れると最悪パニックに陥ることも。
あの悪名高きイビルジョーがトラウマとなる原因の一つになっていると思われる。
- 超大型モンスターなど非常に強大なモンスターが出現するクエストでは
クエストのはじめに必ずムービーが入るものが多いが、こちらも登場ムービーと呼ばれる。
2度目以降はプレイヤーによってカットされてしまう場合がほとんどであるが。
- 登場ムービーと呼ばれることは滅多にないが、新たなフィールドでクエストを受注した時にも、
ベースキャンプ付近の映像が映し出されるムービーが入る。
昼と夜があっても、クエストで見られるのは一度だけ。しかし一度見ればギャラリーで昼夜両方を見られる。- MH4Gの旧砂漠に関しては今までの作品の昼夜のシステムと比べ「別フィールド」という趣が強いせいか、
実際にゲーム中で昼と夜の両バージョンとも流れるようになっている。
- MH4Gの旧砂漠に関しては今までの作品の昼夜のシステムと比べ「別フィールド」という趣が強いせいか、
- なお、一度見たならギャラリーで何度でも見返す事ができる。
一部のムービーは複数種類があるので、たまにはのぞいてみよう。
- 肉食モンスターの登場ムービーでは他のモンスターを襲撃するシーンも多いが、
このパターンの場合、襲われたモンスターの死骸が残っていればムービー終了後に剥ぎ取ることができる。
尤もそそくさと駆けよっていくと間違いなく気付かれるため、
安全に剥ぎ取りたいならムービーが終わった直後にけむり玉を使うなどの工夫が必要になるだろう。
MH4(G)
- MH4シリーズでは登場ムービーの仕様が従来とはかなり異なっており、
ムービー自体にもかなり力が入れられている。
- 最大の相違点は、身に付けている武具そのままにハンターがムービーに登場、
モンスターとの遭遇~戦闘開始までを描くショートストーリー仕立てとなっていることか。
- また、リオレイアがズワロポスを咥え上げたり、ババコンガが木を登りながら吠えたり、
ドスゲネポスが俺の獲物だと言わんばかりに手下を押しのけたりと、
モンスターらが通常では見られない登場ムービー専用のアクションを行うようになっており、
より個々の生態や習性が強調されている。
新シリーズに移行し、全体的にグラフィックが美麗になったことも手伝い、
生態ムービーと言って差し支えない素晴らしい出来なので、興味のある方は是非ご覧いただきたい。- 続編MH4Gにて再登場を果たしたディアブロスの登場ムービーは、
ズバリかつて制作された生態ムービーの再現となっている。
- 続編MH4Gにて再登場を果たしたディアブロスの登場ムービーは、
- 本作では登場ムービーからシームレスに戦闘へ突入する仕様になっており、
ムービーの流れのまま、興奮冷めやらぬうちに狩猟を開始することが出来る。
ムービー内で実際にアバターが動いてくれるのもポイント。- ちなみに、集会所で必ずムービーが挿入されるモンスターの場合、スキップがあるため、
シームレスに移行するかどうかはスキップしたかどうかによって異なる。
全員がスキップボタンを押してスキップした場合、その場で暗転してから戦闘開始となる。
一人以上がスキップボタンを押さず最後までムービーを見た場合はシームレスに移動する。
狩猟クエストのムービーの場合、狩猟対象モンスターと邂逅する…という流れが描かれることが多い。
無論、凶暴なモンスターが相手となればその出会いが平和的なものであるはずもなく、
必定、プレイヤーは毎回のように大型モンスターの脅威を実体験する羽目になっている。- 不意打ちの糸でハンターを絡め取った上で鋏角攻撃を繰り出すなど明らかに殺しに来ているネルスキュラや、
プレイヤー(場合によってはPTも)に向かって手加減一切なしのソニックブラストをぶっ放すアカムトルム、
ハンターにメテオを降り注がせ、更に滑空で一網打尽にしようとする紅龍ミラボレアスなどはシャレになっておらず、
いずれのムービーでもハンターの常識はずれの回避能力と運によって事なきを得てこそいるが、
ハンターでなければそのまま命を落としてしまったとしてもおかしくはない。
なお、ムービー内でモンスターの攻撃を喰らってしまう場合もあるが、
ムービー終了時に体力が減っていたりはしないので安心しよう。 - また、ゲリョスはムービーの最後に閃光の予備動作を行い、グラビモスはグラビームの構えを行い、
ラージャンに至っては巨大な骨を持ち上げてくる。
そして、上で述べた通り、今作は登場ムービーからそのままシームレスに戦闘に突入する。
つまり、それらの技を戦闘開始直後にぶっぱなしてくるのである。
開幕で閃光~毒ブレスコンボを食らった人や、グラビームで消し炭にされた人、
でかい骨ごとぶっ飛ばされた人は多いはず。
「ムービーの攻撃が続いて戦闘開始直後のハンターに直撃」という展開は前例がある訳だが、
通常モンスターからこの不意討ちを喰らうことになると予測できた人は少なかっただろう。 - 逆にドスジャギィとバサルモスは、ムービー中に乗り状態に移行しそのまま開戦するという、
ハンター側に有利なものとなっている。
前者は乗り状態を、後者は乗りで部位破壊が出来るメリットを体感してもらうための配慮だと思われるが、
走ってモンスターのいるエリアに入るとスタミナが減った状態で乗りバトルがスタートするため、
それを知らずにいると失敗してしまいがち。
また、ギャラリーでは乗った所でそのままムービーが終了するのでちょっとシュール。
- ちなみに、集会所で必ずムービーが挿入されるモンスターの場合、スキップがあるため、
- ちなみに、戦闘音楽も当然シームレスで再生される。
ブラキディオスなどは、ムービー中の音楽から非常に自然な形で戦闘音楽につながり、
ブラキに対峙しながら剛き紺藍が流れ始める演出はなかなかかっこいい。
ギャラリーで見たときに戦闘に入った後のシーンがカットされてしまうのがもったいないくらいである。
- 従来と同じく、一度見たムービーは「ギャラリー」に追加されていき、
マイハウスのルームサービスに話しかけることで再見することができる。
登場ムービー内でのハンターの装備はギャラリーを見た時点で着ているものが反映されるため、
その時点ではまず手に入らない装備で序盤のストーリーイベントや下位モンスターの遭遇イベントに臨んでみたり、
逆に本来ならとても役に立たない弱小装備やネタ装備で後半に登場する強豪モンスターと対峙してみたり
といった思い思いの場面が演出できる。
もちろん、自慢のエロ装備で参陣させて眼福にあずかることも可能である。- オトモが登場するムービーでは、メインオトモのみ装備が反映される。
- ちなみに、ゲーム冒頭でのダレン・モーランとの遭遇ムービーも収録される。
このムービーのギャラリーでの観閲時には武器が外された状態になる。
そのため、防具をすべて外した状態だと、最初のパンツ一丁インナー姿で武器を装備していない、
ハンターの初々しい初登場を再現することが可能となる。
- 登場ムービーにおけるこのような仕様が高い評価を受けていることは疑いようが無い。
一方で、登場ムービー以外にも自身のハンターが登場するムービーがいくつか存在する。
この場合リアルタイムレンダリングムービーとなるため、当時の性能では
他の登場人物もハンターと同じく表情が固定化されてしまうということになる。
この影響が顕著であるのが、例えば4Gのエンディングで
師匠や筆頭ハンターが表情を変えないままムービーが進行してしまう。
このためMH3やMH4と同様にプリレンダリングされた表情が豊かな映像で
エンディングの感動を体験したかったという声も少なからず存在する。
MHX(X)
- MHXシリーズにも登場ムービーはあるが、かなり簡素な作りになった。
特定のモンスターとの初邂逅の際にそのモンスターを紹介するカットインが入り、
止め絵でそのモンスターの姿と名称および別名が表示されると言う形が基本。
- この登場ムービーは基本的にオフラインの村で受注できるクエスト限定で、
集会所ではオストガロアか二つ名持ちモンスターのクエストに初めて行った時しか挿入されず、
上位以降の新モンスターに対しては全くといって良いほど存在しないので、後半になればなるほど見ることがなくなる。- 登場ムービーが入るクエストはそのモンスターが登場するクエストであれば何でもよいというものではなく、
特定のクエストでないと入らない。
例えば、イャンクックの登場ムービーは
ココット村の村長からの依頼クエスト「大怪鳥イャンクックを倒せ!」ではなく、
キークエに指定されている「古代林の大怪鳥」で入る。
- 登場ムービーが入るクエストはそのモンスターが登場するクエストであれば何でもよいというものではなく、
- ムービー自体は非常に短いため、拠点で見られるギャラリーにも追加されない貴重なものである。
また、単に歩いているだけだったり、唸っているだけだったり、部下を従えて行動したり(ドス鳥竜種)、
せっかくのトラウマクエストのムービーなのにスヤスヤと眠っていたりと、
生物として自然な振る舞いをしていることが多い
(「生物として自然な振る舞い」という観点で言えば近年の殆どのムービーがそうなのだが)。- 尤も、生態ムービーもかくやと思わせるクオリティを誇った4シリーズの登場ムービーと比較すると、
非常に味気ないものになってしまったことは否めない。
従来の登場ムービーが「モンスターの生態/脅威を描く」という重要な役割も担っていただけに、
単なるモンスター紹介に留まっている今作の演出を残念がる声は少なくない。
一応、不利な条件でのスタートが無いという利点はあるか。 - しかし、プレイヤーがそのままムービーに登場するという4シリーズの仕様を取り入れるとなると、
今作で追加されたニャンターのモーションとの兼ね合いも有るのである程度は仕方ないか。
- 尤も、生態ムービーもかくやと思わせるクオリティを誇った4シリーズの登場ムービーと比較すると、
- MHXXでも仕様は同じ。
ただしラスボスに関しては絶妙な演出と言えなくもない。
最初の簡素な登場ムービーを見て「これがラスボス?」と思ったプレイヤーの度肝を抜くギミックがある為、
ある意味ではその前フリとして機能している。- MHXXでは村上位クエストが登場したが、こちらにも登場ムービーは基本的に存在しない。
上位専用モンスターに登場ムービーを用意する良い機会だっただけに惜しいところ。
- MHXXでは村上位クエストが登場したが、こちらにも登場ムービーは基本的に存在しない。
MHW(:I)
- MHWorldでは今までの登場ムービーのイイトコ取りと言っていい程の集大成となっている。
- MH3Gまでで培ってきた描写の力の入れ具合、
主人公を描写できるようになり且つ生態ムービーと遜色の無い内容が盛り込まれたMH4の要素、
良いタイミングでカッコ良く入るカットインと
さらりとモンスターの別名と名称を表示する要素の入ったMHXの要素が凝縮されている。
- MH3Gまでで培ってきた描写の力の入れ具合、
- ストーリーに絡まないモンスターにはムービーが存在しない為、
それらのモンスターと初邂逅する際はMHXと同じ仕様になっている。 - また、MH4・MH4Gでの登場ムービーではモンスターと遭遇・対峙するだけであった主人公は、
本作の登場ムービーに「機転を利かして行動する」と言った形で相応の見せ場が用意されている事がある。
- だがムービーの仕様にクセが有り、その部分が批判の的になっている。
- 本作では何故か殆どのムービーがスキップ出来ない*2。
- ムービーの一時停止が不可能になっている。だが、何故かギャラリーでは出来る。
- 今までのシリーズでは拠点のマイハウス内にあるギャラリーでムービーの閲覧が可能になっていたが、
本作では何故かゲームを中断してそして長いロードを挟んでタイトル画面に戻ってギャラリーを選択し、
そしてその中からセーブデータを選択しまた長いロードを挟んで
ギャラリー一覧に行かないとムービーを鑑賞出来ない。そしてムービーを選んでもまたn(ry - ストーリーに直結する任務クエストでは、一度も受注した事のない状態では、
他の参加者を募る事が出来ず、ムービーを見終えるまで救難信号を発信できない。
ただし、MHW:Iで最後に実装された任務クエストはクエスト側に救援信号を発信できない事情が用意された。 - 他のプレイヤーも登場する事のある登場ムービーでもギャラリーでは一人しか登場させる事が出来ない。
- また、MHW:Iに登場するアンジャナフ亜種は
任務クエストでのターゲットになっているにもかかわらず、何故か登場するムービーが存在しない。
MHRise
- 本作の登場ムービーはシリーズ全体を通しても最も特異なものと言える。
というのも内容としては狩りや縄張り争い、食事など従来の登場ムービーや生態ムービーに近いものなのだが、
そこに琵琶法師の琵琶の演奏に語りが付くという、初のナレーション付きムービーになっている。
独特の語りとエフェクトによる、妖怪の伝承のような不思議でおどろおどろしい演出になっており、
動きだけでなく言語化されたことから本作では「人から見たモンスターの恐怖」というべき演出になっている。- 「三枚ぃおろしぃぃぃ!」「合掌ぉぉぉぉ!! 」
「判決ぅぅぅ地獄ぅ行きぃぃぃぃ!!」など、
独特な口上は印象に残りやすいことからネタにされ人気がある。
- 「三枚ぃおろしぃぃぃ!」「合掌ぉぉぉぉ!! 」
- なお、MH4やMHWorldで好評だった「プレイヤーハンターの出演」はストーリー進行上のムービーに限定され、
こちらではオミットされている。
- フィールド初来訪時のムービーも概ね同様のものとなっている。
なお、本作の登場ムービーはクエスト開始時に再生されるようになっており、
フィールドも初来訪の場合フィールドのムービー→モンスターのムービーと連続再生される。- ちなみにギャラリーでは字幕とエフェクトを消した状態での鑑賞も可能。
各フィールドの紹介ムービーも同様の仕様となっている。
- ちなみにギャラリーでは字幕とエフェクトを消した状態での鑑賞も可能。
- 琵琶演奏は薩摩琵琶奏者の友吉鶴心氏によるもの。
最後に表示されるモンスター名などの筆文字は青柳美扇氏によるものとなっている。- 英語では独特の語り口調の再現が難しいためか落ち着いた口調になっており、
どちらかと言うと自然番組のナレーションに近い雰囲気になっている。 - モンハン語の場合は日本語での言い回しをそのままモンハン語に変えた形になっている。
こちらは口調もほぼ再現されている。
- 英語では独特の語り口調の再現が難しいためか落ち着いた口調になっており、
- 注意すべき点としては、参加要請で途中参加した場合には再生されない。
当然ギャラリーにも追加されないため、一度は最初からプレイしてギャラリーを埋めておこう。
また、これをシナリオ中一回しか受注できないクエスト「風神」でやってしまうと、
百竜夜行で登場するイブシマキヒコではムービーが再生されない関係上、
別で最初から「風神」に参加しない限りイブシマキヒコのムービーがギャラリーに追加されない。
(→Ver2.0では修正され、参加要請でクリアした場合でもイブシマキヒコのムービー鑑賞が可能となった)
とりあえず、集会所限定で初登場のモンスターに関しては自分で受注するようにしておきたい。
- シナリオ上重要な立ち位置にあるイブシマキヒコとナルハタタヒメに関するムービーは例外で、
音楽も琵琶の演奏ではなく、語りに関しては前者がヒノエ、後者がミノトによるものとなっている。
語りの内容もモンスターやその行動を形容するものではなく、おそらくは共鳴で流れ込んだ龍の思念と思われる。
MHR:S
- MHR:Sは無印とは打って変わってモチーフが和風から洋風に変わり、
これに合わせてモンスター登場ムービーのナレーションはフィオレーネ(CV:石川由依)によるものに変更された。
全体的な趣向としては、モンスターの脅威に関する詩的な語りぶりが目立つ。
- フィオレーネ本人が語っているかどうかは不鮮明だが、
基本的には作中の言動とはかけ離れたような冷静かつ無情なナレーションである。
だが、決戦場フィールドが舞台となるムービーでは縄張り争いに夢中になったり
モンスターの麗しい容姿に見惚れたりと、文章が少々感情的になっている。
- 琵琶の演奏が実質的なBGMであった無印と違い、こちらでは専用のBGMが用意されている。
「猛然たる新たな脅威」と「静寂の中、月夜に浮かぶその姿は」の2曲があるが、
後者は発売時点ではルナガロン、ガイアデルムだけだった。
アップデートで加わったナルガクルガ希少種、渾沌に呻くゴア・マガラ、イヴェルカーナ、原初を刻むメル・ゼナも後者だが、
それ以外は前者が使われている。
モンスターによっては曲の開始位置や終わりが違うため、ムービーごとに違った印象を受けることもしばしば。
MHF
- MHFは完全オンラインであるが、モンスター登場ムービーは存在する。
ただし同期等の問題から、全て「クエスト開始時」や「特定のタイミング」にのみ流れるようになっている。
一度見たムービーは次からは流れない、という仕様もない。
- MHFにおける登場ムービーは大きく分けて3つのパターンが存在する。
- MH2時代から存在するムービー(スキップ不可)
- MHF独自の登場・形態変化ムービー(原則スキップ不可)
- MHF独自の登場・形態変化ムービー(スキップ可)
- まずMH2時代からのムービーであるが、一部の超大型モンスターにのみ設定されているものである。
こちらは同期の問題、黎明期の物であるという事情もあってか一切スキップできない仕様であり、
MHFというゲームの特性も相まって好ましいものとはされていない。
それもあってか、HR5(旧HR100)の「剛種クエスト」では全てムービー自体がカットされている。
- 2011年のフォワード.1で登場したルコディオラは、
MHFオリジナルモンスターとして初めてムービーを引っさげて登場し、多くのハンターを驚かせる事になった。
だが本種もムービースキップが不可能な上に、
多くのプレイヤーが大連戦を強いられることになった剛種クエストでもカットされておらず、
このムービーがあるため軽快なプレイが出来ないという不満の声が高まる事になった。
その後理由は不明*3だが全てのクエストでムービーがカットされている。
2012年のフォワード.3で登場したタイクンザムザは、
登場ムービーではなくド派手な形態変化ムービーを引っ提げて登場。
更に2013年のMHF-Gではシャンティエン、ディスフィロアが登場・形態変化の両方を引っ提げて現れた。
だが、この中でムービーカットができるのはシャンティエンの登場ムービー*4のみであり、
そのシャンティエンは3段階の変化に加え討伐ムービーすら存在するため、不評が散見された。
ディスフィロアやその後登場した黒龍・紅龍は「ムービーの時間」自体が比較的短く、
上記の指摘と演出の狭間で苦慮していたことはうかがえる。- なお、元々シャンティエンとディスフィロアは俗に言うラスボスポジションであり、
何度も何度も狩るスタイルは想定されていなかったことも影響にはあるのだろう。 - ディスフィロアは開幕のムービーが終了すると同時に炎ブレスの雨を降り注がせ、
プレイヤーが混乱している間に巨大な氷山ブレスを的確に狙って打ち込んでくる。
これは演出ではなく当たると即死級の特大ダメージを受けるという、
かつての紅龍登場ムービーを彷彿とさせるものとなっている。
- なお、元々シャンティエンとディスフィロアは俗に言うラスボスポジションであり、
- 最後のパターンはそこから3年後のMHF-G10より登場。
当該ムービーを引っ提げるモンスターはいずれも各プレイヤーの任意でムービースキップが可能となっており、
演出とゲームプレイの快適性を両立できるようになった。
なお同期問題はどうしていたのかというと、ムービーをスキップしてもモンスターはムービー中の動きを継続している。
そのため各プレイヤーがどのタイミングでムービーをスキップしてもモンスターが行っている行動は同じなので、
同期問題に支障はでないという事である。- ちなみにムービー中に凶悪な攻撃行動や咆哮を行うモンスターが殆どであるが、
ムービーを見続けていればダメージや咆哮やられは発生しない。
つまりプレイヤーの判断としては、
素早くムービーをカットしてモンスターの攻撃を頑張っていなし一足先に殴るか、
回避しづらい攻撃が出るまでムービーを見続け、判定をやり過ごすかの二択ができる、
ということになる。
ムービーキャンセルのタイミングは各プレイヤーに委ねられているので、
プレイスタイルやモンスターによって選択できるという点も評価されている。
- なおこのタイプのムービーに対応するG級祖龍のみ、
登場ムービーが始まった瞬間(数秒程度)だけはキャンセルできない。
これは祖龍が高空より飛来し着地するまでの時間であり、
着地後、及び覚醒時のムービーは即座にキャンセル可能である。
- ちなみにムービー中に凶悪な攻撃行動や咆哮を行うモンスターが殆どであるが、
MHNow
- 本作にも登場ムービーは存在しており、メイン・イベントストーリーの節目で登場するモンスターや、
大連続狩猟の5頭目のモンスターとの戦闘前に流れる。
内容自体は10秒弱程度で終わるごく簡素なものである。- なお内容は全ランクで共通、かつ本作は低難度帯だと
モンスターの攻撃モーションが一部削減されるという調整になっているため、
岩掘り起こしを行わない低難度帯のクルルヤックが
ムービー中では該当モーションを行うといった珍事が発生していたりする。
- なお内容は全ランクで共通、かつ本作は低難度帯だと
- しかし、サービス開始当初の仕様ではスキップが不可能という致命的な欠陥が存在していた。
ストーリーの方はそう頻繁に見る機会があるものでもないので特に問題視はされていなかったのだが、
大連続狩猟が実装されるとその問題点が顕在化。
ジンオウガが大連続狩猟の目玉モンスターとして登場していたこともあって、
数多のハンターが何十、何百とジンオウガのムービーを見させられることとなり、
かつてのMHFでのルコディオラと同様に不満の声が一気に噴出した。
その後、2024年1月アップデートより画面を2秒以上長押しすることでスキップが可能となった。