スキル/供応

Last-modified: 2025-02-24 (月) 14:05:09

MHR:Sで初登場したスキル。英名は"Spiribird's Call"。

概要

  • MHRiseから登場したヒトダマドリに関係するスキルであり、最大レベルは1。
    効果は、「一定時間ごとにヒトダマドリのいずれかの効果を取得する。(一部クエストを除く)」というもの。
    • 要するに、戦闘/非戦闘を問わず、1分ごとにヒトダマドリが寄って来て、ハンターを強化してくれるのだ。
      • 「寄ってくる」とは言うものの、フィールド上にいるヒトダマドリが実際に来ているわけではない。
        このため、近くのヒトダマドリを取り尽くしていても問題なく適用され、
        適用する度にフィールドの残りのヒトダマドリの数が減ってしまうということも無い。
    • 寄ってくるヒトダマドリの色はランダムだが、既に最大まで強化されたステータスのヒトダマドリは寄ってこない。
      つまり、体力が最大強化されたのに、緑色のヒトダマドリしか寄ってこないという状況は起こらない。
      また、すべてのステータスが最大の場合は、ヒトダマドリ自体が寄ってこなくなる。
      • このため、強化が完了するとその時点からこのスキルの存在が無駄となる。
        クエスト途中で装備を変えてもヒトダマドリの強化はリセットされないので、
        強化が完了したら装備を変えるのも選択肢となる。
  • MHRise及びMHR:Sでは、花結により体力・スタミナの上限が250になったが、
    従来と違い秘薬こんがり肉食事でも上限まで伸ばすことができなくなった。
    そのため、花結の恩恵を受けるにはフィールドに点在するヒトダマドリを回収する必要があり、少々面倒。
    しかし、このスキルがあれば、ヒトダマドリをこちらから集めなくとも、
    時間経過によって勝手にハンターが強化されていくという便利なスキルとなっている。
  • MHR:Sではマスターランクが解禁され、モンスター側の能力も強化。
    さらに、強力な特殊個体モンスター傀異化などの要素も立ちはだかり、上位に比べて苦戦する機会も多くなっている。
    つまり、ヒトダマドリによる自己強化が重要になる場面がMHRiseの頃より増えたため、
    それが戦闘中に行えるこのスキルは、潜在的に攻防一体のスキルであるとも言える。
    また、難易度が上昇してクエスト自体が長引きやすいのもあり、相対的にこのスキルの価値も高くなっている。
    • ただ、どうしてもランダム要素が強いため、特定の能力を重点的に強化したい場合には不向き。
      それでも、特定の能力を自力で強化し、残りは戦闘中に自動的に上がっていくと考えると、
      全くの無駄というわけではない。
  • マルチではクエストの回転効率を重視するプレイヤーも未だ多く、
    ヒトダマドリを集める行為が地雷認定されることも多い。
    しかし、このスキルがあれば時間経過でヒトダマドリによる強化がプラスされていくため、
    開幕でモンスターに直行する場合でもリカバリーが効くのでとても戦いやすくなる。
    • また、面白いところではオオナズチに花粉を奪われて取り返せなかった時に、
      失った分を自動的に補填してくれるという側面も持っていたりする。
  • 食事スキルのおだんご鳥寄せの術Lv3以上はヒトダマドリの効果を増やしてくれるが*1
    この効果は供応で得られるヒトダマドリにも適用される
    そのため、クエスト開始10分で全ステータスをMAXにすることも十分可能。
    • 霞皮の恩恵Lv1や人魂鳥倍加も適用され、かつ効果は重複する。
      鳥寄せの術Lv3とこの2つは確率発動だが、おだんごスキルのLv4枠を他に回せるメリットがある。
  • フリーサイドクエストの「環境生物:持続強化生物」はこのスキルの効果によっても達成できる。
  • 供応のスキルポイントがついている装備品はゴルムフォールドセイラーフード、そしてブリゲイドXアームの3種のみ。
    また護石に付与される場合もあり、神気・転生の錬金でのみ抽選される。
    • ゴルムフォールドには他に集中Lv1と渾身Lv2があり、
      ゴルム防具の共通点である豊富なスロット(Lv3とLv2)も備えている。
      ただ本作の腰部位は優秀装備の群雄割拠であり、競合してしまうのがデメリット。
    • セイラーフードはなんとデフォルトスキルが供応のみ
      しかしLv4、2、1のスロットを一つずつ備えているという高い拡張性を誇る。
      供応の効果を試してみるには使いやすい防具となっているが、
      頭部位にはカイザーXを筆頭にこれまた優秀な装備が多く、やはり競合してしまう。
    • ブリゲイドXアームが他に持つのは地質学Lv2と精霊の加護Lv1であまり有用とは言えないが、
      そんなことはどうでもよくなるLv3スロット2個という圧倒的拡張性を有する。
      頭や腰と比べると競合相手も控え目なため、スキルのシミュレートではこの装備が出てくることが多い。
      • 大抵の組み合わせではこれを使うことになるが、腕と脚が固定される伏魔響命
        会心率を求めない*2砲撃ガンランス、ウルクXやクシャナXと競合する
        氷/水属性特化あたりの構成では外れることもしばしば。
  • Ver.11以降は傀異錬成でも付与されることがある上に、
    なんとLv1装飾品として供応珠【1】が追加され、一気に発動難度が下がった。
    • 傀異錬成では内部的なコストが軽いのか、レア10防具でもデメリットなしで十分付与される。
      傀異錬成でスロット拡張を狙うとLv1スロットが減りやすく、
      Lv1完結の1スロットスキルは有用でも採用見送りになりやすい。
      決戦場フィールドでこそ機能しないが、スロットを使わず防具側に付与できれば役立つだろう。
    • 供応珠【1】の作製には傀異化した凶鱗が必要なため、ラスボスを討伐し傀異研究レベル51まで進めた上で、
      素材が報酬に入っているクエストを入手する必要がある。
    • 作製条件の厳しさと発動条件の易しさを併せて考えると、
      本作をやり込んだ人に対するご褒美的な側面が強いと思われる。
      高Lvの傀異討究をさらにやり込んでいくうえでも大きな手助けになってくれるだろう。
    • 付与難易度の低下によりスキル依存症を起こしやすくなっている。
      装飾品や錬成防具の入手後も、たまには自力でヒトダマドリを回収するルートを確認しておこう。
  • Ver.15より、Lv181以上の傀異討究クエストにおいて決戦場フィールドが選出されることがあるようになった。
    サブエリアへの避難が使えない、環境生物が限られる、
    ターゲットモンスターの体力が5%増える等のデメリットはあるが、
    エリア移動の手間が無かったり邪魔な小型モンスターもおらず、
    何より虹ヒトダマドリがいる決戦場フィールドを好むハンターは多く、
    それらのクエストが集まってくると必然的にこのスキルの出番は無くなっていく。
    アップデートで有用なスキルがLv1の装飾品で付くようにもなったため、
    やりこむにつれてこれまでの活躍に感謝しつつそれらのスキルに置き換えていくことになるだろう。

余談

  • 供応は「きょうおう」と読む。
    熟語自体は、食事や酒を出して客をもてなすという意味。
  • MHR:Sの新規スキルは新規モンスターの装備に付随している事が多く、供応はゴルム装備が該当する。
    ガランゴルムは本来温厚な性格で自然と共生している生物であり、
    ムービーではエンエンクが身体を駆け上がってくる様子が描写されている他、
    SNSで公開されているイメージイラストでは寝ているガランゴルムの顔に小鳥が止まっているというものがある。
    これらの描写は創作上でよくある、
    「心優しき大男の周りに小動物が集まってくる」というシーンをイメージしているのかもしれない。
    供応のスキルは以上のガランゴルムの設定をスキルとして落とし込んでいるものと思われる。
  • 体験版の時点でも発動が確認されていたが、当時はスキルの詳細が不明だったため、
    「どこからヒトダマドリが飛んできているんだ?」など、混乱したプレイヤーも多かった様子。
  • ヒトダマドリの強化のパラメータを司る花結は、MRで追加されることがなく、
    追加要素の中で関連するものは本スキルぐらいなものであるため、
    これを実質的なMR強化版の花結とする見方も存在する。

関連項目

環境生物/ヒトダマドリ


*1 Lv4は確定、Lv3は確率。Lv3でも5割程度は発動する
*2 頭部位の優秀な装備は会心率に関連するスキルを有するものが多いため、それらのスキルを入れようとする限りセイラーフードに出番はあまり無い…というか、ほぼ100%カイザーXを使うことになる。結果、消去法でブリゲイドXアームが選ばれやすい