ゲーム用語/体験版

Last-modified: 2024-04-08 (月) 16:14:17

目次

概要

  • 主にパソコンのソフトウェアや家庭用ゲーム機のゲームソフトなどで、
    ユーザーに体験・試用してもらうことを目的に頒布されるもののこと。
    「お試し版」とも。
    こういった体験版を製作・頒布する目的としては、
    実際に操作させることでユーザーの購買意欲を高めたり、
    所有のPCやゲーム機で、そのソフトが問題なく動くのかを確認してもらうという意図がある。
  • 体験版はいくつかの種類があり、主に以下の3パターンに大別される。
  1. 内容自体は製品版そのものだがプレー可能な範囲に制限があり、
    製品版に該当するモノを購入することでそのロックが外れて全内容をプレーできるもの
    • 主にPCソフトやXbox 360におけるXBLAと呼ばれるダウンロード販売限定ソフトで
      採られている手法であり、PS3やPSPにも一部該当ケースがある。
      「体験版といってもダウンロードされるソフト自体は製品版と同じもので、
      ある程度まで進めると体験版による制限と製品版購入のメッセージが表示され、
      有料で購入しダウンロードされたキーによってその制限が解除される」
      という販売形態であるが、ゲーム内のメッセージからではなくメインメニューから、
      更には体験版として起動することなく直接製品版を購入することも可能。
      MHSTの「旅立ちの章」がこのタイプ。
  2. システム自体はすでに完成しており、実装されているデータがゲーム本編のうち一部のみ、
    もしくは体験版専用の特別バージョンとなっているもの
    • 体験版と製品版が別のソフトとして作成されているタイプであり、
      1と比べると体験版の時点ではサイズが小さいため配布しやすいという利点がある。
      また内容が体験版限定の特別バージョンであるケースもある。
      ソフトによっては体験版の中から製品版の購入が可能なケースもあるが、
      その場合は購入した製品版は体験版とは別に保存される。
      モンハンでは基本的にこのタイプである。
  3. 完成前の製品であり、本当に一部の内容しか存在していない。
    いわゆる「アルファ版」「ベータ版」と呼ばれるもの
    • 「体験版の反響やユーザーからの意見を元に製品版として仕上げる」
      という手法が取られることも多く、体験版と製品版では改良・改善された事で別物と呼ばれた例も。
      手法上配信期間が限定されているのが一般的で、プレー可能な期間が限定されているケースや、
      改善箇所の報告を兼ねてこのタイプの体験版を複数回リリースするケースも。
      オンラインゲームのα/βテストに近く、MHWorld/MHW:Iがこのタイプに入る。
  • PCソフトでは1980年代からこのような「体験版」に該当する仕組みが広く取り入れられていたが、
    コンシューマーゲームの場合、媒体がロムカセットだった時代(スーパーファミコンなど)には、
    体験版を提供することが現実的ではなかった。
    媒体が安価なCD-ROMとなった、プレイステーションなどのゲーム機では体験版の頒布が容易になり、
    その後店頭などでゲーム機への一時的な体験版のダウンロードが可能になったことや、
    「インターネットからのダウンロード」がコンシューマー機でも概ね容易になったことで、
    現在ではゲームハードを問わず、多くの体験版がプレイできるようになっている。
  • ちなみに「有料体験版」と呼ばれるものも一部に存在する。
    これは大きく分けると「雑誌や他のゲームの付録として提供されるため、
    体験版本体は一応無料だが、その雑誌やゲームの購入が必要となる」というタイプと、
    「ゲーム本編の発売に先駆け、本編と同じシステムを使用している小規模なタイトルを有料で販売する」
    というタイプに分けられる。
    ほとんどは前者でありモンハンでは『Wii版MHG』に同梱されたMH3の体験版が該当するが、
    DL販売が容易になった現在では後者のケースも存在し、そちらはプロローグ(prologue: 前日譚)など
    本編より前の出来事である形のタイトルが付けられるなどで本編と区別される(一例)。
    • また、おそらくはここから派生したネットスラングとして、
      製品版で有りながら完成度の低い作品を「有料体験版」と揶揄する事もある。
    • 他にも製品が発売されてからほとんど間をおかずに完全版
      (特に元の作品に大きなバグ等がある場合など)が発表されたり、
      その際、先に出ていたものを購入した人に対するフォロー*1が全くなかったりした場合も
      元となった製品が「有料体験版(有料デバッグとも)」と揶揄される場合がある。
      ただし、こちらは「完全版商法」と呼ばれることが多い。
      • モンハンもよく無印版発売から1年ほどで完全版が出ることで有名なシリーズである。
        しかし、データの引継ぎに対応していることや、無印版のままでも相当なボリュームを誇っている点、
        そしてもはやG版が出ることがモンハンというシリーズの不文律と化していることから、
        完全版商法の可否として論議になることはあれど、上記のような蔑称で呼ばれることは少ない。

モンハンにおける「体験版」

  • コンシューマー機シリーズのモンスターハンターシリーズでは、
    概ね他のコンシューマーゲーム同様、上で挙げた「完成前の製品の一部」をプレイ可能となっている。
    2021年現在、MH3、MHP3、MH3G、MHX、MHXX(3DS、Nintendo Switch)、MHRise、
    派生作品のMHST、MHST2にて体験版が存在する。
  • 体験版はあくまで「体験」版でしかないため、ゲームによっては本当に導入部しかプレイできず、
    ゲームの真の魅力を伝えられないケースも多いのだが、
    モンハンのメインシリーズは幸か不幸か「モンスターの狩猟」でゲームの魅力の大半を説明できるため、
    2017年までの作品における体験版には、必ずモンスターの狩猟が組み込まれている。
    というより、原則としてそれしかできないのだが、ある意味それで問題はないとも言える。
    • RPG派生作品のストーリーズはそういう訳にもいかず、
      プレイヤーとの齟齬を招くことになった。余談の項も参照のこと。
  • 体験版は製品版と比べて色々な制限が設けられているが、メインシリーズの場合、以下のようなものがある。
    • 装備の種類や所持・支給されるアイテムは予め決められている(武器種によって多少の差異はある)。
      作品によっては選択できない武器種が存在することも。
    • 装備の詳細やステータスを確認することができない。
    • 一定の起動回数を超えると起動不能になる。
  • また装備のグラフィックこそ製品版と同様だが、何れもパラメーターが弄られている。
    上述の通りステータスの確認ができないので詳細は不明だが、
    属性はすべて無属性に、笛の旋律やスラッシュアックスの内蔵ビンは異なる物となっている。
    例えば狩猟笛の音色はになっており、
    ガンランスの砲撃は通常型、スラッシュアックスは強撃ビン、チャージアックスは榴弾ビンとなっている。
    防具の方も、選んだ武器間で格差が出ないように一律に調整されているものと思われる。
  • ゲームによっては体験版といいつつ、ほぼ完成した製品から一部の内容を抜き出しただけ、
    というものもあり、そのような体験版ではセーブデータの製品版への引き継ぎが可能であったりする。
    ただし上記のシリーズでは、どちらかと言えば一部の内容
    (メインシリーズで言えば「モンスターの狩猟」)に完全特化したものが別に用意された、
    といった形で、ゲームデータを直接引き継がせることはできない。
    ただ、MHXXとMHST、MHRiseでは、体験版を遊ぶことで製品版プレイ時にちょっとした特典が貰えたりする。
  • 有料のオンラインゲームでも体験版が用意されることが多いが、
    ゲームの性質上、先述した「内容自体は製品版そのものだが利用制限があり、正式登録などで制限解除」
    という形が取られるケースが大半である(別個に体験版が用意されるケース自体が稀である)。
    MHシリーズではMHFがズバリこの方式を採用しており、
    「トライアルコース」が「データ引き継ぎ可能な体験版」に実質相当するコンテンツとなっているが、
    ゲーム内容としては(プレイするサーバーも含め)製品版そのものである。
    詳細はこちら
    • なお、MHFでは大規模なシステム変化や新規プラットフォームのサービス開始前には、
      サーバーを丸ごと一個別に用意した「体験サーバーによるテスト」が実施されることがある。
      この場合も、基本的には製品版そのものが用意されるのだが、
      体験サーバーでのプレイデータは原則本サーバーには引き継がれず、
      代わりに何らかの特典が用意されることが多い。
  • 体験版はゲーム購入前のお試し的な側面があるため、
    基本無料でプレイできるタイプ(F2P)のオンラインゲームには体験版は用意されない。
    ただし「完成前の製品の一部」という意味では、メゼポルタ開拓記MHXRの体験会がMHF-G感謝祭の場で行われたことはある。

各作品の体験版

MH3

  • MH3の体験版は、同じくWiiにて先に発売されたWii版MHGに内蔵されている。
    パッケージに体験版収録のポップが付いていたため、MH3の先行プレイ目的に購入したプレイヤーもいることだろう。
  • 「ドスジャギィ討伐」と「クルペッコ討伐」の2つのクエストが用意されている。
    制限時間はいずれも20分。
    選択できる武器は、片手剣、大剣、ハンマー、ライトボウガン、へビィボウガンの5種類。
    • それぞれの武器種で装備の異なる男女の選択が可能である。
      選択画面も独特で円周上に並んだハンターを回転させ選択するタイプ。
      選択されたハンターは掛け声をあげて喜び、
      それ以外のハンターは落ち込みアクションを取るという妙に凝った演出となっている。
      本編の闘技大会でもこのような演出はないため、体験版限定のレアなものである。
  • このうち、クルペッコ討伐のクエストでは、カプコンのサービスなのか、
    クルペッコがリオレイアを呼び出してくれることもあった。
    たったの20分でレイアを倒すのは結構厳しいものがあったが、
    ペッコとレイア両方をその20分以内で討伐してしまう猛者もいたとか。
    • だが、たいていクルペッコが呼ぶのはドスジャギィで、なかなかレイアを呼んでくれない。
      モーションが一新されたレイアと戦いたいがために、クルペッコとひたすら戦ったハンターもいるのではないだろうか。

MHP3

  • 2010年10月13日より、回数無制限で配信された。
    「Playstation@Store」で配信されていたが、体験版の入手方法が段階的になっており、前提条件として、
    • モンハン部」に登録(月額無料)していること
    • 9月29日から配布されるプロダクトコードを使用してダウンロードする
    という形式となっていた。
    • さらにプロダクトコードの配布も、初日(9月29日)は部員ID1~200,000番台の人が、
      30日は~300,000番台の人が、という形で1日に100,000番ずつ順番に配布されていった。
      10月8日以降(~11月30日まで)はすべてのIDの人がもらえる。
      どんなに早くにプロダクトコードをもらってもそれを使えるのは10月13日の午後からだから焦る必要はない。
    前作に当たるMHP2GがPSPの作品として、またシリーズ全体でも突出して販売本数が多かったことから、
    100万人を優に超えるであろうユーザに一斉に配布するのは当時の技術では難しかったのだろう。
  • クエストの内容は初心者向けの「ロアルドロス討伐(孤島)」と、
    中級者向けの「ボルボロス亜種討伐(凍土)」の2つ。
  • 今回は1人プレイの時はアイルーが2匹、2人だと1匹アイルーを連れていける設定になっている。
    3人以上だとアイルーは連れていけない。
    なお、武器が9種類しか使用できず、ガンランス狩猟笛が使えない。
  • ちなみに製品版同様、Xlink kaiや、当時はまだβ版だったアドパにも対応していた。
    来るべき製品版での狩りに備えて、狩友と共にPSを鍛えたプレイヤーも多かっただろう。

MH3G

  • 3DSの「ニンテンドーeショップ」より無料体験版が配信されていた。
    • 配信開始されたのは2011年12月7日。これは製品版発売のわずか3日前のことであった。
      発売日寸前に配信することで売上増加に貢献したのか、疑問符が出るような時期であるが
      この日となったのは、3Gに限らず多数の3DSソフトの体験版に対応するための
      システムアップデートが必要なためであった。
    • 後述の3DSシリーズ全体に言えることだが、2023年3月にeショップそのものが閉鎖され、
      同日に体験版も配信終了された。
  • 本作からは30回の起動回数制限が設けられ、30回以上ソフトを立ち上げると
    プレイ中の本体では二度と遊べなくなってしまう
    さらに再ダウンロードしても回数に変動はない。ご利用は計画的に。
    • ソフトを終了させない限り、残りの回数は減らなかったため
      他のソフトを使わないのであれば、実質的に何度でも体験版をプレイできた。
  • 内容は初心者向けの「ウルクスス討伐(凍土)」と中級者向けの「ガノトトス討伐(孤島)」の2つ。
    1クエストにつき制限時間20分、起動回数は30回までと制限が設けられている。
    今回より、すべての武器種を選択することが可能となった。
  • 「いち早く水中戦が体験できる」ということで、こちらも多くのユーザーの注目の的となった。
    MH3未プレイのユーザーは水中戦の勝手がわからず、慣れないうちは水中でのガノトトスの戦いに
    かなり苦戦したことだろう。また、孤島フィールドの構造がMHP3とやや異なることに戸惑ったかもしれない。

MHX

  • 2015年11月9日の完成発表会で電撃告知され、発売の9日前である同年11月19日より配信開始。
    MH3Gの体験版と同様、「ニンテンドーeショップ」からダウンロード可能であった。
    • 前作のMH4(G)における体験版は何故か配信されなかった。
      試遊無しで高低差アクションを楽しんでもらいたかったからだろうか…。
  • MH3Gの時と同様、30回の起動回数制限が設けられている。
    むやみなソフトの終了は極力避けたいところである。
  • 内容は、初心者向けの「ドスマッカォ討伐(古代林)」、中級者向けの「ホロロホルル討伐(闘技場)」、
    そして上級者向けの「ナルガクルガ討伐(渓流)」の3つ。
    1クエストにつき25分、起動回数は30回までと制限が設けられている。
    今回もすべての武器種が使用可能なほか、4種類の狩猟スタイルも選択できる。
    ただし、狩技は狩猟スタイルごとに予め指定されており、自由に選択できない。
    また、ニャンターモードでもプレイ可能。
  • 本作初登場のフィールド「古代林」に足を運べる新モンスター2頭といち早く戦える
    戦闘に関するシステムに一通り触れることができるというかなり太っ腹な内容であったことで、
    発表時にはかなり大きな話題となった。
    制限時間も25分あるので、ある程度の腕前があれば 、ソロでも制限時間内にクリアすることは十分可能。
    モンスターと戦闘せず、思う存分新フィールドを散策してみるのも悪くはない。
  • また、オンラインネットワークの通信プレイは出来ないが、ローカル通信ならば複数人でのマルチプレイも可能。
    マルチプレイする場合はモンスターの体力がマルチプレイ用のものになる。
    マルチ用の体力はかなり高めに設定されており、適当に戦うと時間が結構掛かってしまうほど。
  • MH4Gまでで相当慣れたプレイヤーが多かったからなのか、配信直後から上級クエストのナルガクルガ討伐(ソロ)で
    タイムアタックを競うプレイヤーも多かった。

MHXX(3DS)

  • 前作MHXに引き続き、MHXXの体験版の配信も決定。
    2017年2月15日よりニンテンドーeショップにて配信された。
  • 本作の体験版は正式には「特別体験版」という名称になっている。
    何故「特別」と付くのかというと、通常の体験版とはいささか扱いが異なるからである。
    • まず本作では、MH3GとMHXの体験版に存在した起動回数制限が撤廃
      これには全ハンターが賞賛し、特にタイムアタック勢には朗報であった。
      • 起動回数制限は他の3DSソフト体験版だと標準的な機能であり、
        中には3回以上起動したらそこで終了といったソフトも存在した。なんてケチなんだ
        試遊回数が圧倒的に多いモンハンにおいて、このような制限を設けたのは相当不評だったのだろう。
    • 通常の3DSソフト(MH3G,MHX,MHSTを含む)の体験版は、
      ニンテンドーeショップにて製品版の詳細画面を開き、
      そこにある「体験版をダウンロード」という項目を選ぶことでダウンロードできる。
      対してMHXXの場合、製品版の詳細画面に「体験版をダウンロード」の項目はなく、
      体験版専用の詳細画面があり、そこからダウンロードする形になる。
      また、ニンテンドーeショップでは「体験版が遊べます。」と題し、
      体験版をプレイできるソフトを纏めた特集が組まれているのだが、そこにMHXXは入っていない。
      体験版が「無料でダウンロードできるソフト」に含まれているケースはあるが、MHXXはこちらにも該当していない。
    • また、通常の3DSソフトと同様の「おすすめ投票」(簡単なレビュー機能)も可能である。
    このように、仕様上では実質通常のダウンロードソフトに片足突っ込んだ状態であり、
    これが単なる体験版ではなく特別体験版とされる理由である。
    特別体験版と題された他の体験版ソフトも、概ね同じような仕様である。*2
  • ネットでOPムービーが先行公開されるのが最近では常だったが、
    本作では体験版で一足先に視聴できる形となった(後にYouTubeにも公式にアップされた)。
    地味に豪華仕様と言える。
    • また、大胆なアレンジで話題になった「英雄の証 ~ MHXXver.」が試聴できるのもこの体験版が初であった。
  • 今回は初級クエストでは古代林にてイャンクックを、中級クエストでは砂漠にてボルボロスを、
    そして上級クエストでは雪山にてベリオロスを相手取ることになる。
    このうちボルボロス、ベリオロス、そして砂漠は過去作からの復活要素であり、
    ベテランハンターにとっては懐かしさを覚えることだろう。
  • MHXの体験版と同様、全ての武器種(ニャンターを含む)、そして全ての狩猟スタイルを選択可能。
    全ての狩猟スタイルというのは、
    MHXXにて初登場となるブレイヴスタイル及びレンキンスタイルを含む6つの狩猟スタイルのこと。
    このうちレンキンスタイルは以前各地で行われた体験会では選択不可だったため、
    この度初めて実際にプレイが可能になる。
    更にニャンターに関しては、同じく今作にて初登場したサポート傾向「ビースト」を選択可能。
    このようにMHXXでの新要素を粗方体験できる内容となっている。
    • ただし、いくつか体験できない新要素も存在する。
      新フィールドの遺群嶺には足を踏み入れることができない他、
      新しく公開された狩技はどの武器でも搭載されていない(SP狩技は、レンキンスタイルを選択する事で使用できるが)。
      この辺りは、製品版の発売まで楽しみにしておこう。
  • 前作の体験版と同様、ローカル通信のみだが最大4人でのマルチプレイも可能。
    更に今回の体験版は、クエストのクリアタイムが自動記録されるため、タイムアタックもやりやすくなった。
  • 最大の特徴として、メインシリーズでは初の、製品版との連動特典が用意された(シリーズ全体でならMHSTが初)。
    MHXX製品版開始時に体験版のデータがあると、以下のアイテムを入手できる。
    中には、今作から追加された新アイテム「ホーンズコイン」も含まれている。
    これは集会酒場「ホーンズ」にいる看板娘・ミルシィの元に持って行く事で、
    消耗品や装備の素材に交換して貰えるアイテム。
    ホーンズコインはG級序盤ではそれほど多くは貰えないので、
    新たなハンター生活のスタートダッシュには嬉しいところである。
    • ホーンズコイン×30個
    • 回復薬グレート×20個
    • こんがり肉×20個
    • ピッケル×20個
    • 虫あみ×20個

MHXX(Nintendo Switch Ver.)

  • MHXXは、Nintendo Switchへの移植版でも体験版が配信された。
    3DSと段違いのグラフィックはもちろんのこと、本体をテレビに繋げば、
    大画面でのモンスターたちの迫力を味わうことができる。
  • …が、衝撃的なのは画質だけではなかった。
    この体験版、武器やスタイルはMHXXの頃と同じなのだが、クエスト内容にとんでもないものがある。
    初級クエストはMHX同様古代林でのドスマッカォ狩猟、
    中級クエストは3DS版MHXXで上級クエストだった雪山でのベリオロス狩猟となっており、
    ここまではMHXと3DS版MHXXのハイブリッド仕様と言えなくもないのだが、
    上級クエストの内容は言うと…


    バルファルク討伐

  • そう、なんと体験版ながら、
    同作のパッケージモンスターである天彗龍バルファルクと戦うことができるのである。
    鏖魔「俺はファンサービスなんてしねえからな!」
    勿論メインシリーズにおいては、体験版でパッケージモンスターと戦闘できるのは初の事態である。
    • このクエストは討伐クエストであり、撃退することはできない。
      その割には時間制限が25分しかなく、体験版の武具ということもあって、
      ソロ専用のシングルモードですら時間切れ報告が多発している
      続きは製品版で!
    • 狩猟フィールドは、3DS版の体験版では行くことができなかった遺群嶺。
      バルファルクの気分次第でかなり移動に時間を費やされてしまうことも。
      なんとか弱らせたバルファルクが、頂上の寝床へ飛んでいってしまい、
      追い掛けているうちに時間切れになってしまうこともしばしば。
    • 登場する個体は上位相当の個体であるため、G級行動はしてこない。
      だが侮らず、支給品をフルに使って全力で戦おう。特に閃光玉が非常に有用な相手なのでなんとしても当てておきたい。
      なお、体験版の武器の仕様上、武器は無属性なので龍属性やられになってもウチケシの実は使わなくてよく、
      怒り状態で属性が通らなくなる部位も関係なく攻撃してしまっていい。
    • クエスト選択画面では、バルファルクにのみDANGER!!の文字が点滅する。

MHWorld

  • マッチングによるサーバーへの負荷を検証するベータテストが、(予定も含め)3回ワールドワイドで開催された。
    日本時間でベータ版ソフトの配信が2017年12月8日からスタートし、
    実際のプレイ期間が
    • 第1回…12月10日深夜2:00~13日深夜1:59
    • 第2回…23日深夜2:00~27日深夜1:59
    • 第3回…2018年1月19日午前11:00~22日午前10:59
    という日程となった。
    第1回のみプレイにはPlayStation Plusへの加入が必要だったが、第2回以降は未加入者でも参加可能となった。
  • 体験できたのは の4つのクエスト。
    クエストは上から順に初級、中級、上級と位置づけられており、
    第3回で追加されたネルギガンテのクエストは、公式サイトでも「DANGER」マーク付きで紹介されている。
    • 全クエストでソロ・マルチの両方に対応する(ただしソロでもオンライン接続が必須)。
      参加特典として、上記のどれか一つをクリアすれば製品版で使用できるフェイスペイントを入手出来る他、
      各クエスト初回クリア時には、これまた製品版で使用できる生命の粉塵などのアイテムセットが贈られる。
    • なお、クエストの狩猟対象は上記のとおりだが、どのクエストにも対象以外の大型モンスターが徘徊し、
      そちらとの戦闘も楽しむこともできた。
  • 上記以外に、武器の試し斬りができるトレーニングエリアも利用可能となる。
  • 簡易的ながらキャラクターメイキングも可能で、男性・女性・オトモのそれぞれに6種類のキャラが用意された。
  • テキスト・ボイス両方でのチャットが可能な他、
    ゲーム中の言語は日本語・英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語の6つに対応
    (ボイスのみ「モンスターハンターの言語」も加えた7ヶ国語(?)に対応)。
    マッチング時に言語を設定すれば、同じ言語のプレイヤーとプレイする事が可能となる。
  • ベータ版の段階では、マルチプレイ時のクエスト途中参加や、
    他プレイヤーのキックアウトは不可能となっていた(製品版ではいずれも可能である)。
  • セーブデータが作成されないため一度ソフトを終了するとキャラメイクや装備・設定などが全てやりなおしとなる。
    ただし各クエストのクリア状況と本編へ引き継げる特典の取得状況は残る仕様であった。
  • 名目上はサーバー負荷のチェックではあるが、テスト後にはアンケートが実施されておりその内容を反映させるとのこと。
  • 当テストが複数回行われることは発表されておらず、第2回は第1回の終了後、第3回は年明けに実施されることが発表された。
    そのため、第2回がPlayStation Plus未加入者でもプレイできることが発表されたときには、
    第1回βテストのためだけにPlayStation Plusに加入したユーザーからの不満の声が存在した。
  • また、MHW:I発売前の2019年5月には序盤をそのまま遊べる体験版が期間限定で配信された。
    下位★3の任務クエストまでを製品版と同様の仕様で遊ぶことが可能で、実力さえあれば、
    当然非ターゲットの強力なモンスターを狩猟することも可能ではある。
    PlayStation Plusに加入していれば製品版のプレイヤーとのマルチプレイも出来たが、
    配信・プレイ共に期間限定であり、期間終了後は製品版を購入してデータを引き継がなければ、
    ソフトがあってもプレイすることが不可能となっている。

MHW:I

  • 本作においてもβテストが実施された。
    基本的な部分に関してはMHWorldの時の仕様と同じである。
    日程に関しては以下の通り(時間は全て日本時間)。
    • 第1回…6月21日19:00~同24日18:59
    • 第2回…6月28日19:00~7月1日18:59
    • 第3回…8月30日16:00~9月2日15:59
    今回は第1回と第2回は同時に告知され、第1回のみPlayStation Plus加入が必要だったが、
    第2回と第3回に関してはインターネット環境さえあれば誰でもプレイ可能となった。
  • 体験できるクエストは以下の通りである。 上から順に初級者向け、中級者向け、上級者向け、超上級者向けとなっている。
    メインモンスターが第3回から追加されたこと、クリア特典にアイテムパックがあることは前と同じ。
    なお、ドスジャグラスのクエストに関してはMHWの時とある点を除きほとんど変わらないが、
    各種素材等はマスターランクのものとなっている。
    • 前回同様に非ターゲットモンスターもいくつか配置されている。
      その中で完全新規の大型モンスターはブラントドスのみであったが、
      既存モンスターについてもマスターランクの仕様が適用された個体となっている。
    • 第2回からはドスジャグラスのクエストにランダムでナルガクルガが登場するように。
      登場する際はクエストの説明文が専用のものになるので、
      変わっていない場合は何かしらクエストをクリアして変わるのを待つ必要があった。
  • 第1回、第2回ののちにアイスボーンに伴うアップデートVer.10.10に関する内容が公開された。
    その変更点の多くはβテストでも適用されていた仕様であるが、
    中にはβテストで得られた結果や意見を元に調整した部分もいくつか存在し、
    特にガンランスの起爆竜杭などについてはユーザーの意見を元に扱いやすく調整された。

MHRise

  • 発売日の約2ヶ月前となる2021年1月8日から2月1日までの期間限定で、
    本作の体験版「MONSTER HUNTER RISE DEMO」が配信された。
    ソロプレイに加えローカル通信も可能で、
    更に期間内に限りインターネット通信でのマルチプレイも可能であった。
    • なんと今作では、クエスト出発回数が30回と決められている。
      これは狩猟に成功しようが失敗しようが関係なく1回とカウントされてしまうため、
      あっという間に遊べなくなってしまう。
      • MH3GとMHXの体験版はあくまで起動回数に対する制限であり、ソフトを終了しない限りは無限に遊べる仕様であった。
        ここに来てより厳しい制限が独自にかけられたと言えよう。
    • しかし3DS作品とは異なり回数を本体側で厳密に管理しているわけではないためか、
      Switch本体側でユーザーを複数作ったり体験版のセーブデータを消去したりすることで、
      簡単に回数を複製、リセットできてしまうことが指摘されている。
      なお、逆にソフト自体を消去してもセーブデータが残っているため回数はリセットされない。
      ただしセーブデータを削除したままだと体験版のプレイ特典がもらえないため注意。遊び倒そう。
    • 期間中にダウンロードしており、なおかつ出発回数さえ残っていれば、
      現在でもソロプレイやローカル通信によるマルチプレイは可能である。
    • 全14武器を使用する事が可能。
      チュートリアルとしてソロプレイ限定の基礎訓練クエスト操竜訓練クエストが、
      マルチプレイも可能な初心者向けのオサイズチ討伐、上級者向けのタマミツネ討伐の
      計4つのクエストが用意されており、幅広いユーザーに対応した内容になっている。
      • 討伐クエストでは討伐対象とは別のモンスターと遭遇することがあり、
        このモンスター達と戦ったり、操竜を使って戦闘に役立てる事ができる。
      • また、クエスト時間は体験版としては珍しく50分もあり、
        フィールドをゆっくり探索してもクエストをクリアできる嬉しい仕様。
      • 討伐クエストで初期に持っているアイテムは数が足りなかったり、
        シビレ罠はあるのに落とし穴はなかったりと、
        テントの利用、最低でも支給品を取ることがかなり重要になっている。
        特にタマミツネ戦で重要な消散剤は支給品に3個、テントには10個用意されているが
        初期ではひとつも所持していないので注意しなければならない。
        討伐対象に不要な解毒薬と逆であって欲しかったなんて声も。
      • 訓練クエストに関しては出発回数が減らない仕様になっているが、
        残り出発回数が0になると訓練クエストにも出られなくなる。
  • アバターは使用武器によって固定されている為、キャラメイクは不可能。*3
    防具も固定されている上、メニューの装備一覧やテントにおける装備変更は選択できない。
  • フレンド数が多いと極端にフレームレートが落ちるという不具合が発生していた。
    数百人のフレンドを抱えたアカウントでプレイすると、もはやマトモに操作するのも難しいほどであり、
    泣く泣くフレンドを整理したハンターも多かったのだとか…
    原因ははっきりとしないが、フレンドのオンライン状態を把握したり通知を出したりする
    Switch側のシステムが要因なのではという仮説がある。
    • しかしながらCAPCOM側もこの不具合は把握したようで、
      製品版のMHRiseではフレンド数によるフレームレート低下は発生しないとTwitterなどで対応している。
      不具合を発見する事前テストとしての役割をしっかり果たしたといえるだろう。
  • 配信直後はあまりのアクセス殺到により、ニンテンドーeショップのサービスが停止してしまう珍事が発生した。
    MHWやMHW:Iでもアクセス殺到でPSNが落ちることが多々あり、
    新大陸のハンターには「やっぱりな」と思う者もいるようである。
    少し前の時期にNintendo Switchの流通量が需要に追いついた上に事前告知がされていたため、
    多くのハンター達が同時にダウンロードしようとした結果だと思われる。
    • これによって本作のみならず、
      Nintendo Switchの全ダウンロードソフトがダウンロード不可能になってしまった。
      モンハン以外にもいくつか人気ソフトが発売され始めた時期だったため、
      ダウンロード版を買っても遊べない人が続出したようだ…。
      また、任天堂(やMHWorldの体験版の時に同じくPSNのサーバーが落ちたSONY)に対して
      「サーバー強化しろ、放置するな」と心無い声を浴びせる者も見られた。
      • なお、この心無い意見を実現することは技術的には可能である。
        しかし、それを実施するにはサーバーリソースの追加、増強に追加で費用を投じる必要がある。
        当然、費用対効果を考えればたかが1タイトルのためだけに実施できるものではないのは明白である。
        更にサーバーリソースが増加するという事は、その維持費も当然嵩む事となり、
        最悪、オンラインサービス利用料金に上乗せされてしまうのは火を見るよりも明らかである。
        このため、こういった状況に遭遇したら不満を抑え、心落ち着かせて復旧を待つのが賢い行動である。
      • もう1つの措置は、
        Switchの通常ソフトと同様に体験版も事前ダウンロードを可能にし、負荷の分散を試みる事である。
        しかし、通常のSwitchソフトと違って体験版であるため、どれだけ需要を見込めるかわからず、
        どこまで効果が出るのかわかりにくいという懸念点が存在する。
      • ちなみにこれまでNintendo Switch版ニンテンドーeショップをサービス停止させた実績があるのは
        『スプラトゥーン2』と『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のみである*4*5
    • 後述するDEMO version 2の配信の際は以前の体験版を削除していない者はアップデートパッチを当てるだけでversion 2に更新でき、
      そのケースの者が多かったようでサーバーの負荷は高くならなかった。
    • ちなみに配信開始時刻にも少し一悶着あったようで、この体験版の配信時刻は、
      「当日8時以降に様々な実況者などが先行体験した動画をYouTubeで公開した後」となっていた。
      公式のカプコンTV組(レギュラーのゴー☆ジャス、ザ・たっちに加えゲストの濱田龍臣氏)含め、
      大半の先行体験メンバーが8時になってすぐに動画を公開していたのだが、
      俳優の本郷奏多氏のみが動画を公開しておらず、他の動画がいつも21時公開だったため、
      「(全員分の動画公開の後なら)体験版の配信が21時以降になってしまうのでは」と危惧されていた。
      結果として10時頃から体験版の配信開始、本郷氏の先行体験動画は平時通り21時での公開となった。
      齟齬の生じる表現だったとして、公式Twitterにて訂正と謝罪がされている。
  • 2021年3月8日に配信されたモンスターハンター スペシャルプログラム 2021.3.8にて、
    モンスターハンターライズ DEMO Version2」の配信が発表。予定通り、2021年3月12日に配信された。
    配信期間が終了した「MONSTER HUNTER RISE DEMO」(以後、旧体験版)に、
    今作のメインモンスター「マガイマガド」の討伐クエストを新たに追加したものとなる。
    • 単体での新規ダウンロードはもちろん、旧体験版をインストール済であれば
      そこからVersion2へのアップデートも可能。
      クエスト出発回数は更新時にリセットされ、再度30回出発できるようになる。
    • あくまで前回の体験版のアップデートであり、マガイマガド討伐クエの追加と
      致命的な不具合の修正がされていること以外は前回の体験版と内容は同一。
      体験版と製品版とで細かい内容に差異があることに変わりはない。これは公式も明言している。
    • タマミツネの討伐クエストが「上級者向け」なのに対して、
      マガイマガドの討伐クエストは「熟練者向け」と銘打たれている。
      クエスト選択画面でも「DANGER!」の文字が表示されている。
      また、旧体験版のクエストは50分間フルタイムで遊び倒すことができたが、
      マガイマガドの討伐クエストについては制限時間が15分しかない
      疲労状態こそあるものの、減気効果のある武器でも制限時間的に1度くらいしか狙うことは出来ない。
      • 当クエストは体験版用にかなり歯ごたえのある難易度となっており、
        マガイマガドの攻撃力・体力ともに高めに設定されている。
        デフォルトの体力だとちょっと小突かれただけで即死しかねないので、
        予めヒトダマドリのいる所を回って体力・防御力を増強しないと厳しい戦いを強いられる。
        怒り状態ともなれば体力や防御力が上がっていても危険が伴うのは言うまでもない。
        罠や操竜、鉄蟲糸技に環境生物と、使えるものは何でも使うつもりで挑むのがちょうど良いだろう。
        しかしそうした準備を整えようとグルグル回っていると5分ほどは過ぎるためかなり焦らされる。
        15分という短い時間の中で、効率よく準備を整え、的確に立ち回ることが要求される。
      • マガイマガド以外でフィールドに登場するモンスターはタマミツネとリオレイアの二体。
        マガイマガドの初期エリアは3パターンあるのだが、その中の2パターンは
        この二体のいずれかの初期エリアの近くとなっている。
        うまく操竜を狙えば、序盤からまとまったダメージを稼ぐことも難しくないだろう。
  • 2022年1月13日発売のSteam版においても、2021年10月14日に体験版が配信された。
    クエストの内容はSwitch版のVersion2と同様だが、クエスト出発回数制限は撤廃されている
  • しかしながら、上記の体験版の配信は2022年7月1日をもって配信終了となる
    おそらくはMHR:S発売に伴うアップデートによる各種変更や調整がこちらの体験版には反映されないため、
    MHR:S発売以降は体験版としての役割を十分に果たせないというのが主な理由だろう。
    もっとも、純粋な体験版の用途としてモンスターハンターを触ってみるという程度であれば、
    下記のMHR:Sの体験版で十分にその役割を果たせるので、こちらの意味では問題ない。
    • 一方であちらでも戦えるオサイズチ*6以外のモンスターに関しては、
      当然ながらこちらの体験版の配信終了以降は製品版でしか戦えなくなってしまう。
      特に今回はマガイマガド討伐のクエストが絶妙な高難易度になっていることから、
      界隈ではタイムアタックなどの遊びが密かに盛り上がっていたりするので、
      この辺りを楽しみたい場合は配信終了までにダウンロードしておく必要がある。
    • また、製品版に影響する事項としては新規に体験版のプレイ特典も貰うことも不可能になるが、
      MHR:S発売前の時点において既に多数のアイテムパックが配布されていることから、
      コレクター以外にとっては然程大きな損失とはならないと言えるだろう。

MHR:S

  • 発売日の約2週間前となる2022年6月15日から体験版が配信された。
    今回はSwitch版・Steam版が同日配信である他、どちらもクエスト出発回数の制限はない
    カプコンも分かってくれたのか
    • 配信開始からMHR:S発売までの間は新旧体験版が並行配信されていた関係で、
      Switch版の体験版はダウンロード手順が少しややこしく、まずMHRiseの商品ページに行き、
      体験版ダウンロードを選んでからMHRiseの体験版かMHR:Sの体験版かを選ぶ形になっていた。
      幸いこの辺りはMHRiseの商品詳細にも書いてあるので分からなくなったらそちらを参考にしよう。
      Steam版は逆にストアページからは当初からMHR:Sの体験版しか参照できないので問題にならなかった。
  • 訓練クエストはMHRiseと同じ2種に加えて新要素の疾替えの訓練クエストが追加されている。
    疾替えの操作方法と入れ替え技のセットについての解説を受けたのち、
    闘技場のアオアシラで自由に練習してから、討伐ないしメニューでクエストクリアを選んで終了する形となる。
    • ただし入れ替え出来る技はMHRise時点の入れ替え技と、
      公式サイトに掲載されている鉄蟲糸技1種のみ。他の新アクションは使用不可となっている。
      この点は下記の討伐クエストにおいても同様となっている。
    • 他の訓練クエストもMHR:S仕様になっているため疾替えなどの新要素は使用可能。
  • 討伐クエストは初級者向けのオサイズチ討伐(大社跡)、中級者向けのヨツミワドウ討伐(寒冷群島)、
    上級者向けにMHR:Sで復活するライゼクス討伐(密林)の3種類が最初から受注可能となっている。
    そしてシングルプレイでは中級者向けか上級者向けのクエストをクリアすると熟練者向けクエストとして、
    メインモンスターであるメル・ゼナ討伐(溶岩洞)が解禁される。
    • マルチプレイではメル・ゼナ討伐も最初から受注・参加可能。
    • メル・ゼナ討伐は例によって制限時間が15分と短くなっており、
      他の討伐クエストでは9回に増やされているダウン可能回数も、このクエストのみ通常通りの3回設定になっている。
    • 初級者向けのオサイズチのみ下位素材が出るため下位クエスト扱いと思われるが、
      中級者向け以上はマスターランクの新素材が登場。既存モンスターも新規行動が追加されている。
    • 体験版でありながら4つのフィールド(闘技場を含めれば5つ)を遊べる豪華仕様である。
      代わりにデータ容量もSwitch版で3.2GBと体験版とは思えないほど大きく、前作の2倍近くある。
  • 前作とは異なり、体験版でありながら防具にスキルが付いていることが確認されている。
    また本作では武器性能等は体験版専用の調整であり、製品版とは異なっていることが予め告知されている。
    • 他にも、前作ではリセットされていたショートカット等一部の設定が、
      ソフトを終了しても維持される様に変更されている。
  • 今回の体験版は前回のMONSTER HUNTER RISE DEMOの時のように
    サーバーが落ちるということはなく配信直後に多少重くなる程度で済んだ。
    Steam版と同時配信のためアクセスが分かれたためかもしれない。
  • MHRise本編の記事の余談の項目で「日本語言語限定で起動時に告知される情報が増える」というものがあるが
    この体験版も違法コピーを禁止する警告に続いてCERO Cのアイコンがデカデカと表示されており
    起動するまでの時間が他の言語と比べて4秒近く増えている。
    レーティングアイコンをそこまで出す理由があるのだろうか…。

MHST

3DS版
  • 日本国内向けには、試遊イベントで使用されていたものと、
    一般向けに3DSで配信されダウンロードして遊ぶもの、2種類が存在している。
    後者は東京ゲームショウ(TGS)2016最終日の2016年9月18日に配信が決定し、
    連休明けの9月20日より配信が開始された。
  • 試遊イベントで使用されていたものには2種類ある。
    • TGS2015やモンハンフェスタ'16で使用されていたバージョンの内容は、
      モンスターの巣からタマゴを持ち帰り、そのタマゴから孵ったオトモンを連れ、
      「試練」と称してリオレウスを討伐する、というものである。
      モンスターの巣にはイャンクックがおり、接触してタマゴを持ち帰ることができなかった場合はリトライとなる。
      リオレウスが潜む洞窟への道中には平原が広がっており、アプトノスやアオアシラなどと戦闘が可能。
      リオレウスを討伐することでクリアとなる。
      制限時間20分で終了するイベント版ならではの仕様となっており、
      15分経過でリオレウスとの戦闘に強制移行する仕様もあった。
    • 2016年7月以降の体験会やTGS2016で使用されていたバージョンの内容は、
      7月の体験会に先だって開催されたメディア向け体験会の記事によると、
      後述する配信版のクエストモードと概ね一致しているが、
      イベント会場用なので、おそらく仕様として制限時間が設定されていたものと思われる。
  • 一方で一般配信された方に関しては、「クエストモード」と「トーナメントモード」、
    2つのゲームモードで遊ぶことができる。
    こちらの方は制限時間の設定はないが、起動回数制限はMHXと同じく30回まで。
    また、今作ではプレイ開始時に男女好きな方のキャラクターを選べるようになっている。
    • 「クエストモード」の方は、最初のオトモンを入手→タマゴを2つ手に入れる→フルフルの討伐、と言う流れで、
      ちょっとしたストーリー仕立てで進行していく形になっている。
      ナビルーやフルフルの登場ムービーも挟まれるなど、割と豪華な内容。
      体験版であるためか、オトモンの名前の変更は行なえない。
      • タマゴの入手のために探索するフィールドは、「タルジュ雪原」という寒冷地。
        付近にはポポやブルファンゴ、スクアギルなどが棲息しており、戦闘も行なえるほか、
        アイテムの採取も可能。といっても、体験版で役に立つのは薬草や護石くらいではあるが。
      • モンスターの巣の中ではブナハブラやクンチュウなども姿を見せる。
        また、タマゴの親としてドスファンゴやウルクスス、ザボアザギルも登場する。
      • 無事タマゴを持ち帰ることができると、孵った2匹をパーティに加えて
        エットー洞窟でフルフルとの対決に臨むことになる。
        無事に討伐することができればクリア。
      • ちなみに最初の絆合わせの儀式の件やフルフルとの対決など、本編で同じように出てくるところもある。
        体験版から入ったライダーなら、探してみるのもまた一興かもしれない。
    • もう一方の「トーナメントモード」は、オトモンとともにチャレンジカップという大会に挑戦するというもの。
      今までの作品の体験版と同じく武器が選べるほか、防具や手持ちオトモンの編成も自分で変更が可能。
      大会は3連戦となっており、無事に全勝することができれば優勝し、クリアとなる。
      その他、ダン先輩との模擬戦を行ないチュートリアル形式で戦闘の勝手を学ぶことも可能。
      • 実際のゲームでは持ち込むアイテムもいくつかのパターンから選択できる仕様になるが、
        体験版では1つの構成で固定される。
        また、試合のルールも3ポイント先制のみであり、他のルールでの挑戦はできない。
    • なお、体験版のデータが入った3DSで本編を開始した場合、
      特典でナビルーの衣装「ライダーさんのマネ」が手に入る。
      このような体験版との連動特典が存在するのは、MHシリーズでは本作が初である。
  • 会場で公開されたものも一般配信されたものも、
    どちらも「体験版である」ということを意識したと考えられるメタ発言がやたらと多い。
    RPGという、どうしてもセリフが多くなるゲームジャンルならではの特徴だろう。
  • 海外版にも一般配信されたdemoバージョンが存在し、セーブデータ特典も用意されていたようだが、
    海外版では、日本語版で言うとスマートフォン版の「旅立ちの章」(後述)と近い仕様になっていたらしい。
スマートフォン版
  • スマートフォン版では「旅立ちの章」と題しており、探索できるフィールドが「ボルデの丘」に変更されている上、
    絆合わせの儀式以降もへし折られる事無く続き、製品版におけるストーリーの最序盤がそのままプレイ出来る。
    iOS版では体験版同士ではあるが通信対戦も行える。
    • また、体験版セーブデータの製品版への引き継ぎも対応している。
      この仕様はイメージとしては前述のMHFにおける「トライアルコース」に近い。
      • 厳密に言えばMHFのものはソフトウェアも有料版のものと同一だがMHSTのものは別、
        MHFでは期限切れなどでトライアルコースになっても有料コース時代のセーブデータを使える*7
        MHSTのものはできないなどの相違点はある。
  • ちなみに「旅立ちの章」はスマートフォンではF2Pの作品が多いモンハンシリーズにおいて唯一の体験版アプリである。

MHST2

  • Switch向けには2021年6月25日に、Steam向けには発売日の7月9日にそれぞれ体験版が配信されている。
    序盤部分が概ねそのまま遊べる、前作スマホ版の「旅立ちの章」に近い形式である。
    • Switch版ではMHRiseと連動特典があり、この体験版のセーブデータがあればMHRise側に絆の護石が配布される。
      乗り名人、広域化がLv1ずつ上昇する護石で極端に強力なスキルではないがアイテムコレクターなら抑えておいて損はない。
  • 通信要素などの一部システムが使用出来ない以外、ゲーム開始時のキャラメイクから、
    バトルやオトモン育成、採取にタマゴ入手、武具の生産やサブクエストに至るまで、
    大半の要素がほぼ製品版そのままで楽しむことができる。
    ただし育成についてはレベル上限が11までとなっているため、上限に達してからは、
    経験値を蓄積することは出来なくなってしまう。もっともそこまで到達すれば、
    余程のミスがない限り体験版の範囲のクリアは難しくない。
    また、体験版の範囲では解放されない要素についても同様に使用不可能。
  • ストーリーとしては祭の夜に護りレウスと多数のリオレウスが飛び去ったところから始まり、
    ライダーになったばかりの主人公が先輩ライダーであるケイナと共にライダーの修行や、
    ハコロ島の異変の調査を行い、紆余曲折の末にエナと出会って旅に出るまでが収録されている。
  • 最大の注意点として、上記のエナと旅に出るシーンの後にセーブするか聞かれるのだが、
    ここでセーブしてしまうとそのデータで体験版をプレイすることは出来なくなる
    セーブデータも1つに限定されているので(製品版では3つ)、もう一周するならデータの上書きが必須。
    一応オートセーブから再開すれば同じデータで遊べなくはないのだが、
    この場合最後のイベントより前の段階に巻き戻されてしまうため、
    経験値等が一部無かったことにされてしまう。
    体験版の段階で育成やアイテム収集などを万全にしておきたい場合、
    この最後のイベントに挑むまでに済ませておきたい。

余談

  • 近年のコンシューマーゲームにおいては、体験版は一種の広告的側面があると言われている。
    特にモンハンは長く続いたシリーズであるが故に
    既存シリーズプレイヤーが事前にプレイ感覚を確かめられる他にも、
    未プレイヤーで購入を迷っている人に、まずは体験版を薦めたりすることができるなどの利点があるとされる。
    一方、体験版の内容如何によっては逆効果だと批判されることもある。
    体験版のクオリティがあまりにも低すぎたり、体験できる内容でゲームの魅力を伝え切れなかった場合に、
    却ってゲーム購入の意欲を削がせてしまうからである。
    • モンハンにおいては、MHSTの例が有名と言える。
      MHSTはストーリー性を重視したRPGであり、発売後はその点や世界観、爽快感のある設計、
      オトモンの収集要素などが高く評価されたのだが、
      体験版は上記の要素を全くと言っていいほど体験することが出来なかった
      このため、体験版をプレイした人の間からは作品自体の出来を疑問視・不安視する声が相次ぎ、
      ゲームそのものへの出足に影を落とすことになってしまった。
      RPGの体験版は、(序盤などの)何かしらのストーリーを体験できるようになっているものが多いのだが、
      そのような形であれば、また違った(体験版の)評価であったかもしれない。
      • この点を反省してか、スマートフォンアプリ版のMHSTでは前述のような内容に改められており、
        同様に続編であるMHST2の体験版もこれを引き継いだ事で、同じ轍を踏む状況は無事回避された。
    • また、メインシリーズは10年以上ほぼ同一のゲームデザインが踏襲されそれが魅力となっているのだが、
      それが故にベテランプレイヤーが(メインシリーズの)体験版をプレイすると、
      セオリー外の支給装備などに閉口することもある。
      例えばMH3Gの体験版では、火属性が弱点であることが(既シリーズプレイヤーなら)
      常識であるはずのウルクススに、弱点どころか全く効かない氷属性武器で挑むという設定になっており、
      「初心者に『相手に有効な属性を用意する』セオリーを伝えられないセッティング
      (要は、何故最初から有利になる火属性武器を支給しないのか)ではないか」という批判があった。
      これもあってか、MH4(店頭体験版)以降は全ての支給武器が内部的には無属性になっており、
      性能も統一された体験版専用のものになっている。
      • このように武器性能が統一された事で、割を食ってしまった武器種が一部に見られる。
        特に影響が大きいのが猟虫という武器本体とは別に強化が必要となる操虫棍であり、
        初期段階の非常に速度が遅い状態で使用せねばならず十全に試し斬りできるとは言い難い。
        同様に手数武器なのに無属性固定となってしまう片手剣や双剣、スタミナ系のスキルが
        揃ってからが本番と言われる弓等も本領を発揮させ辛い武器としてよく挙げられる。
        逆に性能統一の恩恵を受けているのが肉質無視の固定ダメージ(砲撃)を持つガンランスで、
        上級者の間で恒例となる体験版を使ったTAでも毎回記録上位の常連となる事が多い。
  • 2010年代以降の主流となった、「体験版の配信」に関しては、先述したように
    「店頭や展示会などで一時的な体験版を(ダウンロード、もしくは実機貸与で)プレイできる」ものと、
    「自宅などでもダウンロードで入手できる」ものの二系統がある。
    MH3Gでは店頭体験版とダウンロード体験版配信の両方があったが、
    MH4とMH4Gでは店頭体験版のみで、ダウンロード体験版は配信されなかった。
    同作では高低差を生かした新たなアクションが導入されることが予め発表されていたことから、
    「発売前に実際に操作して感触を確かめてみたかった」というユーザーも多く、
    体験版が配信されなかったことを不満に思うユーザーも少なくなかった。
    前作であるMH3Gは体験版が配信されていただけに、
    MH4の体験版も配信されるであろうと期待していたユーザーも多かったこともある。
    MHXはダウンロード体験版と店頭体験版が一応両方あったが、MHXX(3DS版)では逆にダウンロード版のみで、
    店頭体験版はイベントでしかプレイできなかった。
    ただしこれについては、どちらかと言えばダウンロード配信の方が主流になってきている事が考えられる。

関連項目

ゲーム用語/バグ - 体験版配信の目的の一つはバグの発見と修正である。
クエスト/あの日の思い出 - MHRiseの体験版を再現するというコンセプトのイベントクエスト。


*1 データの引継ぎや両者購入特典があったり、完全版購入価格が安くなったりするなど。
*2 なお、2017年12月現在「星のカービィ ロボボプラネット」のみ体験版ソフトの仕様上は特別体験版だが「体験版が遊べます。」のカテゴリに含まれている分類ミスが確認されている。
*3 顔の上部分にモザイクがかかり見えなくなっている。
*4 3DSも含めた場合、MH4の発売時には3DSで事前ダウンロード制がなかったので今回の体験版に近い1.2GBのデータを大勢の顧客が落とそうとしてニンテンドーeショップが発売日の夕方まで落ちている。一度痛い目を見て事前ダウンロード制を導入して解決した8年前のトラブルが今回再発したことになる。
*5 3DSの他のゲームのソフトも加えると、DLソフトの『ポケモンバンク』が約1ヶ月間配信停止になったことがある。こちらも過去作との繋がりができるという、シリーズのプレイヤーにとってはかなり重要なソフトであったため、当時かなりの批判を浴びた
*6 非ターゲットも入れればアオアシラとリオレイアも含む
*7 但し制限はかかる