動く霊峰、ラオシャンロンの素材から作られる武器群。
目次
概要・性能
- 超大型古龍、老山龍の素材から生み出される武器だけあり、
同カテゴリーの武器と比べても大型であるという印象を受ける武器が多い。
片手剣や双剣などは明らかに刀身が他の武器より大きく、
ハンマーに至っては他のモンスターなら頭部などを加工して作るところを
ラオシャンロンの場合は爪を丸ごと一つで済ませてしまう。
しかし例外なく桁外れに大きな各素材は尋常ならざる強度を誇るため、加工はかなり難しい。
その分、作り出される武器の性能は他の武器とは一線を画す。
- ただ、素材元であるラオシャンロンはそもそも目撃や出現自体が稀、
しかも出現した時は決まってどこかの町村が存続の危機にさらされているという状態であり、
気軽に素材を集められるようなものではない。
また、加工の難度からか生産にも費用が掛かり、そういった意味でも入手は困難であるという。
- 苦難の末に入手できた武器は、それ相応の高い性能を誇る。
非常に攻撃力が高く、斬れ味も良好、さらには龍属性まで備えているという高水準である。
その龍属性を秘めた攻撃から「龍殺しの武器」とも呼ばれ、
実際、龍属性を弱点とするモンスターが相手なら無類の強さを発揮する。
中でもヘビィボウガンは説明文にて「間違いなく歴史に残る巨砲」と謳われ、
その通りに後のシリーズでも語り継がれるほどの恐るべき名砲となった。
- 外見は通常種の武器なら赤色、亜種の武器なら蒼色になる。おそらくは外殻の色からだろう。
しかし通常種はまだしも亜種の武器はゲーム中の画面からは想像しがたいほどに真っ青で、
初めて作ると「ここまで蒼かったっけ!?」と驚くこと請け合いである。- この蒼い色に関しては、武器種によっては仕留めた龍の数に応じてさらに蒼さを増すとか、
龍への憎しみによって色が変じたとか、時には職人が鍛えた剣の鋭さに恐怖を覚え、以後、自らの技を封印した…
など、若干不吉な噂がついて回っている。
もっとも不吉さ加減ではまだ大人しいほうであり、龍の時代が訪れるだの、世界を焼き滅ぼすだの、
永遠に戦い続ける運命に縛られるだの、上には上がある。
- この蒼い色に関しては、武器種によっては仕留めた龍の数に応じてさらに蒼さを増すとか、
- MHXXでラオシャンロンとともに久々の復活。
更に、新しくスラッシュアックスとチャージアックスが追加された。
その代わり片手剣は登場していない(これは亜種がいないので当然だろうが)。
ラオシャンロン自体がG級でしか登場しないので、必然的に全てG級武器かつ一発生産が可能。
生産後すぐの段階では、物理面もそこそこの性能を誇るため繋ぎに勧められることもある。
だが最終強化段階では攻撃が低めで、大体は龍属性が飛びぬけて高いが、
肝心の手数武器では比率が物理に傾くという損な割り振られ方をしているため、
激戦区の龍属性武器の中では、若干立場が厳しい。- 尚、一部の武器で素材やゼニーは揃っているのに生産ができないバグが発生したという報告があった。
具体的には、リストに表示されている金額の10倍以上のお金を所持することで生産が可能。
ただし、消費される金額はリストに表示されている金額分である。
このバグは、2017年3月30日に配信された更新データで修正されている。 - また、ラオ武器の一部は地雷武器としても恐れられている。
最も早く入手できるレア10武器ということもあってか、HR解放前のハンターの所持率が極めて高いのだ。
生産直後は及第点ギリギリの物理性能はあるが、殆どが属性特化のため、あくまでつなぎ止まり。
物理重視の別の武器を用意するまで、G3途中でラオ武器を使うのはありだが、
にもかかわらず、G4でも龍属性が全く効かない相手にも思考停止して担いでくる例がかなり見受けられる。
この手のハンターは大抵防具の方もアレなことが多い。
- 尚、一部の武器で素材やゼニーは揃っているのに生産ができないバグが発生したという報告があった。
武器一覧
- 片手剣は亜種武器のみ。
通常種武器
武器種 | 生産時 | 強化時 | 最終強化 |
---|---|---|---|
大剣 | ドラゴンキラー | ドラゴンマサクゥル | 封龍剣【滅一門】 |
- | 封龍剣【超滅一門】*1 | 封龍剣【真滅一門】 | |
太刀 | 龍刀【焔】 | 龍刀【紅蓮】 | 龍刀【火焔】 |
双剣 | 双焔 | 紅蓮双刃 | 紅蓮双刃【久遠】 |
ハンマー | ドラゴンデストロイ | ドラゴンブレイカー | ダークバニッシャー |
ランス | バーミリオンリム | ドラゴニックリム | 封龍槍【刹那】 |
スラッシュアックス | ドラゴンリッパー | 龍焔剣斧 | 龍焔剣斧【竜喰】 |
チャージアックス | バーミリオンベイル | ドラゴニックベイル | 封龍盾斧【界分】 |
ヘビィボウガン | 老山龍砲 | 老山龍砲・覇 | 老山龍砲・真 |
弓 | 龍弓【国崩】 | 龍弓【山崩】 | 龍弓【天崩】 |
アイルー | 封龍薙刀【老猫龍】 |
亜種武器
武器種 | 生産時 | 強化時 | 最終強化 |
---|---|---|---|
太刀 | - | 龍刀【朧火】 | 龍刀【劫火】 |
片手剣 | 独龍剣【青鬼】 | 独龍剣【蒼鬼】 | 独龍剣【藍鬼】 |
双剣 | - | 双焔【鬼火】 | 蒼穹双刃 |
ハンマー | - | 龍壊棍 | 大龍壊棍 |
ランス | - | 封龍槍【六徳】 | 封龍槍【虚空】 |
ヘビィボウガン | - | 老山龍砲・皇 | 老山龍砲・極 |
その他
武器種 | 生産時 | 強化時 | 最終強化 | 備考 |
---|---|---|---|---|
双剣 | 双龍剣 | 双龍剣【極】 | 双龍剣【極衝】*2 | 通常種と黒龍の混合 |
双龍剣【天地】 | 双龍剣【太極】 | 双龍剣【至極】*3 | 亜種と紅龍の混合 | |
太刀 | 大長老の脇差 | 斬老刀【スサノオ】 | 斬老刀【カンヤライ】 | 「ラオシャンロンの」武器というより 「ラオシャンロンに所縁のある」武器 |
MHF
巨龍剣【オリンポス】 - 剛種大剣
巨龍刀【霊鷲山】 - 剛種太刀
巨龍鎚【蓬莱】 - 剛種ハンマー
巨龍長剣 - 片手剣(極長リーチ)
製作難易度
- 上記の通り、設定的には製作の難度は高いと言われる武器群だが、
ゲームではシステムの関係上、クエストさえ受注すればいつでも意図的にラオシャンロンとは遭遇できる。
そのため機会はいくらでもあり、そういった意味では難度は低いとも言える。
ただし、ゲーム中では別のベクトルで製作難度が非常に高い。
その理由を一言で言えば「素材元がラオシャンロンだから」である。
- ラオシャンロンのクエストは簡単に言ってしまえば、
攻撃らしい攻撃もしてこず、ただひたすら歩みを進めるラオシャンロンをこちらが一方的に攻撃し続け、
その莫大な体力を削りきるというものである。
どうしても単調になりがちでつまらないという意見が多く、
そのために好んで行こうとするプレイヤーが少ないというのが現実である。
- また、いざ立ち向かっても他のモンスターとは比べ物にならないほどの体力量のため、
生半可な攻撃力では討伐には至らず、クエスト自体は成功でも素材の量は少なくなってしまう。
特にソロでは最悪の場合時間切れでクエスト失敗に陥ることまである。
逆にパーティの攻撃力が高すぎる場合、怯みすぎて進行が遅れ、逆に時間が掛かってしまう。
ラオシャンロンは(剛種を除いて)砦のエリア5まで進行させないと討伐できないためである。
このため、少なく見積もってもリアルにおよそ20分以上の拘束を強いられるため、
簡単にクエストを回すというのが難しい。
最初の4分ほどはガンナー以外攻撃できない退屈な時間になることも、作業感とクエスト難易度を地味に高めている。
MHXXでは、エリアが2つに短縮されたことや、大砲が移動式になったことにより作業感が少なくなった。
- そして極めつけが全国のハンター共通の天敵、ヤツの存在である。
長時間の単調な戦闘の後で、「おいあと一つ素材足りねーじゃんか!」というのは
他のモンスターでもよくある話。
そんなありふれた光景がラオシャンロンなら例外、なんてことがあるはずがない。
それどころかラオシャンロンもまた紅玉や天鱗などのレア素材持ちである。
一回の討伐で全てが揃うという保証など無くて当然なのだ。
- 上記の要素が悪い方向に噛み合わさっており、製作難度は屈指のレベルにまで達している。
ただそれらの苦難を超えた先に、相応のご褒美が待っている事も事実。
今日もその魅力に惹かれ、苦労を重ねるハンターが居る。
- ただ一方で、素材元のラオシャンロン自体は「時間はかかるが確実に倒しやすい相手」と見做すこともできる為
考え方によっては寧ろ美味しい武器と言えるケースもなくはない。
例えばMHG・Pのダークバニッシャーであればピュアクリスタル以外のレア素材はないため、事実上
数戦ラオを頑張りさえすればクリア後まで使えるG級最強格のハンマーが確実に手に入るとも言える。
他にも、MHXXの初期段階においてはコモン素材のみながらG☆2~3を走るのに充分な力を持つため
G☆2以降で欲しい武具に龍弱点の素材元がいる場合、
確実にクリア出来るラオシャンロンをこなしてまず武器を手に入れてからやる選択肢もある。
- 因みに製作費用も馬鹿に出来ないほどの高額であるが、
ラオシャンロンのクエスト自体は報酬金は高めであり、安全策を取ればまず力尽きることは無いため、
素材集めにクエストを受けていればある程度は集まっていることが多い。