MH2から登場した双剣。巨大龍ラオシャンロンの角を用いている。
目次
概要・性能
- 見た目は太刀の龍刀とよく似ており、小型化して2本にした形になっている。
名前からしても龍刀【焔】の双剣バージョン、ということなのだろう。
双焔から紅蓮双刃までは通常種の赤い刃身、以降は亜種の蒼い刃身となる。
MHFのフォワード.2では、紅蓮双刃に新たな強化先である巨龍双刃が実装され、
こちらは赤い刀身のままになっている。
老山龍の角を使用しているため、龍属性を帯びた強力な双剣に仕上がっているが、
一部には属性が変化しているものも存在する。
MH2
- 初登場。この時点では紅蓮双刃が最終強化である。
- 生産段階の双焔でいきなり老山龍の紅玉を要求されるので、シングルモードでは製作できない。
紅蓮双刃では、ライバルの双龍剣【天地】とほぼ同等の性能である。
異なるのは属性値が10劣る点のみであり、斬れ味ゲージまで全く同じである。
強化にも、部位破壊でしか出ない炎龍の塵粉を2つ要求されるため製作難易度は高いが、
天地はミラボレアス亜種を狩猟する必要があるため、こちらの方が製作できるようになるのは早い。
殆ど見た目の好みで使ってしまえる性能である。
- ただし、MH2では同じく龍属性双剣の封龍剣【超絶一門】が圧倒的な性能を持っていたため、
天地と共にこの武器が使われる機会はあまり多くなかった。
それもそのはず、超絶一門とこれや天地との性能差は
切断肉質が90と極めて柔らかいリオレイア通常種の頭に攻撃することで漸く同等になるレベルであった。
それより肉質が少しでも硬ければ完全にあちらが一歩上手である。
- 名前的にはメルトウォーリアなどに近いものの、
データ上に「メルトライジング」という紅蓮双刃の強化先と考えられるデータが存在する。
見た目もまんま紅蓮双刃であり、その性能は奇しくもMHG時代の双龍剣【天地】と全く同じ。
物理に弱い敵であれば超絶一門を軽く上回るので、物理・属性で上手く棲み分け出来ていたかもしれない。
尤も、それはそれで双龍剣【天地】を完全に食ってしまうので適切なバランスとなるかは怪しいのと、
このような仮定調の説明からわかる通り実際には使用不可のダミー武器である。
MHF
- 紅蓮双刃まではベースとなったMH2の性能のまま登場している。
現在紅蓮双刃から3つの分岐強化が可能となっている。
- 初期の頃のMHFでは、双龍剣【天地】がミラボレアス亜種が未配信のため製作できず、
また、封龍剣【超絶一門】が大幅に弱体化しているため、龍属性双剣最高峰として君臨していた。
しかし、要求素材もそのままで、初期の頃の古龍種、特に上位テオ・テスカトルは20000を超える体力、
更に怒り時の速度がターボテオ化と異常なまでの強さを誇っていたため、製作難易度も非常に高い。
その強さ故か、テオの討伐にこの武器が指定されるといった事態が発生していた。
しかしながらギャラリー大会において、塵粉が入手できるため、大会のシステムさえ理解していれば
上位テオを狩猟せずとも製作自体は可能である。
- 後にミラボレアス亜種が解禁され、双龍剣【天地】が製作可能となった。
MHFでは、MH2に比べてミラ系武器が全体的に上方修正されており、
伴って紅蓮双刃は完全に下位互換となってしまい、出番は減っていった。
そんな中、紅蓮双刃に新たな強化先である火焔双刃が実装。なんと属性が龍から火に変化する。
刀身も亜種の蒼に変化し、まだ発売されていなかったMHP2Gに先駆けて実装された。
匠を付けた場合も白ゲージは出現しないものの、
同じく火属性双剣のゲキリュウノツガイは更に斬れ味に難があったため、
長らく多くのハンターに愛用され、人気であった。
- 更に紅蓮双刃の強化派生として、朧火双刃が実装された。
その性能は火と麻痺の双属性の双剣である。…のだが、攻撃力は紅蓮双刃から大きく低下し、
斬れ味ゲージも緑、匠を以てしても僅かに青が出現する程度と非常に難があった。
更なる強化先である業炎双刃が実装されてもこれはあまり変わらない。- フォワード.2において、紅蓮双刃の新たな強化派生である巨龍双刃が実装。
こちらは紅蓮双刃の正統強化であり、龍属性のまま変化せずに赤い刀身も受け継いでいる。
強化にメルクリメモを3つ要求されるので、この点はやや厄介である。
- フォワード.2において、紅蓮双刃の新たな強化派生である巨龍双刃が実装。
MHP2・MHP2G
- MH2に引き続き続投。MHP2では同じく紅蓮双刃が最終強化である。
MHP2Gで更に蒼穹双刃へ強化が可能となった。
- MH2とは異なり、生産段階の双焔は下位で生産可能である。
紅蓮双刃への強化には同様に炎龍の塵粉2個、及びこちらに老山龍の紅玉を使用する。
更に上の双焔【鬼火】へはG級老山龍素材が必要となり、更に蒼穹双刃へ強化となる。
【鬼火】の段階で、その名の通り亜種カラーの青色に変化する。
- 製作の難易度は天鱗さえ出れば……と言いたい所だが、
天鱗は天の山菜券で交換してもらえるため、一番面倒なのは角かもしれない。
実はラオシャンロンのクエスト報酬では角は出ず、また討伐時の剥ぎ取りでも出ない。
つまり角及び蒼角を入手するには、部位破壊をして入手できる1クエストにつき1個を
辛抱強く集めなければならないのだ
とはいえ壊しさえすればほぼ確実に角は手に入り、手に入らなくても紅玉か天鱗に化けるだけ。
さらに大抵はラオのエリア侵入時の大タル爆弾で簡単に壊すことができるため、入手難易度自体も低めである。
また、普通の「角」に限るがシェンガオレンのクエスト報酬や部位破壊報酬で出る場合もある。
- 説明文にあるように相当の鋭さを誇り、匠を付けた際の紫ゲージの長さも30と一級品。
また、攻撃力も属性双剣ではトップクラスの378である。
反面、属性値は210とやや控えめであり、龍属性双剣一強とまではなっていない。
特にスロットが空いていない事がやや痛く、物理期待値を大きく引き上げられるカイザミアカムが使えない。
したがって、カイザミアカムを使用できる双龍剣【太極】には瞬間火力では負けてしまう事が多い。
しかしながら、蒼穹双刃には紫30という非常に優秀な斬れ味が備わっており、
紫→白の火力差が1.15倍もある関係上、30斬れ味を消費するなら太極を大きく火力で上回る事ができる。
斬れ味が重要な要素になってくる双剣の立ち回りを考えると、
砥石使用の回数の少なくなる蒼穹双刃の方が安定すると言えるだろう。- 継続火力を売りにするなら黒龍双刃【二天】もライバルとなる。龍属性値が380と非常に高いため、
白ゲージにもかかわらず物理肉質が硬いアカムトルムの後ろ脚等はダメージでほぼ並び、
こちらが見切り+2を発動させても、斬れ味ゲージの長さや属性攻撃強化込みで上回られてしまう。
一方、ラオシャンロンの腹などは基本的に蒼穹双刃が圧勝であるため、相手を選べば負ける事は無い。
- 継続火力を売りにするなら黒龍双刃【二天】もライバルとなる。龍属性値が380と非常に高いため、
- MH2で辛酸を嘗めさせられた超絶の強化先こと真絶一門に関しては
属性差がかなりあるとはいえ物理で大差を付けており、グラビモスの破壊前の腹等一部例外を除いて
ほぼ全ての仮想敵に対してこちらが勝っている*1。
- また紅蓮双刃の赤い刀身そのままに、G級性能を持たせた紅蓮双刃Gがある。
こちらは蒼穹双刃の完全下位互換であるものの、一発生産が可能であり、
また必要素材もレア素材が全くなく、非常に容易に製作できる。
MHXX
- 久々に復活を遂げたラオシャンロンと共に、満を期して登場。
従来の双焔から3段階の強化で紅蓮双刃【久遠】へと変化を遂げる。
スペックはというと、- 攻撃力310に会心率15%
- 龍属性21
- 白40、斬れ味レベル+2で紫30
- スロットはなし
- 素材元のタフさを象徴するかのような防御力+30
- 性能としては十分だが、
物理重視の龍双剣の対抗馬としてはネロ=ラースや匠を付けたクロウofキャリアーが立ちはだかる。
ネロ=ラースには会心率と属性値で勝っているが攻撃力の差が大きく、
クロウofキャリアー相手だと勝ってるのが属性値(しかも1)のみだが久遠の方が白ゲージが長い。
- 老山龍自体が耐久力が非常に高く、しかも近接武器と相性が悪いので
何度も倒して作成する必要があるかじっくり考えるとよい。
見た目重視で作りたいと思ったあなたは間違っていない。
幸いにも老山龍の要求素材自体は少なく、生産時の性能も高いので
運が良ければすぐに作れて他の最終強化の繋ぎとして使う事も出来る。
余談
- 蒼穹とは青空のこと。
蒼い刃身は、まさにその名の通りである。
あまり知られていないが、素材元のラオシャンロン亜種の外殻は岩のような灰色をしているが、
研磨することで、美しい蒼色になるという。
同じ蒼色且つそれ以上に似合いそうな輩がいるのは言わぬが花というヤツなのかもしれない。
- 蒼穹双刃を鍛えた者は伝説の職人と謳われていたが、完成させたその剣はあまりに鋭すぎた。
恐怖を覚えたその職人は、これを最後に自らの技を封印し、二度と剣を鍛えることはなかったという。
後に、それは彼の最後の作品となった。
- 紅蓮双刃には、それぞれ虎次郎(コジロウ)と戎兵衛(ジュウベエ)という名前が付いている。
どっちがどっちなのかは不明。
正直見分けがつかない
関連項目
モンスター/ラオシャンロン
モンスター/ラオシャンロン亜種
武器/ラオ武器
武器/双龍剣 - 老山龍素材・黒龍素材のハイブリッド製双剣。