邪龍と称されるミラボレアス種の素材より生成された武器の総称。
無印より登場した剣士系武器種3つ(なぜか大剣は対象外)の説明文には、
「邪龍ミラボレアスを祀る神器」と記されており、その他武器もなにかと不穏な詳細が記されている。
目次
概要・性能
- 高い龍属性と実用的な攻撃力、斬れ味を併せ持つ。
会心率は、武器によってプラスだったりマイナスだったり0だったりとまちまち。
しかし、シリーズによっては最高峰の武器である。
入手には伝説の黒龍の討伐という厳しい条件が伴うが、その見返りとしては十分。
これが完成する頃には最早まともに振るう相手がいないという話も往々にしてあり得ることだが
一流のハンターが生涯に一振りは所持しておきたい憧れの武器群でもある。
数多の一流ハンターをおやつにしてきた化け物で素材集めする主人公といい
曰く付きの素材を平然と要求する武具屋といい、最早裏ボスの威厳もあったものではない。
- 見た目は概ね甲殻や角を武器の形に固めた様な有機的なデザイン。
しかし、その姿から自然の温かみは感じられず、
その闇の様な黒は邪の龍の恐怖を具現化したかのような威圧感を放っている。
- 後述する紅龍、祖龍の武器も含めると、他の競合武器を纏めて突き放せる程の超性能を備えた武器も
数多く存在している。
とはいえ基本的には裏ボスの武器なので作成が非常に遅く、攻略用には全く使えないことや、
要求される素材も相変わらず入手困難なものばかり。
むしろ苦労した末に手にできる最終武器として相応しい性能であると言えるだろう。
手に入れるまでの道のりは非常に長いのでつなぎの用意も忘れずに。
- MHFにおいては剛種武器や進化武器、HC武器などが多数登場する中、
ミラボレアス種の素材を用いた特殊武器が長らく実装されなかったため、
本武器種も凄腕の汎用素材を用いたものが事実上の最終形態であった。
最終的にはミラボレアス3種がいずれも(形式は特殊ではあるが)G級クエストに登場し、
それぞれ黒焔、紅魔、皇鳴という強力な複属性の武器であることが共通して特徴となっていた。
- ちなみに、旧来のミラ系武器は相変わらず派生が止まっている。
(ちなみに厳密には黒龍破槌【捻】のように派生が追加されているが、特殊武器カテゴリへの派生は無い)
黒龍武器
- 名称は『(真・)黒龍○○』若しくは『ミラ○○』となることが多い。
初代~MH2までは「ドラゴンズブラッド」や「ロードオブドラグーン」のような
厨二特徴的な名前の強化段階を挟んでいるが、
その後の作品では無くなっている。
MHP2G以前の作品では攻撃力が高いかわりに斬れ味に難あり、という場合が多いが、
MHP2Gに登場した太刀のミラザーゲスパノンや、MHFの最終強化された黒龍武器など例外もある。
- MHP2Gまでの紫ゲージは物理補正1.5倍と驚異的な数値であり(白ゲージは1.3倍)、
白ゲージ以下の武器はごく一部を除いて産廃扱いだった。
そのため、例外的に匠で紫ゲージが出る上記のミラザーゲスパノンや真・黒龍銃槍、
双剣としてはこれまた例外的な属性値の高さを持つ黒龍双刃【二天】
以外の黒龍武器は、軒並み使い物にならない性能になってしまった。
ミラザーゲスパノンの異常な強さと、他の多くの黒龍武器の異常な弱さを鑑みると、
どうにも調整不足感が否めない形になっている。
MH4以降はコンセプトが変わり、優秀な斬れ味と高い攻撃力又は属性値を両立した優秀な武器群となった。
また、スロット数は0か3の2択であることが多い。
- ミラボレアスは固有のレア素材を持っていないため、他の古龍や古龍級生物のレア素材を使用することが多い。
また、P2GにおけるG級クラスの黒龍武器への強化には古龍の大宝玉が1つ必要。
- 黒龍剣(片手剣)、黒龍槍(ランス)、ミラバスター(ハンマー)は邪龍の神器として恐れられており、
それぞれ御神体の北、東、南に置かれるという。
西の神器はMHW:I現在においても見つかっておらず、また全ての神器が揃うと何が起こるのかは一切不明であるが、
失われた文献*1に「真の力を解放したミラボレアスの武器は天災級の破壊をもたらす」とあり、
やはり恐るべき事態になると考えられる。
- 神器とは言われていないがミラブレイド(大剣)の使い手は永遠に古龍と戦い続ける宿命にあるといわれ、
やはり神器ではないがミラザーゲスパノン(太刀)によってつけられた傷は100年経とうと癒えることはないという。
- 無印時代に黒龍武器の中でも性能が低かったドラゴンバスター(片手剣)とドラゴンランス(ランス)は
龍を制した証とされていたのだが、強化して黒龍剣などにすると上の通り龍の神器になってしまう。
強過ぎる龍の力は災いをもたらす、ということなのであろうか。
一方で、MH4で追加されたスラッシュアックス、チャージアックス、操虫棍は現状ではそれらの要素は見られず、
黒龍盾斧(チャージアックス)は単純に黒龍素材を使った盾斧としての性質が解説され、
黒龍剣斧(スラッシュアックス)は黒龍伝説に終止符を討った証、
黒龍棍(操虫棍)に至っては相性がいいのか、操虫棍の極意が語られている。
- また、PシリーズやMHXにおける黒龍武器の前身である「ブラック○○シリーズ」は、
下位武器の時点で既に不吉な雰囲気を漂わせている。
- MH4における近接の黒龍武器は、ランクが上位までであるにもかかわらず、
斬れ味レベル+1で全武器中唯一紫ゲージを得ることが最大の魅力。
また、その斬れ味ゲージは一部を除いて全ての近接武器で統一されており*2。
これが武器種によって気にならなかったりデメリットになったりする。
いずれにしても、近接武器を運用する際において
斬れ味レベル+1の発動は推奨ではなくほぼ前提である。
- MH4Gでは軒並み物理性能が改善、どころかトップレベルに躍り出ており、
一部の武器は属性値も物理性能も軒並みトップレベル、という半ば壊れ性能にまでなっている。
それでいて大半の武器はスロ3付きと汎用性も極めて高い。
攻属の万能な両立、そして高い汎用性というのはアルバ武器を彷彿とさせる(紫ゲージはやや短めだが)。
極限強化と合わせればG級発掘武器と比べても遜色の無い領域にまで突入していると言えよう。
ただし紫はともかく白ゲージおよび青ゲージが極めて短いため、武器種によってはかなり扱いが難しい。
片手剣のような手数武器やガンランスのように消費の激しい武器では斬れ味の短さが響いてしまい、
数値上では完璧に勝っているように見えるマガラ武器にもトータル効率で負けてしまうこともある。
- MHW:Iでは大型アップデートのトリとして登場。
圧倒的な強さで再登場を果たしたミラボレアスから作れる武器、という事で、
覚醒能力とカスタム強化を全て限界まで攻撃に振った赤龍武器すらもぶっちぎる凄まじい攻撃力を獲得。
それでいて斬れ味は素で紫、更にはスロットもLv4が2つと物理以外でも恐ろしい性能を有する。
オマケにネギ武器と同じく龍封力【大】も備えており、特に手数武器ならその効果は顕著になるだろう。
代わりに会心率は2桁マイナスで、属性値は無いも同然、紫ゲージも短めという欠点があるが、
同じくデタラメな性能を得たEXドラゴンシリーズと組み合わせる事で会心率と斬れ味はカバーできる。
- ミラボレアス含めた殆どのモンスターに物理でゴリ押せる圧倒的なスペックを誇るが、
唯一アルバトリオンに対しては、龍属性は火・氷活性時に著しく通りが悪く、
肝心の属性値も低すぎる為エスカトンの抑制が極めて難しく、相性が悪いとされる。
ソロ且つ上級者レベルであれば強制2~3乙前提でエスカトンジャッジメントを受け入れると割り切る、
或いはエスカトン前に叩き伏せられる廃人なら物理特化でゴリ押せる、が、
体力と耐性値などに補正が掛かる都合で抑制に倍のダメージを必要とし、
抑制出来なければ負け確の多人数マルチでは絶対に持ち出すべきではない。
- ちなみに操虫棍だけは比較的簡単に抑制できる。
猟虫によって武器の属性値に依存しない属性攻撃が可能なためである。
と言ってもエキス回収のためだけに繰り出す程度では足りないので、
ひたすら猟虫攻撃をするだけの単調な時間が発生しがち。
禁忌のモンスターに禁忌の武器を担いですることが虫ペチペチとは……。
しかし逆にいえば単調な立ち回りでも安定して抑制が狙えるということでもあるので、
一度は試してみても良いだろう。虫の属性を適切なものにするのだけは忘れずに。
また、狩猟笛も響周波【龍】を吹けるため、スペック以上の属性火力はある。
これを多用するなら抑制もやってやれないことはないかもしれない。
- 武器の属性値のみで勝負しなければならない武器種での抑制は困難を極め、
アルバトリオンの行動を把握しつくしていることは前提に、
双剣や弓などの手数武器で構成を工夫してやっと現実的なラインに乗るレベル。
当然それ以外の武器種での抑制は輪をかけてシビアなものになるが、
それでも卓越した変態ハンターたちによって大剣やガンランスにすら成功例が存在している。
とはいえその事実を踏まえても相性が悪いという前提は覆らないので、
操虫棍以外の黒龍武器による抑制は理論上可能程度に思っておくのが賢明であろう。
- アイスボーンの黒龍武器は武器種間で武器倍率や会心率、斬れ味の差が大きく、
武器倍率最高のものと最低のもので100以上の差がある。
基本的に属性偏重武器種や(その武器種の使い手には申し訳ないが)不遇とされていた武器種は強めに、
強武器種とされていたものは弱めにされていることから(ほぼ)1強武器による武器種調整という側面もあるのだろう。
ライトが猛威を振るってたのは属性弾や徹甲榴弾であって物理弾は強くなかっただろというツッコミもあるが
- MHF-Gでは、G級に認定された黒龍素材から黒焔属性を帯びた武器が作ることが可能。
弓は「崩壊と滅尽の弓」、それ以外は「極・闇黒邪龍○○」という名称になっており、
心が脆い者がその武器を手に取ると、その者の魂は支配されてしまうと伝わっている。
いずれも大器晩成型で、初めは貧弱だが最終的には激烈な性能を発揮する。
黒いかけら武器
- MHP2(G)において登場した、ポッケ村の巨大な剣から採掘可能な黒いかけらと黒い塊から作られる武器。
事実上黒龍武器の前身といえる存在であり、見た目もヘビィボウガンと弓を除いて黒龍武器と同じ*3。
黒龍・紅龍・祖龍素材で強化することで、各種ミラ武器へと派生強化される。
- MHXではポッケ村の再登場により復活を果たすも、ミラボレアスは登場せず。
そのため、黒いかけらと黒い塊に加え、オストガロア素材で強化することで最終形クロノ○○となる。
性能は物理火力がかなり高く、属性値もそこそこあるが、
斬れ味が素で長い緑、匠+1で青、+2で短い白と心もとない。
おまけに本作ではかの煌黒龍の武器が復活しており、
斬れ味はもちろんのこと総合的な性能では遠く及ばない。
そのため、本作では煌黒龍武器の繋ぎのような立場に甘んじる形になってしまった。
- 一応、緑が長いので匠をつけずに鈍器として扱うという方法もある。
- ちなみに、クロノ(Chrono)とはギリシャ語で『時間』を意味し
派生して「悠久の〇〇」「いにしえの〇〇」と言った、太古の歴史を彷彿とさせるニュアンスを含む。
黒いかけらや黒い塊を使ってる黒い色彩の武器だから「黒の〇〇」と言う意味では無い。
ダブルミーニングの可能性はあるが…
- しかし、MHXXでは再登場したミラボレアスの素材をつぎ込むことで限界突破が可能となり、
最終的には究極強化形としてミラの名を冠するお馴染みの銘となる。
高水準の攻撃力に加え、斬れ味+2で十分な紫ゲージが出るようになっており、
前作とは打って変わって非常に優秀な性能へと様変わりしている。片手剣以外は。
- なお、MHP2(G)とは違い本作では紅龍・祖龍の武器へは派生できなくなっている他、
弓は黒いかけら武器と黒龍武器が別の強化ツリーに分けられており、
ライトボウガンは新規武器として黒龍翼弩が登場したため、
ガンナー武器はすべて黒いかけら武器と黒龍武器が分かれる形となっている。
- 黒いかけら武器の延長線上にある武器は究極強化に古龍の大宝玉を用いないという特徴がある。
その上で前述の通りの高性能を誇るため、作製難度まで含めた総合性能は特筆すべきものがある。
紅龍武器
- 名称は『(真・)黒滅龍○○』『ミラバルカン○○』となることが多い。
紅龍のような赤と黒の色に左右不釣り合いの角が特徴的なデザイン。
神器扱いの黒龍武器とは異なり、黒滅龍剣と黒滅龍槍は黒きを滅ぼす武器といわれている。
- MHP2G以前では、攻撃力が高く斬れ味も長めだがマイナス会心があるものが多い。
G級クラスの紅龍武器への強化には古龍の大宝玉が2つ必要。
- MH4以降は強化ツリーが黒龍武器と分けられ、
属性が爆破(双剣のみ、龍と爆破の双属性)へと変更された他、
攻撃力が低めだが属性値が高いものが多い、マイナス会心を持たない(ものによってはプラス会心)、
優秀だが短い斬れ味ゲージなど、リデザインに応じて大きなコンセプトの変更が行われている。
低攻撃力かつ爆破属性の為、斬れ味の恩恵を受けづらいのが難点。
また、新たにスラッシュアックスとチャージアックスが追加された。
- MHXで登場が叶わなかったもののMHXXでは黒龍一族復活に伴って新武器種も追加され、
遂に紅龍武器が全武器種で揃い踏みすることになった。
新武器種は『ミラバルカン』の銘を冠しているものもあり、祖龍の『ミラアンセス』シリーズと対を成している。
また、武器ごとに性能がかなり異なっており、剣士かガンナーかという括りだけでは評価が分類出来ない。
剣士武器はスロット3という嬉しい共通点があり、それ以外の性能は主に
の二種類のタイプに分けられる。
前者には高評価を受けているものが多く、特に操虫棍は攻撃力に加えて属性値まで高く会心率まであるので
非常に高いレベルで性能が纏まっている。率直に言うならバランスブレイカー
反面、後者は攻撃力がかなり低く設定されているので評価は芳しくない。
具体的には最終強化した大半の武器が攻撃力300を超えているなか、最終強化でも攻撃力が260前後しかない。
属性値は50~60(従来の表記で500~600)と凄まじいものの、
それを考慮しても運用には難があると言わざるを得ないだろう。
- MHXXではG級クエストで状態異常耐性上昇に補正がかかるようになってしまったため
過去作より状態異常特化が活躍しにくい環境になったのも向かい風である。
- MHFではベースとなったMH2と同様であり、黒龍武器の強化先としてある場合も多いが、
G級の紅龍武器はまた別の生産系統であり、G級武器単体で入手することになる。
なお、それらの武器はG級紅ミラボレアスを象徴する紅魔属性が付与されている。
紅龍特殊個体武器
- MH4Gにて紅龍特殊個体の出現に伴い登場した新たな武器群。
紅龍特殊個体の素材を用いた一発生産でのみ誕生する。
紅龍武器や祖龍武器のような名称の法則性はないが、
一部の武器種は『黒滅龍◯◯』を踏襲した『焔魔滅龍○○』の銘を持つ。
- デザインは黒龍武器を踏襲している紅龍武器とは大きく異なり、後述の祖龍武器をベースとしている。
いずれも融解しそうなほど鮮やかなオレンジ色に染まっており、武器全体が明滅を繰り返す。
- 焔を操る能力を体現した極めて高い火属性を有する武器種を主とするが、
操虫棍や狩猟笛のように爆破属性のものもある。
物理と属性のバランスは武器種によって大きく異なり、その全てがカテゴリにマッチしているわけでは無いのだが、
属性値が4桁を突破した大剣や狂った斬れ味と属性値を誇る太刀、
凄まじい攻撃力と及第点の火属性で隙が無いハンマーなど、
思わず眼を見張る程の性能を持った武器が多い。
祖龍武器
- 名称は『ミラアンセス○○』『祖龍(霊)○○』となることが多い。
大まかなシルエットは他2種の黒龍武器と同じものが多いが、
こちらは祖龍のような純白を基調とし、赤いラインと棘の代わりにフサフサの毛があしらわれたデザイン。
また、武器自体が白い光に覆われ、常に緩やかに明滅している。
- 説明文は神聖さを謳うものもあれば禍々しい逸話を伝えるものもあり、祖龍の二面性を象徴している。
特に狩猟笛:ミラアンセスアヴロスの解説で語られる「悪夢の歌劇」は、
意気揚々と祖龍笛を作成したハンターの度肝を抜いた。
- 大雑把に分けると、『祖龍(霊)○○』という銘の武器は神々しいイメージの解説文が多く、
『ミラアンセス』を冠する武器種は「生贄」「奈落」といった不吉な単語が多く登場することが多い。
不幸な死から逃れられなくなる魔性の武器、呪いの剣などと称される代物があるところを見るに、
黒龍武器と同様、やはり何らかの禁忌には触れているのかもしれない。
- MHP2G以前は攻撃力が高めで、多くの武器はマイナス会心もないという特徴を持っていた。
斬れ味レベル+1発動でゲージも白or紫まで届くが、紫ゲージは短め。
白は標準なので、紫ゲージの登場しない作品においては武器種を問わず優秀な龍属性武器群と言えるだろう。
G級クラスの祖龍武器への強化には古龍の大宝玉が3つ(ライトボウガンのみ5つ)も必要。
- MH4Gからは多数の武器種が追加され、全武器種に祖龍武器が揃うことになった。
スラッシュアックスやチャージアックス、操虫棍などの新顔の武器と太刀は雷属性、
再登場した武器や新たに追加された片手剣・ランス・ガンランスなどは龍属性となっている。
基本的にはどの武器も高い基礎火力と長い紫ゲージを兼ね備えた非常に強力な性能に仕上がっているが、
白ゲージ以下が極めて短いというやや極端な斬れ味を持つほか*4、
スロットが無いものが多く、スキルの自由度に乏しいという欠点がある。
- MH4Gにおいては、長らく双剣の祖龍武器のみが登場していなかったが、
2015年3月にG級黒龍のクエストが配信されたことに伴い、双龍神【黒天白夜】が製作可能になり、
MH4G作中においてもようやく全武器種に祖龍武器が揃うことになった。
- MHFにおいては、2017年7月に狩煉道の「超特殊モンスター」としてようやくG級祖龍が登場、
これに伴い、雷と龍の複属性である「皇鳴属性」を帯びたG級祖龍武器が生産可能になった。
武器種は大剣、太刀、ハンマー、ランス、スラッシュアックスF、穿龍棍の6武器種。
変異した祖龍の蒼く輝く角、翼爪を取り入れたデザインとなっており、武器自体も蒼白い光を放つ。
武器自体は何れも準G級武器と同じ体型が取られており、生産段階からLV50G級武器と同等の性能を保有する。
ただし狩煉道自体は常設イベントであるものの、現状G級祖龍素材は1週間に入手できる数が決まっており、
加えて強化も視野に入れると3週間分の素材が必要となる。
- 20~30%の会心率と高めの属性値が特徴で、強化で武器倍率と会心率が微増、属性値が大幅に上昇する。
しかしながら斬れ味ゲージに問題があり、ゲージの9/10が黄色ゲージで埋め尽くされ、
残りの1/10を紫と空色ゲージが分け合う形になっている。
最大火力とその次点火力を発揮できる時間がかなり短く、
一撃重視武器種や、巧流スキルがあればフォローが効く武器種はともかく、
手数武器である穿龍棍は、溜め突きを主軸にしないとフォローが間に合うとは言えず、
また肝心の高い雷属性値も活かしづらいという難点を抱えてしまっている。
無論それ以外でも、属性値の高さを活かすハンマーの乱打、
スラッシュアックスFの無限連斬を用いる場合、やはり斬れ味の問題は響き、
大剣のガード斬り下ろし、輝烈剣でヒット数重視を狙う際も、
やはり初動のガードで斬れ味を消費してしまう難点がある*5。
総じてかなり癖の強い仕上がりであり、辿異武器でないことも相俟って採用率は高くない。
- 逆に言えば、パートナーはこの斬れ味問題を気にする必要がないため、
持たせてあげれば非常に高い雷属性武器として活躍してくれる。
強化の必要もないため、3週間あれば全武器種のG級祖龍武器をパートナーに持たせることも可能である。
ただし自身用にも言えるが、上述の通り防具を諦める必要があるので注意が必要。
武器一覧
簡易纏め
- 以下に、可能な限りの強化を施したミラ系武器を掲載する。
メインシリーズ
MHF
黒龍武器
紅龍武器
- 赤文字の武器は紅龍武器、オレンジ文字は紅龍特殊個体武器。
祖龍武器
余談
- 黒滅龍槍、黒滅龍剣はMHGでは「おくめつ槍」「おくめつ剣」と呼ばれていたことがある。
理由はこちらを参照して欲しい。
- MHP2(G)、MHXでは黒いかけらから生産される武器にはブラック○○という名称が付いている。
このうち、ヘビィボウガンに於いては名称が「ブラックキャノン」となっているが、
これはMH2、MHFにおけるグラビモス亜種素材のガンランスと完全に同名である。
P2及びP2Gではこのガンランスは「ブラックガンランス」に名称が変わっている。
- 紅龍特殊個体の一部の武器種に付く名称の「焔魔」は、
十二天において南方を守護する焔摩天が由来の可能性がある。
主に運命、死、冥界を司る存在とされ、死に纏わる神を眷属としているという。
かの有名な閻魔が仏教に取り入れられ、天部として呼ばれている名称でもある。
- 全武器種に黒龍・紅龍・祖龍武器が揃ったのはMH4Gと、
祖龍が初登場したMH2から実に8年半もの歳月を要することになった
(ただし、紅龍武器が揃ったのはMHXXにおいてであり、
MH4Gのそれは紅龍特殊個体武器を含めての全種揃い踏みであった)。
ただ、厳密には表現として異なるが、亜種を含めた「種」単位で全武器が一作品に揃うという事態は極めて珍しい。
他のモンスターの武器は作品によって抜けているものがあったり、
前の作品にあったがリストラされたりと採用率の変動が激しいあたり、隠しボスの面目躍如といったところか。
- 過去に活動していたモンスターハンターのオフィシャルギターユニットのユニット名および1stアルバムのタイトルは、
ミラボレアスの狩猟笛「ブラックリュート」のアルファベット表記となっている。
関連項目
モンスター/黒龍 ミラボレアス
モンスター/紅龍 ミラボレアス
モンスター/祖龍 ミラボレアス
モンスター/紅龍 ミラボレアス特殊個体
武器/ラスボス武器