銀鱗の煌めきは暴徒の先駆け。
爆撃と共に放つは捨て身の一撃。
MHWで初登場した、爆破属性の太刀。
バゼルギウスの素材を用いて作られる。
目次
概要
- 見た目は、バゼルギウスの爆鱗を模したような突起が付いた直刀。
鍔の部分には獅子の顔のような装飾が付いている。
また、前述の突起や獅子の顔の一部は赤熱化したバゼルギウスのように赤く明滅している。
何気にMHWでは唯一の、またシリーズ全体でみても貴重な直刀の見た目をした太刀でもある。
が、人によっては特徴的な爆鱗を模したような突起に抵抗を感じる場合も...
MHW:Iでは刀身がまっすぐな太刀がいくつか増えたが、
それらはどちらかといえば直剣というべき形状であり、直刀なのはやはりこの武器のみとなっている。- 特徴的なギザギザとした突起の峰はまるでソードブレイカーのようである。
ソードブレイカーとは、その峰にレイピアなどを引っ掛けて折るといった用途の剣。
日本で言えば十手に似たような武器であり、読めば分かるように対人戦用である。
一体なぜ対モンスター用のハンター向け武器をそのように加工したのだろうか?
MHXXのブレイヴスタイルなら、カウンターを決めてディノバルドの大剣のような尻尾を切れたが……
ソードマスターならモンスターの爪をかわしてすれ違いざま絡め取って折るくらいはやれるかもだが
- 特徴的なギザギザとした突起の峰はまるでソードブレイカーのようである。
- 名前が似ているが爆砕の大刀とは関係ない。
あっちと同じく頻繁に「爆鱗の太刀」と間違えられる。
性能
MHW
- 骨系太刀をまっすぐに強化していくと、この武器に派生することができる。
バゼルギウス武器の特徴ともいえる、高めの攻撃力とほんの少し悪い会心率は爆鱗の大刀の段階から健在。
素で非常に短い青、そこそこの緑と、斬れ味も作成できる時点では他と遜色ない。
最終強化にラスボスの素材を使うため、強化はクリア後までお預けとなる。
- 最終形は「爆鱗刀バゼルバルガー」となる。
ラスボス素材以外で要求されるのはバゼルギウスの素材のみ。
その性能は、- かなり高い攻撃力660
- 低めの爆破属性210
- 斬れ味は素では短い青だが、匠で出現するのは全て白
- 会心率-10%
- スロットはレベル1が二つ、防御力ボーナスは無し
- レア度は8なので、カスタム強化は一回
会心率の上昇手段が豊富な今作において、10%程度のマイナス会心はフォローが容易。
匠で出現するのが全て白ゲージであるため、斬れ味維持スキルを採用する際の調節もやりやすい。
また、耐性などの補助スキルが欲しい時にもレベル1のスロット二つが助けとなる。
爆破属性は低いが、爆破が息切れしやすい狩猟の後半でも高い物理性能によって火力が落ちない。
総じて、汎用性も高い優秀な太刀である。
- ライバルとなるのは同じ爆破太刀である熔山龍派生のマグダ・ファクルタスと黒鋼派生の帝王刀だろう。
前者は攻撃力が726、爆破属性が360と非常に高く、防御力+20とレベル2スロット一つを持ち、
レア度が7なのでカスタム強化を二回行うことが可能。
ただ、素では長い緑、匠で青が最大30と斬れ味が悪く、会心率も-20%と低い。
後者は攻撃力が627とこちらより低いものの、マイナス会心は無く、爆破属性も300とこちらより高い。
斬れ味も素で青、匠レベル2から白が出現と悪くないがスロット、防御力ボーナスは無い。- 物理性能は白ゲージ時のバゼルバルガーが最も高く、最高火力を出せるゲージの長さもトップ。
マイナス会心もかなり小さいためにフォローが容易であり、スロットも多い…と、
基本的にはバゼルバルガーが優勢である。
- 物理性能は白ゲージ時のバゼルバルガーが最も高く、最高火力を出せるゲージの長さもトップ。
- なお、バゼルギウスのクエストが正式に受けられるようになるのは☆7からなのだが、
バゼルギウス自体は上位に上がってすぐに頻繁に出没するため、やろうと思えば上位序盤で素材集めが可能。
派生元も上位序盤で必要な素材を集められるため、頑張れば上位序盤ですぐに作れる…なんてことは無い。
爆鱗の大刀の作成には龍結晶の地のレア鉱石である獄炎石を要求されるため、作れるのは☆7になってからである。
MHW:I
赤熱せし鱗は我が猛り。永き倦怠は
断ち切られ、宴の幕が今上がる。
- アイスボーンでは通常のバゼルギウスが登場せず、代わりに登場したバゼルギウスの特殊個体である
紅蓮滾るバゼルギウスの素材を使って強化を行う。
一段階強化すると「爆炎の大刀」、最終強化で「爆炎刀バゼルプロジオ」となる。
その性能は、- 属性太刀と同じ程度に収まった攻撃力858
- やはりあまり高くない爆破属性300
- 斬れ味は素では白40、匠で出る分はすべて紫
- 変わらない会心率-10%
- スロット、防御力ボーナスは変化無し
- レア度12なので、カスタム強化は最大5枠
今作のマイナス会心武器の例に漏れず、武器倍率が随分と控えめ。
攻撃力が並なのにマイナス会心付きでなおかつ紫ゲージの補正がXXに続いて弱体化しているため、
白・紫を問わず物理性能はずいぶんと落ち込んでしまった。
匠で出る紫は爆破太刀の中でも最も長いのだが、攻撃力とマイナス会心が足を引っ張ってしまい、
紫の状態でようやく他の太刀の白ゲージに並べるということも珍しくない。
それでいて爆破属性に関してもやはり低めであるなど、かなり厳しいことになってしまっている。- レア12のライバルは魂焔の龍刀・炎妃および冥灯。
こちらは攻撃力こそ上回るが、これらの太刀は会心率がプラスに設定されており、
爆破属性値も炎妃には勝っているものの冥灯には負けているため、総合的に見るとかなり厳しい。
物理火力に寄せようとすると、汎用性の高い無属性太刀はもちろんのこと、
爆破太刀の中で見ても、魂焔の龍刀・滅尽が睨みを効かせている。 - レア11の爆破太刀にはテオ太刀の炎帝王刀【蜃気楼】もある。
こちらと攻撃力は同じで斬れ味は白しか出ないが、爆破属性値ではやはりあちらが上。
また、テオ太刀はレア度が低い分カスタム強化の枠が僅かに多いため拡張性にも長ける。
斬れ味紫を活かしたいところだが、匠が必要という足枷の分であちらは火力スキルを積めるのが痛いところ。
MHRise
銀鱗の煌めきは暴徒の先駆け。
爆鱗竜の危険な太刀は、爆撃と
共に捨て身の一撃を放つ。
(爆鱗の大刀)
一層危険度を増した爆鱗竜の
太刀。振るうごとに爆炎を上げ
瞬く間に周囲を焦土に変える。
(爆鱗刀バゼルバルガー)
- Ver.2.0におけるバゼルギウスの乱入に伴い、この武器も登場。
爆鱗の大刀の一発生産から強化され、最大強化で爆鱗刀バゼルバルガーとなる。
気になる性能は- 高めの攻撃力220
- より低くなった爆破属性17
- 斬れ味は素で青40、匠5でギリギリ白10が出現
- 地味にずっと変わらない会心率-10%
- ささやかだがありがたいレベル1スロット1つが追加、防御力ボーナスはなし
- 百竜スキルは防御力強化II、属性強化【爆破】III、痛恨の一撃
アイスボーンでは攻撃力が低迷していたが、今作ではワールドの頃を彷彿とさせる高攻撃力に回帰した。
一方で爆破属性はより低くなり、匠を付けることで強力になっていた斬れ味も弱体化してしまった。
白ゲージ時の火力はかなりのものだが、ゲージの長さは最大でもたったの10。
ここまで短いと剛刃研磨でなければほぼ維持不可能であり、しかもこの白10は匠5まで伸ばさなければ出現しない。
流石にここまで来るとあまりにも重すぎるので、素直に青ゲージまでで運用するのが吉だろう。
素の青ゲージは40。少し物足りないくらいだが、この長さならばフォローは容易。
元々の攻撃力が高く、マイナス会心も小さいおかげで青ゲージでもなかなかの火力が出てくれる。
- 一発生産でのみ入手できるため、他の派生から百竜スキルを持ってくることができない。
痛恨の一撃がついてはいるが、マイナス会心はわずか-10%なので普通に会心を上げていった方がいい。
よって防御力ボーナス20を得るか、爆破属性値を7上げるかの選択になるだろう。
属性値を上げれば24となり、実用に耐え得るだけの数値になる。
- 爆破太刀は他に禍ツ太刀ノ幽鬼アガラと帝王刀が存在するが、
帝王刀は属性寄りなので主な競合先はアガラとなる。
あちらは攻撃力こそ低いが素で爆破属性値23を持ち匠で出る斬れ味がなかなか良好、
加えてスロットも多いなど全体的に穴がなく、バランスの取れた優秀な性能を持つ。
ただし攻撃力の差に関しては20と大きく、そちらでかなりのアドバンテージを取れる。
おかげで期待値的にはこちらの青ゲージはあちらの白ゲージより少し低く、青ゲージより少し高い。
あちらより軽めの斬れ味フォローで他にスキルを回す余裕があるため、構成次第ではあちらの白ゲージ越えを狙える。
また、こちらが百竜スキルで属性強化を入れると属性値がほぼ横並びとなるので、ややこちらが優勢になりやすいか。
現状青ゲージでは弾かれやすいという相手が少ない環境なのもありがたいところ。
- 余談だが、今作ではオーラの色が刀身の発光という形で表される形式に戻ったため、
赤まで上げると刀身全体が赤く輝き、爆炎刀バゼルプロジオのような様相になる。
MHR:S
紅蓮に燃え盛るバゼルギウスの
怒りが込められた太刀。
禍事を呼び起こす修羅の武器。
(爆炎刀バゼルプロジオ)
- バゼルギウスのマスターランク進出に伴い、爆鱗刀バゼルジャールへと進化。
その性能は- 標準よりやや高めの攻撃力330
- 据え置きの会心率-10%
- 相変わらず控えめな爆破属性23
- 斬れ味は素で白80、匠追加分は全て紫
- レベル1スロット1つ、百竜装飾品スロットはレベル2
それもそのはず。この武器は強化に傀異素材も隠しボス素材も不要で、ラスボス前から作成可能なのだ。
最終形態同士で比べれば見劣りするものの、
アーガーラがMR100、炎帝王刀もMR70までお預けなのを考えると、攻略用の爆破太刀として作る意味はあるだろう。
- そして無料タイトルアップデート第1弾(Ver.11)。
紅蓮滾るバゼルギウスの登場と共に真の最終形態、爆炎刀バゼルプロジオへと進化。
その性能は- さらに上昇した攻撃力340
- 引き続き会心率は-10%
- やや物足りない爆破属性値28
- 斬れ味は素で紫10白70、紫は匠や傀異錬成で延長可。
- Lv1スロットは2つに増加
- 百竜装飾品スロットLv2
マイナス会心を加味しても物理威力に関しては爆破太刀でトップ。というか無属性を含む全太刀を見渡してもかなり上位。
一方、属性値は爆破太刀で最低。分かりやすく物理寄りの性能となっている。
- 爆破三刀を比べてみると、
- 攻撃力はバゼルプロジオ>炎帝王刀>アーガーラ*1
- 素の斬れ味の優位はアーガーラ>バゼルプロジオ>炎帝王刀
- 属性値は炎帝王刀>アーガーラ>バゼルプロジオ
- 空スロはアーガーラ>炎帝王刀>バゼルプロジオ
どの太刀も極端に劣った箇所は持たないため、スキル事情や好みで選んでしまっていいだろう。
ただ、蓄積時攻撃強化と状態異常確定蓄積を組み合わせて攻撃力を引き上げる運用ならば、
低属性値で高攻撃力な本武器が一番相性は良いため、個性という意味では一歩抜けているか。- アーガーラは3-2という空きスロットで、帝王刀は匠Lv1や錬成で紫が出る伸びしろでそれぞれ個性を持つ。
「確定蓄積と蓄積強化で高火力を底上げするバゼルプロジオ」
「確定蓄積・蓄積強化と併せて研磨術【鋭】も搭載の余地があるアーガーラ」
「非常に高い爆破と紫*2を物理火力に上乗せする帝王刀」と、得意分野は明確である。