MHR:SのVer.13.0アップデートにて追加されたスキル。
概要
- 一定回数の攻撃を行うことでハンターの周囲に橙色の粉塵が舞う(スキル説明では「赤」)。
この粉塵を纏っている時に吹っ飛ばされると、自分のいた位置に爆発が発生して周囲の敵にダメージを与える。
爆発の範囲はかなり狭く、突進など胴体を使った攻撃で吹っ飛ばされないとダメージが入らないことが多い。- スキル説明では「ふきとばされる攻撃を受けると爆発」とあるが、
正しくは「ダメージを受けてふきとばされると爆発」。
ハイパーアーマーなどで怯まずに攻撃を受けた場合は爆発しないほか、
ラージャンの闘気硬化移行時の咆哮で吹き飛んでもノーダメージなので爆発しない。 - 爆発を誘発する吹き飛ばしはモンスターの攻撃に限らず、
例えば小タル爆弾で自爆したとしても同時に発動する。
- スキル説明では「ふきとばされる攻撃を受けると爆発」とあるが、
- 橙色の粉塵を纏ってから20秒が経過すると粉塵の色が青白く変化(スキル説明では「青」)。
この状態になると、モンスターの攻撃で吹っ飛ばされても爆発しなくなり、青い粉塵も纏ったままになる。
代わりにハンターが何らかの攻撃をモンスターにヒットさせることで、粉塵を爆発させられるようになる。
粉塵の色が青白くなってから攻撃を当てずに10秒経過すると、再び橙色に戻る。- 起爆する攻撃のモーション値は爆発のダメージに影響しない。
また爆発判定は攻撃判定と連動するため遠距離攻撃であっても問題なくモンスターにダメージが入る。
操虫棍の猟虫飛ばしで猟虫が爆発する様は結構シュール
- 起爆する攻撃のモーション値は爆発のダメージに影響しない。
- 赤粉塵の爆発のダメージはハンターの攻撃力の0.3倍。
青粉塵の爆発のダメージはハンターの攻撃力の1.25倍。
どちらの色であれ爆発すれば粉塵は消えるので、また攻撃を当てて纏い直すことになる。
つまりこのスキルで最大火力を発揮するには、なるべく早く一定回数の攻撃を当てて赤粉塵を身に纏い、
青白くなるまでの20秒間は敵の攻撃で吹っ飛ばされないように立ち回り、
青白くなったら10秒以内に何かしら攻撃を当てる……を繰り返す流れになる。
そのため一時的にプレイヤースキルを引き上げるスキルとも言われていたり。同時に実装されたスキルとは真逆の評である。- ダメージ計算にはステータス画面を見た時に表示されている数値をそのまま使用するため、
各種スキルによる上昇、ヒトダマドリやアイテム、旋律等のバフが乗る。- 表示攻撃力で爆発ダメージが算出されるため、攻撃力が上がる専用要素がある武器種は他との差をつけられる。
双剣の鬼人化【獣】、太刀の練気ゲージ、操虫棍の3種エキス、
狩猟笛の気炎の旋律、ガンランスの爆杭砲と言った要素の他、
大剣の強化納刀やランスのアンカーレイジ、流転突きと言った鉄蟲糸技もこれに該当。
特にランスは2種類の鉄蟲糸技バフを併用可能で、ガード武器専用スキル攻めの守勢への適性も高く相性抜群。
また、ヘビィボウガンはもともとの攻撃力が高めに設定されており、
パワーバレルによってさらに上昇するため、こちらも相性抜群である。
こちらはわざわざ爆発にタイミングを合わせる必要もない。 - 爆発のダメージは武器の攻撃力のみに依存し、属性値や斬れ味、会心率を問わない。
そのため、単純に攻撃力が高い武器の方がダメージが多く発生するので、
ディアブロス武器やティガ武器などとも相性が良い。
ちなみに各種爆発はクリティカルが発生しない、肉質無視など砲撃に近い性質を持っているが
ボマー、爆破属性強化、炎鱗の恩恵、砲術などのスキルの効果は受けない。 - 属性値・斬れ味・会心率に拘らず、攻撃力の一点だけを強化すれば良い為、
総じて、属性特化構成に火力面で一歩置いて行かれた無属性武器・状態異常武器の救済スキルとなっており、
相手を選ばない汎用構成を組みたい人にとって最優先で盛りたいスキルとなっている。
- 表示攻撃力で爆発ダメージが算出されるため、攻撃力が上がる専用要素がある武器種は他との差をつけられる。
- 爆破属性は「攻撃した部位」が爆発するため紛らわしいが、
こちらの青粉塵で爆発するのは「攻撃した座標」となっている。
そのため、攻撃の命中と同時にモンスターが大きく動くと、折角の爆風が空振りしてしまうこともあるが、
大型モンスター、小型モンスター問わず、複数のモンスターを爆発に巻き込むことができる。
- ダメージ計算にはステータス画面を見た時に表示されている数値をそのまま使用するため、
- 発動条件の「一定回数の攻撃」は武器種ごとに様々。発生した粉塵が消失するまではカウントされない。
スキルレベルにより要求される攻撃の回数が変化する。詳細は以下の表を参照。武器種 Lv1 Lv2 Lv3 大剣 12 9 6 太刀 26 19 13 片手剣 33 24 16 双剣 75 56 37 ランス 26 19 13 ガンランス 30 22 15 ハンマー 26 19 13 狩猟笛 30 22 15 スラッシュアックス 30 22 15 チャージアックス 50 37 25 操虫棍 33 24 16 ライトボウガン 300 225 150 ヘビィボウガン 100 75 50 弓 150 112 75
近接武器では大剣、双剣、チャージアックスを除いてあまり大差はない。
どの武器でも極端に時間がかかるというものは少なく、粉塵の出しやすさはそれなり。
一方、ガンナー武器は被弾リスクの少ない武器種であるためか、文字通り桁違いの回数が要求されている。
特にライトボウガンは速射を前提とした調整だからか、他の遠距離武器と比較しても必要回数はかなり多い。- ボウガンは弾種によって相性の良し悪しが大きく変わってくる。
各種貫通弾や散弾、放散弾といった多段ヒットする弾種では適性のあるボウガンならリロード2回程度で発動する為、
要求ヒット数が多くとも発動しやすい部類だろう。
対して通常弾はポーチ一杯撃ち尽くしても2回が精々、徹甲榴弾では調合撃ち3セット目を撃ち切って
やっと1回発動するかどうか、とヒット数の少ない弾種では露骨に発動しにくくなる。
あって困るスキルではないが、会心狙いでリバルカイザーを使用してこれらの弾を主力とする場合には
本スキルを傀異錬成のエサにしてしまう選択もアリ。 - また、どの武器でも「攻撃した回数」が最も大事であるため、
鉄蟲糸技や武器の強化要素などで1度に複数回攻撃判定がある場合はそれもしっかり計算される。
例えば太刀の桜花鉄蟲気刃斬やスラアクの高出力状態の追撃などがそれに当たる。
そのため、武器種間で同じような攻撃回数であっても、実感としては発動頻度に差が出ることもある。
また、チャージアックスは恐らく斧強化状態の追撃を前提とした攻撃回数だと思われるが、
そのため斧強化状態を使わない構成だとやや発動させづらく、
大剣は溜め斬り連携を想定していると思われる相当少ない攻撃回数であるため、
流斬り連携の場合はLv次第でほぼフル回転で発動できるなど、
同じ武器内でもスタイルによって発動しやすさが変わることも多い。 - 近接武器の中でもガンランスにおいては、入れ替え技のフルバレットファイアの最大ヒット数*1が16であり、
表からも分かる通りこのスキルがLv3の場合は1発で粉塵を出すことが出来る。 - 大型モンスターに発見された状況でないと攻撃回数が加算されない。
また納刀すると緩やかに、発見状態が途切れると急速に積み重ねた攻撃回数が減少し、
粉塵を纏っている時に発見状態が途切れると粉塵は即座に消える。
モンスターが(操竜による意図的なものでなければ)エリア移動をしたらゼロからやり直しと思っていい。- あくまで発見状態が切れた時に強制解除となるので、
操竜で意図的に別エリアに連れて行った場合はイロヅキムシもしくは
他モンスターへの乗り換えと青粉塵のダブルパンチも可能である。
パーティーだと迷惑行為になるが、ソロの場合は(特に雷属性やられを狙えるのなら)覚えておいて損は無い。
そして発見状態が条件なので砂原や水没林で起きがちだが、
何かしらでこっちがサブエリアや他エリアに落とされたら泣ける。
- あくまで発見状態が切れた時に強制解除となるので、
- ガルク搭乗時の攻撃や投げクナイ、各種爆弾などはこのスキルに影響しないが、
シャドーボクシングのパンチは攻撃回数に加算され、青粉塵の起爆もする。
- ボウガンは弾種によって相性の良し悪しが大きく変わってくる。
- 本来なら吹っ飛ばされる攻撃でダメージを受けても実際に吹っ飛ばなければ赤粉塵が起爆しないので、
ハイパーアーマー攻撃の多い武器種とは必然的に相性がかなり良い。
また同じくヒット数が発動条件の剛心との相性もとても良好。
- 発動手段は傀異克服テオ・テスカトルの防具リバルカイザーの頭、胴、腰部位と、
傀異錬成による付与、そして傀異マカ錬金(覇気のみ)。
装飾品はないが、リバルカイザー防具は防具自体のポテンシャルも高い。
また、Lv1でも完全に付け得なスキルな上に錬成や錬金でもそこそこ出やすい。- リバルカイザーは優秀な防具ながら会心重視のスキル構成なので
マイナス会心・高攻撃力・痛恨前提での運用で粉塵纏を持たせたい場合はミスマッチになりがち。
そのような場合こそ傀異錬成で粘ると良いだろう。 - なお最大Lvは3だが、与えるダメージ量や粉塵の色が変化する時間はLvで一切変動せず、
赤粉塵発生までの手数(≒およそ時間に比例する)にのみ影響する。
そのため武器種や構成にもよるが、手早く粉塵を纏う立ち回りができれば
スキルLvを上げても青粉塵を爆発させられる頻度の上昇はLv差ほどではない。
どちらかというと、連撃や災禍転福、伏魔響命や風纏のようにLv1あるだけでも頼もしい類のスキルと言える。
物理攻撃力主体のビルドだと爆発頻度が増加する恩恵も上がるので
他のスキルの兼ね合いも見ながらLvを引き上げることを検討するのもいいだろう。
- リバルカイザーは優秀な防具ながら会心重視のスキル構成なので
- 傀異マカ錬金の「円環」では指定できずそちらでは出現しない。
「覇気」の方ではLv1ぐらいならそこそこの頻度で出てくれるので、
他のスキルやスロットが優秀ならそちらで発動させるのもありだろう。
- 素の攻撃力がそのまま爆発ダメージになるが、
本作では属性武器の攻撃力もかなり高めに設定されているので基本的な部分では相性は悪くない。
一方でVer.16の最終アップデート以降は、狂化・奮闘・龍気変換スキルの登場によって属性特化構成に
人気が集まっており、そちらでは基本的には攻撃力には一切手を入れない*2事が多い。
そのため爆発ダメージが伸び悩む傾向にある。
それで狩猟に悪影響が出るわけではないが、上記の編成では錬成やお守りで粉塵纏を狙う余裕に乏しく、
リバルカイザーの対象部位も相性が悪い(或いはそもそも採用できない)場合が多い。
総合的に見ると運よく付けばいいが、付けられなくても仕方ないとされ、結果としてこのスキルの優先度が落ちている。- 一方、無属性武器や状態異常武器の場合は地味にこのスキルが主力となる。
……というか、総合ダメージの幾分か(武器種によっては大半)を占める属性ダメージが無くなるので、
このスキルに頼らざるを得ないと言った具合である。- 攻撃力を重点的に上げた状態であれば、1000を超える粉塵ダメージをポンポン叩き出せる為、
このスキルをLv3まで積む事で、属性ダメージに代わる主力ダメージに持っていける。 - 攻撃力重視のスキル構成で、なおかつ粉塵纏Lv3にすると総合ダメージが大きく跳ね上がり、
攻撃部位の肉質に関係なく一定値の大ダメージが入る為、無視できない火力要素となる。 - 敵の弱点を狙うよりもHIT数を優先した上で、徹底的に被弾を避ける戦いを強いられるものの……
大剣(流斬り)、双剣(地上型)、ボウガン(散弾型)等は、HITを重点的に稼ぐ戦い方をする事によって、
実際に与えたダメージの1割以上、モンスターによっては2割近くがこのスキルの恩恵……なんてことがままある。 - また、ガンランスの場合は属性武器であっても属性特化ビルドはまず組まれないので、
攻撃スキルが積めない場合でも採用率の高いスキルとなっている。
もっともLv3まで投じられる余裕はない場合が多いのだが、
フルバレットファイア型の場合はLv1でも2セットで粉塵を出せるので発生頻度は高くできる。
- 攻撃力を重点的に上げた状態であれば、1000を超える粉塵ダメージをポンポン叩き出せる為、
- 一方、無属性武器や状態異常武器の場合は地味にこのスキルが主力となる。
余談
- 粉塵を纏い、纏った粉塵を周囲に振り撒き爆発させることで攻撃に転用するテオ・テスカトルの性質を反映したスキルと言える。
- 吹き飛ばし効果のある攻撃に反応して爆発によるカウンターを仕掛けるという赤粉塵の特徴は、
猟具生物の提灯オバケムシやスキルの剛心Lv2と類似している。
ただしダメージを肩代わりしてくれたり吹っ飛びを無効化してくれたりするわけではないため、
防御スキルとしての一面はほとんど無く、運用方法も全く異なると言える。- むしろ(条件に若干の差異があるものの)攻撃を重ねることで
青粉塵で追加ダメージを能動的に与えるという意味では爆破属性に近い。
ただし、青粉塵と爆破属性は似て非なるものであり
青粉塵で状態異常のサイドクエストを達成することはできない。
一方でこちらはモンスターに関わらず一定攻撃回数+20秒と
いつ爆発するかがわかりやすく、かつ爆破属性耐性の高いモンスターにも問答無用で通じるのが強み。
- むしろ(条件に若干の差異があるものの)攻撃を重ねることで