防具/スネーク/ザ・ボスシリーズ

Last-modified: 2024-11-01 (金) 03:44:52

MHP3のイベントクエストの1つで、コナミの人気ステルスゲーム『メタルギアソリッド』シリーズとの
コラボクエストである「MGS・ハンターイーター作戦」をクリアすることで作成可能な防具。

概要・性能

  • 男性用はスネークシリーズ、女性用はザ・ボスシリーズが作成可能。
    作成には、クエスト報酬である「ビッグボスの称号」の他、上位のハプルボッカやドボルベルクの素材が必要。
    特に、頭部分には、ドボルベルクのレア素材である「尾槌竜の仙骨」が必要なので、作成は少々大変である。
    2頭クエストをマラソンして根気よく集めよう。
    • ダウンロードクエスト「渓流の一番長い日」では、比較的高確率で仙骨が入手できるものの、
      ドボルベルク以外にも様々なモンスターを狩猟しなければならない難易度の高いクエストであるため、
      これが救済策と言えるかは正直微妙なところ。詳細はリンク先を参照。
  • スネーク装備のスキルは剣士【集中、体術+2】、ガンナー【装填数UP、ブレ抑制+2】で
    罠師、腹減り倍加【小】が共通で発動する。
    一方、ザ・ボス装備のスキルは剣士は【集中】、ガンナーは【装填数UP】と【属性攻撃弱化】、
    共通で隠密と自動マーキングが発動する*1
    • スネーク装備はMGSPWに登場したユニフォームの一つである「バトルドレス」が元になっている。
      弾薬の携行数が増え、防御力に優れた戦闘向きのユニフォームであるが
      カモフラ率が低く潜入には向かないのが欠点であり、この装備にもその点がきっちり再現されている。
      また体術に関しては彼の持つ格闘術「CQC」をイメージさせる。
      集中、装填数UP、ブレ抑制、罠師に関しては兵士ならではのスキルというところだろう。
      そして腹減り倍加【小】に関しては彼を知るプレイヤーなら最早言うまでもないだろう。旨すぎる!
    • ガンナー用装備の装填数UPはザ・ボスの銃である「パトリオット」を思わせる。
      連射力に優れるだけでなく弾薬も弾倉も無限であることを強みとしており、
      それらの特徴を疑似的に装填数UPで再現していると捉えられる。
      完全再現したいなら自動装填だが、本作にはスキル自体がないためそれは無理である。
      ちなみにスネークもゲームを一度クリアすれば使えるようになる。
      ザ・ボスの戦闘スタイルは近接格闘術とパトリオットだけを使ったものであり、
      搦め手は一切使わないという特徴を属性攻撃弱化で再現しているといえる。
      また自動マーキングに関しては作中で小型発信機を付けて動向を探知していたシーンがあるため
      そちらを再現しているという解釈も可能。
      隠密に関しても、単にMGSシリーズで隠密行動が中心になるからというのもあるだろうが、
      彼女のストーリーにおける役回りに関連して採用された可能性もある*2
  • スネーク装備は、キャラを女性キャラクターにしたプレイヤーを後悔させるほど大変人気で、
    逆にザ・ボス装備は地味と言う人が少なからず存在する。
    しかし、性能の面で見ると一長一短というところ。
    剣士防具は双方集中が発動しスラアク向きのスキル構成。
    他発動スキルから好みの方を選択すればよい。
    ガンナー防具はどちらも装填数UPが発動しボウガン向き。
    精密射撃の付くスネークがよりブレのあるボウガンに特化したスキル構成の一方で、
    ザ・ボスは汎用性こそ高いものの、属性攻撃弱化により属性弾主体のボウガンには少々不向き。
    しかしこれはゲームである。楽しむのが重要である。
    自分の好みで使用すると良い(頭防具だけ装備して他を変えるとか)。
  • 頭防具を装備すると闘技場戦闘BGMと警戒時BGM、そして効果音はMGS仕様に変更される。
    さらに声がそれぞれスネーク(CV:大塚明夫)とザ・ボス(CV:井上喜久子)になる。
    各種動作やアクションなど、気になる人はいろいろ試してみると良いだろう。
    なお、闘技場のBGM変更だがMGSクエストの戦闘BGMと同じものに変更される。
    そのBGM拘束力だがかなり強く、専用BGM持ちのモンスター(ティガレックスやジンオウガ)がいても
    闘技場内ならBGMは変更され、MGSクエストの戦闘BGMと同じものに変更される。
    …が、イビルジョーとの戦闘時はイビルジョー>スネークなのか『健啖の悪魔』が流れる。さすかのスネークもイビルジョーの悪食っぷりには勝てないようだ。
  • それだけではなく、集会浴場でのクエスト出発時、及びクエストクリア時にも特殊ボイスが入る。
    出発時はお馴染みの「待たせたな!(スネーク)」「続け!(ザ・ボス)」という台詞が流れる。
    クエストクリア時には「やるじゃないか!」「強くなったな…」メタ的に労ってくれる。
    クエスト失敗・リタイア時は「すまなかった」「まだやれる」と悔しそうに言う。
    スネークに申し訳なくなること請け合いである。
  • ただしあくまでフェイク装備である関係上、温泉ではフェイクを脱がされてしまう。
    つまりスネークとザ・ボスは温泉に入れない。ついでに酒とドリンクも飲めない。
    せめてユアミシリーズを用意して雰囲気だけでも温泉気分を味わわせてあげよう。
    • なお、酔っ払いは温泉を出ても引き継がれるため、スネークとザ・ボスを酔わせることは可能。
      スネークが寝っ転がる様子は完全に週末のおっさんである。
      また温泉内のふらっとハンターからアイテムを貰うとフェイクを付けてないのに「待たせたな!」と言う

余談

  • クエスト報酬から解る通り、ここで言うスネークはソリッド・スネーク(MGS~2、4)ではなく
    その父親であるネイキッド・スネーク(MGS3~MGS5GZ)。後の「ビッグ・ボス」である。
    ソリッドと違い、あごひげを生やしており、眼帯を付けているのが特徴。
  • ザ・ボスは前述のビッグ・ボスと10年生死を共にした師匠にあたる人。
    師匠だけあってスネークから銃を一瞬で奪い即座に解体したりする超人。
    彼女とスネークは「親友・恋人・親子」、そんな一般的な男女の関係さえも越えた親愛をお互いに感じていた。
    しかしある事件で、スネークは師である彼女と殺し合わなくてはならなくなってしまう。
    …結末を明かしてしまうとザ・ボスはスネークに殺されるわけだが
    (そしてその功績によりアメリカ政府から「『ザ・ボス』を越える者、即ち『ビッグ・ボス』」の称号を与えられる)、
    それだけで退場するキャラクターではなかった。
    伝説的存在である彼女の死は、その後世界中に、何より彼女を手にかけたスネーク自身に多大な影響を及ぼし、
    歴史に大きく関与していくことになる。
    • なお、ザ・ボス本人はコラボ先であるMGSPWには登場しない
      (回想や遺志という形でなら出てくるのだが)。
      本人が登場するのはその前作であるMGS3である。
  • メタルギアシリーズ、特にコラボ先の『PEACE WALKER』とその親作品にあたる
    METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』に詳しいハンター諸兄なら、
    スネーク装備のマイナススキル「腹減り倍加」に思わずニヤリとしたのではないだろうか。
    • あまり知らない方のために解説すると、コラボ元となったネイキッド・スネークは食にかなり貪欲な男で、
      「(毒を持つキノコだろうが)食ったら美味いかもしれないだろ」と平然と言い放つほどなのである。
      ちなみに現実では、ベニテングダケなど一部の毒キノコの毒成分は旨味成分でもある。つまり……?*3*4
      (これは『MGS3』での、作戦中に現地調達した動植物を食べることで消耗したスタミナを回復するという、
      どことなくモンハンと似通ったゲームシステムをプレイヤーに印象付けるためのものかもしれないが…)。
      そんなスネークの一面を早食いや拾い食いで表現するのも間違いないのだが、
      肉を食べる回数が増える腹減り倍加を選んだところに、
      MHP3スタッフの原作に対するリスペクトが垣間見える。
      まぁ登場作品が違うので仕方ないが、時を経てMH4Gにて登場した
      食に関するスキルそれらを詰め合わせた複合スキルも彼に似合いそうである。
      あらゆる生物を捕食するイビルジョーの素材を一切必要としないのは意外である。
    • なお、上記の2作においては装備している武器類の重量が高いとスタミナの減りが早くなる
      という仕様もあり、重火器を携行して大型兵器戦に挑むバトルドレスの主な運用法からしても、
      腹減り倍加というスキル選択は正しいと言えるだろう。
      同時に移動速度が遅くなるが、そこは大剣やヘビィボウガンなど武器の方で再現してもらいたい。
  • スネークを演じている大塚明夫氏も大のゲーマーであり、モンハンもプレイしているらしい。
    なお、本人曰く、以前はゲームをする大人に対してあまり良い印象を抱いていなかったらしいが、
    メタルギアシリーズでスネークを演じたことがきっかけで自身もゲーム好きになったとのこと。
  • 女性ハンターはザ・ボスの頭装備を付けたまま、全身を度し難い」格好にさせないように注意しよう。
    …彼女にとても申し訳ない気分になる事請け合いである。
  • ちなみに、MHP3がMGSとコラボすると聞いたハンターの中には、
    ギアレックスを狩猟すると、素材の為のチケットが入手できるのではないかと考えた者もいたようだが、
    残念ながらMHP3にギアレックスは登場しなかった。
  • 他のシリーズでも他社のゲームキャラになりきれる防具はあるが、
    ボイス・BGMまでチェンジ可能なのはこの防具の特権である。
    • のちにボイスを変更することはMHWorldのワンセット防具で可能となったが、
      防具のみでBGMを変更できる事例は未だにこれだけである*5

関連事項

ゲーム用語/コラボレーション
武器/46式潜伏重砲 - 武器の解説に《大蛇》の文字が……


*1 剣士防具でも発動こそしないが属性攻撃のSPがマイナスとなっている。
*2 詳しくはMGS3等をプレイして頂ければわかるが、彼女は誇り高き軍人であると同時にスパイとしても暗躍するため、隠密が似合うといえる。それは弟子のスネークも同じである。
*3 モンハンでは2やFでの解毒ミートアイルー村のクエスト中の行動のように毒テングダケやその成分が入った肉を焼いて食べている例がある。一方で彼は生でも平気で食べてしまうのだが。
*4 言うまでも無い事だが、現実で真似をしないように
*5 装備でBGMを変更する事例は、MHWorldにおいてロックマンやDMCのコラボクエストが、武器種ごとに違うBGMが流れるという形で実現している