スキル/肉食

Last-modified: 2024-10-18 (金) 20:34:39

MH3Gで登場したスキルのひとつ。
G級から登場するスキルで、SP+10以上で「お肉大好き」が発動する。

概要

  • 「こんなスキルなくてもハンターは肉大好きだろ」とツッコミを入れたくなるスキル名だが、
    効果を聞いて驚くなかれ。なんとこのスキルを発動させると生肉を焼かずに食べられるようになる
    しかも回復量はこんがり肉と同じスタミナ+50であり、意外と馬鹿にできない。
    • なお、生肉を罠に使えなくなるというデメリットはあるが、
      そもそも罠目的で素の生肉を使うことは基本的にないので気にしなくていい。
      寧ろ、ゲーム序盤で重宝しそうなスキルであるにも拘らず
      3GではG級まで発動できないことの方がよっぽど問題である。
      肉焼きは無印のCMでも取り上げられるなど、ある意味モンハンの象徴(?)の1つであり、
      それを序盤から行わなくてもよいようにしてしまうのはさすがに抵抗があったのだろうか。
  • なお、既に焼いてある肉(コゲ肉以外)を食べると、強走効果が発動する
    ただし効果は1分間であり、しかも肉を食い始めた時点でカウントされるので
    実質的な効果は55秒程度。もちろん双剣で鬼人化した場合は効果時間が半減する。
    強走効果目当てでの発動は考えない方がいいだろう。
    氷属性やられへの対抗手段にも使えなくはないが、肉を食うのに掛かる時間を考えれば
    ウチケシの実を使った方が安全なのは言うまでもない。
  • また、早食いと合わせることもできるが、
    生肉の場合、何故か食べ終わった後のモーションスピードが変わっていない。
  • MH4でも続投。
    なんと本作ではジャギィフェイク一つで発動できるようになった。
    勿論、下位序盤で作製可能であり、10連肉焼きができない序盤では冗談抜きで実用的なスキルになっている。
    この他、ザボア(S)一式などでも発動するが、装飾品には金剛原珠や恐暴竜の頭殻と、
    相変わらず終盤の素材を要求されるため、5スロスキルとして発動させるのはとてもじゃないが割に合わない。
  • MH4Gで登場した状態異常「裂傷」だが、本スキルがあれば生肉を食べても回復できるようになる。
    ただしコゲ肉は駄目なので注意。この贅沢モノが……
  • MHXにおいても続投しているが、ジャギィフェイクがリストラされた事により発動難易度が急上昇。
    ビストロSシリーズEXレックスシリーズ地上最強シリーズなどで発動するが、
    いずれも作成難易度の割に微妙な性能である上、装飾品には相変わらず恐暴竜の頭殻を要求されるので、
    これらを作成してまで発動させる意義ははっきり言って無い。
    • 肉好珠【1】(肉食SP+2)には恐暴竜の頭殻を要するが、肉食珠【1】(肉食SP+1)ならば轟竜の牙で作成は可能。
      ティガレックスの素材集めで轟竜の牙が余ったり、護石に肉食のSPがそこそこ付いている物を入手できれば、
      その気になれば下位から発動させる方法は比較的、容易とはなった。
      スロット穴10個を肉食珠【1】で埋め尽くしてまで生肉を求めて已まないとか、どれだけお肉が大好きなのかと。
  • 類似スキルであるキノコ大好きと違い、食肉でもホワイトレバーポポノタンなどの精算アイテムや、
    罠肉などを食べることができるようになったりはしない。
    また、アイコンが肉である携帯食料やモスジャーキーには何の効果もなく、
    コゲ肉のマイナス効果が発動しないといった優遇措置などもない。
    キノコ大好きはMHXにおいて再登場を果たしたキノコ系アイテムにも対応しているが、
    同じく、久々に復活を遂げたキングミートはお肉大好きに非対応。
    なんというか、初登場からいまいち使い道が見いだせず、
    キノコ大好きと比較しても冷遇されている感の否めないスキルといえる。
  • MHRiseでも復活はしなかった。
    今作はヒトダマドリの関係でこれまで以上にこんがり肉の価値が上昇したので復活しなかったのは非常に残念である。
    まぁ毎回こんがり肉を持っていくハンターには関係ないことだが

余談

  • なお、現実世界では言わずもがな、
    お肉が大好きかどうかに関わらず、生肉には大量の雑菌や寄生虫が付着しているため生の獣肉は食べられない。
    肉食動物の場合は(遺伝も関係するが)幼体の頃から生肉を口にしているので抵抗力がついているが、
    そうではない人間や飼育されてる動物が食べると食中毒を起こしてしまう。
    食中毒といっても腹を壊して終わるならまだまだマシな部類で、
    雑菌のみならず危険な寄生虫が付いている場合もあり、最悪の場合には臓器の一部を失ったり、命を失うことさえある。
    肉に火を通して食べる理由は、味を良くする以上に殺菌、殺虫ができるからである。
    生焼け肉でも危険なのに生肉などもってのほかである。
    • 馬刺しやレアステーキの様に安全に生肉を食べる方法もあるのだが、
      馬や牛は元々体温が高く細菌が繁殖しづらい体質なのに加え
      ‐20℃以下になる特殊な冷凍庫で二日以上冷凍する低温殺菌が義務付けられており、
      トリミングと呼ばれる空気に触れた部分を薄く削ってから調理したりと細心の注意を払ってようやく食べているのである。
      鶏肉も生食されているが、こちらは熱湯による煮沸消毒や次亜塩素酸ナトリウムによる化学殺菌が義務付けられている。
      豚肉は現在の日本では生食の提供は禁止されている。
      そしてこれらの調理法は、リスクをゼロにすることは物理的にできないため、
      体質によってはどれだけ衛生管理を行っていても食中毒を起こすケースがある。
      いずれにせよ一般的に獣の肉は必ず火を中心まで通してから食べることが望ましい
    • 更なる余談だが、焼肉屋などで肉をしっかり焼いているのに生肉由来の食中毒になるケースがある。
      これは肉の焼き方以前の問題で、
      生肉を触ったトングや箸で野菜を掴み、その野菜を生で食べていることが原因。
      生肉とは本来そのくらい食中毒を引き起こしやすいものなのだ。
    • 例外は雑菌の繁殖しにくい寒冷地。イヌイット等の伝統的な食生活では生肉を常食する。
      極寒の地では燃料用や食用の植物が手に入りにくいこともあり、
      生肉食は燃料の節約であると同時に、加熱調理で失われてしまうビタミンの重要な供給源でもある。
      • では生肉もカチカチに冷凍すれば食べられるかといえば、残念ながらそうは簡単にはいかない。
        菌の細胞を破壊するには-20℃以下が必要なのだが、
        一般的な家庭用の冷凍庫の温度はせいぜい-2~3℃であるため冷やし方が足りない。
        生食できるような温度まで冷やすには業務用の特殊な冷凍庫が必要となる。
        イヌイットなどが肉を生食できるのは菌の少ない寒冷な地域であるのに加えて、
        夜間は-20℃を裕に下回る緯度の高い極寒の地のためである。
      • 一応、モンハンの世界でも馬刺しイヌイット式の生食は再現が可能である。
        ある時は剥ぎたてのケルビの肉で。またある時は凍土や氷海、雪山のど真ん中で。
        存分に生肉に噛り付いてみよう。
        ケルビの方は若干危ないのは内緒である。
    • これまで説明した通り、火を通さずに肉を喰うのは自殺行為なのだが、
      それでも食への探求心や実現への工夫は測り知れないものがあり、
      火加減がレアの状態で食べることが可能な無菌豚という特殊な品種の豚が開発されている。
      生育には多大な手間やコストがかかる為、提供できるのはごく僅かな高級店に限られている。
      我らがハンターは苔の生えた豚にも平気で齧り付くが。
    • ちなみに、モンハンのモンスターのモチーフの一つでもある恐竜を生食できるかについては、
      当然ながら恐竜が絶滅してしまった現代では検証のしようがない。
      現在では爬虫類よりもむしろ鳥類に近いとされる種も多々存在するが、
      生食に関してはやはり、豚や鳥同様避けた方が良いと思われる。
      ただ草食動物は食性の関係で肉の臭みが少ないことから、
      植物食恐竜のそれは焼けば(味はともかく)食べられる可能性が指摘されている。
    • また、魚の生食についても基本的には同様であり、生食文化が確立している国は日本を含めそれほど多くはない。
      魚肉は鮮度や調理時の衛生管理が悪いと当然、食中毒を起こしてしまう。
      また、寄生虫が付いている場合もあり、刺身にする場合は一旦冷凍して死滅させるか、
      捌く段階で入念に取り除かなければならない。
      モンハン世界ではカツオの肉で再現は可能である。
      まあ、あんな骨付きの魚肉なんてあるかと突っ込みを入れたくなるだろうが…。
  • お肉大好きを発動させていないと生肉は食べられないため、
    これを発動することで、上述した中毒のリスクを回避する効果があるのかもしれない。
    もっとも、当スキルを複合する「一心」スキルをみる限り、気合でどうにかしていると読み取れてしまうが……
    • 一応「病は気から」と言う言葉もあるので、
      モンハン世界では「お肉大好き」や「一心」を発動させれば自然と極端なプラス思考になり、
      そのまま自己暗示すれば気休め効果で雑菌や寄生虫などどうにかなってしまうのだろう…
      …とでも強引に解釈しておこう。
  • ちなみに生肉は焼いて食わねばならないのは上述の通りだが、
    逆に野生肉食動物に対して、焼いた肉を食べさせるとどうなるのだろうかというと、
    「食う事はできるが好き好んで食べようとしない」ようである。
    • 某無駄知識番組の種コーナーにて、空腹のライオンに焼肉を食べさせたところ、1枚しか食べず、
      食べるとそのまま立ち去ってしまうという珍現象が発生している。
      モンハン内で焼いた肉は罠として使えないのも納得というものだろう。
      イビルジョーなんかはなにも気にせず貪り食いそうだけど
  • マイナススキルは現時点で確認されていない。
    仮に存在するとしたら「生肉どころか生焼け肉も食べられなくなり、
    こんがり肉の回復量が下がってしまう」効果にでもなるのだろうか?
    この場合、スキル名は「お肉大嫌い」なのだろうか…
    ベジタリアンなハンターが居てもおかしく無いか

関連項目

アイテム/生肉
防具/ジャギィシリーズ
防具/ザボアシリーズ
スキル/一心スキル/食欲 - お肉大好きを内包。
スキル/茸食 - キノコ版肉食スキル。
世界観/食性 - 肉食をはじめとするモンスター等の食性についての解説。

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