アイテム/解毒ミート

Last-modified: 2024-10-29 (火) 13:25:36

MH2・MHFに登場する、解毒効果を持った肉系アイテム。

概要

  • MH2のストーリー中盤で入手可能になるよろず焼きセットでのみ作製できる。
    肉焼きセットとは異なるので注意。以下、解毒ミートのレシピを掲載する。
    1. 生肉毒テングダケを調合し、毒生肉を作る。
    2. 毒生肉をよろず焼セットにセットする。
    3. 通常の肉焼きの様に焼く
    4. 上手に焼くと『解毒ミート』、ウルトラ上手に焼くと『解毒ミートG』になる。
    ………!?
  • これには正直「オイ、ちょっと待て」と思ったハンターも多いのではないだろうか。
    普通に考えれば「なぜ毒生肉を焼いたら解毒効果を持つようになるんだ」という話である。
    しかし、解毒効果はともかくとして食用になるかというと、
    (毒はあるが)一応毒テングダケはゲーム中で食べることができ、
    ぽかぽかアイルー村でも毒テングダケを焼くことで食べられるようになる。
    このことから、毒テングタケの毒素は火を通すことで変性し、解毒成分になる性質があるのだろう。
    毒を以て薬と為すとはこのことか。
    • 実際、生物毒の大半は主成分がタンパク質で構成されており、
      タンパク質は熱を加えると性質が変化する(熱変性という)ことが知られている。
      むろん、何でも無害化されるわけではなく、毒素が強力になる場合さえあるが。
      • 無毒化の実例として、現実世界では椎茸が挙げられる。
        実は椎茸も加熱しなければ毒キノコで、毒を変性させることで食べられるようにしているのだ。
    • なお、肉焼きに失敗するといつもの様に生焼け肉コゲ肉が出来上がる。
      通常の肉と同じ分類にして良いのだろうか……?
  • そんな解毒ミートだが、なんとスタミナ回復効果は無い
    Gが付くことで初めてスタミナ回復効果が得られるのである。
    しかも使用時には肉を食うアクションを取るので隙が大きく、
    その間に毒ダメージで力尽きる可能性もある、解毒薬の完全な劣化版であった。
    • 作製が面倒くさいにも拘らず、店売りの品に性能で負けている点、
      肉を食ってるのにスタミナが回復しないという理不尽さ、
      解毒ミートGの解毒とスタミナ回復という複合効果に需要が乏しかった*1事から、
      調合リスト埋め以外の目的で作るハンターは殆ど存在しなかった。
      …かと思いきや、季節システムの関係で生肉の入手が面倒に感じるハンターの中には、
      店で毒生肉を買ってウルトラ上手に焼いて食う命知らずの猛者も少なからずいた。
  • 罠肉の仲間であるシビレ生肉眠り生肉は焼くことができないし食べられない。こちらの毒素は焼いても変性しないのだろう。
    仮に解毒できるようになったとしても、麻痺中や睡眠中は肉を食えないので結局無意味だが……。
  • このような誰得アイテムであったためか、よろず焼きセットを含め以降の作品には登場していない。
    MH3(G)では肉焼き器のお面を被った奇面族に毒生肉を与えても、焼かずに自分が食べてしまう。
    毒が消えるなら焼けばいいのにと思わなくもないが、
    昨今のハンターでも知らないのだから無理もないことである。
    だが、いくらなんでも生のまま食べるのはどうかと思う。

関連項目

アイテム/よろず焼きセット
アイテム/コシカケダケ - 食べると毒が治る毒入り食品の後輩。こちらは特定のスキルが必要。
アイテム/解毒薬 - 圧倒的シェアを誇る解毒アイテム
アイテム/罠肉 - 本来の用途
武器/こんがり肉【特選】 - 重ね着武器でこんがり毒肉が完成する。


*1 強いて挙げるとすれば、ブレス攻撃により毒や声帯麻痺を引き起こすオオナズチ戦ぐらいである。