MHP3、MHX(X)に登場する防具…とはお世辞にも言い難い外見の装備シリーズ。
上位シリーズとして高級ユアミシリーズ、G級シリーズとして最高級ユアミシリーズも存在する。
また、類似防具であるテルマエシリーズについても本記事で解説する。
目次
概要
- 頭にタオル、体は巻きタオル、腕にはリスト、そして足はサンダルというまさに「ユアミ(湯浴み)」装備。
男性用の場合、腰にタオルを巻いているように見えるが、
実際はこれは脚装備(ユアミサンダル)であり、腰用の装備は存在しない。
ユクモ村の集会浴場ではこの装備が無料で貸し出され、
これに着替えてから入浴する事が義務付けられている(勿論武器は外す)。
- 男性キャラの場合、胴装備をこれに変えるだけで簡単に上半身裸になれる。
ネタ装備としての能力はシリーズ随一で、様々な装備に組み入れられる。*1
一方、女性用は胴装備だけ見るとまるでチューブトップである。
色変更でタオル地全ての色が変わるので、見た目装備としての需要があるようだ。
因みに、色をうまく調整すると、タオルの色を肌色に近いカラーにでき、
タオルが濡れて下が透けている感じにすることもできる。実に素晴らしい
- また、腕部位は見た目が素手になる数少ない装備。*2
ファッションでこだわりたい場合に重宝する。
- このように、どう見ても防具には見えない(男性用に至ってはインナーを脱いだだけにしか見えない)が、
何故か防御力はインナーよりも高い。
上位の高級ユアミシリーズともなれば下手な下位装備よりも硬い。何故だ…。
しかし、総防御力は剣士・ガンナー共用ということもあってか非常に低く、
各パーツの防御力は剣士用のボーンシリーズと同程度でしかない。
むしろこんな姿でも総防御力はハンターシリーズやチェーンシリーズより高いという事実が凄い。
とは言え、スキル的には大きく後れを取っており、実戦的な事を考えるとそれらよりも下である。- 裸もしくはタオル一枚に見えるユアミの胴体防具だが、よく見ると男女ともにネックレスを身に付けている。
ひょっとしたらこれがユアミ胴の本体で、羽飾りや水晶ひとつで防御力を生み出すのと同系統のアイテムなのかもしれない。
- 裸もしくはタオル一枚に見えるユアミの胴体防具だが、よく見ると男女ともにネックレスを身に付けている。
- MHP3では、生産の際にモンスターの素材やフィールドで集められる素材を一切使わない。
温泉チケットやドリンクチケット、ユクモチケットなどが必要となっている。
ユクモ村での生活を満喫している証と言えなくもない。
ただ、何気に勇気の証(上位では勇気の証G)が要求されるので、意外と簡単には入手できない。*3- 意外にもこの装備でストッパーになる素材は温泉チケットである。
というのも、温泉チケットを入手するためには温泉に入って効果を得てクエストに行かなければならないのだが、
その回数が尋常ではなく、HR3以下なら20回、HR4以上ではなんと50回も温泉に入る必要がある。
さらに、高級ユアミシリーズ一式で32枚もの温泉チケットを使用するので、
下位の時点で入手したものが残っていなければ合計で1600回も温泉に入らなくてはいけない。
追い討ちに、剥ぎ取りスキルのつくギルドナイトシリーズや、奪気珠【2】や早気珠【1】など
この装備より優秀な装備や装飾品にも温泉チケットを使うため、さらに足りなくなりやすい。
一応救済措置はあるものの、温泉チケット0個の状態からユアミシリーズを作るのは色々な意味で変態の領域である。- ちなみにその救済措置は、番台クエストである。
計算式の関係上、ギルドポイント2000以上もらえる番台クエスト*4をクリアすれば
確実に貰えるので、作ろうとしている人はこれらのクエストを回すのが良いだろう。
尤も、両者ともかなりの難易度のクエストではあるが…
- ちなみにその救済措置は、番台クエストである。
- 意外にもこの装備でストッパーになる素材は温泉チケットである。
- MHXでは温泉チケットの代替アイテムとも言える足湯チケットに希望の証、ブランゴ素材を生産に使用する。
高級ユアミシリーズは上記のチケットに加えて上位のブランゴ・ドドブランゴ素材が必要となる。
チケットの使用数は1部位につき1枚となったため、チケットの入手頻度も相まって
生産難易度はMHP3の時よりも劇的に緩和されている。
逆に今までどこに32枚ものチケットを使っていたのだろうか
性能
MHP3
- 上記の通り1部位の防御力は8、スキルも幸運、アイテム使用強化、攻撃力DOWN【小】と、
もはや戦う気0である。
こんな回避したらむしろ全身擦り傷だらけになってしまいそうな姿で狩りに出たら、
ぶっちゃけ帰って来られるだけで充分幸運である。
しかも、スロットが各部位に一つしかない上に元々腰用の装備が無いため、
スロットは合計で4つしかない。
砥石使用高速化やボマーといった5スロスキルさえ、
武器スロやお守り無しでは使えないのである。
その上マイナススキルの攻撃力DOWN【小】と上位スキルが存在する幸運の二つが
既に限られている選択肢を更に狭めている。
- 高級ユアミシリーズでは防御力が24に、幸運が激運に強化されている。
また、スロットの数が6つ(頭と腕に2つ、胴と脚に1つ)に増えて自由度が少し上がっている。
しかし、その見た目と攻撃力DOWN【小】は相変わらずである。
ちなみに、レア度は5となっている。
- タオル装備だからなのか、水属性の耐性は合計+8とそれなりに高い。
しかし水と龍以外の属性に関してはマイナスとなっている。まぁほぼ裸なので当たり前と言えば当たり前である。
逆に言えばほぼ裸なのに水と龍耐性はプラスという、普通に考えてあり得ない事になっている。
タオルには龍属性を妨げる何かがあるとでもいうのだろうか…
MHX
- MHXで久しぶりに復活を果たしたが、残念ながら今作では温泉に入ることができない。
一応足湯はあるのだが、もちろん足湯でタオル姿になる必要はまったく無いわけで...
それ以外にもこのままチーズフォンデュを頬張ったり羊を愛でたりと
シュールな絵面を演出するのには大いに役立つかもしれない。
- MHP3時代と比べると、性能は大幅に変化している。
まず、素材の変化故か防御力は1部位10と僅かに上昇している。
そして、全部位に剥ぎ取りのスキルポイントを持ち、一式装備時は剥ぎ取り鉄人が発動する。
戦う気が0であるのは変わっていない。
一方で、スロットは全て没収され、先に述べた通り生産には大連続狩猟クエストの報酬で貰える
希望の証が必要なこともあり、作る価値はあまりない。- …と、ここで終わればよかったのであるが、何故か闘技場の対ガノトトスでは
全武器種この装備で挑めなどと無茶振りをされる(正確には頭がピアス、腰が三眼だが)。
防御力が40程度と非常に低いため、ガノトトスの攻撃力は
通常ならユアミシリーズに準じた値に調整されるべきところだが、
むしろ全く自重していない。よって、一撃がものすごく痛い。
具体的には、片手剣だとタックルで90くらい、尻尾で40くらい、
ブレスは種類問わず110くらい食らう。強タックルはどうあがいても即死する。
というかタオル姿に冷水のウォータージェットとか鬼畜過ぎる。
幸いなのは、支給品が充実している上、秘薬があること(飲めば耐えられる攻撃が増える)、
流石に相手の体力は低く調整されていることと、
狩猟スタイルがほとんどがブシドースタイルであるため(一部はエリアルスタイル)、
ガノトトス狩猟に慣れていれば、ジャストアクション派生攻撃連打でさほど時間をかけずに倒せることであろうか…
また、闘技場なので8オチまでは許容される上、根性が発動している武器も多い。
- …と、ここで終わればよかったのであるが、何故か闘技場の対ガノトトスでは
- 上位の高級ユアミシリーズでは、剥ぎ取りに加え全部位に泡沫のスキルポイントが付与されている。
が、一式装備時でもスキルポイントの合計値は9であり、泡沫の舞の発動には至らない。
発動したらしたで勝手に泡まみれになるタオルという、
タオルとしての本来の役割すら果たせないシロモノとなるのだが…身体を洗う用のタオルかも
加えて、MHP3時の高級ユアミシリーズから防御力も1部位15に減少しており、
一式装備時のスロットも4つ(各部位に1つずつ)になってしまった。
一応、装飾品一つで泡沫の舞を発動させることができるが…- 実は胴に皮剥珠【1】を入れ、他部位全てを胴系統倍化装備にすることで、
泡沫の舞と剥ぎ取り名人が発動する。
恐らく、もっとも早く簡単に作れる剥ぎ取り装備だろう。
泡沫の舞は用途を考えるとほぼ意味はないが、
他に類を見ないスキルなのでこの装備で体験しておくと後の装備づくりの参考になる。
また、泡沫の舞の発動を狙わない場合、頭・腕・脚は下位ユアミシリーズでも代用が可能。 - 村クエストの高難度:非情に波状な状態異常には上位ドドブランゴが現れ、
上位ブランゴも召喚されるため、その気になればHR2でも制作可能。
確実に、もっとも早く作れる剥ぎ取り装備だろうがこの時期だと簡単とは言えない。*5
- 実は胴に皮剥珠【1】を入れ、他部位全てを胴系統倍化装備にすることで、
- 全体的にMHP3の時よりも弱体化してしまったユアミシリーズ・高級ユアミシリーズであるが、
本作では1部位当たり龍耐性が0でそれ以外の耐性値は-2と、属性耐性面でも弱体化を食らってしまっている。
…つまり、水耐性も-2である。どうしたタオル。
まあこれに関してはタオルは水を吸うものと考えれば納得であり、
寧ろこれまで水を弾いていた方が問題とも言えるが。
MHXX
- G級進出で遂に"最高級ユアミシリーズ"が登場。番台さんの依頼をこなすと製法を教えてもらえる。
- 性能は腕にスロットが1つ追加され合計5スロット、剥ぎ取り鉄人がランクアップして剥ぎ取り名人に、
泡沫のポイントが増え泡沫の舞が素で発動するようになった。
また、全部位に何故か水属性攻撃が追加されているが、またしてもポイントの合計は9と発動には至っていない。
防御力も1部位42と相変わらず。
- そして、本作では防具の見た目を変更出来る防具合成が実装され、
ガチ装備の見た目を裸同然のユアミ姿に変えることも可能となった。
そのため、案の定ユアミシリーズはガワ用の装備として男女共に大人気である。
特に胴パーツがよく使われている。- なお、なにもそういう用途だけというわけでもなく、
男性用は例の傭兵など上裸であることに意味がある重ね着に、
女性用は肩出しのドレス風の重ね着などによく使われている
- なお、なにもそういう用途だけというわけでもなく、
テルマエシリーズ
MHW:I
- 拠点に温泉も湧いているMHW:Iでは名がローマの公衆浴場に由来する「テルマエ」に、
デザインも新大陸モデルのものとなって重ね着装備として登場。
脱いでるのに重ね着ってどういうことなの…- 作成に必要なテルマエチケットは渡りの凍て地の運搬クエストで入手可能。
- 上は相変わらず男は裸、女は薄手の肌着だが、下半身はそれぞれもんぺ風の履き物とホットパンツ風になり、
組み合わせ次第でちょっとコンビニに行ってくるような感じの平服っぽい装いを作ることもできる。
ただしサンダルは無く裸足なので、相当に足の裏が鍛えられるだろう。
腕に標準装備のスリンガーを装着しているので、完全な素手とは言えなくなってしまったが、
それでもシンプルなワリバシ鉄砲木製スリンガーなので、見た目はかなりスッキリしている。
ちなみに、腰にはやはりシンプルな導蟲の虫かごが付いているが、剥ぎ取りナイフはどこにも無い。
余談
- 男性用の方が露出度が高いという非常に珍しい特徴を持つ装備である。
まぁ、入浴用の格好なのだから当然といえば当然か。
- 入浴用の装備(?)だが、その気になればこれを着て街を出歩くこともできる。
上半身裸の男性や体にタオルを巻いただけの女性が平気で街を歩いていたり、
集会所に屯したりしている様子は非常にシュールである。
ついでに言うと全部位装備するよりも、一部だけ装備した方がインパクト絶大だったり。
そんな変態に守られる民の心情やいかに
- こんなナリでも防具であるため、防具着用不可のクエストを受注することは出来ないので
脱いで受注する事になるのだが、インナーのデザインによっては布面積が逆に増えるので
裸クエの意義を考え直した方が良さそうな所である。防御力は間違いなく脱いだ分減っているのだが。
- MH4Gではユクモチケットを使って防具を作る事が出来たが、作れたのは完全新規のパティシエシリーズであった。
ユクモ村由来の防具といえばユアミシリーズか、MH4時点で作成可能だったユクモノシリーズだが、
流石に温泉もない場所であの格好は無理が過ぎるか。
パンツ一丁の次はタオル一枚でモンスターに挑んだという伝説ができたかもしれないのに…。- 一応、地元民のコノハがルームサービス代行中に存在には触れている。
なお、我らの団ハンターは疑うような顔をしたらしく「ホントですよ」と念を押される。
存在に触れたという事は、ユクモ村ハンターはユアミシリーズで出陣した事があるのが公式設定なのだろうか
- 一応、地元民のコノハがルームサービス代行中に存在には触れている。
関連項目
システム/温泉 - 入浴時に自動的に着用させられる。MHX(X)の足湯では脚部位のみ自動着用。