ゲイラキャット・サンドストーム

Last-modified: 2018-09-11 (火) 16:57:23

ゲイラキャット・サンドストーム

CV:TAKERU・高(VoiceText)

「サティスファクション―――」
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種族

シュレディンガーの猫目
ガティート科
ゲイラキャット属
ゲイラキャット・サンドストーム
Gaelicat Sandstorm

解説

 『現帝国軍総司令官』で、【ヤズマット】と互角に戦った実力の持ち主。【元老院】(及びグリーヴァ)や【旧帝国軍総司令官グラシャラボラス】との関係は、今のところ不明。カーバンクル一行が【サヌビア砂漠地方】にて【仮想の禁忌】に巻き込まれていたところ、古き預言が成就するという形で邂逅を果たした。
 わずかに発光する白銀のボディと裏に長い触手が生えたアダマン鋼鉄の義足を持つ。これは【イフリート】の気配がすぐそこにある砂もヘッ・ティャラーである。慟哭がとてもかわいいとはサー=ヴァル暗黒卿の評である。本人曰く、感情などという人間特有の弱さを持たないらしく、「人の心のキングダムハーツ」に身をやつすもの見つけると、狂乱《ベゼッセンハイト》になる。反面、精神を支配する箱は熱しやすく、【シヴァ】の加護を受け易いと言われており、その興味はうつろいやすい*1。【二人目のウォ・ヒルシ】なる部下がいるようだが、本編では明らかにされていない。

 

 性格は総司令官という立場にありながらも酒と女をかっ喰らい、【魔導ライナー】を気に召したり暗黒卿を弄って楽しむ等堅苦しさは皆無のようである。しかし、カーバンクル公の被っているものが【ヘッドギア】だと分かると突如豹変。「私は人のおぞましい部分は見てきた」「人は滅びるべき」と発言、暗黒卿はそれに対し「もう繰り返される運命に厭きている……!」と評し、この件を【元老院】に報告しようと考えた。
 章の中盤、【イフリート】の気配がすぐそこにある砂に苦戦を強いられていたカーバンクル一行を【シヴァ】の加護化にある自らの領地【神苑】に招き、ジャパリスまんを振舞った。更に、【帝国魔導図書館】までの移動方法で行き詰まっていた一行に、自ら穴を掘り(対価として金銭は要求はしたが)【北の大空洞】へ案内した。なお、その際「本当にこれで良かったのか? セフィロス……」と声に出さずに独白しており、この行動には大きな謎も残る。
 北の大空洞の道中、預言書に従い【魔導ライナー】を降りる。その際、カーバンクル公サー=ヴァル暗黒卿に「あなた達といると繰り返される運命に厭きない…それが世界の選択だから」との言葉を残した。これは前述した暗黒卿の評価に対しての返答及び反論とも取れるが一体…?

 

 5章にてトンペリがゲイラキャットに裏切られたと勘違いした際、「四天王の一人が追放しに来たのかと」と発言しているが、ゲイラキャットが四天王の一人であるのか、その部下が四天王の一人であるのかは不明。
 6章終盤にて、ウァ=ラーイン騎士団長不死なるフェ=ヌェックと共に再登場。二人に追跡の命を下していた張本人であることが示唆された。【魔導ライナー】を詳しく知らない振りをして【神の宝具】と形容しておきながら「…やはりお前の仕業か……」と漏らしたのは勿論騎士団長から情報を得ていたからであろう。

メタ的な解説

 ノムリッシュ翻訳されたスナネコ。ほんのり面影がわかるカッコイイ真名である。
 原作と同じくさばさばとした性格の魔導生物だが、報告先という形で一足先に元老院の存在が示唆される、グラシャラボラスの後任、ウァ=ラーインとフェ=ヌェック、トンぺリの上官、と続編に対して面白い繋がり方をしている。この時点でヘッドギアに反応しているのも興味深く、暗黒卿に返した似たような台詞は今後どういう解釈がなされるのか楽しみである。
 【ゲイラキャット】はFFシリーズでは空を飛ぶ猫のモンスターとして登場する。
 【サンドストーム】はFFシリーズの砂地のモンスターが使用する、主に土属性と暗闇の追加効果を持つ特技。

関連項目



*1 邪王真眼を持つ狂王によると魔導生物顕現のときに宿命の影響があったのかもしれないとの事