ガブリエレ・カポネ

情報

異名	【能面の暗殺者】【見えざる手】【壁耳天目】
性別	男／男
性格	慇懃無礼
人称	私／貴方
年齢	72歳
生年月日	1962年5月6日
体格	182cm／76kg
容姿
好き	フルーツジュース
得意	暗殺
嫌い	苦いコーヒー
苦手	油物*1
出身	アメリカ・フロリダ州
所属	コーザ・ノストラ／マーダー・インク
位階	X

アメリカ最大のマフィア組織であるコーザ・ノストラの最高幹部【八王】の一人で、殺人株式会社と呼ばれる「マーダー・インク」のリーダー。下部組織の中でも段違いの危険度を誇り、表社会には完全に秘匿されている。
物凄くラフな服装をしており、南国に住んでいるかの様な雰囲気を持つ男。高齢ながら穏やかかつ理知的な老紳士で、普段は保育園で園児達に読み聞かせや勉強を教えている何故マフィアなのか分からないレベルの聖人。一方で裏の仕事でも普段の態度を崩さず殺しを行う為、相手からはかなり恐れられる。たまにタメ口になるが、その場合は大抵キレた時か独り言。彼にとって優先順位は園児なので緊急でも無い限り保育園での仕事を終えるまでは裏の仕事に関わらない。また『異能の「強い」「弱い」とは頭の使い方一つ』と言う持論を持ち、いざとなれば己の命も天秤に掛けられる覚悟も有している筋金入りのマフィアである。
ボスが「縄張り争いは各々のビジネスを損なう」という発想の元、殺人行為を規律化する為、プロの殺し屋から構成される暗殺専門の執行機関を作った。それが「マーダー・インク」である。暗殺はビジネスに限定され恋愛や復讐など個人的な理由は禁じられており、主に反逆者の粛清やジャーナリストの口封じが中心。この体制で実際にギャングやマフィア幹部、組織に深入りする外部の人間の殺害が実行されている。その手口は多種多様で｢仕事はあくまでビジネスと割り切る｣｢決して民間人を巻き込まない｣等の厳しいルールの下で任務を実行する。
暗殺専門組織のリーダーだけあってマーダー・インク最強と言われる殺し屋であり、身体能力や殺しの技術がずば抜けている。口の中で溜まった血液や咥えた爪楊枝を吹いた際は弾丸の様に打てる。更に様々な武器を使いこなせる天才で、特にナイフと銃の扱いは超一級品。洞察力・観察力・判断力も殆どのアナライザー系統の異能者より優れ、初見の罠を相手の行動や目線だけで全て看破し余裕で切り抜けて見せる程。自分と戦おうとする人間は逃走を図る者が多かっただけに追走術のレベルも相当高い。総じて極限までに練りあがった殺人技術と無限に近い引き出し、マーダー・インクの幹部が霞かねない身体能力とタフネス、未来を見透かす様なセンスと知性を持ち合わせ、マーダー・インク最強と言われるに相応しい強さを有している。
かつては一介のサラリーマンとして妻や娘と人並みの幸せを謳歌していたが、娘が難病に掛かり臓器移植が必要になった。そのため夫婦で必死に費用を工面していたものの、一人の政治家が医者に賄賂を払って生体肝移植手術の順番を無理矢理改変した事で娘は帰らぬ人となり、妻はそのショックで精神を病んで自殺。それで救われた政治家は違法カジノに入り浸り人に話せない様な犯罪行為を遊びで繰り返す人間の屑であった。金も権力も無いというだけの理由で娘が不正行為によって当然の様に死に追いやられ、生き延びた屑には法的な罰すら下さない。世間の無常と表社会の闇を目の当たりにし絶望した彼は裏社会へ身を投じ現在の異常なまでの強さを獲得するに至った。彼が首から下げている物は家族揃って海水浴に行った際に娘がプレゼントしてくれた大切な形見である*2。

台詞

• 「どうやら悪しき企みの様ですので……塵(みなごろし)で御座います」

• 「偽善者風情が如何に謀りやがれど裏社会(ウラ)へ悪事(わるさ)かませばブッ殺すのみで御座います」

• 「『くだる』『くだらない』ってのは所詮、頭(ここ)の使い方一つ…異能ってのはな…」

覚醒異能【小人閑居(リトル・フィート)】

攻撃した相手をどんどん小さくする異能。一旦能力の術中に落ちたら無限に縮んでいく。縮小させるにはエネルギーを食うため効果が発動するまでに少々時間がかかるが、一度縮小が始まれば効果は持続するため逃れる事は出来ない。逆に戻す時は一瞬で戻せる。自身にも効果は有効で、この場合は自分を一瞬で小さくする事が可能。元に戻す際は物体に「瞬発力」が発生するので、それを利用して移動も可能。非生物には特に縮む条件はない模様。シンプルなこの能力は彼曰く『誰もが弱いと言う』らしいが、彼はこの能力を巧みに使い暗殺を成功させて来た。実際、どんな狭い場所や密室にも潜入出来てターゲットを確実に暗殺出来るし、盗みや情報収集もお手の物。一度術中にハメてしまえば一方的に相手をなぶり殺しに出来るという暗殺者としては最適な能力である。

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