Farragut

Last-modified: 2020-12-06 (日) 06:31:34

ファラガット級駆逐艦

Farragut_top.jpg
初期船体と後期船体の違い
Farragut_difference.jpg

上が初期、下が後期。
後部マストの有無や旗の位置を見ると見分けやすい。

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier4種別ツリー艦艇
艦種駆逐艦派生元Clemson
国家アメリカ派生先Mahan
生存性継戦能力(A) 9,800
(B) 11,200
装甲6-21mm
・防郭 0-1mm
・艦首・艦尾 0-1mm
・砲郭 0-1mm
・装甲甲板 0-1mm
機動性機関出力
最大速力36.5ノット[kt]
旋回半径560m
転舵所要時間(A) 4.0秒
(B) 2.7秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離6.2km10.2km8.2km2.3km
航空発見距離3.1km0.0km6.1km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
A-Bmod.19.2km0m
mod.210.2km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
A-B127mm Mk21 mod.05基×1門HE弾 1800(5%)
AP弾 2100
4.3秒12.0秒


魚雷艦体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
A-B(前期)533mm 4連装2基×4門(8門)1173388秒5.5km56kt1.1km
(後期)533mm 4連装2基×4門(8門)1173388秒5.5km58kt1.1km


対空砲艦体口径基数×門数秒間平均ダメージ射程
A0.0mm基×門00.0km
B0.0mm基×門00.0km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
1Main Battery Modification 2-min.png主砲改良2+15%:主砲旋回速度
+5%:主砲装填時間
Aiming Systems Modification 1-min.png照準システム改良1-7%:主砲弾の最大散布界
+20%:魚雷発射管旋回速度
+5%:副砲最大射程
-5%:副砲弾の最大散布界

・開発ツリー

開発ツリー
軍艦名
(必要経験値/購入クレジット)
モジュールスロット
(必要経験値)
当艦モジュールスロット1
(11,000)
モジュールスロット2
(16,500)
モジュールスロット3
(27,500)
Mahan
(55,000/-)
 
船体
Hull-min.pngFarragut 船体B100,000
魚雷
Torpedoes-min.png魚雷 Mark11 Mk212,500
射撃管制装置(照準装置)
Gun Fire Control System-min.png照準装置 Mk4 mod.212,500

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品の動作時間:5秒
消耗品の準備時間:40秒
十字キー上
発煙装置I.png発煙装置2回消耗品の動作時間:25秒
煙幕の持続時間:115秒
消耗品の準備時間:240秒
十字キー右
エンジンブーストI.pngエンジンブースト2回消耗品の動作時間:120秒
消耗品の準備時間:180秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

当時のアメリカ海軍では、長らく駆逐艦の新規建造は中断されていましたが、建造再開にあたって開発された新世代の駆逐艦がこのファラガット級駆逐艦でした。本級における改良点のひとつ、平甲板型をやめ、より伝統的な艦首楼型の船体を採用した点でした。また、127mm両用砲の採用も本級が最初でした。1930年代前半に合計8隻が建造され、1942年には、対空兵装と対潜兵装の強化が施されました。二次大戦中に3隻が戦没し、残る5隻は1945年に退役しました。

解説

アメリカTie4駆逐艦。
本来であればニコラス級駆逐艦がこの位置しているはずなのだが、なぜかそれをすっ飛ばしてこの艦艇(ファラガット級駆逐艦)がこの位置に収まっている。
2段ずらしてティア4駆逐艦にした理由は不明。

  • 主砲
    主兵装は同格最高の砲旋回能力、高レートの発射速度と高すぎる弾道が売りの安心と信頼の127mm/38 Mk21である。砲門数はA船体とB船体で5門。C船体では対空能力の向上と引き換えに3番砲塔を外した計4門となる。
    しかし、これだけでは前級と何ら変わらない。本艦の最大の特徴はその射程である。最大射程は戦艦もビックリの12.6kmで、アメリカ駆逐艦の中では第2位の射程を持っている。但し、10kmを超える砲撃は弾道の癖もあり、鈍足な戦艦以外には命中率が著しく低下してしまうのが難点。基本は敵の駆逐艦の撃沈を優先していき、殲滅後にゆっくりと敵巡洋艦クラス以上をHE弾で火だるまにしていこう。AP弾については、巡洋艦クラスなら約5km程からVP貫通が狙えるが、不意の遭遇戦以外では狙うのはよそう。
  • 対空
  • 魚雷
    初期搭載の533mm Mark11は最大11733ダメージ、雷速56kt、射程5.5km、装填速度は88秒である。これは前級の魚雷を引き継いだもので、装填速度が増大してしまった事以外変わりがない。B船体以降に搭載可能な533mm Mark12もダメージそのままで射程と雷速が若干強化されているが、隠蔽距離を下回る射程なので使用方法は変わらない。更に、魚雷発射管の配置が中央に4連装が2基で、使いやすく1基で両舷に投射可能になった代わりに8門と減ってしまった。但し、雷撃戦を放棄気味なのは本艦までである。
  • 機動力
    最大速力は36.5ktで、前級より若干だが低下している。但し、B船体を開発することで、転舵所要時間を2.7秒に縮める事が出来る他、アップグレードモジュールに転舵装置改良2か推力改良2を搭載可能になるので、前級より転舵性能は高くなる。
  • 抗堪性
    HPは同格最低。
  • 総論
    バランスの良い駆逐艦である。
    主砲は駆逐艦に有効で大型艦相手にも炎上が見込める。
    魚雷は一発当たりのダメージが同格駆逐艦最低だが、かなり広い範囲でばら撒けるので駆逐や巡洋艦にも当てやすく、耐久の低い彼らには大きな痛手となる。そして煙幕がかなり強力であり、あらゆる場面で役に立つだろう。
    駆逐艦の仕事全てをこなせる性能を持ち、煙幕まで使える万能艦である。乗りこなすには状況に適した立ち回りを実行できる戦略眼が求められる。

史実

Farragut級駆逐艦は1934年から1935年にかけて就役したアメリカ海軍の駆逐艦である。
Clemson級建造開発ブームに触発されてFarragut級が建造された。
ネームシップ含め同型艦は8隻建造された。
前級であり平甲板型であったClemson級に比べて多くの面で大幅な性能向上がされ、その性能の良さから「金めっき艦」などという渾名が付けられた。(もちろん金めっきではない)
兵装としては「対空兵装」を強化され駆逐艦の射撃能力を大幅に向上させた。
就役当初から艦のトップヘビー=安定性の悪さが指摘されていたが、兵装を何度も変更されレーダーや爆雷などを次々に搭載していくに従い艦の安定性が更に悪化、その結果戦時中に同級2隻が台風に耐え切れず沈没した。
戦後は改修されることもなく速やかにスクラップ処分された。

小ネタ

艦艇がトップヘビーであることで何が問題なのか。それは艦艇の安定性に直結する。上部構造物の重量が大きければ大きいほど艦艇の重心は高くなるため、転舵した時の船体の傾きや復元力に影響が出やすくなる。事実、台風に遭遇したファラガット級の4隻中2隻が沈没しており、沈没を免れた残りも船体の傾斜70度を何度も記録したものもいた。

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  • 至近距離からAPで巡洋艦の砲郭 抜くの楽しい -- 2020-11-20 (金) 18:21:11