戦艦マルコ・ポーロ (アンサルド UP41 計画戦艦)
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・艦長スキル・信号旗・迷彩の補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。プレミアム艦艇の場合も迷彩を外した値を記入してください(ツリー艦との性能比較に必要です)。
・基本性能
Tier | 8 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | - |
国家 | イタリア | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 69,100 | |
装甲 | 19-410mm ・艦首・船尾 32-300mm ・対水雷防御 38mm ・上部構造 19-370mm ・砲郭 25-320mm ・主砲 100-400mm ・重要区画 25-300mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 25% | |
機動性 | 機関出力 | 191,000馬力[hp] | |
最大速力 | 32.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 860m | ||
転舵所要時間 | 16.7秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 15.7km | 16.7km | 17.7km | 15.1km | |
航空発見距離 | 12.5km | 20.7km | 15.5km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 17.1km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
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- | 406mm/50 Model 1940 | 3基×3門 | HE弾 5,700(36%) AP弾 13,050 | 32.0秒 | 36.0秒 | |
専用UG | SAP弾 14,100 AP弾 13,050 | 36.0秒 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
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- | 90mm/50 OTO 1939 152mm/55 OTO 1936 | 12基×2門 4基×3門 | HE弾 1,300(5%) HE弾 2,100(7%) | 4.0秒 12.0秒 | 5.0km 5.0km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 20mm/70 Breda 1941 37mm/54 Breda 1932 90mm/50 OTO 1939 | 16基×6門 10基×2門 12基×2門 | 99 116 162 | 2.0km 3.5km 4.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | ||
4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
副砲改良3 | -20%:副砲装填時間 | ||
対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (0) |
主砲 | ||
---|---|---|
406mm/50 Model 1940 | 0 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
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応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:15 秒 消耗品の準備時間:80 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 4 回 | 回復:+345(0.5%)HP/秒 消耗品動作時間:28 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー右 | |||
排気発煙装置 | 3 回 | 消耗品動作時間:45 秒 煙幕の持続時間:10 秒 準備時間:150 秒 | |
十字キー下 | |||
水上戦闘機 | 4 回 | 消耗品動作時間:90 秒 準備時間:80 秒 | |
着弾観測機 | 4 回 | 動作中の自艦の砲安定性:+10% 消耗品動作時間:30 秒 準備時間:200 秒 | |
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 消耗品の準備時間:160秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
マルコ・ポーロは、1930 年代中盤にイタリアで設計された戦艦の計画案です。ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の発展型であり、406 mm 砲を採用していました。
設計年:1936
解説
- 概要
初心者で購入を検討されている方へ
イタリアTier8プレミアム戦艦。ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の発展型であるUP41の計画案とされている。
2022年12月12日以降から始まる*1「二重の衝撃」キャンペーンの報酬艦艇である。*2
- 抗堪性
HPは69,100と残念ながらHPが英戦並に低く、Tier詐欺の同格の武蔵には1万6千近い差をつけられてしまっており、装甲もドイツやソ連戦艦のような艦首装甲がなく、バイタルが若干ではあるが喫水線より上に出てしまっている為、ツリー艦と同じ感覚で操艦していると思わぬ一撃を食らう恐れがある。
ただし、前述したHPの低さから浸水・火災には弱く、複数箇所起こされるとすぐ溶けかねない。ヘイト管理を怠らずに、HPを使うタイミングを良く考える必要がある。
- 主砲
本艦の特色①
イタリア戦艦だが、例外的に16インチ(406mm)砲を装備している。
HE弾の性能は火災発生率が改善され他国とほぼ変わらない性能とあまりパッとしないが、ツリー艦での燃えにくいという点で泣かされることが多々あったこの点の改善はありがたい。
(σ値に関しては同国のプレミアム戦艦RomaやGiuseppe Verdiよりやや良い値で、精度は優秀な部類に入る。)
主砲が遠距離戦において大きなアドバンテージを持っている事から、余程の理由が無ければ装填時間は艦長スキルで妥協し、射程をアップグレードや所有していればコラボ艦長等で補う事が推奨される。
なお、SAP弾を使用しない場合は装填時間が32秒とやや遅い程度の範疇に収まる。4秒もの差は軽視できないほど大きく、後述の通り、戦艦のSAP弾には大きなデメリットもあるので、基本的に通常のHE弾の方が扱いやすいだろう。
高貫徹のAP・防御姿勢を無視できるSAPと、それぞれを適切に使い分けつつダメージを稼いでいけば、戦局に大きくに貢献できるだろう。
仕様上、巡洋艦や駆逐艦のSAP弾と違い、戦艦のSAP弾は駆逐艦に対して過貫通が発生してしまう為、HE弾よりも対駆逐艦性能が大幅に低下してしまう。
更に装填速度が大幅に悪化して手数が減ってしまう為、実質的には駆逐艦に対して大幅な弱体化と言って差し支えない代物である。
- 対空火力
残念ながら弱い部類に入る
イタリア艦お約束の中距離対空砲と短射程爆発数多めの長距離対空砲の組み合わせ。
Tier7空母相手であれば往復ビンタは阻止できるかもしれないが、レジェンダリー空母相手だと迎撃は厳しい。
格上空母がいるマッチングでは、むやみに孤立せず艦隊行動をするのが望ましい。
- 機動性
本艦の特色その②
戦艦とはしてかなり優秀。
素の速力が32ノットとあのAlsaceと同速とかなり快速で、これより速い戦艦の同格はIowa Missouri Georgiaの米戦三兄弟だけである。
(ただしエンブ使用時を除く)
- 消耗品
アプデ後のRomaと同じく修理班4回、排気発煙装置3回、選択式で水上戦闘機・観測機・強化型副砲照準器と本家PC版*3よりもかなり優遇されている。使い方さえ間違わなければタフに粘れるので最後まであきらめないように。
- 隠蔽性
最良で海面発見距離13.5km、航空発見距離10.5kmまで縮められる。
- 総評
ティア8になったローマである。が、Tierの上昇によりローマと同じようにはいかない事が多い。特に長射程からボカスカ殴ってくる戦艦達にはアウトレンジで負けるので注意しよう。
SAPによる防御姿勢を取っている敵への強さは変わらず、単純にツリー艦よりできる事が増えたのでかなり扱いやすい。
前述の通り、SAP弾の搭載はデメリットが非常に大きいので、それを理解した上で使いたい。
よほどの理由がない限り、普通の戦艦として立ち回りたい場合は通常のHE弾の使用をおすすめする。
「そもそもプレミアム艦はツリー艦よりも強くあるべしというルールは一切存在しない。入手するかどうかは艦長諸君の好み次第だ。」byPoltavaの総評より
史実
本艦は1930年代の半ば、ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の後継としての設計案UP41が立案されたが、時代の流れによって文字通り流れてしまった計画艦である。元々ヴィットリオ・ヴェネト級の主砲381mmは他国の16in(406mm)クラスと比べるとやや小さいサイズの割に50口径という長砲身化による高い貫通力を有していた一方で、軽量弾などの影響で散布界がやや広い欠点を持っていた。そこで弾道を安定させるため、当時世界基準になりつつあった16inに置き換えた大口径化ヴィットリオ・ヴェネト級の拡大改良型を考えていく。また、行動半径が地中海限定ということもあって更に機関配置の見直しといった改良を加え、速力増強なども盛り込まれていき、もし誕生していれば走攻守の三拍子揃った初の16in級イタリア戦艦として名を馳せただろう。
しかし、1936年の第二次エチオピア戦争が終わるとヴィットリオ・ヴェネトとローマの2隻で戦艦建造が一時的に打ち切られてしまい、宙に浮いてしまった本案は紆余曲折ありながら最終的にソ連へと売却されてしまった。受け取ったソ連もUP41計画艦をそのまま建造することはなかったが、ソヴィエツキー・ソユーズの設計案に影響を与えたとも言われている。
ちなみに、売却したイタリア本国で計画自体無くなったわけではなく、第二次世界大戦前まで継続していた。しかし、仮想敵国だったフランスのリシュリュー級やイギリスのキングジョージ5世級の登場(竣工)すると、時間に猶予がないことを悟ったイタリアは計画を凍結し、そのままヴィットリオ・ヴェネト級戦艦の建造に踏み切った背景がある。
小ネタ
マルコ・ポーロはかの有名な「東方見聞録」を残した商人にして冒険家。ヴェネツィア?出身とされるが確定的な資料はない。
「東方見聞録」は彼自身の筆によるものではなく、投獄中の彼が周囲に語った内容を、同房であったルスティケロという人物が記述・編集したものが原本とされる。
翻訳や写本によってヨーロッパ中に拡散し、その過程で内容が減ったり増えたり改変されたりとさながら現代のwikipediaのごとく原本から遠ざかっていったこの書物は、後のコロンブスを含む多くのヨーロッパ人に影響を与え、大航海時代の原動力の一つにもなった。
現代日本では「黄金の国・ジパング」としてヨーロッパに日本を紹介したことで広く知られているが、当のマルコ・ポーロに日本を訪れた経験はなく、中国滞在中に集めた日本に関するヨタ話噂を繋ぎ合わせたものが黄金郷の正体であるようだ。
付けなきゃ高貫通高速弾良精度の主砲が強くて煙幕あるから離脱もしやすい良い艦で収まる。
勘違いされがちだけどHE自体は弾道性能含めれば優秀な方だからねこいつ。それを捨ててさらに装填遅くしてまでSAP積む理由がマジで無い。
SAPが今の性能だと装填デメリット無くても択一にはならないと思う。 -- 2024-01-26 (金) 21:47:48