Last-modified: 2023-09-17 (日) 00:21:02

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雲はSky世界の各地で見られる。近づくとケープのエネルギーが回復する。メタ的には通過できない壁として、skyの世界における星の子の行動範囲を示す要素のひとつとしての役割もある。

考察

闇の嵐について

 雲は暴風域を取り巻く雲にも結びつけられる。この暴風域を取り巻く円錐状の雲が闇の嵐とみられている。この闇の嵐が捨てられた地まで伸びており、捨てられた地の交流広場には上下に雲があるが、この上の部分が闇の嵐で下の雲は元々あった雲とする説もある(しかし星の子が飲み込まれるのは下の雲である)。トラベラーズガイドではこの闇の嵐が「死の嵐」と書かれているが、暴風域の雲も星の子のケープのエネルギーを回復する。これについては以下の可能性が考えられる。

  • 死の嵐と表現されているのは岩を飛ばしてくる強風と雷だけで、雲はそれに付随しているに過ぎない
  • もともとは闇の嵐の雲も光を吸っていたが、現在はその力はなくなった
  • 暴風域で飛ぶ行為は想定されておらず、便宜的に他の場所と同じ回復する雲が使われている

闇の嵐が発生した原因については、

  • 原罪で起きた出来事に関係している
    • 原罪の大きな赤いダイヤそのものが嵐を引き起こした
    • 原罪の赤いダイヤを使用したが変質した
  • 暗黒竜などの闇の生物が闇の嵐を起こした
  • 王国全体の闇が濃くなったため自然発生した
  • 峡谷時代に極めて強い上昇気流が吹いたために巨大な嵐が発生した

などの説がある。
この渦を巻く雲は中心にバルジのある渦巻銀河、あるいは星雲の中で高速で回転し中心からジェットを吹き出す原始星系、あるいはガスを巻き込みながら高速で回転しジェットを吹き出すブラックホール(重い恒星の最終形である通常のブラックホールか、銀河の中央にも存在するとみられている巨大ブラックホール)をモチーフにしているのではないかという説がある。

雲の中の王国はどこにあるのか

 Skyの世界、精霊たちの王国が存在する場所はどこなのか、についての考察がある。
 オープニングで「雲の中に王国を築きました」と語られているように、精霊たちの王国は雲の中に造られたようである。しかし、孤島や捨てられた地などの雲の下にあり、雲の中にあるようには見えない海や陸が存在するため、Skyの王国があるのが大地の上なのか、雲の上の大気の中なのか(※開発中の設定画像の中にはSkyの世界が大地から離れた空の上にあるように描いているものがある)は判然としない。
以下のような可能性が考えられる。

  • すべてのエリアは星の地表に築かれている(この世界の雲は霧のように地上近くまで降りてくる)。
  • 雲の下の領域はあるが、王国のメインの部分は雲の中に作ろうとした
  • 全ての領域が空中にあったが、著しい水位の上昇や陸地の下降により一部が着水した
  • 「雲の中」は範囲の問題であり、高度は関係ない(孤島は王国に数えられないか、王国外に移動した(領域そのものが移動した、雲の範囲が狭まったなど))
  • ホームは地表にあるが各エリアは空の上にあり、ゲートから各エリアに転移している。ホームから見える雲の中にSkyの王国があるとする説もある。
  • 実は、人間界のある地球の表面からはるか上空(ホームを含めるとすると、星の子が最後ホームに落ちてくることから流れ星が燃え尽きずに辿り着ける辺りではないかという説がある。参考:大気圏(https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/103.html ))にSkyの海や陸があり、星の子達はそこを旅しているという見方がある。
  • 人々は雲を見て、「あれは○○みたい」と言ったりする。そういうものが本当にあると仮定した世界がSkyの王国である。
  • 実は雲がないように見える部分にも見えないほどの薄い雲あるいは霧がある(あるいは星の子はその程度の雲や霧は透かしてはっきりと見ることができる)。精霊や光の翼などの周りには幻日(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BB%E6%97%A5 )ができるが、現実世界においては幻日は光を屈折する氷晶を多く含んだ雲が間になければできないものである。
  • 雲の話とはずれるが、命を持った星である精霊達の住んでいたSky王国の存在する「星」に命はあるのか、という問題が存在する。先行版の旧天空では眼下に地球のような青い星が見えるし、現在も海や陸のようなものがあるためそれが属する星があるように思われるが、実際に王国があるのは完全な宇宙空間であるという設定に変わったのかもしれない(後述のように雲=星雲と考えることは可能である)。ただし確たる証拠はない。
  • ちなみにskyという単語そのものの語源が古ノルド語で「雲」を意味する言葉らしい。

雲の正体

  • ケープを回復させる水でできているとする説
    Skyの世界では、楽園の島々の間欠泉や夢見の町の(恐らく)温泉でもケープが回復する。つまり温かい水、あるいはポジティブな記憶と結びついた水はケープを回復させると解釈することが出来る。現実世界においては雲は水蒸気が冷えることで発生するが、Skyの世界では日光に当たっている雲は温かいのかもしれないし、あるいはインタビューなどで言及されるように「空を飛ぶ」というポジティブな経験と結びついているため回復するのではないだろうか。
  • エーテルであるとする説
     大気の構成要素としてエーテル(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB_%28%E7%A5%9E%E5%AD%A6%29 )という古い概念がある。星の周りを覆う物質であること、天空や炎や輝きと結びつけられる概念である。
  • 光でできているとする説
    一部の光の生物が雲から発生したり雲に消えたりするように見えること、近づくと回復することなどから、光でできているとする説がある。
  • 星雲だとする説
    星雲は星が誕生する元となるため、回復するのもうなずける。エンディング最後でオレンジ色に輝くメガバードも、星雲のようにも見える。また星雲は英語ではnebulaだが、これももともとはラテン語で「雲」などを意味する言葉から来ている。
  • オールトの雲であるとする説
    太陽系の周りにはそれを囲むように球状の天体群があるとされ、これが「オールトの雲(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E9%9B%B2 )」と呼ばれている。Skyの王国を太陽系(またはそれに類する恒星系)になぞらえるなら、オールトの雲を王国を取り囲む雲にあてはめることができるかもしれない。