楽園の季節←前の季節 次の季節→夢かなう季節
英語名はSeason of Prophecy。
事前情報
公式ツイート(その1、その2)によってこの季節についての情報が提供されている。この季節が王国の歴史に迫るはじまりの物語であること、この季節の精霊は預言の案内人と預言者の精霊4人、つまり合わせて5人であること、季節のマークとおぼしきものなどである。
事前情報についての考察
公式ツイート(その1、その2)の画像では少なくとも預言の案内人精霊が小さく、他の精霊も若いように思われる。あるいはこの画像が出てからイベントが実際に開催される前に設定の変更があったのかもしれない。
またこの画像では、精霊達は石窟を外側から見ていることから、この絵は精霊達がこの石窟に来た時の絵ではないかと推測されている。
ゲーム外情報
公式ニュースページ
- 特報:預言者の季節(https://thatskygame.com/ja/news/teaser-season-of-prophecy )
- 預言者の季節&全世界累計5,000万ダウンロード達成(https://thatskygame.com/ja/news/season-of-prophecy-live-as-sky-reaches-50-million-downloads )
公式ティザー: https://www.youtube.com/watch?v=yF6Wc_wMdEA
公式トレーラー: https://www.youtube.com/watch?v=3GE7-KASdlA
パッチノートでは石窟中央洞窟の中央にあるオブジェのことを「オベリスク」と表現している(https://thatgamecompany.helpshift.com/a/sky-children-of-the-light/?l=ja&s=patch-notes&f=patch-notes---november-2-2020---0-11-2-156351 )
ゲーム外情報についての考察
オベリスク(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF )は王威を示すものとされるので、石窟の中央にあるオベリスクは試練を突破した王子の威光を示すものなのかもしれないとする説がある。
預言者の石窟
預言者の季節開催に伴い孤島に新設されたエリア。砂地の向こうの雲の中にある洞窟の奥から行くことができる。
なお星の封印(雨林の精霊の記憶を2つ解放していることが条件)がある。
タイトル
日本語
預言者の石窟
空洞に眠る古の試練と啓示
英語
Cave of Prophecies
Beware The Ancient Trial
中国語
預言山谷
遠古試煉,重現預言
中国語の重現は、~が再び現れる・再現するという意味であることから、かつて(精霊たちの時代?)に一度は預言が行われていたものと考えられる。
預言者の石窟エリアの考察
預言者の石窟エリアに入る際の入り口の星の封印
預言者の石窟への入口の星の封印の奥は祭壇と同じような挙動をする。今までの祭壇はホームから各領域に出る祭壇か各領域からホームに戻る祭壇(以前のバージョンでは全ての領域にあったが現在は書庫最上階と天空にしかない)だけであり、ホームに関係しないこの場所にあるのは異質である。これについては預言者の石窟が現存していないから、未だに闇の嵐に飲み込まれており本来のルートで到達できる状態ではないから、実際にはあの場所に入口があるわけではないから、孤島で再現されている時代と異なる時代の再現だから、など様々な説が唱えられている。ちなみに見える風景は孤島のもの(ホームから孤島へのゲートより少し視線が高い)である。
また、近くでは太鼓の音がする。
エリアに入るとまず大きな雲海の向こうに洞窟がある。
雲海を超えて岩の隙間の細い通路を通って行くと、4つの壁画が順に現れる(四属性について参照)。通路の突き当たりに大扉がある。
通路の突き当たりの大扉
この扉のギミックは孤島神殿内の扉に似ているが、ギミック部分にダイヤ型の石が付いていない点が異なる。ダイヤがないのはこのエリアがあった時代にダイヤが存在しなかったから、あるいは元々はついており後から取り除かれたから、というふたつの説が出ている。いずれにしてもどうやって作動しているのかは8人エリアの扉と同じく謎である。
大扉の先に進むと中央広場に出て、タイトルが出てくる。試練未クリア時の中央洞窟には壁画はない。
中央広場の真ん中には石で組まれた円形の枠組みがあり、その中央に彫刻された石を積み上げて作られた柱のようなオブジェ(四属性について参照)がある。
また、中央広場から4つの試練に続く洞穴に入ることができる。
精霊
預言の案内人
面に弧形の後光がついている。
太鼓を叩くと壁画が現れることから、トーキングドラム(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%A0 )の一種なのではないかという説がある。実際にこの太鼓はトーキングドラムに使われることが多い砂時計型の太鼓である。
公式ブログやツイートでも「預言の案内人と4人の預言者精霊」と書いてあることからこの精霊自体は預言者ではない可能性がある。ただし、それ以上のことは分かっていない。
「預言の仮面」と「預言の鼓」がもらえるが、単に「預言の案内人」精霊からもらえるからというだけの理由かもしれない。
モチーフとなった動物
アヌビス(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%83%93%E3%82%B9 )との関連性が疑われているため、犬(オオカミ)、またはジャッカルではないかと言われている。
なぜアヌビスなのかについては、単に聖地である石窟の守護者であるからという説から忘れられて「死んだ」預言を星の子の時代まで保護していたからという説、犠牲となった精霊の遺体を保護しているからという説まで様々である。ただしアヌビスは後光と共に描かれることはなく、後光には別の意味がある(あるいは神々しく特別に見せるため)と思われる。ちなみにこの後光はフィールドに配置されたキャンドルの光円の形に酷似している。
セトやウプウアウトではないかという説もある。ただし、セトの動物のモデルはツチブタや架空の生物とされることもあり、ウプウアウトは黒い仮面の色と違い、灰色や白の毛を持つ狼であるとされることもある。
預言者精霊達(亀、蜘蛛、蝙蝠、獅子は全て中国で瑞獣とされる)に合わせ、月にいるとされる兎「玉兎」もモチーフなのではないかと言う説もある。この場合後光は月の光ということになる。また預言者の精霊達が四属性に対応するため、五行の金(風の預言者は木属性を持つと見る)や五大の空、あるいは第五の属性であるエーテルに対応するという説がある。また火の預言者の記憶にも登場した草原の寝不足の造舟師(または捨てられた地の勇敢な戦士)(あるいはそれに似た精霊)に髪型が酷似していることから、何らかの関係があるという説がある。
後光があり、特別な存在に見えるので王子の精霊なのではないかという説もある。ただし王子の精霊がこんなところで出るだろうかという反論がある。1人が複数の精霊になりうる可能性もあるが、今のところ星と精霊は1対1対応なので確証はない。あるいは王子は長い時を生きている、あるいはその他のなんらかの理由で精霊を数多く残せたのかもしれない。
水の預言者
記憶の解放時に一緒にいる精霊は雨林のかくれんぼ提唱者と草原の手を振る鐘の造り手に似ているように思える。
また、この精霊から得られる感情表現は「深呼吸」だが、その呼吸のはやさは水の試練の水の満ち干きと同じであるように見える。
試練で要求される忍耐、またこの深呼吸の感情表現から、落ち着きを重視する精霊であったのだろうと思われる。
記憶の中では、草原の手を振る鐘の造り手に似た精霊がこっそり抜け出そうとして水に落ち、それを預言者精霊が引き上げる様子が描かれる。浅かったからなのか星の子がここの水でダメージを受けないのと同じ理由なのかはわからないが、少なくとも精霊達はここの水でダメージを受けなかったものと思われる。
0.解放前。
File not found: "SKY_20210701_231101_.jp-" at page "預言者の季節"[添付]
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※地の預言者以外共通
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解放ムービー
モチーフとなった動物
discordにてReika氏によって「ウミガメ」であると言及されている。これについて以下の考察がなされている。
- 毛亀
日本や中国の美術作品で時々描かれる毛の生えた亀である。しかしこの精霊の仮面には耳あるいは角のようなものがある。また玄武ではないかという説もあるが、玄武は蛇と一緒に描かれ、黒色に対応するためこの精霊と異なる点が多い。
また予知能力があると言われる霊亀(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%8A%E4%BA%80_(%E5%9B%9B%E9%9C%8A) )またはそれに類する伝説上の長生きした亀ではないかという説がある。
また、古代中国では亀の甲羅を焼いてそのヒビで占う亀卜(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E5%8D%9C )が存在した。
ちなみに先行版に一時期あった生物クエストの1つにもウミガメが登場する。
地の預言者
0.解放前。
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解放ムービー
精霊達が立ち上がる。
預言者精霊、もう2人の精霊の順にほこり払いの動作をする。
記憶の解放時に一緒にいる精霊は草原の笑う光の採取者と雨林の恥じらう探鉱者に似ているように見える。
手に入る感情表現は「ほこり払い」である。
試練で要求される不屈、またこのほこり払いの感情表現から、転んでも砂を払って立ち上がりまた挑戦するような不屈さを重視する精霊であったのだろうと思われる。
またこれは試練が(少なくともこの記憶の時代には)星の子の体験する試練と同じく失敗してもそこで終わりではなかったのではないかという可能性も示唆する。
ちなみにResilienceは聞き慣れない英単語だが、英語そのものも多義的であり翻訳が難しく、通常「回復力」、「復元力」、「適応力」などと訳される。
記憶の途中で精霊が落ちたのを2人で引っ張りあげようとするが、結局全員落ちたようである。人間で考えればそれなりの高さではあるが、全員その後ちゃんと立っているところを見ると怪我はしていないらしい。このことから精霊はある程度の高所から落ちても星の子と同じように怪我をしない可能性がある。
モチーフとなった動物
蜘蛛がモチーフであると思われる。土の預言者であること、髪型が角髪であること、洞穴に住むことから、土蜘蛛(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E8%9C%98%E8%9B%9B )と関連があるのではないかと言われている。また角髪(日本要素)と預言者という要素から、卑弥呼(もともとは日巫女などと書くのではないかという説があり、そこから太陽信仰に縁があったという説もある)が授かった預言をただ1人直接聞いて民に伝えていたという男性がモチーフの1つである可能性もある。土の試練は迷路の要素もあることから、アリアドネと関係があるのではないか、という説もあるが、アリアドネは蜘蛛とは関係ない(モチーフの一つである可能性はある)。ケープは蜘蛛の巣を表していると思われる。
ちなみに生まれたばかりの蜘蛛は糸を使って風に乗り空を飛ぶ(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0_(%E5%8B%95%E7%89%A9) )。このため蜘蛛の糸で作られた蜘蛛の巣が空を飛ぶためのケープのデザインになっているのではないかと推測される。
風の預言者
0.解放前。
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※地の預言者以外共通
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解放ムービー
記憶の解放時に一緒にいる精霊は捨てられた地の隠れ潜む生存者と賞賛する鐘の造り手に似ているように見える。手に入る感情表現は「バランス」である。
モチーフとなった動物
コウモリがモチーフと思われる。蜘蛛と合わせてハロウィンの要素にもなっていると思われる(同時期にハロウィンの日々イベントが行われている。)。ケープはコウモリが飛ぶ時に使う皮膜であると思われる。感情表現は「バランス」であるが、コウモリが逆さまにとまる様子を表しているようにも見える。
火の預言者
0.解放前。
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※地の預言者以外共通
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解放ムービー
記憶の解放時に一緒にいる精霊は孤島の指さすキャンドル職人と草原の寝不足の造舟師(あるいは捨てられた地の勇敢な戦士)に似ているように見える。手に入る感情表現は「胸をたたく」である。
途中でハイタッチをしていたりすることから、弟子と思われる精霊達とはかなり仲が良かったと思われる。
モチーフとなった動物
ライオンがモチーフだと思われる。炎に関連性のある獅子とされる沖縄のシーサーが関係するのではないかという説がある。また、中国にはその元になったともいわれる石獅子というものがあり、シーサー含め類型がアジア各地に見られる。あるいは洞窟に住むライオンの怪物であり、試練そのものでもあるギリシャ神話のネメアーの獅子と関連があるのではないかという説もある。ケープがないことから、少なくとも翼のある獅子型の生物はモデルから除外されると思われる。
預言者の季節の精霊全体についての考察
預言者達の仮面は試練で要求される素質を表しているのではないかという説がある。また4つの生物のどれも肉食性の種が存在する。
孤島にある壁画には4人の精霊が孤島の大精霊に光を持っていく様子が描かれており、実際に孤島の砂地と孤島神殿前に4つの船がある。これが4人の預言者精霊のことを表す壁画であり、実際にその精霊達が乗った船(あるいはその記念)ではないかとする説もある。
後述の東方の博士に関連して、彼らが占星術師だったのではないかという説がある。精霊達は星の並びなどを託宣や預言として考えていたのかもしれない。
預言者から得られる感情表現については、(これまでのイベントとは違い全ての感情表現が誕生に相当するステージである孤島に属しているためもあり)産まれたばかりの人間が生きていく上で必要な要素(呼吸、体を綺麗にする、立ち上がるためのバランス、勇気)であるという説や、天から追放された精霊達が天上とは違う環境である地上で生きていく上で必要な要素(上に同じ、あるいは別の精神的な要素かもしれない)であるという説、精霊の指導者になるために必要な素質であるという説、精神的な鍛錬(深呼吸で精神を整える、身を清める、体の隅々まで神経を行き渡らせる、自己鼓舞)であるという説がある。
預言者の記憶を見るに、それぞれの弟子のような2人の精霊とは良好な関係を築いていたようである。
クエスト(試練)
試練をクリアするごとに景色が変わるようである。初期の景色では、預言の案内人の周囲は殺風景である。
全ての試練は、「預言の案内人から受注する→試練の小部屋に入れるようになる→小部屋の中の白いキャンドルに火を灯すと瞑想サークルが出てくる→瞑想すると試練の空間に移動する→試練(翼、魔法、道具は使えない)→預言者の像に火を灯すと瞑想サークルが現れる→瞑想すると預言者の像から属性の色の光が出て星の子に入り、星の子の体が輝くと共に力を手に入れる→光の翼を取得すると『あなたは見事に○○の知恵を授かりました 案内人のもとへ戻りましょう』とメッセージが出て瞑想サークルが現れる→瞑想すると中央広場に戻り、中央広場に変化が現れる(同時に星の子の体の輝きがなくなり、試練で得た力を失う)→預言の案内人に話しかけると新たな壁画が現れる」という流れである。
第1の試練: 水の試練
日本語
エリアタイトル: 水の試練 耐えよ、時が汝らを断とうとも
クリア時: あなたは見事に忍耐の知恵を授かりました 案内人のもとへ戻りましょう
英語
エリアタイトル Trial of Water Time divides each contender.
クリア時: You have honored the Wisdom of Patience. Return to the Season Guide
石窟の小部屋で瞑想することで試練に挑める。
水が岩壁から流れ出し、池を作っている。周囲には8本の白いキャンドルがあり、全てに火をつけることで瞑想できるようになる。
石像の台座には模様が刻まれている。
試練の内容は、満ち干きしているエネルギーを奪う水を避けつつ氷の上を進むというもの。道中の香炉に火を灯すとその周囲の氷がせり上がり安全地帯となる。他にも浮き沈みする氷の上は安全であり、また水の上に常時出ている足場もある。
形がどことなく舞い戻りの像を思い起こさせる。
火を灯す前
火を灯した後
火を灯す前に黒っぽく見えているのは逆光のせいのようだ。
前方に見える氷山の光の柱が消失する。
道中の石像は、ゴール近くの石像によく似ているが頭が欠けている。
瞑想後は水の上を安全に走ったり滑ったりできるようになる。
中央広場に戻ると扉上部の仮面の目に光が灯り、石窟中央の石組みの中に水が張る。
試練クリア前は目が光っていない。
この後案内人の精霊に話しかけると預言の案内人が太鼓のような楽器を叩き、以下の壁画が現れる。
壁画
水の試練は何を表しているのか
- ギリシャの哲学者タレスは水を万物の根源(アルケー)と考え、全てのものは水から生まれ、水の中に消えるとし、大地は水の中に浮かぶと考えていた。それに関連した内容にも見える。
- また水の上を歩くというのはキリストが起こした奇跡を連想させる。
- 英語のタイトルにcontender(候補者)とあることから、試練を通して何らかの力や資質を持っていることを証明するという意味合いがあるのではないか。またタイトルからそれは忍耐であるようである。
- 試練を預言者の精霊が考えた未来に起こる脅威(≒暴風域/原罪)であるとする説に立脚した以下の説がある。
- 暴風域/原罪には光を奪う水が存在している。水の預言者はその側面だけを知り、「世界が光を奪う水で満たされる」と考えたのではないか。あるいは暴風域の預言を他の預言者と共に4つの要素に分けたのではないか。そのため浅い所を的確に見分けて渡ったり、火を置くことによって安全地帯を作る術を試練を通じて身につけさせようとしていたのではないか。
水の試練で現れた壁画は何を表しているのか
- 最初に現れる雲に落ちる星については「精霊達が地上に初めて落ちてきたことを表しているのではないか」「精霊達の後から預言者精霊が石窟に降りてきたことを指しているのではないか」「預言が星の形で預言者精霊達のいる石窟に落ちてきたのではないか」などの説がある。
- 壁画の上部にある雲の中の入り口のようなものは預言者の石窟ではないかという説がある。孤島から預言者への石窟への入口はホームの祭壇と似たようなものになっており、そこで空間の転移が起きているかもしれない。
- 風の試練で現れた壁画を見るに、最初に現れる角のようなものが生えた人は孤島の大精霊ではないか。また、この人物が孤島の大精霊だとするとひげが描かれていないが、この壁画が王国の始まりに描かれたものだとするとこの頃はまだ孤島の大精霊にひげが生えていなかった可能性がある。
あるいは拒否する航行者精霊も孤島の大精霊と同じ仮面をつけているため、この壁画についてはそちらの可能性もある。このことから、5人の精霊のうち上の段が拒否する航行者と手招く星読み、下の段が指差すキャンドル職人とその記憶に出てくる2人の精霊なのではないかという説もある。
第2の試練: 地の試練
日本語
エリアタイトル: 地の試練 屈せず進め、必ず道は開かれる
クリア時: あなたは見事に不屈の知恵を授かりました 案内人のもとへ戻りましょう
英語
エリアタイトル: Trial of Earth Tanacity reveals the way home.
クリア時: You have honored the Wisdom of Resilience. Return to the Season Guide
第2の試練には蜘蛛の仮面のついた扉から挑む。
扉の中には小部屋がある。周囲の7本の白いキャンドルに火を灯すと瞑想の白いサークルが現れる。
試練未クリア時。
石像の裏側。
石像の前で瞑想する。
中央の塔のような建物に光のエフェクトが見える。光の筋が上に伸びている。なお手前の頭部の失われた石像で瞑想すると石窟に戻ることができる。
迷路の入り口にある扉、ギミック、中央の塔、石像など
迷路の入り口にある扉と扉を開けるためのギミック。火を灯すと黄色く光る。扉のダイヤ模様も黄色く光る。
扉は上空に浮かび、道が開ける。この時中央にいる光の翼の姿が見える。扉は上空で浮遊し続けるようだ。
扉のギミックの石碑の模様は裏表になっており、火を灯したあとは裏側も光っている。
迷路に入ったあとも同様の石碑がギミックの起動に利用されている。石を浮かせるなどの力があるようだ。
ダイヤ模様のついた扉。
進む途中では、中央の塔が浮き上がる様子を見ることができる。
ゴール付近の石像での瞑想~試練終了まで
ゴール近くの瞑想の石像。火は灯っていない。
火を灯すと白く輝くように見える。
瞑想すると石像の目が黄色く輝き、黄色い光が溢れ出す。
星の子がその黄色い光を受け取るように見える。星の子の全身が光る。
中央の塔が再び建造される。
これ以降星の子の足元には足場となるタイル型の石が現れ、落ちることはなくなる。
階段を上り中央の塔の光の翼を取得すると、瞑想サークルが現れ石窟へ戻ることができる。
試練クリア後、石窟に戻ると試練の小部屋前の空間と、石窟に変化が起こる。
石窟の中央洞窟内に岩が浮く。
地の試練の小部屋の扉が開く。
試練クリア後、小部屋の石像には火が灯されている。
試練クリア後、小部屋の前には浮く石が現れる。
試練クリア後に預言の案内人に話しかけると、案内人が太鼓を叩き、壁画が現れる。
壁画
瞑想したあと足場が現れるのは、蜘蛛が糸を使って空中に足場を作ることに関係するのではないかと思われる。
土の試練で現れた壁画は何を表しているのかについては、各試練で数多くの犠牲者が出たという説と、火の試練後に追加された金色の人物との対比で、単に道中で断念したことを表すのではないかという説がある。そもそも星の子の受ける試練では星の子は失敗しても直前のチェックポイントに戻されるだけである。魔法やケープ、道具が使えないのは当時の試練との公正を期すためだとすれば、精霊も失敗したらチェックポイントに戻されるだけだったのではないだろうか。
第3の試練: 風の試練
日本語
エリアタイトル: 風の試練 調和を学び、高みを抱け
クリア時: あなたは見事に調和の知恵を授かりました 案内人のもとへ戻りましょう
英語
エリアタイトル: Trial of Air Master the harmony of heights.
クリア時: You have honored the Wisdom of Balance. Return to the Season Guide
壁画
まず孤島の大精霊と思われる人物と4つの光を持った人々が描かれており、次に大精霊と思われる4つの人物が土の試練後に現れる壁画で試練と思しき絵の最後にあった光を使って何かをしている様子が描かれている。それぞれ草原の大精霊が第2の試練の光を、雨林の大精霊が第1の試練の光を、峡谷の大精霊が第3の試練の光を、捨てられた地の大精霊が第4の試練の光を持っていると思われる。書庫の大精霊と思われる人物は山に昇っている。
壁画: 前半部分
孤島から各地に光を運ぶ様子であると解釈されている。後半部分と照らし合わせて、草原や峡谷に光を運ぶ精霊達は船に乗っているが、雨林と捨てられた地に光を運ぶ精霊達はそうではない。各領域の格差を表している、あるいはたんに雲の上かそうでないかで分かれているという説がある。
壁画: 後半部分
火の試練後に現れる壁画を見るに、それぞれの大精霊がそれぞれの地で光を使っているのを表していると思われる。
草原の大精霊は神殿に光を置いている、あるいは土の知恵を使って神殿を建てているのではないかという説がある。後者は草原の大精霊は設定画内で「Builder Ancestor」と呼ばれていた時期があり、その設定が今も残っているのではないかという見方に立脚する。
雨林の大精霊は生物に光を渡している、あるいは水の知恵を使って、楽園の季節で示されたように水と関連の深い光の生物と交信しているのではないかという説がある。後者は雨林の大精霊は設定画内で「Shaman Ancestor」と呼ばれていた時期があり、その設定が何らかの形で今も残っているのではないかという見方に立脚する。また雨林はダメージを受ける雨や蝕む闇など闇側のイメージが強いものの唯一光の生物が(後に季節で新登場したものは除いて)全種類おり、もともとは光の生物にとって住みやすい土地だったのかもしれない。
峡谷の大精霊は風の知恵を使って船を早く(あるいは高く)飛ばしているのではないかという説がある。もともと第1の壁画から読み取れるように舟には空を飛ぶ機能があったようだが、それを改良したのではないかという説である。
捨てられた地の大精霊が第4の試練の光を置いているのは捨てられた地にある砲台であると思われる。
書庫の大精霊が登っている山は暴風域の山ではないかという説がある。
孤島の大精霊と書庫の大精霊は光を持っていないが、これは大精霊の中でも元から、あるいはより長く生きているために特別に知恵があったのではないかという見方がある。
また、魔法の季節でも、土に対応すると思われる灯りが草原に属する感情表現を持つ精霊に対応し、水に対応すると思われる灯りが雨林に属する感情表現を持つ精霊に対応し、風に対応すると思われる灯りが峡谷に属する感情表現を持つ精霊に対応し、火に対応すると思われる灯りが(フレンドの感情表現のため確実とは言えないが)捨てられた地に属する感情表現を持つ精霊に対応する。残る赤い光と紫の光は同じように感情表現の属する領域で考えるとそれぞれ孤島と書庫に対応する。孤島は壁画と、書庫は記憶の燈(あるいは知識)と関わりの深い場所である。そのため試練とは別件でこの2人の大精霊も知恵を得たかもしれないし、もともと知恵を持っていたのかもしれない。
大精霊達は仮面に象徴されるような特徴を持っているが、得た知恵はそれとは関係ないように思える。そのため最初から元々仮面に象徴されるような特殊な能力(あるいは知恵)を持っていた特別な存在だったが、知恵を得ることでさらに特別な存在になったのかもしれない。あるいは両方とも後天的なものだが、それとは別に大精霊にのみ特別な素質があったのかもしれない。
第4の試練: 火の試練
日本語
エリアタイトル: 火の試練 勇気を示せ、さすれば光を掴めるだろう
クリア時: あなたは見事に勇気の知恵を授かりました 案内人のもとへ戻りましょう
英語
エリアタイトル: Trial of Fire Only the brave will attain the light.
クリア時: You have honored the Wisdom of Courage. Return to the Season Guide
火の試練をクリアすると、預言の案内人と4人の預言者精霊がオベリスクに念力のような動作をし、天井に大きな壁画が現れる。
その後最初の壁画の近くの浮き石の上に火のついた香炉が現れる。
また、この試練が開放された当時は、光の翼を最大限集めていた場合、この試練をクリアすることでケープのエネルギーを10から11に引き上げることができた。
他の試練とは違い、火の試練は火が脅威ではないように思われる。ただし、精霊が生命を火と同一視していた場合、闇の生物も「火の脅威」として映ったかもしれない。また、預言者の像の前で瞑想したあとは星の子が当たると火の粉になって消滅することからも火と結び付けられている可能性が示唆される。
この試練の意味について、以下の説がある。
この世界の火は光や繋がりと結びつけられるものであり、近づくと回復する。そのため本来生物を殺すどころか傷つけることすらできるものではなかったはずである。火の試練は本来「繋がりや絆によって負の感情に向き合い、それを避けたり、浄化・昇華する勇気が生まれる」という比喩的な話だったのではないか。それを裏付けるように、火の試練はフレンドがいないと格段に難易度が上がる。しかし精霊は闇に恐怖するあまり、炎の知恵を「闇の生物を殺せるもの」と思い込んでしまい、それを兵器として扱った。その負の感情から、炎の知恵の本質は変異し、また本物の闇の生物が生まれてしまったのではないか。
火の試練内の闇の生物について
これについては公式ツイートで闇の生物と言及されている。
この闇の生物には以下の特徴がある。
- 赤っぽく光る波紋のような目が2つついている
- 当たると光を失う
- 音は暗黒竜に似ている
- 外見は真っ黒で煙のようである
- 一定のルートで巡回している
この闇の生物の正体については以下の説がある。
- 未知の闇の生物である
暗黒竜や闇の蟹とは外見が違う。現存はしていないが、このような闇の生物もいたかもしれない。 - 暗黒竜である
暗黒竜との多くの類似点が見られるため、暗黒竜の預言ではないか。預言者達も姿形については暗かったのでよく見えなかったか、あるいは断片的な情報しか得られなかったため完全に再現できなかったのではないか。壁画に暗黒竜そのものが描かれているのは、魔法の季節の壁画と一致させることでその絵に「預言の怪物が来た」という意味を持たせるためではないか。あるいは暗黒竜の部分、あるいはこの壁画自体が暗黒竜が出現した後に描かれたものだからではないか。 - 暗黒竜の幼体である
光の生物が変化するのと同じように、闇の生物も変化するかもしれない。現在暗黒竜しか残っていないのは、新たに生まれる暗黒竜がおらず、全ての暗黒竜が成長しきったからではないか。 - 比喩的なものである
恐怖や敵意など、負の感情の具現化であり、この時点では厳密に言えば生物ですらなかったのではないか。
なお、この闇の生物の目の部分についてケープのレベルが上がる時や瞑想・蟹の感情表現で出てくる光輪、孤島の大精霊のムービーで杖の先端に現れる模様に酷似しているという意見がある。
試練クリアで見られるようになる壁画について
全ての試練のクリア後にみられる追加の壁画について
火の試練クリア後、最初の壁画の近くの浮き石の上に火のついた香炉に近づくと追加の壁画が現れるようになっている。香炉に近づくと、水の試練クリア後に現れた壁画部分の近くに金色の人物が追加される。そして次の壁画(地の試練クリア後に現れた壁画)近くの浮き石の上に火のついた香炉が現れる。これを繰り返すとやがて全ての壁画に金色の人物が追加される。
追加の壁画が表すストーリーの大まかな流れについて
- 王子の誕生を描いたものであるとする説。
試練を全て達成したある人物が、得た光を各地に分け、王国を作ったことで王子となった、という説。- 王子の誕生を描いたものであるとする説に基づいた王子の人柄について
今回の試練は(火の試練は特に)フレンドと協力しない場合かなりの難易度を誇るが、王子は全て1人で最後まで行きついているように見える。倒れている人物を犠牲にしているという見方もあるが、いずれにせよ自分を犠牲にはしていない。また、最初の方こそ屈んでうやうやしく光を取っているが、火の試練では喜ぶように両手を上げている。倒れている精霊が死んでいない場合は単に負けず嫌いとも取れるし、倒れている精霊が死んでいる場合は他者を踏み台にしてでも勝ちたかったとも取れる。いずれにせよこのゲームにおいて闇と結び付けられる利己主義の片鱗が見て取れる。最後の壁画では頭の周りに八本の線があるという視点では王子のようであるが、その周りの四芒星を思わせる光芒は王のようにも見える。この時点で王子は戴冠したのではないかという説がある。
- 王子の誕生を描いたものであるとする説に基づいた王子の人柄について
- 石窟を訪れた今回の(プレイヤーの)星の子を描いたもの
壁画が現れた時点で、試練を達成したという点では星の子も同じである。しかし金色の人物は孤島の大精霊と思われる人物と共に船に乗って石窟に行っていたり、試練の最後で得た光を各地に分けていたりと星の子が体験したこととかなりの相違が見られる。全く同じでないとはいえ星の子も試練をクリアしているためいつか王子となって王国を再建するのではないかという説もあるが、一つの試練の中でも複数の星の子が知恵を得ている以上今回の季節で単一の王子が誕生したとは考えがたい。
予言者の季節全体についての考察
四属性について
4つの試練に対応する4つの属性があるようである。
石窟入り口通路の壁画
入り口の通路を進んでいくと壁画が現れる。入口から順に以下の順で並んでおり、階段を登りながら見ることになる。
1
2
3
4
石窟入り口通路の壁画が表すものについて
壁画の中の場所、また魔法の季節の灯りの色とマークの対応から、順に水、地、風、火を表していると思われる。順に「雨が降って川になって流れた先の海の中の島の上にある青い光」、「草花の生えた大地の、高台の上にある緑の光」、「風の吹く浮島の上にある水色の光」、「林の近くで燃え盛るオレンジの光」と思われる。
中央広場の柱のようなオブジェ
洞窟入口から見た表側
4つの模様が彫刻されている。
裏
各試練終了後に各試練に対応する彫刻が光るようになる。下から順に1つずつ追加で点灯して行き、全試練終了後は4つ全てが光る。
このオブジェ自体について
上記のパッチノートで「オベリスク」と表されていることから、現実世界のオベリスク(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF )と同じような役目を果たしていたと思われる。
このオブジェの模様が表すものについて
恐らく下から水、地、風、火を表していると思われる。通路の壁画と位置の高低の順が同じであることや、各試練のクリア状況に応じて点灯することがその理由である。
この四属性は現実世界の四元素(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%85%83%E7%B4%A0 )に対応するかもしれないし、精霊が当時根源的な元素だと考えていたものが偶然現実世界のそれと合致したのかもしれない。そのため精霊の考える四属性の持つ性質は現実世界のそれと必ずしも一致しない可能性がある。
4つの模様の順番の意味について
下から水地風火の順番に積まれていることの意味について諸説考えられている。
この柱は精霊たちがこうだろうと考えていた、Sky世界の構造を表しているのではないかという説がある。例えば、世界は階層構造があって、一番下に水があり、水の上に大地が浮かび、大地の上に風が吹き抜け、全ての上に炎がある、という風な伝承が石窟で語り伝えられていたのかもしれない。
または、世界が生まれる際にどの元素から出現したのかという、世界誕生の歴史を表しているのではないかという説がある。例えば、水が生まれ、その上に大地が生まれ、風が吹くようになり、最後に火が生まれた、というように世界が生まれた、(または何らかの創造主によって世界が創造された)のではないかという説である。
または、精霊がどの属性を大事にしていたかの順番であるという説がある。skyの世界では炎が重要な役割を持つので、火が一番上にあるのはそれらしく思える。
あるいは石窟が学校であるという説に基づき、学年を表しているという説がある。例えば、 水が1年生、地が2年生といった感じで学びの習熟度別にクラスになっていたかもしれない。
試練とは何か
試練を行う時ケープや魔法や道具が使えなかったのは、試練を受けた当時の精霊もこれらを使えなかった(あるいはそもそもこれらが当時はなかった)からではないかという説が有力である。このことから、ほかの条件(エネルギーが尽きてもチェックポイントまで戻される、途中で抜けることが出来るなど)も当時と同じなのではないかという説もある。
また地の試練で現れる壁画では試練と思われる部分の最後に各属性の色の光があるが、星の子が挑む試練の最後にはない。これは壁画の出来事で各属性の色の光が既に取られているためではないかと思われる。あるいは預言者の像で得られるものがそれかもしれないが、試練の空間から出るとそれで得た能力は失われてしまう。壁画の金色の人物は試練で得た光を各地に送っているように見えることから、星の子が得た能力は試練の空間内だけでの再現であると思われる。
そして各属性の光の代わりに星の子が知恵として得るものは光の翼である。光の翼は星の子の痕跡であることは英語生放送で触れられているが、この光の翼に限っては星の子のものではなく、壁画の金色の人物が残したものかもしれないという説がある。
試練に入る前の小部屋には白いキャンドルが置かれている。これについては、試練の犠牲者であるという説と、白いキャンドルは貨幣として使われていたとアプリ内で言及されていることからどれに対策するかという投票あるいは投資ではないかという説がある。現に群を抜いてキャンドルが多いのは火の試練だが、他の試練に対して特に対策がなされなかったように感じるのに対し捨てられた地には恐らく闇の生物を倒すための軍や兵器が置かれたことがわかる。
試練で得られる知恵(忍耐、不屈、調和、勇気)については、それぞれ雨林、草原、峡谷、捨てられた地に渡っているが、これについてはそれぞれその要素が足りない大精霊の元に渡ったという説、あるいは知恵が歪んでしまった・活かしきれなかったのではないかという説がある。
- 例えば雨林の大精霊に忍耐があるようには思われず、不屈の知恵を得たはずの草原には疲弊していたり寝不足だったり「頑張れない」あるいは逆に「頑張りすぎている」ように見える精霊がおり(大精霊も寝ている)、調和の知恵を得たはずの峡谷では競争が盛んである(ただし競い合っていただけでそこに悪意がなければ調和がなされていたといえるかもしれない)。勇気の知恵を得たはずの捨てられた地では、勇気を「蛮勇」と取り違えてしまった可能性がある。
預言とは何か
未来について予め語られた言葉という「予言」ではなく神から預かった言葉という「預言」の字が季節名として使われていることから、オープニングで語っているとおぼしき上位存在、さらにメガバードにも関連があるのではないかという説もある。
上記のように「預言」という語句には「未来についての言葉」という意味は必ずしも含まれない。
そもそもこの季節で明かされたもののどれが預言であるのかについて、人によってさまざまな見方(あるいはその組み合わせ)がある。
- 預言者が記憶の中で教えていたものが預言であるとする説
生きていく上で重要な精神的な心構えを説いていたのではないかという説。 - 試練そのものが預言であるとする説
ダメージを与える水、宙に浮く建造物、激しい風、闇の生物は全て暴風域にある。つまり試練は暴風域の預言なのではないかとする説である。 - 壁画が預言であるとする説
王子の誕生自体が預言されていたという説。しかしこの壁画は王子が強調して描かれるばかりで、預言と言うよりは記念の壁画に思われるという意見もある。 - 金色の人物以外の壁画が預言であるという説
もともとこの部分のみが預言であったが、王子の誕生あるいは王子の戴冠時に金色の人物が書き加えられたのではないかという説。 - 金色の人物の到来が預言であるという説
壁画は金色の人物に関する預言を元に、実際の出来事を描いたものであるとする説。そのまま金色の人物=王国を治める人物の到来が預言であるという説や、星の子のように例えば精霊を天に返すといったような使命を帯びて降りてきた人物が使命を履き違えるなどして王国の中心になったという説、遠い未来の星の子の到来を預言したものであったのに偶然落ちてきた王子がそれだと勘違いされた(あるいは自らをそう称した)という説など様々な見方がある。
石窟はどんな目的で利用されていたのか
精霊の記憶を解放する時、必ず4人の精霊とそれぞれの弟子と思われる8人の精霊が集まっている。その様子はまるで学校のようである。しかしその目的とシステムについては諸説分かれる。
まず目的であるが、以下の説がある。
- 全ての精霊に、地上で生きるための術を教える学校であった
産まれたばかりの精霊は、あるいは追放されたばかりの精霊は過酷だったSkyの環境で生きるのは難しかった。そのためここでは生きる術や心構えを教えていた。 - エリートの精霊を養成するための学校であった
何らかの基準で選ばれた精霊を、何らかの目的を達成させるためにここに集めていた。Skyという国に必要な人材を育てる養成機関のようなものと考える説である。 - 王国の滅びが既に預言されており、それに備えるためのものであった
「忘れられた啓示」とあるため、王国の始まりであるこの時点で既に王国の滅びが預言されていたものの、ある時点で石窟が使われなくなり、長い年月で精霊達は啓示を忘れてしまったのではないかという説である。
精霊の記憶の時期についても、以下の説がある。
- 試練ができた当時の記憶である
弟子のような精霊達自身が試練を受けたという説。 - 試練が達成されたあとの記憶である
壁画によって当時の勉強をしている、後世の精霊であるという説。教材として試練も受けたかもしれない。
次にシステムについてであるが、以下の説がある。
- 属性によって組分けがなされている
孤島の壁画で落ちてきた光を天から産み落とされた精霊と考え、入り口の四属性の壁画は精霊達の属性を示しており、それによって組が振り分けられそれぞれの属性の預言者精霊に師事するという説。どんな属性かは諸説あり、精霊の性格であるという説、精霊が生まれた場所であるという説、精霊がどの方角から落ちてきたかであるという説、暦を四属性に振り分け精霊の生まれた日で決めているという説などがある。 - 属性によって学年分けがされている
下から水の学年、地の学年、風の学年、火の学年があり、それぞれの学年でそれぞれの要素を学ぶ。そして学年末にはテストのように試練があり、それをクリアした精霊のみが上の学年に進級できるのではないかという説。入学試験のようなものがあり、クリア出来なかった試練の学年から受け始める可能性もある。
この説での低学年にあたる水や土の弟子精霊達が記憶の中で転んでいるのも、低学年ゆえなのではないか。
既存の精霊に似ているように見える精霊について
精霊本人とも考えられるが、王国の歴史は長いため違う時代の精霊が共存するとは考えがたい。そのため既存の精霊の祖先のようなものであるか、Sky世界では同じ精霊(また生物)が何度も輪廻していると見る向きがある。
全ての預言者に草原の精霊が従っているように見えること、また峡谷や書庫の精霊がいないように見えることにはなんらかの意味があるのだろうかと考えられている。
または、精霊は非常に長命であるという可能性もある。
さらにメタ的な視点で言えば、開発コスト削減のために既存の精霊のキャラデータを再利用しただけかもしれない。
精霊達の出身エリアや感情表現の種類は様々だが、服装はみな民間人(civilian)ぽい服装であるという点では共通している。特別な技術や職を身につけている訳ではない「普通の精霊」を表しているのではないだろうか。
しかしここにいる精霊の髪型の少なくとも一部はとても特徴的である。普通の精霊を表すためにわざわざ既存の精霊の特徴的な髪型をつけるだろうか。
預言者の季節のマークについて
預言者の季節のシーズンキャンドル
季節のマークが設定画にある王子の仮面と同じであること、原初の物語ということから王国の始まり、つまり王子に関係する季節なのではないかと注目を集めている。
季節のマークはベツレヘムの星(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%84%E3%83%AC%E3%83%98%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%98%9F )とされる八芒星にも似ており、「預言者」の季節であること、またクリスマスも近いことからベツレヘムの星に導かれた東方の博士達(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%96%B9%E3%81%AE%E4%B8%89%E5%8D%9A%E5%A3%AB )がモチーフのひとつなのではないかという見方がある。ただし東方の博士は4大福音書の中ではマタイによる福音書のみに書いてある存在であり(人数も明記されていない)、ルカによる福音書では天使にお告げをもらった羊飼いが立ちあったとされている。キリストの降誕(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AE%E9%99%8D%E8%AA%95 )も参照。
また中央にダイヤがあり、その裏に四芒星、その裏に八芒星が描かれていると見立て、この季節に登場する精霊達に相当しているのではないかという見方もある。
また、星の子が呼びかけた時に出てくるマークにも似ている。そもそもベツレヘムの星自体が「導きの星」であるため、関連しているかもしれない。羅針盤のようにも見える。