兵団運用 上級戦術論

Last-modified: 2021-08-30 (月) 11:04:24

前の戦術論→兵団運用 中級戦術論

・騎兵襲撃防衛の隙間時間をよく理解すること
⇒初級戦術論のほうで以下の記載をしました。
「騎兵は少し特殊で、複数騎兵であればアペニンでも銃兵でもひきころせますが、
襲撃のCTが長いので、襲撃後に拠点を維持し続けるという継戦能力に欠けています。
拠点を奪うきっかけ、守るきっかけにはなりますが、維持するためにはやはり前衛兵が必要となるのです。」

基本的にはこのことを言っているのですが、より具体的な事例をだして解説しましょう。

隴城関のC拠点防衛が典型的な例となります。
隴城関のC拠点防衛方法でよくあるのは、C拠点の奥にアペニンや銃兵を配置し、敵兵がきたらサイドから騎兵襲撃をして防衛するというスタイルです。
しかし、この防衛方法には弱点があります。
騎兵襲撃が終わったら、そのCTが回復するまでC拠点を維持し続けることができないということです。
そしてこの次の騎兵襲撃がくりだせるまでの隙間時間が防衛の要となります。
この隙間時間でよく見られるのは、攻守共に背にアペニンがいる状態で武将同士の一騎打ちが行われます。
そして、防衛側の武将がこの一騎打ちに破れるとC拠点を踏まれていき、焦って拠点にはいった防衛武将が次々と殺されてついにはC拠点が陥落するのです。
では、この隙間時間の防衛はどうすればよいでしょうか?
答えは先に記載したように、前衛兵が必要なのです。
前衛兵がいれば攻撃側のアペニンや武将の攻撃ダメージを前衛兵に分散させることができ、防衛側武将を死にづらくさせられます。
更に、対武将戦闘能力の高い開拓兵やヴェネツィアであれば逆に攻撃側武将のキルも狙っていけるでしょう。

    

・マル忠など星5騎兵にひかれる場所では、角に陣取ること
⇒マル忠にとってフサリアは特に脅威です。しかし、フサリアにひき殺される場所でもマル忠で戦わなければいけないということがあります。
その場合、できるだけ障害物によってできているL字型の角に陣取りましょう。
角に陣取っておけば、前からでも右からでもフサリア襲撃をわずかな移動で回避することができます。
マル忠のような足の遅い兵団でも回避できます。
これはヴェネツィアにもいえることで、ヴェネツィアといえどもフサリアの襲撃を正面から受けるのは危険です。
角に陣取って襲撃を回避したうえで角待ちヴェネツィアの状態にすればほとんど無傷でフサリアを倒すことができます。
このテクニックは青海望のようなランク戦大規模野戦でのB拠点防衛でも使えます。

    

・自分がマル忠で、味方に前衛兵がいる場合、自分のマル忠を先に前にだすタイミングを極めること
⇒これは中級戦術論にも記したように、
「自分が最初に突っ込むより、味方を先に突っ込ませて後から自分が突っ込む方が100%良い連携になる」
というのが基本となります。
しかし、味方が先に突っ込んでくれない場合は自分が先に突っ込まなければいけません。
でも、自分が先に突っ込んでも味方が続いてくれるのかという問題は発生します。
この問題に対処するためのテクニックが2つあります。
1つ目は、「前の方で自分の前衛兵を動かし続けて、それに味方の前衛兵が反応するかをチェックすること」
2つ目は、「味方の前衛兵の主(武将)が死んでいないかTABキーでチェックすること」
となります。
まずは1つ目の方法でチェックします。
そして反応がなければ2つ目の方法でチェックします。
1つ目の方法で味方の前衛兵に反応があれば続いてくれる可能性が非常に高いので、自分のマル忠を先に前に出しましょう。
味方の前衛兵に反応がなくて、その前衛兵の味方武将が死んでいない場合は、時間が許すならもう少し待ちましょう。
味方の前衛兵の反応がなくて、その前衛兵の味方武将が死んでいる場合は、100%前に出ないので、他の所にいくか味方の増援部隊がくるのを待ちましょう。

    

・陽動を兼ねた動きの場合、無理をして陽動で兵団を死なせないこと
⇒これは非常に難しい問題です。登州城攻めの場合を例として説明しましょう。
登州城のAを攻略した後、右補給か左補給を狙うことになります。
しかし、大抵右補給はガチ守りされています。
そして右補給をガチ守りされると投石も入らないので、防衛が非常に有利な地形となります。
その場合は左補給を攻めるのがセオリーです。
しかし、この左補給を攻めることは陽動も兼ねています。
右補給にいる防衛武将たちを左補給に集めるということです。
そして、左補給に防衛武将たちが集まってきたとき、本当に左補給を攻めるのか?
という問題が発生します。
なぜなら、左補給が確実にとれるのであれば攻めればいいのですが、
左補給に防衛武将が集まってくると左補給をとれる可能性が低くなります、
逆に右補給が手薄になっていくので右補給をとれる可能性が高くなってきます。
そして、左補給に防衛武将が十分集まった状態で左補給を無理に攻めてしまうと返り討ちに遭います。
それだけではなく、右補給が手薄になっているので右補給を攻めようとしても兵団を城外の補給所までとりにもどらないといけないので時間がかかります。
その間に防衛側が再び右補給の守りを固めていき、右補給がとれるチャンスを逸してしまいます。
なので、タイミングを見計らって手薄になった右補給を攻めるためにも安易に左補給を攻めて兵団を失ってはいけません。
左補給を攻めるぞと見せかけて、右補給が手薄になったら、右補給にピン立てして騎兵を連れてダッシュで右補給を奪いにいきましょう。
このタイミングと判断はかなり難しい問題で、上級者でもミスをして大敗することがよくあります。

    

・騎兵襲撃の到着点をできるだけ味方側にすること
⇒騎兵がやられるときは大抵、襲撃が終わった所でやられます。
襲撃到着点に敵武将や敵兵がいるからです。
ということは逆に考えれば、襲撃到着点に味方武将や味方兵団がいるなら、自分の騎兵がやられる可能性は低いということです。
こういう襲撃は主に2つあります。
1つ目は、裏どりをして背後から敵に襲撃をして襲撃到着点が味方になるようにすること。
2つ目は、味方が裏どりをして背後を攻めたときに、前から敵に襲撃をして襲撃到着点が裏どりをした味方になるようにすること。
の2つです。
これが決まれば、騎兵をほとんど死なせない状態で大きな成果を挙げることができます。
しかし、このような条件がいつでも揃うわけではありません。
どのマップのどこの地形でこれが可能になり得るのか、見極めた上でこのような襲撃を狙っていきましょう。

    

・襲撃の指示をだしたが、直後にこれは失敗だと気づいたら襲撃キャンセルすること
⇒これをしている人は意外と少ないものです。
騎兵襲撃のチャンスと思って襲撃指示をだしたけど、その直後に、これは失敗すると気づいてもそのまま騎兵が突っ込んでいき、
やはり大した成果を出せずに全滅した。
ということがあります。
これは騎兵襲撃に限らず、遠征騎士など歩兵での襲撃でも同じことです。
襲撃指示をだした直後、これは失敗すると気づいたら襲撃キャンセルしましょう。
ただし、敵にアペニンがいたなど、襲撃キャンセルをしてももう騎兵は生き残れないという場合もあるので、
その場合はそのまま襲撃させて武将も突っ込み、少しでも敵兵を削りましょう。