【戦車のタロット】

Last-modified: 2024-01-20 (土) 18:23:44

概要

【モンスタータロット】のアルカナ効果の1つ。
2枚まで入れる事が出来る。消費MP6。射程10m。
対象の頭上から巨大な球体を落とし、敵単体に無属性物理ダメージを与える。
さらに、使用者にかかっている「戦闘中にかけられる有利な状態変化*1の数に応じてダメージボーナスが加わる。
物理ダメージ部分、良い効果によるダメージボーナス部分共にランクが上がると強化される。
また、同じランクでも使用者の攻撃力が505以上になるとダメージボーナス値がさらに+1され、攻撃力999以上で+2される。

ランクによる変化

ランク攻撃力505未満での基礎ダメージ攻撃力505以上での基礎ダメージ攻撃力999以上での基礎ダメージ
B以下通常攻撃の1倍+
9~11×良い効果の個数
通常攻撃の1倍+
10~12×良い効果の個数
通常攻撃の1倍+
11~13×良い効果の個数
A以上通常攻撃の1.1倍+
11~13×良い効果の個数
通常攻撃の1.1倍+
12~14×良い効果の個数
通常攻撃の1.1倍+
13~15×良い効果の個数
オーラ通常攻撃の1.25倍+
17~19×良い効果の個数
通常攻撃の1.25倍+
18~20×良い効果の個数
通常攻撃の1.25倍+
19~21×良い効果の個数

※ダメージボーナス値は【ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン 公式ガイドブック 闇の領界+職業の極意編】P161より
※物理ダメージ部分、ダメージボーナス部分共に【うらない】スキルの「タロットの威力アップ(専)」や【魅惑の水晶球】によるタロットダメージアップ効果を受ける

詳細

単体に物理攻撃を行う攻撃系のアルカナ効果。
物理攻撃ではあるものの他の攻撃系タロット同様、幻惑の影響は受けないが身かわしや武器・盾ガードが発動する事がある。
基本倍率自体は通常攻撃の1~1.25倍ではあるものの、タロット攻撃ゆえに「タロットの威力アップ」や魅惑の水晶球が乗るため、うらないスキルに100まで振った状態では実質的な倍率は4倍以上、魅惑の水晶球を使うと6倍以上になる。
つまり、ただ使用するだけで【猛毒】中の【タナトスハント】以上、魅惑の水晶球があれば【休み】中への【オネロスハント】すら上回る超高倍率攻撃である。
半面、【ファラオ・ルドラ】【ファラオ・ヘッド】などの守備力の高い相手にはダメージの減少が激しい。
 
物理ダメージ部分だけ見ても高性能だが、状態変化によるボーナスでさらにダメージが爆発的に増える
(例えばランクA以上かつ攻撃力505以上の場合、状態変化を1個かけると攻撃力を23.6上げるのに相当する)。
状態変化を積み重ねることで、相手の守備力が高くとも大ダメージを出すことができるようになるのである。
なお、段階がある状態変化は2段階かかっていても1つとして考える。例えば「攻撃力が2段階アップしている状態」は1つと数える。
ちなみに【ファランクス】はかかる与ダメージ減少効果も有利な状態変化とカウントされるため、一手で二つ分のダメージボーナスが得られる。与ダメージ減少もタロットの威力アップと加算で誤差程度になるため差し引きプラスとなる。
 
会心時のダメージ計算が攻撃魔力依存のタロットとは異なり、「基礎ダメージ=自分の攻撃力」となる。
このとき、このカードが持つ通常攻撃の○倍という基本倍率や状態変化によるダメージボーナスは無視され、テンションの影響も受けない。
これによって会心ダメージが本来与えるダメージを下回る場合、会心ダメージは本来のダメージの1.2倍となる。
つまり会心時の処理においては通常攻撃や物理系特技と同じ扱いを受けるわけである。
しかし、あくまでタロットであるためか他の物理攻撃と違って属性武器や【フォース】で属性付与できず、「○○系にダメージ+△%」のベルト効果も受けない。
 
タロットの中でも特に単体単発で大ダメージを狙いやすい反面、デッキには2枚までしか入れられないし、2999のダメージキャップにも引っかかりやすいのでフル活用するにはオーラや魅惑の水晶球によるダメージ上限アップが欠かせない。
よって、【エンゼルのみちびき】【魔王のいざない】によりチャンスタイミングを狙い撃ち、かつオーラ状態で手札に呼び込めるエンゼルスライムや魔王のモンスターに割り当てるのに向いていると言える。
 
依存パラメータが異なる上にダメージ増加には補助効果も必要なことから、他の攻撃魔力依存タロットとの共存は難しい。
基本的に、このカードを使う場合は「補助タロット大量で攻撃タロットはほぼ戦車のみ」といった構築になるだろう。
占い師が他の職と組む場合は、主に補助役としての役割を求められることになるので、こうした「補助+戦車」デッキを使うと全体の動きがまとまりやすい。
【ダークキング】【海冥主メイヴ】など属性耐性のあるボスを相手にする場合は無属性である点も重要となる。
一方、占い師オンリーのパーティで戦う場合は、【審判のタロット】連打のゾンビ戦法が中心でバフを維持しづらいことと、【隠者のタロット】【塔のタロット】の属性耐性ダウン効果を複数人で共有できることから戦車デッキよりも攻撃魔力依存タロット中心のデッキの方が適する。

Ver.4.1

【災禍の陣】の修正により間接的に弱体化。
本タロットは物理ダメージかつタロットダメージのため、旧仕様の災禍の陣と併用すると「守備力が0になる効果」と「呪文・タロットで受けるダメージが1.5倍になる効果」の両方が適用され、どんな敵にも問答無用でキャップに引っかかるほどのダメージが出せる。
また、占い師自身も災禍の陣が使用可能なため、チャンスチャージに合わせてエンゼル・魔王でオーラ戦車をサーチして手軽に4999ダメージという自己完結コンボが可能であり、万能職や中衛補助職としては破格の火力を有していた。
しかし、本バージョンの仕様変更で守備力が高い敵に対しては4999ダメージはほぼ狙えなくなった。



*1 例えば、【温泉】や料理、香水は効果がない