【フォース】

Last-modified: 2025-12-06 (土) 22:25:36

概要

  1. 【魔法戦士】【職業スキル】
  2. 1.のスキルラインで習得できる「○○フォース」と名のつく特技の総称。
    炎属性の【ファイアフォース】、氷属性の【アイスフォース】、風+雷複合属性の【ストームフォース】、土+闇複合属性の【ダークフォース】、光属性の【ライトフォース】の5種類がある。
  3. 2.のフォース系特技で付与される同名の状態変化の総称。

特徴(フォース系特技・状態変化)

「○○フォース」はそれぞれ個別の特技として特技コマンドから使用できるほか、Ver.7.1では5種フォース系特技を1枠に集約した「フォースセレクト」のコマンドも実装された。
実装順番は逆だが、要は【天地雷鳴士】【デスマスター】における、各種召喚を1枠に集約した【げんま召喚】【死霊召喚】と、個別の召喚コマンドとの関係と同じ。
個別のフォースを特技欄に配置した場合はそのフォースを直接使用するが、フォースセレクトを特技欄に配置した場合は特技ウィンドウからフォースセレクトを選んだ後に1階層下のフォース選択ウィンドウが表示され、そこから掛けたいフォースを選ぶことになる。
フォース使用時のモーションとSEは属性ごとに若干異なっており、開発のこだわりが感じられる。ただし戦闘においては、準備時間および硬直時間も多少変わってくるため、シビアな戦いでは注意が必要。
ちなみに、ファイア・ストームフォースが一番速く、アイス・ダークフォースが一番遅い。
 
なお、それぞれのフォースは互いに上書きしあうため、2種類以上のフォースを同時にかけることはできない。
また、異なるフォースの上書きを除けば、死亡・いてつくはどう効果・効果時間切れで解除されるが、任意に解除する方法はない。

攻撃

  • 通常攻撃によって与えるダメージが+10%される。
    この効果は通常攻撃にのみ適用され、特技には効果がない。
    武器種による種族特効や各種ベルトによる「○系にダメージ+%」とは加算で補正される。
    【戦神のベルト】による「○○装備時○属性のダメージ+%」の効果とは乗算で補正される。

 
その他、属性に関して詳しくは【属性】の項目も参照。
 
本作では敵の属性弱点倍率が控えめな傾向がある*1ため、弱点を突くようフォースをかけたとしてもそれだけで劇的な火力増加とはなりにくい。
しかし、魔法戦士には【全属性耐性低下】を引き起こす【フォースブレイク】があるため、実用上は(たとえ相手の元の耐性が等倍~微軽減であったとしても)かなりのダメージ増加率を叩き出すことができる。
もちろんフォースの属性付与を切らせてしまうとフォースブレイクをはじめとした属性関係の効果の恩恵が全くなくなってしまうため、コンボの下準備として更新は忘れないようにしよう。
 
フォースは【輝石のベルト】【戦神のベルト】【断罪のゆびわ】などの属性強化効果とも相性抜群だが、フォースと属性が合っていなければ意味がない。
魔法戦士入りの物理編成で【エンドコンテンツ】に挑む場合は、使用属性について戦闘前に打ち合わせておくとよい。
 
フォースの選択は相手の弱点属性に合わせるのが基本だが、敵の各属性への耐性が平坦な場合は味方が持つ【○属性耐性低下】の付与手段や、元から属性を持つ攻撃手段に合わせるとよい。
各種の単属性の耐性低下はフォースブレイク等の全属性耐性低下と重複するため、属性強化同様に積極的に活用したいものであるが、属性が合っていなければ無意味となる点もあちらと同様である。
また、味方の攻撃手段に元から属性を持つ技とそうでない技が混ざっている場合は、前者の属性にフォースを合わせれば一つの属性強化手段で全ての攻撃をブーストできる。
これを踏まえた運用の典型例が弓を装備した魔法戦士自身であり、弓には光耐性を下げる【ダークネスショット】と光属性のCT技2種があるため、フォースや属性強化を光で統一することにより自身の火力も味方の火力も簡単に底上げできる。
味方のスキルとのシナジーを特に考慮する必要のない場面において、弓魔戦+ライトフォースの光属性軸が好まれるのはこのためである。
もちろん、攻撃手段も耐性低下手段も一つの属性に特化している(が一部無属性の技も交える)【魔剣士】【ガーディアン】がいるなら、それを前提としたフォース選びをしたい。
それら以外では、【ジゴスパーク】で雷耐性を下げられるヤリ使いがいるならストームフォース、高火力の光属性技である【ゴッドスマッシュ】を持つツメ使いがいるならライトフォースといった選び方も有効。
ただし、耐性低下耐性が非常に高くフォースブレイク小ダウン以外の耐性低下が期待できないような相手には、耐性低下を前提としたフォースの選び方は有効とならないため注意。
その場合も基本的にはライトフォースをかけることが共通認識となっている。魔戦自身のCT技とも噛み合い、周りも光属性強化のアクセを装備していることが多いためである。
…がVer.7.4時点では、光強化のこころ【ガナサダイのこころ】に限られており、入手・強化の確実性や召喚技の存在を考慮すると他属性を強化するこころの方が優位となるため、こころを含めた属性強化の積みやすさという観点ではとりあえずライトが最適解とも限らなくなってきている。
 
そのほか、魔戦以外が属性付与の有無に影響されない魔法構成などにおいては、敢えてフォースを使わず戦うのが有効となるケースも存在する。
魔戦自身は補助技や元から属性が付く技も多数持つ関係で、立ち回り次第でフォースの乗る攻撃をする機会が減り(特に弓装備時や壁役兼任時)、その場合は僅かな機会のために管理するバフを1枠増やすのが非効率となってしまうためである。
ただし、魔剣士のような属性メインだが少しでも無属性のCT特技を使うという職と組む場合は、フォースブレイクと各種CT技を合わせた爆発的ダメージが強みである以上フォースはしっかり更新しておこう。
 
なお、【サポート仲間】の魔法戦士はそのタイミングで攻撃するべき敵に対し、最もダメージの高くなるフォース*2を都度使い直す。
そのため、【グランドクロス】【プラズマブレード】などにより色々な属性の耐性低下が頻繁に付着する状態だと、さまざまな種類のフォースを次々に使うようになる。
結果として効率の悪い行動が増えることになるので、サポ魔戦の使い勝手の微妙さの一因となっている。

防御

【達人のオーブ】による「○○フォースの護り」によって、対応するフォースの効果が付与されている間、最大12%までの属性耐性を得られる。
DQ9におけるフォースとは異なり、宝珠のレベルを上げない限り属性耐性は0である。
また、魔法戦士がセットすれば全員に属性防御の効果がかかるわけではなく、対応する宝珠を付けているプレイヤーに、そのフォースが付与された時のみ効果がある。
 
達人のオーブ改修までは、激戦区である光宝珠にわざわざセットするメリットが薄く、魔法戦士であっても活躍する機会が限られていた。
Ver.5.2での改修により、達人のオーブが職業ごとに記憶され付け外しが容易になったことで、敵に応じて宝珠をセットする運用が現実的に可能になり、実用性が増した。
Ver.6からは特定の属性耐性が重要になり、かつ魔法戦士が活躍できるバトルコンテンツ【源世庫パニガルム】の実装によって、護り宝珠の重要性が上がっている。

範囲

現行仕様では最初から自身と周囲の味方に効果がある。その効果範囲も20mと【ベホマラー】並に広いため、巻き込み損なう心配はほぼ無い。
ただし、前述の通り任意にフォースを解除する手段はなく、広範囲に一種のフォースをまとめてかける性質上、特定の味方にのみフォースをかけない(あるいは別種のフォースをかける)といった運用はほぼ不可能なため、属性相性に注意して運用したい。

特徴(スキルライン)

SP100までのスキルは大部分が「○○フォース」で占められている。
 
フォース&フォースブレイク以外では、範囲に行動間隔2段階短縮とチャージタイム10秒短縮を付与して自分のフォースブレイクと味方のCT攻撃技の発動を速められる【クロックチャージ】が目玉。
現在の【魔法戦士】の最大の強みはこの3点による圧倒的な瞬間最大火力と認識されており、これらに加えて自身が攻撃するための片手剣か弓を用意しておけば良くも悪くも多くの場面では最低限の役割を果たせるが、他のスキルもそれぞれ有用な物が揃う。
 
リスキーで扱い辛いイメージのある【マダンテ】も、MPケアや呪文威力を上げる手段の充実に伴い、意外と低リスクで安定性のある火力として運用できるようになってきている。
【MPパサー】は汎用的なMP回復手段の中では特に効率が良く、短時間の戦闘ではほぼ使う機会がないものの、長期戦や一部の敵が持つ強力なMPダメージ攻撃のリカバリーには使える。
また、「弱点属性がわかる」パッシブを取得すると、さくせんコマンドから敵の7属性への耐性を簡易的なアイコン(弱点大・弱点中・弱点小・等倍・軽減の5段階評価)で表示させることが可能になる。
 
200スキルの「よろいが装備できる」パッシブは防具の選択肢を増やすという独特なもの。
防具詳細の「魔戦」の部分が青字で表示される防具が追加で装備可能になり、具体的には職業クエスト装備を除く鎧職(【戦士】【パラディン】【魔剣士】【ガーディアン】)が装備できる防具セット全般が該当する。
【クリムゾンメイルセット】【レギオンメイルセット】といった軽鎧系の装備は、元々鎧職ではなく道着職用の防具であるため、このパッシブを取得した魔法戦士も装備できない。
他の職業と違いこのスキルは段階による仕様の違いはないが、190~200Pにしかセットできないため注意。

習得呪文・特技・スキル効果

SP獲得称号呪文・特技・スキル効果
0-【フォースセレクト】?
4炎の力の戦士【ファイアフォース】(専)
10聖なる力の戦士全職業でちから+10
16氷の力の戦士【アイスフォース】(専)
22気高き力の戦士全職業で最大MP+10
32嵐の力の戦士【ストームフォース】(専)
42正義なる力の戦士全職業でみのまもり+5
52闇の力の戦士【ダークフォース】(専)
68天の力の戦士【MPパサー】(専)
82星々の力の戦士全職業で最大HP+20
100銀河の力の戦士【ライトフォース】(専)
110-こうげき魔力+30(専)
120-最大MP+50(専)
130-【フォースブレイク】(専)
140-敵の弱点属性がわかる(専)
150-【マダンテ】(専)
必殺技【マジックルーレット】
【エナジーフォール】

 
【180スキル】および【200スキル】は以下より選択。

呪文・特技・スキル効果160170180190200
【クロックチャージ】180秒(開幕70秒)130秒(開幕50秒)90秒(開幕30秒)
特技のダメージ強化(専)+5+10+20
呪文のダメージ強化(専)+5+10+20
被ダメージ軽減(専)3510
みかわし率(専)+0.5%+0.8%+1.2%
ターン消費しない(専)+1.0%+1.5%+2.0%
テンション消費しない(専)1%2%3%
よろいが装備できる(専)(セット不可)(セット可)

変遷

Ver.1.1まで

フォース系特技は魔法戦士実装前から敵専用特技として存在していた。
この頃はフォース側に属性耐性+50%の効果があり、特に元々氷耐性を持っている【シュプリンガー】がアイスフォースを使うと【ヒャド】【ふぶきのオノ】による攻撃を完全にシャットアウトしていた。
しかし、味方へのフォース解禁と共にひっそりと無かった事にされてしまった。

Ver.1.2

味方側にスキルライン実装。
ただ当時の各フォースは魔法戦士本人のみが効果対象であり、【さみだれうち】【はやぶさ斬り】を属性化する程度でほぼ使い道が無く、影の薄いスキルだった。
しかし手に入るパッシブは生存率に直結するものだったため、魔法戦士に熱心でない大抵のプレイヤーはSP82のHPパッシブで止めて他にスキルポイントを回していた。

Ver.2.1後期

【120スキル】で「フォース範囲化(専)」を取得すると自分を中心とした範囲の味方全員にフォースがかけられるようになるようになった。
続く【130スキル】でフォースブレイクが加わり、属性火力のサポートとしてかなり強化された。

Ver.3.0前期

【達人のオーブ】実装に伴い、フォース系特技の関連宝珠(現○○フォースの護り)が追加。
当時は「○○フォースの極意」という名称であり、魔法戦士限定の宝珠であった。

Ver.3.0後期

宝珠「○○フォースの極意」が「○○フォースの護り」に名称変更され、同時に全職で適用されるようになった。

アスフェルド学園

法術または職業特技の【スキルノート】で各フォースを取得可能。ただしフォース範囲化はスキルノートでは覚えられないため、Ver.1期同様仲間にフォースをかけることはできず扱いは微妙だった。
学園の武器には装備時属性ダメージ強化の錬金がつけられるのでそれと組み合わせるか、【ミラン】【破魔の呪法】に合わせて使う程度。

Ver.6.2

スキルラインが調整。
フォース範囲化がデフォルト効果になった。これに伴い、110Pの「フォース範囲化(専)」は「こうげき魔力+15(専)」に差し替えられた。
また、120Pの「最大MP+30(専)」が「最大MP+50(専)」に強化、140Pの「攻撃時たまにMP回復(専)」が「こうげき魔力+15(専)」に変更された。
なお、フォースの範囲化はアスフェルド学園でも適用されている。

Ver.6.5後期

「敵の弱点属性がわかる(専)」が200スキルから140P枠に移動し、他のスキルと枠を取り合わずに自動で覚えられるようになった。
これに伴い、110Pの「こうげき魔力+15(専)」が「こうげき魔力+30(専)」になった(元々140P枠にあった「こうげき魔力+15(専)」分を統合した形となるため上昇値は実質据え置き)。

Ver.7.1

各種フォース付与コマンドをまとめた技、フォースセレクトが初期習得技として実装された。

他作品での扱い

上述のとおりDQ9から登場。作品によって属性種別が変わったり防御性能がついたりする。

DQ10オフライン

主人公と【ヒューザ】が習得可能。Ver.3頃の仕様と同様で通常は本人のみ、範囲化スキル取得で全員に付与。



*1 大抵の敵の属性弱点は1.1倍の小弱点止まりで、1.3倍などの大弱点を持つ敵はあまり多くない
*2 同条件のフォースが2種類以上ある場合は習得順、つまりファイア>アイス>ストーム>ダーク>ライトの順に優先される。プレイヤーや魔戦自身のベルト等での属性ダメージアップ効果は考慮されない。