【海冥主メイヴ】

Last-modified: 2024-10-21 (月) 01:19:31

概要

Ver.3.5前期から追加された【常闇の聖戦】第3弾のボスモンスター。
初出は本作DQ10で、一部アプリ作品にも登場している。
【水系】【大王イカ】【テンタクルス】【イケイオス】【クラーゴン】の色違い。
BGMは【不死身の敵に挑む】。なおDQ5にはこの系統は登場しない。
「海冥主」の読みは「かいめいしゅ」(公式ガイドブックより)。海冥と間違われることもあるが、正しくは海冥
 
見た目が【イカ】なのでDQ10内でイカと言った場合は多くの場合コイツを指すが、大王イカの狩り募集でもイカの呼称がよく使われるので混同に注意。
 
【ダーク】【プリネラ】曰く、神々がいた時代にナドラガンド大陸の内海(現在の【嵐の領界】)に潜んでいた怪物で、大多数の竜族を海中に引きずり込んだあと【常闇の竜レグナード】と激突、その余波で大陸全体が被害を受けたらしい。
その後ナドラガンドが5つに分断されたことで封印状態に陥っていたが、全ての領界が繋がった(嵐の領界をクリアした)ことで、隣接する【炎の領界】にいるレグナードの気配を感じ取り覚醒する。
そのため、水系のくせに平原での戦闘となる。
 
【竜牙石】が撃ち込まれる際のメッセージは「(プレイヤー名)は海冥主メイヴの撃退に成功した!」。
【ムストの町】へ上陸しようとしていたところを返り討ちにしただけであり、闇のチカラが回復すると再び上陸を試みるため、冒険者はダークの願いで継続してメイヴと戦っていくことになる。
 
【フェスタ・インフェルノ】で解放されるまめちしき3ページ目によると、「元は小さく弱い種族だったが、奇跡的な確率で成長を重ね、生存競争を勝ち抜くことで完全体といえる個体になった」という。
この解説からすると、【いにしえのゼルメア】のNPCコーラットから語られる「あの一族の完全体」とはメイヴのことを指すのかもしれない。

使用呪文・特技

  • ゲノムデビル
    • 【青なる海冥の浸食】:青の守護石の周囲にいない相手に9999ダメージ×2
    • 【黄なる海冥の浸食】:黄の守護石の周囲にいない相手に9999ダメージ×2
    • 回転アタック:自分中心の狭周囲にダメージ×2+ふっとび(ふっとび効果は一撃目のみ)。海冥の浸食の後、ごくまれに使用することがある

攻略

つよさI

HP134857、攻撃力1402、守備力647。【常闇の竜レグナード】のIIIより高いという、かなりの高体力の持ち主。属性耐性は全属性0.9倍。
通常攻撃のダメージは戦士等の重装備職なら一撃耐えられる程度だが、後衛だと一撃死する可能性もある。
 
開始時は通常攻撃にすみはきとデスファウンテン、ショックウェーブを使ってくる。
ターンエンドで上記の技と比較して対処しづらい回転アタックか触手れんだが来るので壁戦法は慣れた人向け。
相撲ゲージは他の敵と同じで約10秒なので、タゲとなった人は7秒ほど逃げたら当たりに行って押し合い反撃を抑制するとよい。
すみはきは前方範囲なので避けられるが、デスファウンテンは対象指定型なので一人は必ず喰らってしまう。
発動までに間があるので、狙われたら【やいばのぼうぎょ】を合わせると余裕をもって耐えることができる。
ただし、真やいば無しの場合HPが570前後、「やいばのぼうぎょの極意」Lv5の宝珠付きでも550前後はないとやいばのぼうぎょの上からでも即死する危険がある。
ショックウェーブはレグナードの【ウイングダイブ】並に射程が長いので離れているからといっても油断できない。
技名が見えたら素早く回り込んで射線から逃げること。
 
HP85%を切るとゲノムバース、始原の雷撃を使いはじめる。
始原の雷撃はレグナードの【裁きの雷槌】に似た攻撃で、感電のダメージは最大HPの5%となっている。
裁きの雷槌と違いメイヴ周辺の狭い範囲の攻撃のため、技名が表示された瞬間に大きく離れれば近接職でも高確率で避けることができる。
 
特徴的なのがゲノムバースで、これは自分と同じ姿のゲノムデビルと青、黄の守護石を呼び出す。
ゲノムデビルは呼び出されるとすぐ魔力を練り始め、10秒後に青なる海冥の浸食か黄なる海冥の浸食を発動、直後に息絶える。
これはどちらも9999ダメージ×2となるが、発動した侵食の色と同じ色の守護石の近くにいれば無効化される。
メッセージを見逃してもデビルが発している波動の色で青か黄かは判別可能。
デビルがいる間は守護石の近くに退避することが必須なのだが、これの厄介なところはゲノムデビルの攻撃なのでメイヴ本体は当然行動可能だという点。
守護石の周囲に集まったところをデスファウンテン等で纏めてなぎ払われるとどうしようもない。【女神の祝福】などで極力即死を回避するぐらいしか対策は無い。
メイヴとゲノムデビルの体が大きいため、移動を遮られて守護石の下へ行けないということもあり得る。
また、守護石を攻撃すると一撃で破壊されるが、この時全員のテンションが2段階上がり、極短時間守護石の防御がフィールド全体に波及する。
極短時間であるため、守護石が出てすぐ破壊しても無駄で、発動直前に破壊しなくてはならないためタイミングが重要。
しかし、安定して守護石を破壊できればテンションアップに加えて守護石へ逃げ込む必要がなくなり、まとめて範囲攻撃を食らうリスクが減るため破壊するメリットは大きい。壊すタイミングを誤ってもテンションが上がるので無駄ではないため、積極的に狙っていきたい。タイミングの見極めは難しいので、失敗しても責めないであげよう。
破壊役は遠隔攻撃できる弓使いが適任なので、【どうぐ使い】【占い師】をやる人は特に練習しておきたい。
占い師の場合は【マッドスミス】5枚積みで範囲をブーストした【塔のタロット】を守護石の間に立つゲノムデビルに打つことで2個同時に割るというテクニックもある(【死神のタロット】は塔より範囲が狭いので、石割りには塔の方が適する)。
この場合、色判別が不要でテンションアップを2個分利用できるが、タロットは通常攻撃と違って待機時間があるためタイミングに注意。
Ver.4.0からはマッドスミスが2枚までしか積めなくなり、更に【魔王のいざない】【エンゼルのみちびき】のCTが増加したため、塔のタロットを用いての同時破壊は厳しくなった。
ゲノムデビルの位置が中央から少しでもずれると片方しか破壊できないことが多い。
守護石を壊しても元々の守護エリアは残るので、壊すタイミングを間違えた→守護エリアにいたプレイヤーもダメージを受けるといった事態にはならない。
なお、ゲノムデビルにも攻撃は可能だがHPはメイヴの約2.3倍の30万もあるので時間的に倒すことは不可能。
また浸食発動後も守護石は少々の時間残っているので急げば破壊してテンションアップに利用できる。
【天地雷鳴士】を起用する場合、幻魔もサポート同様範囲攻撃でお構いなく石を破壊してしまうので注意(特にカカロンのマヒャド)。
 
HP50%をきると海冥の威圧、暗黒海冥波、ギガデインを使い始める。
海冥の威圧はダークシャウトのスタンをなくして移動速度低下といてつくはどう、ひかりのはどうを付けた物。
スタンこそしないものの厄介なことにいてつくはどうが付いているので【キラキラポーン】【弓聖の守り星】では防げない上、これの後は高確率でゲノムバースを使ってくる。
喰らうと問答無用で移動速度低下が付くので海冥の浸食が非常に避けづらくなる。
【ダークキング】【ダークテンペスト】の流れと違って100%来るわけではなく、範囲も【竜の咆哮】ほどではないのが幸い。
メイヴから付かず離れずの距離を保っていれば前衛でも十分に避けられる余裕があるので、どうぐ使いや占い師の負担を減らすためにも避けられるように常に意識しておきたい。
暗黒海冥波は発動がとんでもなく早い代わりにやや範囲の狭い魔蝕と思って差し支えない。
 
ギガデインは確定で暴走し、無耐性で【ダークドレアム】も真っ青な2999ダメージカンストを叩き出してくる。
ダメージは2999でカンストしているだけで内部的にはそれ以上のダメージが出ている(例えば雷耐性50%の状態で攻撃を受けても約1500にはならない)。
そのため生半可な呪文・属性耐性では耐えることは不可能で、100に近い耐性が必要となる。
これを満たそうとすると非常に高額な装備が必要になり、HPが犠牲になって他の攻撃に耐えられなくなるといった問題も起こるため(特に前衛)、装備でのギガデイン対策は諦めてHPを上げる方がよい。
【精霊王のクロークセット】【賢哲のころもセット】がある後衛職ならハードルが下がり雷耐性を盛るのも現実的な選択となってくる。
ただし、それでも錬金のパルプンテ効果が無ければ到達できないので、無理ならば他の職同様に雷耐性を捨ててHPを盛るのが無難。
この場合は物理回避に優れる【神託のローブセット】が有効なので、ダークキング対策などで用意しているならこちらを着るといいだろう。
上記のように装備での対策が困難なので、盾を持って【スペルガード】で防ぐのが基本的な対策となる。
盾を持てない弓持ちなどは優先的に【聖女の守り】を掛けて保護しよう。
暴走呪文なので【会心ガード】で軽減することもできるが、それだけでは耐えきれないためある程度の呪文耐性かやいばのぼうぎょと併用する必要がある。
宝珠「鉄壁の会心完全ガード」も馬鹿にならないのでLv6にしておきたい。
 
構成は毎度おなじみ【戦士】2+中衛+【僧侶】が有効ではあるが、【真・やいばくだき】【攻撃力低下】が入り辛く【与ダメージ減少】だけでは効果が薄いため、最初から無いものとして立ち回った方が良い。
中衛は【バイキルト】と弓の使える【どうぐ使い】【占い師】が適任。
どうぐ使いならば、耐性で無効化できない移動速度低下や感電を【プラズマリムーバー】でまとめて解除できるため、前衛の避け損ねをリカバリーしやすい。
さらに槍を持てば【武神の護法】で与ダメージダウンの枚数増加、ブーメランを持てば【デュアルブレイカー】で真やいば支援と【レボルスライサー】で火力支援が可能だが、一度の戦闘で3種かつ片手両手混合の武器を使い分けるのはなかなか難しい。Ver.4.0からは武神の護法が弱体化し単体ではほぼ役に立たないため、槍を持つ優先度は下がった。
占い師ならば【世界のタロット】でギガデイン対策、【皇帝のタロット】で真やいばの回転率アップ、【運命のタロット】で巨体の敵越しに遠隔蘇生ができる。
また、後半は海冥の威圧や暗黒海冥波を警戒して攻撃頻度の下がる前衛に代わって【戦車のタロット】で自身が火力を担うことも重要。
火力や呪文対策の面でどうぐ使いより優れる反面、状態異常回復は単体対象の【女教皇のタロット】頼りなのが難点。
つよさが低いうちは攻撃魔力依存タロットや【月のタロット】も有効だが、つよさが高くなるにつれ属性耐性と状態異常耐性に阻まれ当てにならなくなる。
 
慣れてきたら戦士1人を【バトルマスター】【まもの使い】と入れ替えることで更に討伐時間の短縮を狙える。
戦士を入れずにまもの使い2名として【HPリンク】で通常攻撃やデスファウンテンを凌ぐ構成もある。
が、当然ながら範囲攻撃をリンクしたペアで同時に受けないよう注意する必要があり、触手れんだを1ペアだけで受けたり回復が一手遅れたりするとリンクによる心中を招きかねない。
また、ギガデインは素の威力が高すぎるのでほぼ確実にリンク心中を起こし、2ペアが同時に直撃すれば一発で全滅という事態も有り得る。
そのためこの構成は相当な上級者向けとなっている。
 
その他、属性耐性の低いつよさI~IIの高速周回用に限られるが、弓・バイキ役として【魔法戦士】も採用されることがある。
属性耐性があるためフォースを掛けると平時のダメージがやや下がるものの、【フォースブレイク】による爆発力は他の追随を許さない。
こちらの構成で行く場合はダメージの軽減率を下げるためにも属性攻撃を強化できるベルトの装着を優先したい(水系特効も付いていればなおよい)。
全属性への耐性値が同じなので、フォースの属性はアタッカーのベルトに合わせることになる。戦闘前に相談しておこう。
【ダークネスショット】【ドラゴンソウル】【グランドクロス】の存在から、属性を選べるなら【光属性】、次いで【風属性】【雷属性】がおすすめ。
 
キラキラポーンや弓聖の守り星の負担を減らすため、状態異常耐性もできるだけ装備で積みたい。
つよさが低いうちは頭と体下を全て耐性に回しても耐えられるので、安定を取るなら麻痺・混乱・封印・呪い・幻惑の5点を埋めよう。
前4つは【邪神の宮殿】の必須耐性と全く同じのため、邪神用で高レベルの防具があるならそれを流用できる。
幻惑は幻惑ガード100%の【ダークグラス】があるなら手っ取り早い。
ただし、後述するがつよさが高くなると状態異常ばかりに目を向けてもいられなくなる。
 
海冥の威圧の使用確率がかなり高く、HPが50%以下になってからは3~4回に1回は威圧が来る。
運が悪いと海冥の威圧→ゲノムバース→海冥の威圧→ゲノムバースと連続で使われることも珍しくない。
ここで長時間攻撃に移れずに制限時間内に討伐ができないという事態も普通に起こり得る。
討伐時間短縮のために守護石を壊すタイミングを覚えることも必要になる。
またこれにより頻繁に真やいばによる【与ダメージ減少】状態が解除されるため、中盤以降はある程度それを意識した立ち回りが求められる。
 
サポート攻略もきちんと海冥の浸食を回避してくれるので不可能ではない。
しかし、前述どおり侵食回避中にまとめてなぎ払われる等の逆転劇が多く、真・やいばの効果も海冥の威圧で頻繁に消されるため、ダークキングほど安定はしない。更に浸食詠唱中はサポはこれの回避行動を最優先してメイヴ自身の攻撃は一切回避しようとしなくなるのが大問題。普段は簡単にかわし、向きによっては少々横に動けば陣内にいつつかわせるショックウェーブですら棒立ち状態で喰らってしまうという呆れた行動までとる。
サポートは守護石をターゲットにした攻撃をすることはないが、睡眠、魅了状態の敵がいる場合とは異なり範囲攻撃は全く自重しないため、プレイヤーの遠距離からタイミングを計った守護石破壊の意図を度々挫いてくれる。
これに起因した詰み的状況は戦闘時間の長さもあってそれなりに起こり得るので覚悟が必要である。
破壊してもサポは陣内への退避を優先するということは変わらないため、開き直っていっそ守護石は出た直後に破壊してテンションアップのためのギミックとして使うという手もある。この場合、逃げ遅れたサポを助けることができなくなるので一長一短ではあるが。

つよさII

HP156790、攻撃力1581、守備力647。つよさIIの時点でレグナードIVよりもHPは上回っている。属性耐性は全属性0.85倍。
 
守備力以外のステータスが全体的に上昇、感電ダメージが8%に上昇、2回連続行動以外は特に行動パターンに違いはない。
基本的にIと同じ戦い方で問題はない。

つよさIII

HP187850、攻撃力1662、守備力647。ダークキングIVより少し低いくらい。属性耐性は全属性0.8倍。
 
IIよりも更にステータスが上昇し、通常攻撃は真やいば無しでは盾持ちの戦士でも600前後喰らう。
他に感電のダメージが10%に上昇、触手れんだをターンエンド以外でも使用するようになり、更にすみはきを使用しなくなり代わりにどろはきを使用するようになる。
どろはきはすみはきの効果に移動速度低下の効果が追加されたもので、更に前方範囲ではなく対象と周囲を攻撃する技になっているため確実に1人は喰らう。ただし移動速度低下の効果時間は約10秒と短い。
 
攻略法はこれまでと同様で問題無いが、耐久力が非常に高いので守勢に回る時間が長いと制限時間内の討伐は厳しい。
繰り出してくる様々な攻撃に対処しつづけ、死亡や状態異常による手数の低下を防ぐ必要が出てくる。
また、このあたりからアタッカーは始原の雷撃や暗黒海冥波を避ける前提で、状態異常耐性を捨てて耐久や火力を取る必要も出てくる。
どろはきの幻惑は必須、始原の雷撃の麻痺も可能なら押さえておきたいが、暗黒海冥波は混乱・封印・呪いと錬金枠を多く奪ってしまうので諦めた方がよい。
具体的な装備例としては、麻痺100幻惑40の体下+攻撃埋めダークグラスで麻痺と幻惑だけ取る、あるいは幻惑100麻痺60の体下を着て麻痺を甘える代わりに顔アクセに自由を利かせるなど。
実装初日から早くもサポ討伐を達成した猛者も現れている。

つよさIV

HPは驚異の245170。攻撃力1950、守備力797。属性耐性は全属性0.75倍。
HPはレグナードIVの1.5倍以上の高さで、常闇の聖戦を上回る難易度の【聖守護者の闘戦記】で戦うモンスター達にも引けを取らない耐久力を持ち、攻撃力に至っては【紅殻魔スコルパイド】【翠将鬼ジェルザーク】のつよさIIIを遥かに上回っている。
 
感電ダメージが15%になり、回転アタックのダメージが上昇、さらにターンエンド以外でも使ってくるようになる。
通常攻撃は守備力750でも700前後のダメージになり、守備力もIIIまでは変わらなかったがIVでは150も上昇して物理攻撃のダメージが大きく落ちるため、III以前よりも目に見えてタフになる。
海冥の威圧の後に高確率で暗黒海冥波を使用してくるようになっている。
テンション上昇&聖女が剥がされた状態で喰らうので位置によっては一発で全滅しかねない。
威圧を回避してもいきなり近づかないようにしたい。
また暗黒海冥波自体の使用頻度も大きく上がっているが、代わりにギガデインの使用頻度が大きく落ちている。
ゲノムバースの後にどろはきを使用してくる確率も高く設定されている。
 
攻略法はこれまでと同様だが、体力が非常に多いため悠長にやっていると削り切れない。
ゲノムバース使用時も攻撃役は攻撃続行、補助役・回復役が守護石破壊といった連携がほぼ必須になる。石を壊すタイミングは確実に覚えておきたい。
これまで以上にプレイヤースキルが問われる戦闘になり、特に前衛は相当に難易度が高い。
特に占い師入り構成の場合は、前衛は火力を出しつつ占い師の攻撃チャンスの時間を作るために壁やターンエンドの回転アタックを避けるといったテクニックも必要になる。
回転アタックやHPが50%以下になってからの海冥の威圧や暗黒海冥波を何度も喰らうようでは討伐までの道のりは険しい。
特にターンエンド以外でも使用してくるようになった回転アタックの対処が難しい。
発生が早いため密着状態では表示されてからの回避ではまず間に合わず、2回攻撃のため真やいば状態でないときはみかわしなどが発動しなければ死亡が確定で耐えてもぶっとびによる時間のロスや壁の不在が非常に痛い。
ターンエンドまでの秒数を数えたりして使用してくる予兆を見極め、【ツッコミ避け】を駆使して回避することが重要。
避けられる攻撃はとにかく避け、やいばのぼうぎょ等も駆使しながらとにかく死亡回数を減らし、占い師やどうぐ使いが少しでも攻撃に回り、僧侶がキラポンなどを回すことができる時間を作ることが必要。
残り時間12分頃までに黄色にできなければ制限時間内での討伐は非常に厳しいことになる。
 
海冥の威圧のあとは周囲に誰かが居るとほぼ確実に暗黒海冥波を使用してくるのを逆手に取り、前衛がこれらの攻撃を誘いその隙に占い師が範囲外から攻撃するという戦法がある。
占い師自体がやることが非常に多いものの威圧の頻度が高いこともあり、時間的にギリギリになりやすいつよさIVでは有効な戦法といえる。
そのためかつよさIVではどうぐ使いよりも占い師入りの構成の方が主流になりつつある。
この状態のものを倒すと、【海冥を断ち切る者】の称号を得られる。

つよさV

Ver.5.0より実装。
 
現行バージョン時点でのあらゆるエンドコンテンツにおいて最高レベルを断トツで行く強さ。
IVの時点でただでさえ高かったHPが、レグナードVすら上回る851546というムチャクチャな値になっている。
このうえ属性耐性は全属性0.7倍、さらには攻撃面も大きく強化されているときている。
【ダークドレアム】の4倍以上のHPを持つ強敵を」「同じ20分以内に」「4人で」攻略しなければならないということなのだ。
 
実装後2週間となる2019年11月8日の0時時点で、倒したキャラクター数はわずか8人であることが公式Twitterで公開されている。
実装当初からレグナードやダークキングのVを倒せたパーティが、HPを半分以下にすらできずに20分経過で撤退を余儀なくされる例が多発したほど。
それほどまでに、このレベルのメイヴの攻略は厳しいのである。
むしろ開発側としてはこいつ以外のつよさVも含めて実装時点での討伐は想定していなかったそうなので、討伐できたこと自体がすさまじいと言うべきか。
 
一応確認されている攻略法としては、ヤリ持ち武闘家2人とどうぐ使い、僧侶の構成。
武闘家のうち一人は最初は扇を装備して風切りの舞を使用しすぐにヤリに持ち替え、ためるでテンションを溜めつつCT技が溜まるまでひたすら【一閃突き・改】を叩きこみ続ける、というもの。
僧侶はスティック装備でキラキラポーンや聖女の守りを切らさないようにして回復をし続け、どうぐ使いは【ピオリム】【バイキルト】、レポルスライサーなどでサポートし、僧侶の手が回らないときには【どうぐ最適術】のうえで【せかいじゅの葉】【せかいじゅのしずく】などで回復、【エルフの飲み薬】でのMP補充、侵食時の守護石の破壊が主な役割となる。
こう書くと簡単に見えるが、これらをAIの如く寸分の狂いもなくきれいに実施してやっと攻略の糸口が見える程度であり、これでもなお確実とはいえない。
 
しかし、実装から半年以上経ったVer.5.2時点では10分前後での討伐や、武武僧による3人討伐も達成されているなど、上位プレイヤーの適応力には恐ろしいものがある。
Ver.6.1ではついにサポ攻略を成し遂げたつわものが現れ、Ver.6.2では【バトルマスター】2人での討伐も報告された。
 
なお、2020年9月に公開された国勢調査によれば、2020年8月時点での討伐者数は3,596人だった。
バージョンアップを重ねて確実に増えてきているものの、聖守護者の闘戦記の各ボスが実装から半年経過で討伐者数1万人を超えることを考えれば、決して大きな数字ではなく、その中でも更に討伐回数や討伐タイム、そして変則構成など高みを目指している人はごく一部である。初見から討伐までの道のりは非常に険しく、練習する環境の構築でさえも非常に難しいものである。練習から討伐までは困難を極めるが、それを乗りきり、さらなる高みを目指して慣れていけばいくほど、このボスは手応えのある良ボスだと感じることができるだろう。
 
このつよさを倒すと、【海冥の征服者】の称号を得られる。

フェスタ・インフェルノ

HPが30万近くに増えている以外はつよさIとステータスや特技は同等。
デスファウンテンやギガデインをはじめとして対処法を知らないと味方を巻き込んでしまうような攻撃が多いため、立ち回りには気を付けたい。
ゲノムバースも人数の多さから守護石がいつの間にか壊れているといったことが多いため、海冥の浸食の回避は守護石の範囲内に退避したほうが確実。
こちらの火力が当時より大きく手数も多いため、運が良ければゲノムバース等を出させずに倒すことも可能。

メイヴ変異体

モンスターバトルロード・アナザーに登場するモンスター。Ver.7.1時点ではアナザーEランクに出現する。
HPは20万以上、能力や行動パターンはメイヴIVと同様だが、状態異常耐性が軒並み下がっている。

他作品・企画への出演

スーパーライトに登場。ゲノムバースは死亡時一回だけHP全快で復活という扱いになっている。
詳しくはこちらを参照。

余談

メイヴとはケルト神話に登場する女王の名前。
町の水源を聖泉と呼び自身の象徴にすること、メイヴ女王の印「三脚巴」が時に冥府の神を示唆することなど、水と冥界に関する要素が共通している。
また、ケルト神話の主神ラーが持つ得物ブリューナクは「雷を放つ」「必ず相手を焼き尽くす」などの逸話があり、これがギガデインを使用する理由かもしれない。
ちなみにゲノムは「遺伝子」、バースは「血統」などの意味を持ち、ゲノムデビルはメイヴを血統とした分身、とも言える。
 
Ver.4.1から登場したコンテンツ【いにしえのゼルメア】【ゲノミー】などの存在から関連性が疑われていた。
しかし、Ver.5.3で登場したボス【ゲノディオ】の登場により、直接的なつながりはなかったことが判明した。
とはいえ、ゲノディオはメイヴの色違いで戦闘パターンも似通ったところはあり、またメイヴの技の【ゲノムバース】やそれによって呼び出す【ゲノムデビル】の存在など関連性を示す要素があるため、完全に無関係とは言い切れない。
フェスタ・インフェルノで解放される情報から、ゲノディオが更に成長するとメイヴになるのかもしれない。
 
なお、実装時最強だったメイヴIVは登場前(実装3日目)にて不具合が判明し【マタメンテ】が入ったことで話題をさらった。