概要
DQ3で初登場した大型の獣系モンスター。豪傑熊。
色違いには【グリズリー】、【ダースリカント】、【シルバーベア】、【あらくれパンダ】がいる。
名前の通り灰色のグリズリー(ハイイログマ)に対し、こちらはヒグマっぽい色合いである。
一族総出で【ごうけつ】な性格をしているのだろう。
ただ、DQ10のリストでは過去にいじめられたことで性格が歪んで【らんぼうもの】になってしまったとされている。
DQ3
溶岩煮えたぎる【ジパングの洞窟】にも、寒冷地帯の【レイアムランド】にも出てくる環境適応性の高い魔物。モデルとなったヒグマも、北米やユーラシアに広く生息する動物である事を反映しているとも言える。
出現率は低いが、レベル上げのメッカである【ダーマ神殿】周辺に単独で出現することがあるので、最初に出会うのはそのタイミングになることが多い。
両手を広げた上背のあるグラフィックで、これまでの敵よりも明らかにデカいので初見では結構ビビる。
デカい割には意外と3匹まで同時に出現する。
ダーマ周辺以外では他の敵と現れたり、2~3体で出ることもある。
初登場の時点では非常に高い攻撃力85を誇り、攻撃力だけなら【スカイドラゴン】を上回る。
本作の熊の共通の特徴として【ラリホー】がよく効くが、それ以外の補助系呪文は意外と効きにくい。
【マヌーサ】は無効で【どくがのこな】(混乱)も強耐性なのであまり当たらない。
集団で出たらまずラリホーで眠らせるのがよいだろう。
【判断力】が低く、後列へも無差別に攻撃してくるので、僧侶や魔法使いは残りHPに注意しよう。
落とすアイテムは【ちからのたね】(確率1/64)。ジパング周辺ならば高確率で出現するので非常に集めやすい。
一方で【ゴートドン】が同じ確率で落とすが、こちらはテドン周辺で他にも高確率で別の種を落とすモンスターが同時に出やすい。
リメイク版
この種属すべてに言えるが、FC版に比べてなぜかグラフィックがコンパクトになり、やや迫力が減っている。
また、顎から流れ出てる涎がカットされた。
しかし、能力の方は攻撃力が95に上昇し少し強くなった。
格闘場では【ミニデーモン】、【ようがんまじん】と対決する。
単純に能力が高く行動も打撃のみでムラがなく勝率は高い。ただしミニデーモンの【メラミ】を被弾したら敗北一直線である。
小説版
ジパングの洞窟で【きめんどうし】と共に集団でパーティを襲撃した。
また小説DQ1では、【ぎんのたてごと】に呼び寄せられたモンスターの中に「人喰い熊」なるものが混ざっていたが、関係は不明。
DQ7(リメイク版)
【トクベツなモンスター】No.129。配信石版【猛獣たちの森】に登場する。
長らく出番が無く、モンスターズ等の出演もグリズリーに取られていたが、この作品で25年の歳月を経ての再登場。
攻撃は通常攻撃のみで、HPも攻撃力も低い。
周りには【ダースドラゴン】等こいつより強いモンスターがいくらでも出てくるので、呪文を使うまでも無い。
最早こいつで苦戦することはまずあり得ないだろう。落とすアイテムはDQ3と同じくちからのたね。
確率は1/64で他と比べると確率は高めだが、同じトクベツなモンスターの【キラースコップ】が1/16で落とすためお呼びになることは少ない。
一応「討伐数999になったのでこれ以上狩りたくはないが、まだドーピングしきれていない」という人には【ひとくいばこ】と並んでお呼びがかかる。
DQ10オンライン
バージョン4.2から【シルバーベア】とともに登場。シンボルは4足歩行。
2回行動や痛恨の一撃などを使う正統派のパワーファイター。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
3での生息地傾向を受け継いだのか、火山の【ヒノノギ火山】、寒冷地の【クレイモラン地方】に生息。
痛恨の一撃を繰り出すほか、【ゾーン必中】を使うこともある。
ドロップアイテムは通常枠が【まじゅうの皮】でレア枠が【いかりのタトゥー】。
シンボルは2足歩行しているが、PS4版およびDQ11Sでは獲物をみつけると4足で駆けてくる。
ヒノノギ火山に入口の前で堂々と鎮座しているのでかなりインパクトがある。最初は眠っているがあまり近づかなくても目を覚ますことやその巨体などからいかにもやばい感じを醸し出しているがここに出現する個体は【クレイモラン地方】の個体に比べステータスが低く拍子抜けするほど弱い。
HPは50程度、経験値も70程度と付近のモンスターに比べて多少強い程度で2人の時点でさほど苦戦しない。ベロニカやセーニャが加入した後なら楽勝だろう。
序盤に行く必要のない場所に行って熊が出現するのはある意味【カザーブ】東のグリズリーを彷彿とさせるが、あちらの方が危険度は断然上。
シナリオ上でも「近づくな」と言われている場所なので、あえて通常個体が出る設定にしてもバランス上の問題はなかったはずだが……。
モンスターリストに載ったのを見ても主な生息地にヒノノギ火山は表記されない。
ドロップはどちらも有用でまじゅうの皮は【ふしぎな鍛冶】に、いかりのタトゥーは攻撃力アップに役立つだろう。
強ver含めて【転生モンスター】に【あらくれパンダ】が出現することがあるが、ヒノノギ火山の個体(通常版)には付いてこない。
強ver
世界に異変が起きた後のヒノノギ火山に出現。ドロップアイテムは同じ。今度はちゃんとヒノノギ火山でもあらくれパンダを伴って出現することがある。
過ぎ去りし時を求めた後の【ネルセンの迷宮】(PS4版等では【賢者の試練】・不惑の森(昼のみ)、3DS版や2Dモードでは【試練の里への道】)により強化された個体が出現する。こちらの個体はたまに2回行動する。
なおヒノノギ火山では山門より奥でエンカウントするようになっており、序盤にごうけつぐまがいた場所では【テバ】&【サキ】兄妹が化け物騒動を起こして人を追い払っていた。
この化け物はごうけつぐまの着ぐるみのように見えるので、先述の弱い個体が死んでいたのを見つけて皮を利用したのではないかとも考えられる。
DQ11S
新規シナリオ【ロウと幸せの王国】において、ユグノア代表闘士候補として穏やかな性格のごうけつぐまが選出されている。
彼を選んだ場合、最初こそその見た目から批判を浴びたがその誠実な闘いぶりと大会を優勝した確かな実力が認められてグロッタの人気者になった、という話を聞ける。
ライバルズ
第6弾カードパックで共通ノーマルカードとして登場。
3/2/4
絶好調
このユニットが絶好調状態なら攻撃力+2と「敵リーダーを攻撃できない」を得る
3コストで攻撃力4と体力4を両立したステキなユニット。しかし基本的に1回限りかつ敵リーダーを殴れないという制約が付いておりそこまで使いやすいわけではなかった。
ウォーク
2022年2月10日からのDQ3イベント「ジパング外伝」で登場。ナンバリング以外での登場は初。
1章3話でボスとして登場し、以降は強敵モンスターとして登場する。
最も有効なのはジバリア系。他は等倍のバギ、ドルマ系以外は耐性を持つ。
攻撃は見た目通り物理攻撃のみで、通常攻撃は最大250程度で、同程度のダメージで4回攻撃のおおあばれや転び効果のあるタックル、
全体に200程度のじひびきなどで攻撃するほか、おたけびを使う事もある。他のとは違い、おたけびは単体にしか効果がない。
とにかく高威力のおおあばれが厄介。編成にパラディンを入れ、ビックシールドや守備力上昇などの対策が必要。
HPが50%以下になると一部3回行動になり、すてみなどの補助行動のほか、守備力無視で400程度になるいきりたって攻撃することもある。
3回攻撃の最後はいきをすいこむ場合が多く、この後にいきりたって攻撃を使われると1000を超える即死級のダメージになる。
動きを止める眠りやマヒ、攻撃力・守備力の低下などの状態異常はおおむね有効だが、生存本能を高めてまもりのたて効果を持つこともある。
すてみを使用してきた後は、一気にたたみかけて倒したほうが被害が少ない。
こころは黄色でコストは122。
HPとみのまもりが高めで、高グレードでは特にジバリア、ドルマ系の斬撃・体技ダメージが上昇し、ヒャド系に耐性がある。
ダイの大冒険 それぞれの道
第3章 マホイミを習得せよに登場。
【魔の森】にて魔物の密猟を行っていた4人の人間が手を出し、手負いの状態ながらも彼等に重傷を負わせる。
【マァム】曰く罪の無い魔物に危害を加える人間に対し、人を憎む心が蘇ったとのこと。
そしてマァムは人間が魔物に襲われた責任を取るのとごうけつぐまを一瞬で楽にすべく【閃華裂光拳】を当てて倒す。
最期はマァムによって丁重に弔われた。