概要
DQ4などに登場する【いたずらもぐら】の上位モンスター。見た目は青いいたずらもぐら。
訳せば「殺人スコップ」などという物騒なお名前だが、序盤の敵なので一般人相手ならまだしもパーティメンバー相手では殺人級というほどの危険はほとんどない。
上位種に【キラーピッケル】(DQ10では転生モンスター)、【ブランマトック】がいるほか、DQ10では【ドン・モグーラ】が同色の【モグラのエリート】を呼び出す。
モンパレではキラキラーピッケルが登場する。
「なにかを溜めて強力な一撃を与えてくる」のがウリの種族。
本編より外伝作品での登場が多めの傾向にある。
なお、「スコップ」と「シャベル」について、地域によって呼び方が逆になるのは割と知られた話である。
西日本では、砂遊びで使うような小型で先端がとがっているものをスコップ、大型で先端が角ばっているものをシャベルと呼ぶ傾向がある。
東日本では、大型で先端が角ばっているものをスコップ、砂遊びで使うような小型で先端がとがっているものをシャベルと呼ぶ傾向がある。
実際には形状や大きさで分けられているわけではなく、脚で体重をかけて掘る事が出来るかどうかの違い。
キラースコップの持つものがどちらであるかは、はっきりとは分からない。
DQ4
1章の【古井戸の底】や3章・5章の【エンドール】周辺などに出現する。
シナリオ順と出現範囲の関係でたいていは下位種の【いたずらもぐら】よりも早く出会うことになる。
力をためてから攻撃することもあり、素早さの遅い【ライアン】の場合、回復のタイミングを誤るとやられてしまうおそれがある。【判断力】が高いので力をためた次のターンは必ず攻撃してくる。【ホイミン】を仲間にしなければ危険なモンスター。ある程度のレベルがあれば、溜めている間に攻撃してもよいのだが...
一応1人を狙って攻撃し続ける【集中攻撃】という性質はあるが、こちらが1人のときに戦うことが多いため、実感することはほぼ無いだろう。
また、ちからためをメインにするため、連続で攻撃されることもあまりない。
【格闘場】では【メラゴースト】に挟まれ燃やされ続けるかわいそうなモンスター。
FC版ではメラが二発直撃するか一発のダメージで高い値が出ない限り地力のあるこいつがまず勝つのだが、リメイク版ではメラの威力が味方のものと同じに、そしてDS版ではHPが下がった状態で出てくることが多いため、一発でも食らえばほぼ負けるようになってしまった。
落とすアイテムは【ちからのたね】。
シリーズで最初に力を溜めるを披露したモンスターということで知名度が高いためか、4コマ劇場でも「キラースコップがちからを溜め続けて貯金すると力の種と交換できる」というドロップアイテムと掛けたネタ(5巻P106)があった。
DQ7(リメイク版)
【トクベツなモンスター】として登場。
配信石版【番人がまもる森】と【死の宮殿】に出現する。
行動パターンはDQ4と同じで、【ちからため】or通常攻撃とシンプル。
ステータスも見た目を裏切るほど高い訳でも無く、【すれちがい石版】を利用できるまでストーリーが進んでいる程度のレベルがあればまず負けないだろう。
DQ4と同じくちからのたねを落とすのだが、【ひとくいばこ】(1/64)よりもドロップ率が遥かに高い(1/16)。
しかもトクベツなモンスター故にすれちがい石版でキラースコップ3匹の石版を作ればキラースコップ以外のモンスターが一切出現しない石版になるため効率良く狩れる。
パーティを4人とも【盗賊】や【海賊】にして狩ればほぼ毎回落とすのでちからのたね集めでは利用価値が非常に高いモンスター。
キラースコップ×3の石版があれば「パーティ全員の力999」と言う夢のマッチョ状態も割と現実的に達成可能。
DQ8
【アスカンタ城地下】や【モグラの生活地域】、【モグラのアジト】に出現する。
今回は力をためる=テンションをためる。
洞窟内では【マッドドッグ】と共に大量に出現する。
また、演出のためか下位種の【いたずらもぐら】と一緒に出ることもある。
個々は強くはないが、数が多い上に素早さが妙に高くて先攻が安定しないので地味にダメージが蓄積しやすく、結構ウザい。
行動封じ系の属性に対しても軒並み耐性が高い。
とは言え、直前のダンジョン【トロデーン城】の強敵連中と比べると楽な相手だろう。
落とすアイテムは通常枠が【やくそう】(1/8)、レア枠が【石のぼうし】(1/128)。石のぼうしは差し詰め工事用のヘルメットのイメージか。
また、スカウトモンスターとして「もぐら小隊長」こと【ラモッチ】が登場する。
DQ10オフライン
【ロンダの氷穴】に生息。いたずらもぐらよりは強いが、プレイヤーにとっては生息場所が違うぐらいの差異しか無い。
通常ドロップは【小さな化石】、レアドロップは【おうごんのかけら】。
転生モンスターに【キラーピッケル】がいる。
DQ10オンライン
「おめかしカラー券」で仲間のいたずらもぐらの見た目をこいつに変更可能。
詳しくはこちらを参照。
DQM1、2
獣系として登場している。
1では【格闘場左のとびら】、【格闘場右のとびら】に、2では【水の世界】のフィールド(ポローニャ周辺)に出現する。
配合では獣系×【ひとくいサーベル】の組み合わせのみ。
習得する特技は【つばめがえし】、【ゾンビぎり】、ちからをためる(GB版1のみ)or【みみうち】(2とPS版1)。
獣系の中では比較的高いザキ耐性を持ち、GB版では配合により完全耐性にもできる。
格闘場の【あくまのカガミ】のダジャレの中に、「キラースコップ コップをきらーす」というものがある。苦しいダジャレである…
GB版2では、ストーリー進行上イルとルカの父親にこのモンスターを渡す必要がある(それ故か、肉をやらずとも仲間になる可能性が高め)。
PS版2では予めモンスター牧場で暮らしている個体がおり、わざわざ捕まえて来る必要がなくなった。イルとルカの父親を手伝う穴掘りのプロで、モンスターの宿舎作りに貢献するが、マルタの国の水没を防ぐため穴掘りのやり過ぎ注意を心がける。
キャラバンハート
【動物系】のDランク。
ローレシア地方の北部や西部などに出現する。
習得する特技は【たいあたり】、【すなけむり】、ちからをためる。
動物系に動物系の心と物質系の心を与えると転身できる。
また、【フィールドイベント】で襲撃してきて食料を奪っていくことがある(あまりにも所持量が少ないと同情して見逃してくれる)。
テリワン3D
ジョーカーシリーズではいたずらもぐらに出番を譲ったのか出てなかったが今作で久しぶりに登場。
ランクCの【魔獣系】。MGP公式チーム「大地最高会」で【おおみみず】と組んで登場する。
ただプレイヤーが使おうと思うとランクの割に入手がかなり面倒。野生には出てこない上に配合で作る事はできず、しかも前作に登場していない為【引越しアプリ】で持って来る事もできない。入手するには銀or金のタマゴから生まれてくるのを祈るしかないのである。
たまに親切な人が【サボテンボール】などと一緒に【すれちがい通信】で配信しているので、それを狙ってみてもいい。
特性は【スタンダードボディ】にテンションアップとタメトラ攻撃、+25でときどきテンション、+50でギガキラー。
見ての通りいたずらもぐらとほとんど同じものである。
イルルカ
前作と異なり野生で出てくる。【雪と氷の世界】の国境の鉱山で発掘作業をしている。
ドロップアイテムは【ゴールドストーン】。レア枠はなんと【オリハルコン】。
人間どもが金を巡って争っている中、こいつらは黙々と大量の金、しかもオリハルコンまで採掘している。さすがはPS版通り穴掘りのプロは違った。
ゴールドストーンは割と高い値段で売れるのでこいつらを脅かしまくればちょっとした小遣い稼ぎができる。
また配合でも作れるようになっており位階配合で作れるほか【キラーエイプ】といたずらもぐらの特殊配合でも作れる。
やたらとレアだった前作と異なり簡単に入手できるようになっている。
ランクはCと中堅クラスなので、捕まえておけば位階配合でランクの高いモンスターを生み出す為の足掛かりにできる。
地中生活をするモグラだからかゾンビ系以外では貴重な【ジバリア系】と【ベタン】の両方を無効にできるモンスター。
【新生配合】で【ヒートアップ】、【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化で【一発逆転】を習得する。
ライブラリによると、キラーモップやキラーシャベルという仲間がいるらしい。
NPCとしては【天空の世界】のヒターノの町にいる。
最初に訪れた段階では酒場で【ガンコどり】の隣りで飲んだくれているが、宝を3つ集めた後に来るといなくなっている。
横の【ガンコどり】曰く、「スコップを羽にして西の塔に渡ってみせる」などとのたまって、そのまま谷底にダイブしてしまったらしい。おいおい…。
ジョーカー3
魔獣系Cランク。
いたずらもぐら×【アサシンブラッド】の配合で生まれる。
また、キラースコップ×【サンダーシャウト】でキラーピッケルができる。
特性は前作と同じだが、今回は超ギガボディ化することで【つねにアタカンタ】を覚える。
スキルは「こうじちゅう」。
ジョーカー3プロ
モグランドに野生個体が出るが、仕様上合体モンスターが使えず、スカウトは非常に困難。
また回復手段の限られるモグランドで消耗させられると厄介なのでなるべく戦闘を避けるか【にげあし】を持つモンスターを用意するようにしたい。
そのモグランドには3匹セットでボスとして出てくる個体が居るが、こちらは【勇気の斬舞】?【ハイテンション】【まわしげり】【れんごく火炎】などでアタカン貫通攻撃を仕掛けてくる非常に厄介な敵である。
また、「ときどき白い霧」で体技を封じてくることがある。
不思議のダンジョンシリーズ
トルネコ2
最大HP7、攻撃4、防御3、経験値4(レベル1のステータス)。
【火吹き山】や【もっと不思議のダンジョン】の1F~3Fなどの序盤に出現する。
いたずらもぐらより少々強い程度の能力で、手にしたスコップで通常攻撃をしてくるのみ。
1Fに出てくる敵の中ではそこそこ強い方だが、【タホドラキー】や【ゆうれい】ほど攻撃力は高くない。
スコップを持っているが、【ぐんたいアリ】や【バーサーカー】と違って壁を壊す能力は持っていない。
壁を破壊するのは、【つるはし】でなければいけないようである。
トルネコ3
最大HP22、攻撃10、防御10、経験値11(レベル1のステータス)。
最大HP47、攻撃41、防御20、経験値38(レベル6のステータス)。
【南海の地下道】の4F~7FにLv1、【封印の洞くつ】の48F~52FにLv6で出現する。
前作より若干ステータスが高くなったものの、強くはない上に出現ダンジョンも少ないので影が薄い。
仲間に加えたときのデフォルトネームは「スコール」で、成長タイプは【万能・晩成】。
万能・晩成はただでさえ成長が遅くて使いにくいというのに、こいつは初期ステータスも低い、特殊能力もない、異世界の迷宮にはそもそも出てこない、といいとこなし。
封印の洞くつは無論のこと、シナリオ中でも連れまわすのは厳しいだろう。
下位種のいたずらもぐらも仲間モンスターとしては弱く、この系統はとことん不遇な扱いである。
少年ヤンガス
最大HP110、ちから52、まもり25(敵として出てきた時のステータス)。
【おそろしの大水道】の38F~44Fなどに出現。
能力値が大幅に強化され、テンションをためて攻撃してくるようになった。
仲間にして育てた場合、Lv10で【あくまぎり】、成長限界のLv20まで上げると【みみうち】を覚える。
中盤の「乗せる」タイプのモンスターの中では攻撃力が高め、レベルアップも早めで使いやすい。
そして、なんといっても専用技のみみうちが便利。トルネコシリーズと比べるとだいぶ扱いが良くなったと言えよう。
剣神
ステージ3とステージ5のマイラの森に登場。
いたずらモグラ同様、上下に掘って出現する他、着地してスコップで攻撃する。
倒し方は下位種と同じだが、剣のパワーが低いと一撃で倒せないので注意。
ソード
【ブレイゲ山】に登場する。
【下位種】とは違ってこちらの投げる泥にはダメージ判定があるので気をつけよう。まあわずかだが。
あとは動きも対応の仕方も下位種と同じ。
ビルダーズ2
下位種のいたずらもぐらと同じく、【オッカムル島】の坑道に生息。
基本的な行動パターンはいたずらもぐらと変わらないが、いたずら目的の向こうと違い地中からの奇襲攻撃が真下から飛び出してダメージを与える本物の奇襲になっている。
ドロップアイテムは【毛皮】なので見つけたら積極的に狩るといいだろう。
坑道の途中でのハーゴン教団戦では大型の個体も出現する。
【メドーサボール】戦でも出現するが、ゴルドンで2、3発殴れば沈んでいく。
ライバルズ
第8弾カードパック「一攫千金!カジノパラダイス」にて実装。共通のノーマル。
1/1/2
召喚時:お互いのデッキの
ランダムなユニットカード
1枚を比べ 自分の方がコストが
高いならGET(1)
BET:攻撃力+1
もっとも軽いコインカードの一つ。
コイン獲得が確実でないことや、1枚使うだけなら確実性のない【モーモン】でしかないので優先度は低い。
コインさえあれば一気に攻撃力を上げることができるので奇襲性はあるが、序盤戦ではコインは貴重だし、後半戦でHP2ではすぐ死んでしまう。
キラースコップ→【ベホイミスライム】等の2コストGETの流れができれば強いが、それ目的にデッキを軽くすれば自前の効果が不発しやすくなるという本末転倒な事態に。
【デボラ】を使うにしても時間とコストがかかる割には成果が地味かつ不安定なのであまり採用されなかった。
ウォーク
メインストーリー2章4話にてボスの一体として登場。その後2章5話~2章8話などにザコとして出現する。力ためを使う。
こころの色は赤でコストは23。グレードSできあいためを習得する。
タクト
魔獣系のDランク、こうげきタイプで登場。
使用とくぎは【いなずまぎり】/「よろいくだき」
クロスブレイド
第1弾ではレア、第2弾ではノーマルとしてカード化、登場している。属性は【百獣】。
前者のスキルは常時味方の百獣の与えるダメージを小アップする「魔獣の鼓舞」、後者では1~2R目に自身の攻撃を小アップする「不意打ち」。
ステータスはHP:1110、攻撃:930、賢さ:420、素早さ:610、防御:690。必殺技は「ドリルスコップ」。
攻撃こそ他の同レアリティカードより多少は優れてはいるものの、それ以外は低水準で何の変哲もない一般カードのそれである。
これは第1弾のレア版のステータスなので、第2弾のノーマルの方はこれよりも更に低い、ハッキリ言って雑魚。
…にも関わらず、コイツはこの作品で非常に知名度のあるカード。
その秘密は上記の第1弾カードのスキル「魔獣の鼓舞」にあった。
本作における百獣属性は、ダイ大特有の分類によって該当モンスターが非常に多く、また【クロコダイン】の「魔獣進撃」や【マイ勇者】の装備効果などによって非常にバフがかけやすく強化しやすい属性であった。
これら多彩なカード・ステータス強化の上に百獣属性の与ダメージを更にアップさせられるこのカードの存在は渡りに船。単純に攻略に用いる他でも、スコアが与ダメージに追従する仕様上スコアもキラースコップを入れると容易に跳ね上げる事が出来てしまう。
結果、キラースコップが公式スコアアタックのランキングを埋め尽くしまくるという珍事が発生。
歴戦の勇者や魔王、ダイとその仲間や宿敵を差し置いて、ただの低レアリティ一般モンスターが天下を取ってしまったのだから、世のプレイヤーへ与えた衝撃とその存在感は計り知れない物があったのだ。
とは言っても、このカード自体のステータスそのものは上記の通り低レアリティ相当である。
ランキングを埋めているからと何も考えずに適当に採用しても、敵の集中攻撃を受けるとあっさり落ちてしまいかねない。
立ち回りや配置、何よりパーフェクトガードを安定して取れるプレイヤーの腕があってこそ輝く上級者向きのカード、それが今作のキラースコップであると言えるだろう。
余談ではあるが第1弾のカードデザインはバトルロードⅡで登場したいたずらもぐらのカードとデザインが非常に似ている。
当時バトルロードをプレイしていた人には懐かしく感じるデザインではないだろうか?
DQM+
【カレキの国】のモンスターマスターであるディノのパーティのエースとして登場。名前はキーラ。
原作DQMで覚える技の通りスコップを用いた斬撃技を得意としているようだ。
タイジュの国に侵入してモンスターじいさんに化けたマネマネに気付いていたり(当のディノは気付かず)、クリオとのバトルでは「てめェがエースか!チビの割にできそーじゃねェか」と挑発するスラおに対し、「…お前が言うか」とツッこむ冷静な一面も。
最終回では初登場時には見られなかった顔の傷があり、いかにも歴戦の戦士といった風格を見せる。
自分の成長に限界を感じ始めているようで、後進の【キングレオ】達に道を譲りたいようだが、彼を相棒として扱っているディノはまだ手放す予定はないと語る。