概要 
DQ10オンラインから登場する特殊な【モンスター】。
永く生きたため、体色が変化した特別種という設定。
変わったのは体色だけでなく攻撃パターンや属性まで変わっているものも多く、中には属性や生態が転生元から反転している種もいる。
ほとんどが通常種よりもかなり強く、転生元は簡単に倒せるパーティーでも転生モンスターにかかれば全滅しかねないほどのパワーアップを遂げるものも存在する。
基本的に元となるモンスターのお供として出現する。あくまで出現は確率なので、いつまでたっても登場しないこともあれば最初の戦いでいきなり転生種が登場することもありうる。
【デビルロード】のように既存のモンスターが転生モンスターとして登場を果たした例もある。逆にDQMJ3やDQMBS、クロスブレイド、魂の絆では従来作品で転生モンスターだった種族が通常モンスターとして多数参戦している。
また、DQMJ3にはイルルカの転生システムは存在しないが、代わりに「カラー転生」というシステムが存在する。
DQ10オフライン 
転生元のモンスターのシンボルに触れた時に一定確率で元モンスターとともに出現する。
カジノの景品になっている【きせきの香水】を使うことで、30分間のタイマーが切れるまでの間、出現率がアップする。
討伐すると各モンスターごとに専用の【称号】が得られる。
倒すとレアな素材やレシピをドロップする。ただし転生元モンスターより数倍強いので、狙っていない時に意図せず出会ってしまったら逃げた方がいいだろう。
各モンスターの種類と出現場所の一覧はこちら。
ランク:M=メタル系、E=HP100未満、D=HP100以上、C=HP500以上、B=HP2000以上、A=HP5000以上、S=HP10000以上
※1:過去の世界の【ゲルト海峡】では出現しない
※2:【カルデア洞穴】では出現しない
DQ10オンライン 
該当する敵シンボルに接触した際に稀にお供として出現する形となっている。
討伐すると専用の称号が貰える。
Ver.2から出現率を上昇させる消費アイテムとしてきせきの香水が登場した。
詳細はこちらを参照。
DQ11 
元のモンスターのシンボルに触れた時に(2Dモードではランダムに)一定確率で元モンスターとともに出現する。システムはDQ10オンラインと同様だが、倒しても専用の称号は貰えない。
元のモンスターの【強モンスター】、【邪モンスター】版でも登場することがあるが、転生モンスター自身に強ver、邪verはいずれも存在しない。
転生モンスターの出現率を上昇させるアクセサリーとして【きせきのゆびわ】と【きせきのネックレス】がある。
出現した際、PS4版ではSEとともにキラキラ光りながら出現するという特別な演出があり、3DS版では「なんと 転生モンスターの ◯◯◯が あらわれた!」とメッセージが表示される。
しかし、転生モンスターをナメてかかってはいけない。モンスターによってはその場所の【ボス級モンスター】並みかそれ以上の能力を持つこともあり、特にパーティの人数が少ない時期は油断していると全滅もあり得る。
逃走成功率の低い本作では、戦いたくなければ転生元のシンボルを避けるしかないが、【ランダムエンカウント】である2Dモードや海上ではそうもいかないので、いつ遭遇してもいいように覚悟をしておくしかない。
しかし転生元のモンスターが強verまたは邪verになっている場合は、逆に転生モンスターの能力の方が相対的に弱くなっていることも多い。
各モンスターの種類と出現場所の一覧はこちら。
転生モンスター | 元モンスター | 備考 |
---|---|---|
【サボテンゴールド】 | 【サボテンボール】 | クエスト討伐対象 |
【ハートナイト】 | 【スライムナイト】 | |
【ゴールデンコーン】 | 【アルミラージ】 | |
【アンブレラン】 | 【キラーアンブレラ】 | |
【あらくれパンダ】 | 【ごうけつぐま】 | 序盤ヒノノギ火山では出現しない 連武討魔行でも登場 |
【黄泉の花】 | 【アラウネ】 | クエスト討伐対象 |
【オカルトビスク】 | 【メイデンドール】 | デルカダール城では出現しない 連武討魔行でも登場 |
【ムーンキメラ】 | 【スターキメラ】 | |
【ホワイトサンゴラ】 | 【スノーホムンクルス】 | |
【タイプG】 | 【キラーマシン】 | クエスト討伐対象 |
【ドラゴントイズ】 | 【メタルドラゴン】 | 連武討魔行でも登場 |
【ゴライアス】 | 【メガトンケイル】 | |
【アスタロト】 | 【セルゲイナス】 | クエスト討伐対象 |
【ミリオンゼニー】 | 【ジャックポッター】 | PS4版等は連武討魔行でも登場 |
【モッツァレーラ】 | 【フォンデュ】 | 冒険の書の世界限定 |
【スウィートバッグ】 | 【わらいぶくろ】 | 冒険の書の世界限定 |
【キングエレファント】 | 【ガネーシャエビル】 | 冒険の書の世界限定 DQ11Sには登場しない |
転生モンスターのうちサボテンゴールド、黄泉の花、タイプG、アスタロトは【クエスト】をクリアするために倒す必要がある。
貴重なアイテムを持っており、かつドロップ率が高く設定されていることはDQ10オンラインと変わらないのだが、本作の場合それらのアイテムは他にも効率よく入手する方法がいくらでもある(通常入手が拾い物一つのみのオカルトビスクの【ひめのてぶくろ】等、例外もあるが)。
また3DS版の場合、アスタロトを除くクエスト対象モンスターは、該当するクエストを受注している際にはアイテムドロップが設定されてないため【ぬすむ】ができず、【スーパールーレット】を駆使しても経験値アップのみでレアドロップ効果は無意味に終わる。
やり込みで【討伐モンスターリスト】をコンプリートするにあたっては、転生モンスターたちが最大の壁となるだろう。特に【ランダムエンカウント】でしか会えない転生モンスターと狙って出会うのは相当な苦行である。
そのうえ、進行地域の転生モンスターを逐一狙っていったりすると、度重なる戦闘が過剰なレベリング行為となり、適正なゲームバランスを崩す恐れがある。例えばドラゴントイズとゴライアスの二種など、個人の運にもよるが倒せたころにはラスボスがヌルゲーと化している場合もある。
既存の物も含めて転生時に金一色に変色したものが妙に多く、超みちくさ冒険ガイドでも挿絵でネタにされている。
なお【連武討魔行】では転生モンスターの一部が普通に出現する。PS4版ではここでのリスト登録はできないが、3DS版ではこちらで載せることも可能。
DQ11S 
仕様は両モードの各移植元に準じる。【冒険の書の世界】も搭載されているためモッツァレーラとスウィートバッグは2D限定として登場するが、【キングエレファント】が系統モンスターごと削除されたため、総数は3DS版より一種少なくなった。
また新たに追加された【楽な戦いは経験値なし】縛りを実装すれば過剰なレベリングができなくなるため、思う存分転生モンスターを狩ることができる(当然攻略難易度は上がるが)。
イルルカ 
該当する転生元のモンスターにフィールド上で触れてから戦闘に入り、仲間にするか倒し続けていると近くにそのモンスターの色違いとなる別のモンスターが出現しやすくなる。これが「転生モンスター」と呼ばれるものである。
転生モンスターのシンボルそのものがフィールド上に出現し、お供としては出て来ない。上記のDQ10とは仕様が違うので注意。
また、該当する転生元のモンスターがお供として出現した場合は、それを倒したり仲間にしたりしても転生モンスターの出現率は変わらないので注意。
運が良ければそのモンスターを1体も倒していなくても遭遇できる可能性もあり、初めて進入したフィールドにいきなり出現していることもある。
「転生モンスターと【戦闘】する」「転生モンスターに逃げ切られる」「【町】の中に入る」「【ルーラ】を使う」「セーブデータをロードする」「みんなの通信広場に入る」「【すれちがい通信】を始める」のいずれかを行うと、転生モンスターの出現率が元に戻ってしまうので要注意。
ムーンキメラとマッドスミスを除いてメタル系と同様、こちらを見つけると逃げ出し、壁にぶつかると消えてしまう。
ただし、基本的にストーリーのカギの世界である為、【ステルス】は使用可能である。
どのモンスターも位階は転生前の種族より1だけ高い。したがって、どれも転生前と同じ系統・ランクである。
しかし、所持スキル、特性、能力値の上限は基本的に別物。
また、どのモンスターも配合では作る事ができず、ちょうろうじゅ以外のモンスターは配合素材にもならない。
当然ながら、転生元となるモンスターの特殊配合の素材の代わりには使えないので注意(どれも位階は1高いだけなので位階配合の素材の代わりにはなる)。
初めて仲間にすると「○○ハンター」と名の付いたゴールド称号がもらえる。この【称号】も大半は10からの輸入である。
なお、この「○○ハンター」の称号の入手条件、「該当モンスターをライブラリに登録し、入手済みにする」のが条件ではなく、「該当モンスターを所持している」ことが条件のようである。
すなわち、該当モンスターを異世界でスカウトして入手する分には何ら問題ないが、すれちがい通信やローカル交換などで入手した場合、画面上部に「○○ハンター」の称号を手に入れた事を示すメッセージが表示される前に該当モンスターを配合などで使ったり、逃がしたりしてしまうとその称号を入手できなくなる点には注意(該当モンスターを再入手してちゃんとメッセージを表示させれば問題ない)。
どれも仲間にするにはそれなりの根気が必要だが、シルバリヌス以外のモンスターはすれちがいバトルでもスカウトでき、ワイヤーマン、シャドーノーブル、タイプG、クイーンモーモン、シルバリヌスの5体は【錬金カギ】の報酬として選ばれることがある(ただし、雑魚としては出現しない)ので、それを狙ってみるのもいい。
各モンスターの出現条件ともらえる称号は以下の通り。
転生モンスター | 転生前 | 出現場所 | もらえる称号 |
---|---|---|---|
【サボテンゴールド】 | 【サボテンボール】 | 【砂漠の世界】 フィールド(全域) | 黄金仙人掌ハンター |
【ムーンキメラ】 | 【キメラ】 | 砂漠の世界 フィールド(ふしぎな扉のほこら周辺) | 月光魔鳥ハンター |
【ピンクボンボン】 | 【ファーラット】 | 【水の世界】 フィールド(ふしぎな扉のほこら周辺) | 桃色毛玉獣ハンター |
【ワイヤーマン】 | 【くみひもこぞう】 | 水の世界 海神の神殿(1階右側) | 鋼線怪人ハンター |
【ゴールデンコーン】 | 【アルミラージ】 | 【雪と氷の世界】 フィールド(【マンモデウス】周辺) | 黄金一角獣ハンター |
【ハートナイト】 | 【スライムナイト】 | 雪と氷の世界 フィールド(西の国ウェスターニャ周辺) | 真心騎士道ハンター |
【ちょうろうじゅ】 | 【じんめんじゅ】 | 雪と氷の世界 まよいの森(全域) | 千年妖樹ハンター |
【マッドスミス】 | 【くさった死体】 | 【天空の世界】 フィールド(死者の城周辺) | 狂乱不死者ハンター |
【アルケミストン】 | 【トンブレロ】 | 天空の世界 フィールド(ペイの町周辺) | 錬金猪獣ハンター |
【タイプG】 | 【キラーマシン】 | 天空の世界 フィールド(魔王の城周辺) | 殺人鉄機兵ハンター |
【クイーンモーモン】 | 【マポレーナ】 | 【宿り木の塔】 外観、1階 | 女王毛紋ハンター |
【とげこんぼう】 | 【ブラウニー】 | 宿り木の塔 2階 | 凶棒妖精ハンター |
【シャドーノーブル】 | 【ボーンナイト】 | 宿り木の塔 4階への道 | 魔影貴族ハンター |
【シルバリヌス】 | 【セルゲイナス】 | 宿り木の塔 5階への道 | 異界銀魔ハンター |
このうち、【サボテンゴールド】と【シルバリヌス】のみイルルカで初登場のモンスターである。
なお転生モンスターの称号で得られるキーワードは基本的に「同じクエストになるキーワード」の下位で、効率が悪いので注意。
例えばSSランクのモンスターが候補になる「鉄条の」は闘鶏や教皇の下位(2割近く低い)。
イルルカSP 
新たに以下の5種が追加された。
今作で追加されたモンスターは、転生前とは系統は同じだがランクが異なる(いずれも転生前より上位)。
全て配合では生み出せず、あらくれパンダ以外は特殊配合の素材に指定されている。
また3DSの転生モンスターのうち、一部は転生前と転生後の間にモンスターが追加されたため位階が1つ上という関係ではなくなった。
なお、これらの称号で使用可能になる錬金カギのキーワードはいずれもマスターズGP入賞で得られる称号と同じであり、マスターズGPが無くなった事による代替の意味もあると思われる(ただしこれらの中にマスターズGP1位の「堕天使」だけは含まれていない)。
転生モンスター | 転生前 | 出現場所 | もらえる称号 |
---|---|---|---|
【ビーライダー】 | 【あおバチ騎兵】 | 水の世界 フィールド(海上) | 金蜂騎手ハンター |
【あらくれパンダ】 | 【グリズリー】 | 雪と氷の世界 フィールド(北の山前) | 強暴熊猫ハンター |
【トマトマーレ】 | 【マンドラ】 | 雪と氷の世界 迷いの森 | 浮遊赤茄子ハンター |
【セイレーンゴースト】 | 【メイデンドール】 | 静寂亡霊ハンター | |
【グリーンモッキー】 | 【かれくさネズミ】 | 天空の世界 フィールド(ペイの町周辺) | 森林小猿ハンター |
モンパレ 
2014年2月24日から実装。ほとんどの種族のランクがAで、【パレードスキル】?を持つ。
転生元のモンスターが出現する道の通常パレード中に一体だけ低確率で現れ、倒すと専用の称号が貰えるうえ【新生転生】用の素材を落とす。
イベント「転生注意報!」では出現確率が上がる。