【すなけむり】

Last-modified: 2024-01-02 (火) 16:09:36

概要

相手に砂をかけて目をくらませる特技。くらうと命中率が下がる。
要するにMP消費無しの【マヌーサ】である。効果範囲は敵全体。
同じような特技に【まぶしいひかり】もあるが、あちらは効果時間が短い。
 
「砂煙」という名前だけを見るともうもうと煙が上がる姿を想像するかもしれないが、
実際のところは相手の目に直接砂を入れて命中率を下げる特技らしい(「砂が目に入った!」と表示される)。
仮に砂煙で相手をかく乱できるほどとなると、砂の質がかなり限られるだろう。
ちなみに、場所によっては使えないなんてことはない。
チリ一つ落ちていない城の中だろうと、砂はあれども投げられない水の中だろうと、
そこが戦場である限りは砂煙が舞い散る。
 
味方が使える作品もあるが、味方が使う場合でも使用時のメッセージは「砂煙を吐いた!」である。
砂を口から吐いているのか?
どちらかと言えば敵のキャラ付けやバランス調整のために存在する特技。
何しろ砂をかけるだけなので、呪文のマヌーサと違っていろんなヤツが使っても不自然ではないからだ。
現実でも場所さえ選べば簡単に使える特技だが、良い子は絶対にマネしないように。

DQ4(FC・PS版)

この時は敵側の使用者はおらず、【トルネコの特殊行動】でたまに発動するのみ。
ただしDS版では削除されてしまった。可も無く不可も無くといった性能で、削るほどでもなかったと思うのだが。
ちなみに小説版でも使っているが、現場がキングレオ城だったので砂が無かったというギャグになっていた。
もちろんゲーム中では普通に発動する。

DQ5

敵モンスター専用特技。【スカンカー】【ガスミンク】【ボスガルム】【マザーオクト】が使用。
手前二匹はグラフィックの関係上、屁を連想するかもしれないがそんなことはない。たぶん。
冗談はさておき、MPも少なければ消費無しの特技も少ない序盤で食らうと厄介である。
しかも、序盤の主人公はうんのよさが低く、やたらと当たりやすいので印象に残ったプレイヤーも多いだろう。とにかく優先的に倒そう。
後ろ二匹と出会う頃には攻撃手段も充実しているだろうから、そんなに怖くない。
ただマザーオクトは水棲生物なのだが、タコスミのイメージなのだろうか?

DQ6

【盗賊】★1で習得。つまり1回の戦闘で即覚えられる。
MP無消費で敵全体を幻惑状態(物理攻撃の命中率3/8)にする特技。
と聞くと強力そうだが、低貫通の特技となっており無耐性の相手ですら50%、わずかでも耐性があればほとんど当たらなくなるので使いものにならない。
パワータイプの目くらましには素直に【ミレーユ】【バーバラ】が使える(あるいは【魔法使い】★2で覚える)【マヌーサ】を使った方がよい。
 
敵では【キングイーター】が唯一使うのだが、実はこいつの砂煙は命中率が中貫通で味方のそれより強い。まあ低貫通だと一律で強耐性の人間キャラにはほとんど当たらないのでバランス調整だろう。
もっとも、キングイーターと出会うようなレベルで物理攻撃の命中率が下がっても他にいくらでも幻惑の影響を受けない呪文・特技があるので大して困らないのだが。

リメイク版

対象がグループになり、ただでさえ使い道がないのに弱体化…かと思えば味方側が使うものも中貫通に変更され、使い勝手は向上している。逆にそのせいでマヌーサの立つ瀬がない。そんな、ひどい…
エビルドライブの集団等にはそれなりに有効。習得は簡単なので手の空きやすい後衛キャラに一応覚えさせておくのもよいだろう。

DQ7

習得が【盗賊】★2に変更された。また【ミミック(職業)】★4でも覚えられる。
効果はDQ6と変わっていないが、マヌーサ状態がターン経過で消えるようになってしまった。
まあ、目に砂が入っただけなのにずっと治らないというのも変なのだが。
 
敵ではザコの【森の番人】【スモークポット】【イノブタマン】【オークデビル】が使う。
森の番人は序盤のまともな攻撃手段がない頃に登場、スモークポットは攻撃呪文耐性が高めというのが地味ながら嫌らしい。
後の豚二匹はどうにでもなるだろう。
 
一方、ボスでは【イノップ】【ドンホセ】が使う。
ボスのクセに砂煙なんてセコイ、等と思うなかれ、この二体は砂煙のおかげで結構厄介になっている。
特にイノップ戦では呪文・特技を封じられているので、砂煙で通常攻撃も封じられると本当に手も足も出ない。
ドンホセは砂煙に限らず搦め手を多用してくるタイプなので、砂煙にばかり構ってもいられないのが悩ましい。

リメイク版

習得が【盗賊】★1に再調整され、1回の戦闘で【ちからため】と一緒に即覚えられるようになった。
素早さは高いがMPが低いガボに覚えさせておくと、マリベルがマヌーサを使う余裕がない時等に役立つ。
1回の戦闘で覚えられるので、搦め手の少ない主人公にもとりあえず覚えさせておくのも悪くない。

DQ8

特技としては再び敵専用に…というか、【デンデン竜】の専売特許に。
スカウトモンスターの【でんすけ】も使える。
序盤なので食らうとかなり厄介なのだが、本当に厄介なのはどっちかというとデンデン竜そのものである。
ヤツはステータス全体が同じ地域のモンスターより高く、【かえんのいき】も吐いてくるからだ。
 
プレイヤー側も【砂塵のヤリ】を道具で使うことで疑似的に使用できる。

DQ9

【ドロザラー】【サンドシャーク】が使う。名前からして使いそうな二匹である。
ドロザラーは最序盤のモンスターなのでできれば食らいたくないのだが、そもそも最序盤なので非常に弱い。
サンドシャークはスクルトも使って物理攻撃に備えるという頭脳プレイの使い手である。

DQ11

【デンデン竜】系、【とらおとこ】系のモンスターが使う。
とらおとこ系が使う場合のみ対象が単体になっている。

バトルロード1

DQ8と同様、【デンデン竜】が使う。
本編とは若干効果が違い、敵単体に砂をぶっかけダメージを与え、確率で命中率低下を付加する。

星ドラ

Bランクほじょとくぎとして登場。
最大強化CT : 15秒
最大強化効果 : 45%の確率で敵全体の命中率を50%下げる